著者
橋本 直樹
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.492-499, 2010 (Released:2016-01-25)
被引用文献数
1

日本の酒について,現在に至るまでの各時代において酒の果たした役割,人との関わりあるいは飲まれ方などを改めてまとめて戴いた。特に最近の酒類の消費動向を詳細に解析して,日本人の飲酒に対する考え方が大きく変化し,かつその方向性をも見失っている時期に突入している事に警鐘を鳴らすとともに,今まで日本が辿ってきた酒の歴史を再度振り返る事の中に各酒類が低迷から抜け出すヒントがあるのではとのご指摘を戴いた。

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著者
橋本 直樹
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.128-132, 1980-02-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
28
著者
橋本 直樹 園生 遥 牛込 翔平 菊田 宏 永園 弘 廣津 登志夫 新村 正明
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2014-IOT-24, no.24, pp.1-6, 2014-02-20

Software Defined Networking (SDN) はプログラムによって動的に,かつ抽象化されたネットワーク制御を可能とする技術である.制御を転送機能から分離することでアプリケーションとの融和を可能にするアーキテクチャを持つ.本稿ではアプリケーションと連携したネットワーク制御の一つとして,認証基盤と連携したネットワークレベルでのアクセス制御の手法の実現について述べる.ここではキャンパスネットワークを対象とし,大規模ネットワークで一般的なディレクトリサービスである LDAP を用いてネットワーク自体へのアクセス権限を管理する.アクセス権限に付随する属性情報によって内部ネットワークで提供される Web コンテンツへのアクセスを制限することで,より柔軟かつ簡便な制御を行う仕組みを提供する.
著者
山崎 永尋 尾崎 紘子 谷 耕一 橋本 直樹
出版者
北海道農事試驗場北農會
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.419-424, 2012 (Released:2013-07-30)

アスパラガスに発生する条状傷が,再現試験によりツマグロアオカスミカメによる被害であることが確認された。アスパラガスが萌芽する5月中旬から本種の越冬卵が孵化し,同時に被害が始まり,収穫期間が終了する6月中旬頃に成虫になる。その後,株養成のために立茎されたアスパラガスに産卵された2世代目が増殖して越冬卵を産んで翌年の発生源に事が確認された。防除薬剤の検討を行ったところ,散布後時間が経過すると効果は認められず,有効な解決策は見いだせなかった。
著者
橋本 直樹 薗部 正和 加藤 尚志 村上 徹
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
pp.19-00095, (Released:2019-09-05)
参考文献数
11

JR east is developing a new ground coil to handle future speed increments in Shinkansen trains, as it is necessary to expand response distance of ground coils to cope with higher speeds. In addition, when lowering the mounting position of ground coils (as a measure against damage from falling ice), a need arises to adjust (expand) response distance. Therefore, in this research, we investigated measures to expand response distance of ground coils from the view point of feasibility, while maintaining compatibility with the current method. This research proved that an external power supply is effective for expanding response distance, so we have built a prototype ground coil with a built-in battery as a means of external power supply. The voltage detection control circuit supplies battery power only when electromagnetic waves are detected. The circuit configuration also uses a voltage induced by electromagnetic waves. This allows the battery to be used for more than 10 years. The high-speed rotation test confirmed that the prototype ground coil is capable of coping with 400 km/h even 300 mm from the ground coil and the on-board antenna. A falling-weight test confirmed that a new sturdier mounting base was capable of withstanding a load equivalent of 400 km/h. Since it was conformed that the prototype’s sufficient performance, we now plan to conduct a field test for practical use.
著者
橋本 直樹
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.8, pp.508-511, 1982-08-15 (Released:2011-11-04)

昨年, 筆者らは「ビール5000年の旅」の映画製作を機に, 古代エジプトのビールづくりを再現した。本稿ではその際の資料の収集, 体験をもとに, 古代と現代のビールづくりの手法を比較, 対比しながら, 5,000年にわたるビールづくり発展の歴史を平易, かつ興味深く解説していただいた。
著者
江島 正 橋本 直樹
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.78, no.7, pp.513-518, 1983-07-15 (Released:2011-11-29)
参考文献数
17

酒類の品質を評価する場合, 官能検査は総合性, 迅速性, 質の測定などの点で機器分析よりも優れている。 ビール仁おける官能検査の手法, 香味構造, 官能検査と化学分析との対応などについて解説していただいた。 官能検査を品質管理, 製造工程の管理に役立てる場合に大いに参考となろう。
著者
橋本 直樹
出版者
日本門脈圧亢進症学会
雑誌
日本門脈圧亢進症学会雑誌 (ISSN:13448447)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.114-118, 2011-06-30 (Released:2013-12-24)
参考文献数
13
被引用文献数
1

脾摘後症例は,肺炎球菌を中心とした莢膜保有菌により重症感染症に罹患しやすくoverwhelming postsplenectomy infection(以下OPSI)として知られている.急激な臨床経過と高い死亡率のため治療法よりもむしろ予防に重点がおかれ,肺炎球菌ワクチンの接種,抗菌薬の予防的投与などが臨床的に推奨されている.欧米においては,OPSIの予防のため脾摘後患者に対する肺炎球菌ワクチンのガイドラインは普及している.しかし,我が国では,ITPに対するガイドラインのみであり,また脾摘後患者に対するアンケート調査においても,肺炎球菌ワクチンの投与はほとんどされていなかったのが現状であり,いまだ我が国においては,欧米のように脾摘後患者に対する肺炎球菌ワクチンのガイドラインが普及しておらず,早急に消化器病医,消化器外科医,救急医が中心になり,欧米のようなガイドラインの作成が急務のように思われる.
著者
橋本 直樹
出版者
日本門脈圧亢進症学会
雑誌
日本門脈圧亢進症学会雑誌 (ISSN:13448447)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.16-18, 2014 (Released:2016-12-27)
参考文献数
14
被引用文献数
1

脾摘および脾機能低下症例は肺炎球菌やインフルエンザ菌を中心とした莢膜保有菌により重症感染症に罹患しやすく終生,脾摘後重症感染症overwhelming postsplenectomy infection(OPSI)に罹患する可能性がある.特に,脾機能低下症例やPSE症例で末梢血にHowell Jolly bodyの出現した症例は脾機能低下からOPSIになる可能性があり,脾摘と同様のOPSIに対する対応をすべきである.本症に対する対策として重要なのが発症早期における治療である.早期治療を行う上で現状において最も不足している要素が医療,患者両方の教育および啓蒙という点である.初診にあたると思われる開業医や救急病院医師が本病態に対して認識を深めることが大切である.医療側の自覚のみならず,患者側にも十分な情報が行き届くように患者用情報資料や携帯用の警告提示物(ブレスレット,ペンダント)の作成なども考慮すべきである.
著者
古屋 智規 高橋 賢一 橋爪 隆弘 久保田 穰 和嶋 直紀 橋本 直樹 伊藤 誠司 鈴木 行三 伊藤 良正
出版者
Japanese Society for Abdominal Emergency Medicine
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.121-125, 2003

bolus造影helical CTによりIIIb型膵頭部完全断裂と診断し, 尾側膵胃吻合を行って良好な経過を得た症例を経験したので報告する. 症例は19歳, 女性. 2001年8月27日, 軽ワゴン運転中防雪棚に衝突. 上腹部をハンドルに強打し近医に搬送された. 収縮期血圧62mmHg, 腹部造影CTで外傷性膵損傷と診断されたが, 損傷程度の把握不能で翌日当科に紹介された. 腹膜刺激症状あり, 気管内挿管後にbolus造影helical CTで膵頭部の完全断裂と診断して直ちに開腹した. 膵は上腸間膜静脈~門脈本幹右縁で完全断裂していた. 頭側主膵管は縫合閉鎖し, 尾側膵断端は主膵管にカニュレーションし, 端側で胃後壁に吻合した. 術後経過良好で術後49日で退院し, 術後膵機能に問題なく, 現在元気に社会復帰している. bolus造影helical CTが外傷性膵損傷の損傷部位と程度の把握に有用で, III型膵頭部完全断裂と診断された場合, 尾側膵胃吻合は, 手技が単純でかつ機能温存の面からも極めて有用な術式と考えられた.
著者
橋本 直樹
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
1971

博士論文
著者
橋本 直樹
出版者
食品資材研究会
雑誌
ニューフードインダストリー (ISSN:05470277)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.36-43, 2010-02
著者
橋本 直樹 野田頭 達也 藤田 正弘 高屋 誠章 熊谷 達夫 田中 正則 佐々木 睦男
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.323-327, 2000 (Released:2011-06-08)
参考文献数
26

症例は35歳の女性で, 下腹部腫瘤を主訴とし近医を受診, 卵巣腫瘍の診断で当院産婦人科にて両側付属器切除術が施行された. 組織診にて印環細胞癌と診断されたため, 当院内科にて胃内視鏡検査を施行し, 胃体中部大彎にIIc病変が認められた. 生検にて印環細胞癌と診断され, 当科にて胃全摘術3群郭清を施行, 再建はρ吻合, Roux-Y法で行った. 病理組織学的検討では深達度m, リンパ節転移n2 (+), 脈管侵襲はly (-), v (-) であった. 術後, 化学療法を施行し, 現在外来にて経過観察中である.一般にKrukenberg腫瘍は播種性転移として取り扱われているが, 本症例では肉眼的および腹水細胞診での腹膜播種は認められなかった. 検索した限りでは胃粘膜内癌によるKrukenberg腫瘍の報告は6例のみで, 本症例はまれであると考え報告した.
著者
大塚 耕太郎 鈴木 友理子 藤澤 大介 米本 直裕 加藤 隆弘 橋本 直樹 岩戸 清香 青山 久美 佐藤 玲子 鈴木 志麻子 黒澤 美枝 神先 真
出版者
岩手医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

医療、精神保健、および家族、社会的支援制度に該当する領域(法律、生活相談)、教育など幅広い領域におけるゲートキーパー養成プログラムを内閣府と協力して作成した。また、内閣府との共同で全国へ研修会やITを通じた普及を図り、ファシリテーター養成のためのプログラムを提供した。うつ病、統合失調症、不安障害、物質依存という4つの精神疾患の危機対応法プログラムとファシリテーター養成プログラムの開発を地域の精神保健に関する関係機関と共同で行い、有効性や妥当性を検証した。
著者
久住 一郎 伊藤 侯輝 豊巻 敦人 橋本 直樹
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

北海道内の精神科医療機関初診患者において初診患者(16-30歳)157名を対象に精神病発症高リスク状態(ARMS)患者の有病率を検討したところ、25名(15.9%)であった。統合失調症の病態に関係する生物学的マーカー(中間表現型)として、社会認知の基盤となるbiological motion(BM)知覚、自発的な意思に関わる遂行機能(スイッチング課題)、作業記憶過程(Sternberg課題)における事象関連同期が有用であることを見出した。