著者
岡林 義弘 清水 武 安藤 芳之 西田 正方 北村 純 太田 正隆 佐々木 俊哉
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.927-932, 1990

最近の高令化に伴い, 大腸癌の増加が謂われており, われわれは農村地域における大腸癌の実態を知るため調査を行なった。<BR>昭和48年より15年間の大腸癌症例は, 338例で性差はなく, 60才代がもっとも多く, 次いで70才代と60才以上の患者が62%を占めた。<BR>部位に関しては, 直腸が140例41%ともっとも多く次いでS状結腸であった。切除率は94.3%, 治癒切除は68.3%に可能で, 治療切除例の累積5年生存率は77%, 10年生存65.9%であった。<BR>大腸早期癌は24例と小数で, ほとんどが進行癌であり, 糞便潜血スクリーニング検査による大腸癌集検もようやく普及の段階になり, 今後は検診数を増して早期発見, 治療に努めねばならない。このほかpm癌, 腸閉塞をきたした癌などについても検討を加えた。
著者
清水 武俊
巻号頁・発行日
2018-03-22

Hokkaido University(北海道大学). 博士(水産科学)
著者
清水 武 石川 幹人
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.5-16, 2012-03-01

本研究では、乱数生成器(REG/RNG)によるフィールドRNG実験を実施し、フィールド意識と非意図的PKが、事前に記録された物理乱数をターゲットにした場合に、過去遡及的な影響を及ぼし、偏りを与える可能性を検討した。実験者は、日本のプロ野球の試合が開催された時間に8回、野球場にエントリーした。事前記録された複数の乱数ターゲットがノートブックPCに提示され、同様に物理乱数もリアルタイムに生成された。実験の結果、残念ながら事前記録のターゲットに対して、過去遡及的な効果はみられず、リアルタイムに生成した物理乱数においても偏りが得られなかった。最後に、フィールド意識に関連した今後の課題が議論された。
著者
清水 武
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2005-01

制度:新 ; 文部省報告番号:甲1972号 ; 学位の種類:博士(人間科学) ; 授与年月日:2005/3/15 ; 早大学位記番号:新3899
著者
大久保 雅基 横林 敏夫 清水 武 五島 秀樹 鈴木 理絵
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.630-633, 2005-12-20
被引用文献数
3 3

We studied soft tissue injuries of the oral cavity caused by a toothbrush in 59 children younger than 7 years from 1983 through 2003. There were 35 boys and 24 girls aged 9 months to 6 years 7 months, with a peak incidence at 1 year. Falling down was the cause of injuries in 46 children. Forty-one children visited us directly, whereas others were referred to us by surgeons, emergency specialists, dentists, otolaryngologists, and others. Thirty-one children presented within 3 hours after injury and 15 the following day. The soft palate and palatoglossal arch, buccal mucosa, hard palate, oral floor, retromolar region, upper lip, gingiva, and tongue were involved in 25, 20, 6, 3, 2, 1, 1 and 1 child, respectively. Lacerations greater and less than 10 mm long were seen in 20 and 16 hildren, respectively. Submucous bleeding was present in 13 children, and scratches were present in 10 children. In 3 children, the wound was associated with herniation of the buccal fat pad. The wound was sutured and antibiotics were given to 23 children. Twenty children were observed without antibiotic treatment, and 16 children were given antibiotics. Local infection occurred in 3 children.
著者
大久保 雅基 横林 敏夫 清水 武 五島 秀樹 鈴木 理絵
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.630-633, 2005-12-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
9
被引用文献数
3 3

We studied soft tissue injuries of the oral cavity caused by a toothbrush in 59 children younger than 7 years from 1983 through 2003. There were 35 boys and 24 girls aged 9 months to 6 years 7 months, with a peak incidence at 1 year. Falling down was the cause of injuries in 46 children. Forty-one children visited us directly, whereas others were referred to us by surgeons, emergency specialists, dentists, otolaryngologists, and others. Thirty-one children presented within 3 hours after injury and 15 the following day. The soft palate and palatoglossal arch, buccal mucosa, hard palate, oral floor, retromolar region, upper lip, gingiva, and tongue were involved in 25, 20, 6, 3, 2, 1, 1 and 1 child, respectively. Lacerations greater and less than 10 mm long were seen in 20 and 16 hildren, respectively. Submucous bleeding was present in 13 children, and scratches were present in 10 children. In 3 children, the wound was associated with herniation of the buccal fat pad. The wound was sutured and antibiotics were given to 23 children. Twenty children were observed without antibiotic treatment, and 16 children were given antibiotics. Local infection occurred in 3 children.
著者
橋本 和佳 百合 草誠 松田 秀人 高田 和夫 犬飼 敏博 土屋 智昭 吉田 真琴 清水 武藤
出版者
Japanese Society for Mastication Science and Health Promotion
雑誌
日本咀嚼学会雑誌 (ISSN:09178090)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.52-59, 2007-05-31 (Released:2010-07-21)
参考文献数
22
被引用文献数
1

今回著者らは, 日常のさまざまな咀嚼習慣のなかでの食物性状の選択という問題が生活習慣病発症に及ぼす影響を明らかにする目的で, ラットを用いて, 異なった性状の飼料での飼育時の糖代謝の違いを検討した.Wistar系ラットを4週齢時より, 成分は同一で固形状または粉末状と性状の異なる飼料のみで飼育し, 絶食後にグルコースを経口投与し, 血糖値の推移を検討した.その結果, グルコース投与後の血糖値は, 42週齢以前では両群間に有意差がなかったが, 45, 48, 51週齢時には有意差が認められ, すべて粉食群は固形食群より大きな値を示した.また, 血糖値の最大値は3つの週齢時とも粉食群は固形食群に比較して遅延して発現するとともに, 粉食群は血糖値の高い状態が持続した.また, 糖代謝に差異の認められた週齢時には, 両群間の体重にも差異が認められ, 粉食群が固形食群より大きな値を示した.これらのことより, 育成時における飼料の性状に伴う咀嚼機能の促進が成長後 (45週齢以降) の糖代謝の充進に寄与することが明らかとなった.また, 咀嚼習慣や食習慣に関する指導が生活習慣病予防や治療の一つとなる可能性が示唆された.
著者
岩本 俊彦 赤沢 麻美 阿美 宗伯 清水 武志 馬原 孝彦 高崎 優
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.36, no.8, pp.565-571, 1999-08-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
15
被引用文献数
2 3

暑熱による脱水症が誘因と考えられた高齢者脳梗塞例を通して暑熱, 脱水症と脳梗塞との関係を検討した. 対象は最高気温が連日概ね30度を越えていた2週間に当病院を受診した65歳以上の急性期脳卒中 (高齢猛暑群n=5) である. 対照にはその前後4週間に脳卒中で受診した高齢者の前群 (n=5), 後群 (n=3) を, また65歳未満の若年猛暑群 (n=1), 若年前群 (n=5), 若年後群 (n=2) を各々高齢対照群, 若年群として用い, 臨床所見, 画像所見を後方視的に検討した. 高齢猛暑群は全て脳梗塞で, その頻度は高く, いずれも活動した日の正午までに発症したのが特徴的であった. 1例 (78歳) は橋梗塞例で, 既往に多発性ラクナ梗塞があり, 嚥下障害がみられていた. 2例 (73,89歳) はラクナ梗塞例で, このうち1例は前立腺肥大症による頻尿を恐れて飲水制限をしていた. 他の2例 (76,83歳) は心原塞栓性梗塞例 (1例は再発例) であった. 高齢猛暑群では皮膚緊張度の低下, 舌の乾燥が全例に, BUN/Cr比≧25も透析患者を除く4例中3例に, フィブリノゲン上昇も3例中2例にみられ, 特にBUN/Cr比は若年群より有意に高かった. ヘマトクリット値の上昇はなかったが, 発症時の状況や臨床所見から脱水症が疑われ, 補液したところ, 皮膚緊張度は改善し, 3例の非塞栓性脳梗塞には抗血栓療法を施行して2例は軽快した. 以上より, 猛暑下での過剰発汗が高齢者の脱水症を助長し, 脳梗塞を惹起したものと考えられた. 高齢者は暑熱で脱水症をきたし易く, また脳梗塞が午前中に多かったことから, その予防には起床時の十分な飲水が重要であることが示唆された.
著者
小林 宏行 河合 伸 押谷 浩 酒寄 享 小池 隆夫 大西 勝憲 斎藤 玲 中山 一朗 富沢 磨須美 大道 光秀 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 青木 信樹 関根 理 鈴木 康稔 荒川 正昭 和田 光一 岡 慎一 稲松 孝思 増田 義重 島田 馨 柴 孝也 吉田 雅樹 佐藤 哲夫 林 泉 宍戸 春美 赤川 志のぶ 永井 英明 渡辺 尚 馬場 基男 松本 文夫 桜井 磐 嶋田 甚五郎 堀 誠治 小田切 繁樹 鈴木 周雄 高橋 健一 平居 義裕 石丸 百合子 山本 俊幸 鈴木 幹三 山本 俊信 下方 薫 齋藤 英彦 成田 亘啓 三笠 桂一 三木 文雄 二木 芳人 副島 林造 澤江 義郎 仁保 喜之 大泉 耕太郎 市川 洋一郎 徳永 尚登 原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 伊藤 直美 松本 慶蔵 永武 毅 宇都宮 嘉明 力富 直人 那須 勝 山崎 透 斎藤 厚 普久原 浩 広瀬 崇興 佐藤 嘉一 熊本 悦明 河村 信夫 岡田 敬司 稲土 博右 守殿 貞夫 荒川 創一 宮崎 茂典 大森 弘之 公文 裕巳 小野 憲昭 渡辺 豊彦 村田 匡 熊澤 淨一 松本 哲朗 尾形 信雄 高橋 康一 天野 拓哉 中村 元信 山本 松男 清水 武昭 岩井 重富 国松 正彦 大塚 一秀 中川 良英 渡辺 哲弥 松山 秀樹 杉山 勇治 中山 一誠 品川 長夫 真下 啓二 真辺 忠夫 木下 博明 森本 健 久保 正二 藤本 幹夫 上田 隆美 岩佐 隆太郎 横山 隆 児玉 節 津村 裕昭 松田 静治 保田 仁介 山元 貴雄 岡田 弘二 遠藤 重厚 山田 裕彦 高桑 徹也 斎藤 和好 相川 直樹 田熊 清継 藤井 千穂 福田 充宏
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.846-871, 1997-10-25
被引用文献数
7
著者
田中 伸厚 北山 努 清水 武司
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
茨城講演会講演論文集 : Ibaraki district conference
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.81-82, 2002-08-23

The symplectic semi-Lagrangian (SSL) method was developed in order to improve the preservation of physical quantities of semi-Lagrangian method. In the method, symplectic integrators are adopted in searching for the upstream point in the semi-Lagrangian method. The purpose of this paper is to verify the validity of symplectic Semi-Lagrangian method for a practical fluid problem, that is two-dimensional incompressible viscous flow. We compare here two kinds of implicit symplectic integrators; second-order gauss method and second-order trapezoidal rule method. The computed results show that the SSL can take such large time-step size over Courant number 1 without loosing computational accuracy. It also turns out that second-order gauss method is more accurate than the trapezoidal rule method.