著者
渡辺 康行
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

リベラリズムを基礎とする憲法学にとって中核的をなす思考は「国家の倫理的中立性」である。本研究は、「国家の宗教的中立性」や「国家の信条的中立性」という原則が、裁判においてどのように作用しているかを、日本とドイツを素材として考察した。その結果、こうした客観的原則が法解釈の場面で働く場面は限定的にとどまること、そのことを踏まえてまずは主観的権利論で論じていくほうが適切な場合が多いということを論じた。
著者
渡辺 康徳 渡辺 俊行 龍 有二 赤司 泰義 川上 司
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.62, no.495, pp.21-29, 1997-05-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
8
被引用文献数
1

The purpose of this study is to analyze indoor thermal environment of a highly insulated airtight house in seasonal hot-humid area. In this paper, shelter performance, indoor thermal environment, and energy consumption of a highly insulated airtight house installed with central ventilation system and ordinary houses were investigated in Kitakyushu. The major conclusions of this measurement are as follows. l)This house is excellent in heat insulating and airtightness compared with the ordinary houses. The heat loss coefficient per floor area of the house is 2.53 W/(m^2・K) and equivalent leakage area per floor area of the house is 0.94 cm^2/m^2 measured by the pressrization method. (0.56 cm^2/m^2 by the depressurization method) 2)There is a room for improvement in the indoor thermal environment on air-conditioning during the summer, because this house had no consideration for solar shading and there are some problems about the position of thermosensor for air-conditioning and the balance of the air-flow below the floor level. 3)It is efficient to use the ventilation system installed with a sensible and latent heat exchanger at a highly insulated airtight house diring both summer and winter.
著者
矢崎 貴紀 小林 慎一 後藤 芳文 森 研堂 今井 航 渡辺 康孝 中村 大輝
出版者
一般社団法人 日本理科教育学会
雑誌
理科教育学研究 (ISSN:13452614)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.669-675, 2023-03-31 (Released:2023-03-31)
参考文献数
16

平成14年度より文部科学省が推進しているスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業では,学習者が主体的に探究活動に取り組むことが期待されている。本研究では,SSHにおける主体的な探究活動に影響する要因を明らかにすることを目的とした調査を実施した。中学3年生と高校生の計714名を対象とした質問紙調査を分析した結果,SSHにおける主体的な探究活動に影響する要因として「他者からの受容」「達成経験」「自己効力感」の3点が明らかになった。本研究の結果を踏まえれば,受容的な他者に支えられて達成経験を重ねる中で自己効力感を高めていくことが,SSHにおける生徒の主体的な探究活動の生起につながると考えられる。
著者
渡辺 康 小川 剛志 石川 允
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.517-522, 1994-10-25 (Released:2019-02-01)
参考文献数
3

THIS STUDY INVESTIGATES THE CAUSES OF BUSINESS AND COMMERCIAL AGGLOMERATION IN THE CENTRAL AREA OF TOKYO, ANALYZING THE DENSITY OF THE EMPLOYEES BY CHOMOKU FROM 1978 TO 1991. THE EXPANSIONS OF THE AGGLOMERATION TOOK PLACE IN THE CENTRAL AREA OF TOKYO AND ITS ADJUSTABLE AREA, THE ADJUSTABLE AREA OF THE SUBCENTERS, THE SUBCENTERS. TAKADANOBABA AREA MARUNOUTI AREA, ARONG ARTERY ROADS FROM THE CENTER TO THE SUBCENTERS. SHIBA. SHIBAURA, 00SAKI. GOTANDA.
著者
渡辺 康 川島 孝之 石川 允
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.817-822, 1993-10-25 (Released:2019-09-01)
参考文献数
8

THIS STUDY INVESTIGATES THE CAUSES OF BUSINESS AND COMMERCIAL AGGLOMERATION IN THE CENTRAL AREA OF TOKYO, ANALYZING THE DENSITY OF THE EMPLOYEES BY CHOMOKU FROM 1988 TO 1990. THE EXPENSIONS OF THE AGGLOMERATION TOOK PLACE IN THE CENTRAL AREA OF TOKYO AND ITS ADJUSTED AREA, THE AJUSTED AREA OF THE SUBCENTERS, THE SUBCENTERS, TAKADANOBABA AREA MARUNOUCHI AREA, ALONG ARTERY ROADS FROM THE CENTER TO THE SUBCENTERS, SHIBA, SIBAURA, OOSAKI, GOTANDA.
著者
藤井 恒 渡辺 康之
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
no.169, pp.10-24, 1997-05-20
被引用文献数
1

1996年8月18日〜24日に行われたギフチョウフォーラムの懇親会は,メインテーマであるはずのギフチョウの話よりもむしろ「オオモンシロチョウ」の話題で盛り上がった。筆者の一人,藤井は北海道の川田光政氏や青森の工藤忠氏からの情報で,北海道の道南部だけでなく,稚内や青森県の竜飛崎付近でもオオモンシロチョウが採れたということをこの時すでに知っていた。すぐにでも北海道へ飛んで行きたい気分であったが,ギフチョウフォーラムの仕事をすっぽかす訳にもいかず,ギフチョウフォーラム終了後に調査に出かけることを決めていた。一方,渡辺も9月中旬には大雪山へ行くのでその際,オオモンシロチョウの撮影などを行うことにしていた。その後,紆余曲折を経て,結局一緒に調べに行きましょうとが決まったのが,8月27日の夜。翌日の早朝,大阪伊丹空港で落ち合うこととなった。ここでは,この時の調査行の結果を簡単に報告しておきたい。なお,8月28日〜8月31日午後までは2人で行動を共にしたが,それ以降は別行動をし,藤井は9月1日〜5日まで青森県で調査を行い,渡辺は9月2日〜12日まで大雪山に滞在した後,9月13日に札幌で調査を行った。
著者
渡辺 康之
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.174, pp.16-24, 1998-01-25 (Released:2017-08-19)
参考文献数
14

1997年9月26日から10月10日までおよそ2週間の日程でヨーロッパ各地,と言ってもイギリス,フランス,ドイツ,チェコの4カ国を駆け足で回った。そのおり季節外れながら採集地を訪れたり,自然史博物館やバタフライ・ハウス,インセクト・フェアーなどを見てきたので,ここに紹介しておきたい。
著者
渡辺 康之
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.174, pp.16-24, 1998
参考文献数
14

1997年9月26日から10月10日までおよそ2週間の日程でヨーロッパ各地,と言ってもイギリス,フランス,ドイツ,チェコの4カ国を駆け足で回った。そのおり季節外れながら採集地を訪れたり,自然史博物館やバタフライ・ハウス,インセクト・フェアーなどを見てきたので,ここに紹介しておきたい。
著者
渡辺 康之
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
no.238, pp.2-7, 2013-09-25
著者
松岡 剛志 一木 博文 江川 賢祐 渡辺 康太郎 春山 元秀
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.130, no.9, pp.592-595, 2010-09-01 (Released:2010-09-01)
参考文献数
2
被引用文献数
1 1

本記事に「抄録」はありません。
著者
伊藤 綾子 渡辺 康 中島 正博
出版者
マイコトキシン研究会
雑誌
マイコトキシン (ISSN:02851466)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.7-13, 2008-01-31
被引用文献数
1

チョコレート中のアフラトキシン(アフラトキシンB<sub>1</sub>, B<sub>2</sub>, G<sub>1</sub>, G<sub>2</sub>;AFs)分析法を確立し、室内再現精度の確認を実施した。チョコレート中のAFsは、アセトニトリル-メタノール-水(60+10+40, v/v/v)で抽出し、イムノアフィニティカラムにより精製後、蛍光検出HPLCにて定量を行った。試料にAFs標準液を0.1および10.0 μg/kgの濃度となるように添加し、日内および日間における繰り返し試験を行った結果、全てのAFsにおける回収率は90-97 %、併行再現性の相対標準偏差は1.7-3.3 %、日間再現性の相対標準偏差は0-4.1 %、異日分析における室内再現性の相対標準偏差に対するHorRatは、全て0.2以内であった。以上の結果から、チョコレート中のAFsは本法により精度良く分析できる事が確認された。
著者
山上 祐希 入江 正樹 佐々木 晃一 渡辺 康夫 白井 宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.35, pp.29-34, 2005-04-21
被引用文献数
7

近年, 無線LANや自動車レーダ等に見られるように, ミリ波帯電波以上の利用が進みつつあり, これに沿って高周波帯における電波吸収体の開発研究が行われている. 高周波帯電波吸収体に求められる性能として, 薄形・軽量, 耐環境性能, 広帯域, 広角度性能, 両偏波対応が挙げられる. 電波吸収体の実現には, 電波吸収体材料の電気材料定数の計測, 電波吸収体材料の理論的検討, 厚みの設計及び電波吸収体の製造, 吸収量の計測及び特性評価の4つの過程が必要となる. 本稿では, 不燃性, 耐候性, 意匠性に優れ, 軽量な酸化チタン多孔体を用い, Wバンド電波吸収体を試作評価した結果を報告する. 実験方法として, 試作した電波吸収体の複素比誘電率を計測し, 電界ベクトル回転法と反射電力法を用い吸収量計測を行った. その結果, Wバンドでの電波吸収体の作製が可能であることを示した.