著者
片山 正章 吉松 昭夫 立野 学 小森 聡 澤田 大作
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.763-768, 2014 (Released:2018-01-25)
参考文献数
4
被引用文献数
1

自動車排気から効率的に熱回収可能で,コンパクトなα型スターリングエンジンを利用した自動車用排熱回収システムを開発.高い熱交換性能と,熱変形への追従性の両立を狙った高温側熱交換器を考案.排気エネルギーを有効に利用するための熱流れシミュレーションの結果,ハイブリッド車両時速100km 運転条件で,回収効率7.6%を達成.
著者
府川 修 相原 坦道 石井 完治 菊池 淳 増山 祥二 片山 正文 小暮 哲夫
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科研究会講演集 (ISSN:03878031)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.36-41, 1981 (Released:2012-10-29)
参考文献数
5

10 cases having abnormal angiographical findings which showed the stenosis or occlusion of middle cerebral artery with moyamoya phenomenon were reported. The characteristics of these cases were summarized as follows. 1) It showed high incidence in female (3 males and 7 females). 2) These patients involved two young cases ranged in age from 4 years to 62 years. 3) Intracranial hemorrhage was cofirmed in 4 cases and onset of symptom in other 6 cases was similar to that of cerebral infarction. 4) 5 cases showed a unilateral occlusion of middle cerebral artery at its origin and 2 cases showed a unilateral stenosis of M1 portion, with moyamoya vessels in this region. 5) Two cases demonstrated bilateral occlusion of middle cerebral artery, and one showed a right stenosis and left occlusion of middle cerebral artery, with moyamoya vessels. 6) On the other hand, we could not find a stenosis on the intracranial internal carotid artery in these cases. 7) These findings suggested that such cases may be different from the so-called“Moyamoya disease”.
著者
カシヤプ クムド 和田 忠浩 片山 正昭 山里 敬也 小川 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
巻号頁・発行日
vol.95, no.590, pp.95-100, 1996-03-18
参考文献数
4
被引用文献数
2

本論文は, 送信機の非線形増幅特性が帯域制限スペクトル拡散CDMAシステムの特性に与える影響について述べている. 非線形増幅特性としては, バンドパスハードリミタ(BPHL)を考える. また変調方式として, 帯域制限による包絡線変動が比較的小さいπ/4-shift QPSKとπ/2-shift BPSKを採用し, 多元接続時におけるビット誤り率特性を求め, 非線形増幅の下における両変調方式の有効性を示した. また帯域制限された信号を非線形増幅することによるスペクトルの広がりについても, 帯域外幅射電力で評価し特にπ/2-shift BPSKが良い特性を示すことを明らかにした.
著者
片山 正夫
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.104-110, 1952

Up to the present day, the affinities of <I>Döderleinia berycoides</I> (H<SUB>ILGENDORF</SUB>) are not certainly known. In this anatomical study it was found that this species was closely related to <I>Synagrops japonicus</I> (S<SUB>TEINDACHNER</SUB> et D<SUB>ÖDERLEIN</SUB>). It is worthy of a special mention that it is characteristic of these species to have a spherical hollow on each siele in the basioccipital and the exoccipital of the ventral side of the cranium, which the writer herein calls the basicccipital fossa, and in which the anterior spherical branch of the air-bladder firmly fits. In spite of the resemblance of <I>Synagrops</I> to <I>Apogon</I> (A pogonidae) in having the seperated dorsals and two spines in anal fin, the affinity of this genus seems rather closer to Döderleinia. It should be transferred to the Serranidae and included in the Doderleininae with the latter. On the other hand, these genera are related to <I>Stereolepis, Malakichtliys</I> (Serranidae), and <I>Acropoma</I> (Acropomidae) in some important features.
著者
三家 祥平 小林 健太郎 山里 敬也 片山 正昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.153, pp.19-24, 2010-07-22

協調スペクトルセンシングシステムでは,複数のノードがスペクトルセンシングを同時に行い,判定結果をコントロールチャネルを通してフュージョンセンターに報告する.本稿では,このコントロールチャネルの周波数帯域幅の利用効率の改善を目指す.帯域幅の有効利用のため,各ノードにおける判定条件に逐次検定を適用した.逐次検定により,ノードからの報告のタイミングがずれるため,同時報告数の最大値が減り,コントロールチャネルに必要な帯域幅を削減することができる.また逐次検定は,同時報告数を減らすだけではなく,一次システム信号の検出精度も改善できることを,数値例により示す.さらに,報告数の偏りを考慮したフュージョンセンターの最終判定規準を提案し,さらなる検出精度の改善が実現できることを示す.
著者
岡安 祥夫 片山 正樹 篠原 徹
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.8-12, 1996-01-10 (Released:2009-11-12)
参考文献数
8

工場プラントの運転安定化, 要員極少化の技術課題の一つとして, アミノ酸 (リジン) 精製工程における結晶の色測定への画像処理技術の適用が検討された.これまで結晶溶解液の分光光度計の透過率を人手により測定し監視していたが, 常時分析はできず, オンライン測定方法の導入が望まれていた.本論では分光光度計の原理である光の透過率の式と結晶面における光反射の式との関係を解析し, 画像処理測定値による透過率の推算式を導出した.この推算式の各パラメータを, 画像処理の実験により決定することによって, 推算式により検量誤差 3% の精度で分光光度計の実測透過率を推定できることが確認された.さらにカラー画像処理システムを実プラントに設置し, リジン結晶の色の 24 時間オンライン測定を実施することによって, その実用性の評価がおこなわれた.
著者
片山 正彦
出版者
戦国史研究会
雑誌
戦国史研究 (ISSN:02877449)
巻号頁・発行日
no.53, pp.15-25, 2007-02
著者
増田 恭一郎 山里 敬也 岡田 啓 片山 正昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.90, no.9, pp.696-704, 2007-09-01
被引用文献数
30

本研究では,LEDイ言号機と車載カメラを用いたITSのための並列光空間通信について考える.本方式では受信機がカメラであるため,複数のLEDから送信されたデータを個別に復調することが可能であり,LEDの数を増やせばそれだけデータレートを向上させることができる.しかし,遠距離から送信機LEDを撮影した際に隣接するLEDが画像内で干渉することが問題となる.そこで本論文では,この干渉に対する耐性をもった階層的符号化方式を提案・評価する.提案方式では,二次元高速ハールウェーブレット変換を用いて階層的符号化を実現する.性能評価は計算機シミュレーション,実装実験の両面からなされ,提案方式の有効性を示す.
著者
中島 功 猪口 貞樹 木ノ上 高章 片山 正昭 尾崎 清明
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

位置情報と個体識別ができるS帯2.4-500kbps伝送速度の鳥装着用パケット送受信機の開発し、総務省の型式認定を申請した。山階鳥類研究所で渡り鳥に装着し、その鳥がわが国に帰還すれば、データが採取でき危機管理に役立てる。H5N1の感染地域、ロシア、モンゴルでの鳥インフルエンザ関連の生態環境、電波伝搬環境を分析し、将来の危機管理としての鳥インフルエンザ予防に役立てる統合研究をおこなった。
著者
片山 正樹 Masaki Katayama
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.1-11, 1984-09-20
著者
藤田 道郎 織間 博光 清水 幹子 本好 茂一 片山 正夫 宮坂 勝之
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.749-751, 1991-08-15
被引用文献数
1

麻酔下の猫に対し, 10cmH_20時の容量から肺胸郭コンプライアンス(Crs)を求めた. その結果, Crsと体重および体長との間には正の相関を認め, また雌雄差も危険率1%未満で認められた.
著者
太田 健太郎 小林 健太郎 山里 敬也 片山 正昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.95, no.2, pp.246-256, 2012-02-01
被引用文献数
1

大陽エネルギーの取得を行う無線センサネットワークにおけるデータ伝送成功率の向上を目指している.ネットワーク全体の消費エネルギーを低減する方法として,データ送信時にノードがデータの中継を行う協力伝送方式の適用を考える.本論文では,まずノードの電池残量,消費エネルギーを考慮した中継ノード選択手法を提案し,全体的なデータ伝送成功率の向上を行う.しかし,取得エネルギーの変動を考慮しない場合,夜間にデータ伝送成功率が低下する問題が生じる.そこで,協力伝送に電池切れにより停止したノードの再稼動条件を導入することで昼夜のデータ伝送成功率の平滑化を行い,要求される高いデータ伝送成功率を達成する.
著者
片山 正人 加藤 康仁 秦野 利基 羽鳥 真 丸茂 晋吾
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.289-295, 1998-08-20
参考文献数
14
被引用文献数
4

新フルオロインドールオーキシン, 5, 6-ジフルオロインドール-3-酢酸(5, 6-F_2-IAA, 1)をFischerのインドール化法によって合成した.本化合物はアベナ子葉鞘切片に対してインドール-3-酢酸(IAA)より, より強い伸長活性を示した.アベナ子葉鞘切片に対する5, 6-F_2-IAAの至適濃度は5, 6-Cl_2-IAAのそれより, より高かったが, 5, 6-F_2-IAAの伸長の度合いは5, 6-Cl_2-IAAより, より大きかった.また, 5, 6-F_2-IAAはマング・ビーン幼植物に側根形成を誘導し, さらにその側根の成長をも促進した.白菜の下胚軸の成長に対しても合成したモノおよびジフルオロ-IAA類のうち5, 6-F_2-IAAが最も強い阻害活性を示した.5, 6-F_2-IAAのペルオキシダーゼ酸化に対する抵抗性は中程度であった.