著者
末永 俊一郎 馬場 雪乃 土肥 拓生 吉岡 信和
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.3K4OS20b5, 2015

<p>クラウドソーシングには,ソフトウェア開発の短期化・低コスト化を実現する可能性がある.一方,ケーススタディにおいて様々な課題が指摘されている.既存研究の適用では解決が困難な課題がある.本発表では,課題をプロジェクトマネジメントで要求される技術に基づき整理し,クラウドソーシングを利用したソフトウェア開発に向けたリサーチクエスチョンを抽出する.</p>
著者
山田 浩子 原田 利宣
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.4, pp.47, 2004

アニメのキャラクター(アニメキャラ)の3次元モデル化における定式化は未だ行われていない.よって,この種の非言語メディアにおいては,まずその記述(定式化)が必要不可欠となる.そこで本研究では人の顔を表した造形物に着目し、フィギア、日本人形、およびリカちゃん人形を事例とした。まず、それら人形間、人と人形間を比較し、それらの相違点を、次に浮世絵と日本人形、2次元アニメキャラとフィギアの曲線を比較し、それらの相違点を明確にした。これにより、各人形や浮世絵,2次元アニメキャラの造形様式の定式化が行え、ある被験者の顔形状データから、事例に基づく3次元モデルを創成するシステムの知識ベース構築が可能となる。
著者
山田 浩子 原田 利宣 片寄 晴弘
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.3, pp.6, 2003

今日,ゲームやアニメ作品等で存在する2次元キャラクターを3DCG化や立体造形する傾向にある.また,アニメ等の作品自体の人気をも左右するキャラクターデザインは,今後益々重要となると考えた.そこで,フィギュア,日本人形,およびリカちゃん人形の顔の造形間における相違点,またどのように人の顔を抽象化しているかを明確にすることを目的とした.まず,顔の3次元計測を行い,顔の曲面を構成するキーラインとして断面線を抽出した.キーラインにおける曲率半径とその変化の仕方の分析結果,高速フーリエ変換による曲率半径の周波数分析から各々の顔の特徴分析を行った.そして,解析結果の有用性も検証した.
著者
原田 利宣 山田 浩子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.121, 2005

今日,3次元モデルを用いたアニメの制作が頻繁に行われるようになり,人の顔を抽象化し,簡易に立体造形が行える技術やシステムが必要とされている.そこで,本研究では日本人形,フィギュア,リカちゃん人形を事例とし,各人形の顔の曲面を構成する断面線の抽出とその特徴(人形の様式)の明確化を行い,それら人形間の相違点,また人をどのように抽象化しているのかを明らかにすることを目的とした.また,これらの結果を用いて,ある被験者の顔をある様式の3次元モデルにする際のキーラインに用いる断面線の生成システムの開発を行った.またシステムを使用して得た断面線より3次元モデルを作成し,分析結果の有用性を検証した.
著者
靱 勝彦
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.1E3GS903, 2020

<p>日本語文章においては、句読点の挿入位置により文脈の意味が異なる場合があり、句読点の挿入位置は非常に重要である。近年ではSNS等の書き込みでは句読点を省いたり、また音声認識においては句読点が取れない場合など、句読点を自動補完する必要がある場合も多い。 本研究では、深層学習を用いることによりテキスト情報のみからの句読点の自動補完を行う一般的な手法を作成することを目的とする。提案する手法は、出現頻度の低い単語を品詞に置き換えて作成したコーパスから、句読点が存在するかどうかを推測する位置の前後の単語列にLSTMを用いて、句読点が存在するか否かの3値分類を行う。 その際、モデルから出力される確率に閾値をもうけ、閾値で予測の調整を行うことで分類の精度を向上させるものである。また、入力の単語数を制限し品詞に置き換えることで計算精度を落とすことなく計算時間の短縮できることがわかった。この手法を用いることで、放送用原稿をテキストコーパスとして用いた実験から、本手法の有効性を確認した。</p>
著者
はたなか たいち
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.3L3OS22a01, 2019

<p>近年のアニメブームにより, 日本国内だけでも年間 100 本以上のアニメが制作されている. それにより, アニメのクオリティーは進歩を遂げており,1 本あたりにかかる制作費や制作時間も上昇傾向にある. しかしながら,アニメを作る際の出資額がそれに伴っておらず, 制作会社の金銭的負担が増加している. 一方で,近年,ディープラーニングの飛躍的な発展を背景として,人工知能(Artificial Intelligence: AI) が社会を変える基盤技術として注目を集めている. 本発表では人工知能をどのようにアニメ業界に導入していくのか,その際に問題となることはどのようなことなのか,また,創作者と人工知能という視点からアニメ業界を俯瞰し,アニメの未来について述べる予定である.</p>
著者
武田 英明 沼 晃介
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.2J33, 2014

<p>本研究では情報を取捨選択してコンテンツを作る編集行為を創造的活動の一つとして分析する。複数のまとめブログのコンテンツ内容を比較分析することで、編集行為の種別と傾向、パターンなどを明らかにする。</p>
著者
濱崎 雅弘 沼 晃介 田中 克明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.1P1OS143, 2012

<p>社会が抱える問題の複雑化に伴い,異分野越境型プロジェクトの重要性が指摘されている.本稿では筆者らが関わる,美術・社会学・工学の三分野のメンバーから構成される研究プロジェクトにおけるコミュニケーションとコラボレーションの履歴を俯瞰することで,異分野越境型プロジェクトがどのように進展しうるのかについて考察する.</p>
著者
金丸 竣樹 横田 悠右 成瀬 康 矢入 郁子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.1D4J101, 2019

<p>近年,脳科学の分野では、fMRI計測によって恐怖の交感神経活動に関する脳内ネットワークが明らかとなったと報告されている.しかし,日常的な状況下でのfMRI計測は困難である.日常的な状況下で脳波計を用いて簡易的かつリアルタイム性高く人の恐怖を検出できれば,客観的な恐怖の指標を用いてエンターテイメント分野での恐怖の制御,医療サービスなどでの恐怖の低減といった実応用が可能となる. 本稿では乾式の脳波計を用いて,VRホラーゲームを用いた実験とホラー映像を用いた実験の二つから,周波数解析を用いて恐怖時と非恐怖時の脳波データの特徴を周波数帯域毎に分析した.その結果,アルファ波の恐怖時と非恐怖時のパワースペクトル密度に有意な差が見られました.</p>
著者
三戸 誠 浜口 和也 藤本 久慶 菱山 玲子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.3E11, 2011

<p>本研究では,異なる環境下にある複数の人が分担協力して食材を収集し,料理イベントを行うシナリオを想定し,実空間で実験を行った.ユーザの状況を過去の行動履歴とGPSデータから推論し,ユーザ支援のための行動プランを動的に生成・実行するプランニングエージェントを適用し,これを対話的に精錬することで人間中心のプラン獲得を可能とした.システム全体の評価はモジュール単位の機能の組合せや順序性を考慮して行った.</p>
著者
小作 浩美 相良 かおる 阿部 明典 納谷 太 大村 廉 桑原 教彰 小暮 潔
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.7, pp.2H510, 2007

<p>我々は、看護業務サポートシステムの構築の一環として、看護師の業務に関する音声データを収集し、看護業務を分析し、データベースを構築している。データベースは、イベント時間、看護師コード、患者コード、業務コード、音声書き起こしデータ等から構成されている。我々は、各コードからの業務量を視覚化するツールを開発した。これにより、各キー毎に簡単に看護業務量を視覚化することが可能となる。この結果、看護必要度を推定するための多面的な客観的データの提示が可能となる。<br>本稿では、看護業務分析のデータベースから、患者情報を抽出し、同一期間の看護師の業務量を算出法および、視覚化するツールについて紹介する。<br></p>
著者
鳴海 拓志 谷川 智洋 廣瀬 通孝
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.3I4OS02b3, 2015 (Released:2018-07-30)

本発表では,研究活動にゲーミフィケーションを適用することで,機械的な取得が難しい知的活動や行動の達成度といったライフログを手動で入力することを促すとともに,知的活動の状況の可視化を通じて,楽しみながらその活性化・効率化を図るためのシステムである「卒論ウォッチ」について紹介する.実運用を通じて得られた結果を報告するとともに,この種のHuman-in-the-loop型システムの可能性を議論する.
著者
伊草 久峻 鳥海 不二夫
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.1L4GS504, 2020

<p>宿泊予約サイトにおいてユーザのレビュー,評価とそれに対するホテル側の返答は極めて重要な情報であり,ユーザはこれらを参考にしてホテルの予約を行う. しかし全てのレビューに返信を行うことはホテルの従業員の負担になっていることがあり,そのサポートが求められている. そこで本研究ではレビューの自動返信例作成に向けたレビューの自動分類の手法を提案する. 畳み込みニューラルネットワークを用いたテキスト分類モデルにより,単語の時系列性を考慮したレビューの評価分類のモデルを構築し,単語の時系列性を考慮しないBag of Wordsを用いた分類手法に比べ高い精度を達成した.加えて評価の推定において結果に影響を与えた単語群の抽出を可能とした.</p>
著者
矢内 浩文 越中 彩貴 針谷 友人
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.3G4OS05b2, 2015

<p>「人知工能」「コミュケニーション」など,文字を並べ替えた誤った語(デタラメ語)に気づきにくい人間特性が,言語情報処理メカニズム解明の観点として注目されている.二字熟語を構成する漢字の概形に注目し,熟語・非熟語判断の反応を計測した結果,二字の概形が同じ熟語の方が,概形が異なる熟語よりも判断エラーが多かった.このことから,文字の低空間周波数情報が熟語認識プロセスに関与している可能性が示唆される.</p>
著者
有元 よしの 岡本 真 大向 一輝
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.3A2OS11b9, 2011

<p>2008年7月から3ヶ月ごとに全国各地で開催しているARGカフェ&ARGフェストを題材に、業種、職種、専門といったバックグラウンドが異なる人々、特に未知の人物同士が多い人々の間のコミュニケーションを促進し、コラボレーションへの発展を促す仕組みを論じる。 特に今回はJSAI2010での発表「ライトニングトークとパブでの立食パーティーによるコラボレーション促進の試み」以降の経過をまとめる。</p>
著者
中川 裕志
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.2B4OS15a4, 2014

<p>ビッグデータとりわけパーソナルデータの活用が2013年6月に政府指針として打ち出されたが、前後してJR東のSuicaデータの扱いを巡る騒動が起こった。この状況を踏まえて、政府のパーソナルデータに関する検討会の技術検討ワーキンググループ報告が12月10日に公表された。この報告から明らかになった匿名化を現実社会で使うにあたっての制度設計提言に基づく技術課題について述べる。</p>
著者
小方 孝
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.134, 2004 (Released:2006-02-11)

プロップに基づき生成された物語内容を,ジュネットの物語言説論の諸要素_-_時間,叙法,態等を再定義した物語技法により語り変えるシステムの方法を論じる.ジュネットを含みながらも,技法の詳細化,描写等下位技法,ストーリー切断等新範疇を統合する,物語言説論の拡張された包括的体系の問題にも触れる.