著者
田村 匡嗣 小川 幸春 井川 憲明
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.64, pp.19-23, 2010-03

ブラックチョコレート作製におけるより好ましいカカオバター量の割合や適切なヤシ油の添加割合を検討した。カカオバター量を調製した6条件(30.3から49.2%)、およびヤシ油を添加した2条件(0.5%、 1.0%)に対し粘度、破断エネルギ、色差の物理的測定と官能検査を行った。物理的測定の結果はカカオバター量の割合により大きく変化し、色彩に対する官能検査ではカカオバター量割合37.0%の試料が他と比較して有意に好まれた。口どけ、歯応えに対する官能試験の結果に顕著な差はみられなかったが、37.0%の試料が比較的好まれる傾向を示した。以上の結果を踏まえてカカオバター量割合37.0%の試料を基準にヤシ油の添加割合を変えて試料を試作した。ヤシ油添加試料の口どけ、歯応えに対する官能検査の結果に有意差はみられなかったが、口どけは添加量が多いほど好まれる傾向がみられた。色彩はヤシ油を添加した試料の方が有意に好まれた。以上より、ヤシ油はカカオバターの代用油脂となるだけではなく、0.5から1.0%程度添加することでチョコレートの食感を向上させ得ることが示唆された。
著者
多々良 美春 Hamacher Andreas 白井 彦衛
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.52, pp.43-51, 1998-03

浄土庭園の語義規定に使用される「浄土の雰囲気を表わす」という表現は, 抽象的あるいは主観的であり語義規定としては不適当であると考える.むしろ「仏堂」と「池」の物理的な位置関係あるいは庭園意匠の特徴による規定が望ましい.本論では他の浄土庭園の事例に比べて「仏堂と園池の視覚的な一体性」が希薄であると思われた円成寺と浄瑠璃寺を対称に, 「仏堂」と「池」の位置関係を明確にするための基礎的な考察として, 園池が造営された時点の空間構成を明らかにしようとした.円成寺では仏堂と園池の地盤高に落差があり, 中間には楼門が建てられている.また楼門下と園池の境界部は早くから主要導線であった可能性が高い.このような円成寺の空間構成の成立は, 伽藍の発展経緯に求められることを示した.さらにこの考察の過程で, 円成寺の南北の橋については創建当時にはなかったか, あるいは仮設であった可能性のあることを指摘した.一方で仏堂と園池の視覚的な一体性は, 地盤の高低差あるいは楼門の存在によって阻害されていると予想されたが, 南岸からの視点が考慮されている可能性も否定されなかった.浄瑠璃寺では仏堂と池の配置バランスに偏りが見られる.この空間構成上の特徴を他の浄土庭園との比較によって示した.そして現在の園池が, 九体阿弥陀堂とは別の阿弥陀堂である「西堂」に対して造られたものであって, 九体阿弥陀堂に対してその調和を考慮して計画的に造営されたものではないという見解を示した.また「西堂」を想定した場合には仏堂と池の配置バランスが適当になると推測した.
著者
小林 真生子 那須 智子 Greenthumb B. 沖津 進
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.67, pp.35-42, 2013-03

近年,海岸部の埋め立て地域は工場や港湾施設の他に,千葉県千葉市の海浜幕張地区や千葉県浦安市,東京都品川区のように,住宅地としても利用されている。これらの地域は高層住宅や商業施設が建設され,人口が密集する地域でもある。人工的な埋立地では,樹木を植栽しなければ緑がなく,街路樹の重要性は,斜面林や社寺林や屋敷林などが残る内陸部の非埋立地よりも大きいといえる。海岸部の街路樹は,潮風を緩和したり,埋立地の景観を改善したりするうえで重要である。本研究では,千葉県千葉市の海岸部埋め立て地域に植栽された針葉樹1種と広葉樹9種の街路樹の10年間の生育状態の調査結果を報告し,関東地方の海岸部埋め立て地域の街路樹種として適する樹種を考察した。
著者
慶野 征〔ジ〕
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.54, pp.115-123, 2000-03

農協問題は, 運動論, 組織論, 経営論など様々な観点から接近することができる.本稿では, ミクロ経済学の初歩的な理論を用いて, 農協の販売事業について経済理論的に接近した.農協が完全に競争的な状態にある場合は, 農協がそのような状態を創り出す過程での貢献を別とすれば, その行動は集出荷商人の行動とほぼ同じである.他方, 農協が競争的な状態にない場合は, その役割は大きい.買手独占を想定した場合, 集出荷商人は利潤極大化を目指して行動するが, 農協は利潤極大化を唯一の目標として行動することはない.組合員に対し, 販売代金のほかに超過利潤を利用高配当金として給付し, 組合員の生産拡大の誘因を生み出すことにより, 購入量と買取価格を制限し, 超過利潤を獲得する独占者の行動を抑制する装置が内装されていることが明らかとなった.Farmers' cooperative problems can be approached from the exercise argument, the organization argument, and the management argument etc. I consider the selling business of the farmers' cooperatives by using the basic theory of micro economics, in this manuscript. The farmers' cooperatives act almost as same as the collection merchant, in the condition of competition completely. The farmers' cooperatives have important roles in the condition of non-competition. The collection merchant's objective is to maximize net profit by equating MFC=MRP in the case of monopsony. The farmers' cooperatives often have more objectives than maximizing net profit. A cooperative patron can receive the payment in the form of a prices and patronage refund. This higher payment causes the production expansion of the member of cooperatives. The cooperative systems have the device that controls the action of the monopsonist who restricts purchase quantity and price and get the excess profits.
著者
小杉 清 横井 政人 五明 圓 植松 七生
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-6, 1967-12

宿根草の花芽分化に関する研究 I.ジャーマン・アイリスの花芽分化・発育についてジャーマン・アイリスの花芽分化期については従来二つの異なった発表があった.そこで, その原因を明らかにしようとして, 1964〜1966に2品種を用いて調査を行なった.結果は2品種とも8月下旬に花序分化が開始されたので, この時期を分化期と定めた.この時の平均気温は26℃, 平均草たけは67cmであった.この結果は妻鹿氏の結果(9月上旬)に近く, ドイツのKramer氏(6月中旬)とはやや離れた.この相異は分化標徴の認定によるか, 両国間の気候の相異によるか, データーおよび写真がないので明らかでない.なお近年2季咲ないし4季咲の品種が現われてきたので, これらの分化状況については, さらに後日の研究を要する。
著者
篠山 浩文 林 薫 藤井 貴明
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.49, pp.p267-270, 1995-03

β-D-xylosyl glycerol, lactoseを含む溶液中でEscherichia coli β-galactosidaseを作用させ, その反応液を活性炭およびセルロースカラムクロマトグラフ法に供したところ, ο-β-D-galactosyl-(1→4)-ο-β-D-xylosyl-(1→1)-glycerol, ο-β-D-galactosyl-(1→4)-ο-β-D-xylosyl-(1→2)-glycerol, ο-β-D-galactosyl-(1→4)-ο-β-D-xylosyl(1→3)-glycerolの3種の異性体からなる新規配糖体標品が得られた.
著者
籔内 久士 藤井 英二郎 中山 敬一 小川 吾郎 河村 止
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.50, pp.149-154, 1996-03

コンテナで生育したユリノキの伸長期間, 樹形を検討するため, 園芸学部構内にコンテナの形状(6種類)・材質(不織布, 塩化ビニル), 用土(関東ローム, 培養土2種類)の組み合わせによる14実験区を設定し, 1992年5月上旬に3年生ユリノキを植え付け, 1992年5月〜1994年10月に主幹と全枝の伸長量の季節変化と枝の着生位置を測定した.各実験区の伸長開始時期に差はないが, 不織布製で容積の小さい実験区では主幹と1次枝の伸長期間は他より短く, また樹高に対する相対的な樹冠幅は容積の大きい実験区に比べ小さかった.塩化ビニル製では容積の大きな実験区においても伸長期間が短く, それはコンテナ内の高温障害によるものと考えられた.
著者
金 恩一 藤井 英二郎
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.46, pp.p215-220, 1992-03
被引用文献数
1

韓・日の植栽の構成や取扱いを比較するための基礎として点, 線を対象に, 眼球運動を解析した.実験に用いた対象は白板, 丸点, 横線, 縦線, 横縦線, 右斜め線, 左斜め線, X線である.停留点では「白板」より「丸点」で集中する傾向が見られた.韓国人は「横線」, 「縦線」, 「横縦線」の線上に停留点がより多く分布し, 視点移動もいずれの対象においても横方向の移動がより多く見られた.これに対して日本人では「横線」と「縦線」における停留点の分布と視点移動がいずれもその線上に分布し, また「横縦線」でも対象に則する傾向が見られた.斜め線に対する停留点の分布型では, 韓国人は「右斜め線」, 「左斜め線」, 「X線」いずれにおいても同じ分布型を示すのに対して, 日本人は対象ごとに分布型が異なる傾向が見られた.従って, 韓国の人々は対象物に係わらず一定した見方を示す傾向があるのに対して, 日本人の見方は対象に則して変化する傾向をより強く示すものと考えられる.
著者
松浦 元樹 田川 彰男 小川 幸春
出版者
千葉大学園芸学部
巻号頁・発行日
no.65, pp.55-59, 2011 (Released:2012-12-06)

クリープメータによる計測結果および市販のデジタルカメラで取得した画像を利用することで農産物・食品素材のヤング率およびポアソン比を計測した.画像計測は非接触のまま変形量の評価が可能であるため,煮熟された食品素材のように軟弱な試料であってもその変化を精密に解析することが可能であった.本手法を適用して,煮熟時間の経過に伴うダイコンおよびニンジンのポアソン比とヤング率の変化を計測したところ,ヤング率は沸騰水に投入直後から著しく低下するのに対し,ポアソン比の変化は緩慢であることが明らかとなった.またヤング率はダイコン,ニンジンともほぼ同様の値を示したが,ポアソン比はダイコンの方がニンジンよりも大きな値を示した.画像を利用した弾性的特性値の計測,評価法は,例えば食品素材の嚥下特性評価にも有効であると考えられる.
著者
伊野 唯我 栗原 伸一 霜浦 森平 大江 靖雄
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.63, pp.83-88, 2009-03

近年、わが国ではBSE(牛海綿状脳症)や高病原性鳥インフルエンザ、そして各種の偽装表示の発覚など、食品に対する消費者の信頼を失墜させる事件や問題が次々に発生している。ここ最近でも、2007年1月に起きたテレビ健康番組での納豆に関するデータ捏造事件や、2008年9月に発覚した事故米の不正転売事件など、枚挙にいとまがない。そして、カイワレ大根や低脂肪牛乳の様に、一度(ひとたび)問題が明るみになると、その消費がなかなか回復されない食品も多い。こうした状況を生んだ原因の一つは、経済成長と共に進んだ食の外部化が、結果としてフード・チェインを延長したことにある。そのため、安全性を自ら調べることの出来ない末端の消費者が、新聞やテレビなどから得た一方的な安全性に関する情報のみに頼って購入せざるを得ない状況になってしまったのだろう。そこで本研究では、そうした食品の安全性や危険性に関する情報が、消費者行動にどのような影響を与えているのかを計量的に分析する。
著者
田畑 貞寿 木下 剛
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.47, pp.p75-83, 1993-03

Castle town "Mito" in the Edo era consisted of basic open space system. These open spaces had multiple function; urban frame, urban defense and transportation of goods, and there were ones which was of utility for public recreations among these open spaces. But, since the Meiji era, its open space system of the Edo era has been destroyed through modern urban developments; infrastructure improvements and developmints of public institutions and town area, etc. Therefore, these open spaces role that forms castle town in the Edo era had changed certainly, and these open spaces became mere spacl for construction of modern facilities. On the other hand, in the Meiji era, though the public open spaces like "urban park" were invented through reusing the existing open spaces, these open spaces that formed basic urban structure in the Edo era had been become lost.
著者
齋藤 政則 篠山 浩文 齋藤 明広 篠山 浩文 安藤 昭一 シノヤマ ヒロフミ 齋藤 明広 Akihiro Saito サイトウ アキヒロ 知久 和寛 Kazuhiro Chiku チク カズヒロ 安藤 昭一 Akikazu Ando アンドウ アキカズ
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.64, pp.35-41, 2010-03

市販されている各種糸状菌由来の糖質分解酵素剤に注目し、加水分解活性が弱く配糖化活性が強い酵素の有無を調べ、その精製を試みた。その結果、Trichoderma sp.由来の市販キシラン分解酵素剤に、キシランのみを基質とした場合、その加水分解活性がないにも関わらず、キシランとカテコール共存下ではキシランを分解しカテコールを配糖化する酵素が認められた。本酵素は分子量約73,000の単量体で機能するものであり、20残基のN末端アミノ酸配列は既知のキシラナーゼと相同性が認められなかった。これらの諸性質から本酵素は新規であることが示唆された。至適pHと至適温度はそれぞれ4.0と40℃であった。
著者
塚越 覚 犬塚 沙織 北条 雅章 池上 文雄 武永 早苗 中尾 千草 瓜生 登 萩原 俊彦 膏木 仁史 花村 高行
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.65, pp.81-86, 2011-03 (Released:2012-12-06)

野菜の中でも地方品種が多く,古くから地域の食生活に根付いてきたダイコン(Raphanus sativus L. Daikon Group)について,官能試験および「性味」に関連すると考えられる各種成分含有率をもとに,薬膳素材としての適性という観点からの評価を試みた.一般的なF1品種に加え,地方品種といわれる11品種群16品種を試験に用いた.主成分分析による予備評価の結果.'信州地大根'と‘聖護院'が薬膳素材としての適性が高い品種である可能性が示された.そこでこれら2品種とF1品種について,さらに詳細に比較した結果,'信州地大根'はショ糖,GABA,総アミノ酸,イソチオシアネート含有量が非常に高い品種であった.特にGABA含有量はF1品種の5倍,イソチオシアネート含有量は4.5倍であった.また‘聖護院' もGABA.総アミノ酸,イソチオシアネート含有量がF1品種より高かった.これらのことから,今回の試験に用いた品種の中では,風味が強く,機能性に関連すると考えられる成分の含有量も高い‘信州地大根'が,最も薬膳素材としての適性が高いと考えられた.
著者
伊藤 史朗 佐藤 友美 栗原 伸一
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.63, pp.77-82, 2009-03

最古のセラピーの一つと言われる園芸活動の効果について学術的な報告が行われたのは、1699年のイギリスにおける研究が最初であり、その後、第一次世界大戦を機にアメリカでは園芸療法が広く普及した。一方、わが国では、園芸療法や園芸セラピーといった言葉が、90年代に入りようやく使われ出した。その後は順調に普及し、現在では多くの医療・福祉施設や教育機関において作業療法や能力開発手段の柱として導入されている。しかしながら、林らによる先行研究などいくつかの分析例は存在するが、医療や教育面における園芸活動の研究が近年大きく進んでいるにもかかわらず、一般的な趣味であるという認識のために、市民に対してもたらされる効果については余り注目されてこなかった。そこで本研究では、そうした園芸活動の持つ心理的効果を広く捉え、地域社会や社会・環境問題などに対する意識や活動との関連性を構造的に明らかにすることを目的とした。具体的には、松戸市周辺において園芸活動を行っている市民とそうでない市民の両者を対象に実施した意識調査の結果に「グラフィカル因果分析」を適用する。
著者
中村 攻 宮崎 元夫
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
no.34, pp.p45-55, 1984-12

本研究は, 東京都特別区の基本構想における都市施設の整備計画について, つぎのような事項を明らかにした.(1)住宅供給計画-区が直接供給する区営住宅, その他の公的住宅, 民間住宅の3種類があり, 区営住宅をふくめた公的住宅は, 福祉対策・居住環境改善対策・人口確保対策といった公共的性格の強いものに限定され, 一般の住宅需要は民間住宅対策が中心となっている.(2)交通計画-幹線道路建設では, 自動車交通一般の円滑化を目的としたものと, バス交通や避難路の確保といった目的が限定されたものがある.しかし, 幹線道路のモータリゼーション抑制策は, 公共交通の拡充と物流の共同化を抽象的にあげるにとどまり, 具体策を見出しえない状況にある.生活道路では, 歩行者空間の確保が中心課題であり, この他には自転車対策がとりあげられている.また, 現状の求心型の公共交通体系のなかでの横の移動が大きな問題となっている.(3)防災対策-防災計画の作成, 防災都市化の推進, 自主的防災対策の確立, 応急活動体制の確立が中心的課題となっているが, いずれも計画内容は未整備であり, 具体性に欠けるものが多い.そのなかで中野区・世田谷区の計画は, 具体性において注目される.(4)公害対策-測定・監視体制の整備, 原因者規制, さらには広域対策としての環境アセスメントの制度や河川浄化の協議会の設置があげられる.(5)公園-いずれの区も低い整備目標しかあげえず, 高密市街地に位置する区ほどその目標は低い.そして, 具体策としてあげる事項は, 民有地の一時的借りあげ, 河川敷の活用や暗渠化, 残存農地の活用などである.(6)下水道-都心・山手地域とそれ以外では普及率に大きな差があり, 周辺地域では重大