- 著者
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永田 清
- 出版者
- 大東文化大学
- 雑誌
- 経営論集 (ISSN:13462059)
- 巻号頁・発行日
- vol.9, pp.57-64, 2005-02-25
高度情報化社会において公開鍵暗号は情報の秘匿のみならず, 改ざん防止, 認証, 非否認性などさまざまな応用範囲を持つ。そのような公開鍵暗号方式のうちで, 次世代方式と呼ばれているのが超楕円曲線のJacobi群によるものである。本論文では, 超楕円曲線の構成法を数学的理論との係わりを中心に概観し, その中で重要な役割を果たす Weil 数についての考察を行う。