著者
厚 香苗
出版者
神奈川大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2007

ソウル特別市冠岳区の三地点において、露店をめぐる観察および聞き取り調査をおこなった。各調査地点における露店の概要は以下のとおりである。(1)地下鉄2号線ソウル大入口駅付近-行政管理型の露店冠岳区が推奨している「デザイン露店」が夜間を中心に営業している。「デザイン露店」は都市美観に配慮した機能的な露店である。区から営業可能な時間と出店場所が指定されている。(2)冠岳山入口付近-行楽地型の露店冠岳山はソウル南部で気軽に登山を楽しむことができる観光地で、中高年の登山客でにぎわう。その登山口には「デザイン露店」もあるが、人の通りが多いところは「不法露店」が占めていて、登山の途中で食べる餅、蒸かし芋、海苔巻などの軽食を売っている。気候の良い時期の昼間の商いである。(3)6洞市場-在来市場型の露店新林再整備促進地区の中心に形成されている在来市場である。小規模小売店と露店商が混在している。露店商と常店の商人が、野菜や豆腐など、同じ商品を扱っていることもあり、露店と常店の違いはあいまいである。ここの露店のほとんどは「不法露店」だと考えられる。
著者
川田 順造 鈴木 裕之 鶴田 格 亀井 伸孝 川瀬 慈 松平 勇二
出版者
神奈川大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

1995年以来、語りや踊りも含む「音文化」という概念の下に、ユネスコとの連携で続けている我々の研究対象は、ユネスコの観点からすれば無形文化遺産に他ならない。2009~ 2011年の研究期間には、研究代表者1名、研究分担者3名、連携研究者2名によって、アフリカ西部(ブルキナファソ、ベナン、コートジボワール)、アフリカ東部(エチオピア、タンザニア、ザンビア)における、さまざまな音文化=無形文化遺産の存続の条件を、それを支えている地域集団との関係で探求した。一方ユネスコの側からは、当該の文化遺産が現在その地域社会で機能していることを、無形文化遺産として登録される前提条件としており、文化的・歴史的価値だけでは登録できない。現地地域集団にとっての意味、研究者の視点からの価値判断、国際機関が提示する条件、三者の関係をどのように考え、現実に対応して行くかが今後の課題だ。
著者
戸田 龍介 井原 理代 鵜池 幸雄 浦崎 直浩 金子 友裕 岸保 宏 工藤 栄一郎 佐藤 信彦 飛田 努 仲尾次 洋子 成川 正晃 丸山 佳久 姚 小佳
出版者
神奈川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

日本の農業の真の発展のためには,農協に全面依存し記録へのインセンティブが働いていない小規模兼業農家にかわって,農業法人や6次産業化を目指す事業体,さらには農業関連上場企業がそれぞれ農業を中心的に担っていく必要がある。この中でも,地域振興への貢献可能性からは,6次産業体が最も期待される。そして,このような事業体に,従来のような補助金ではなく,投資効果が厳しく問われる農業ファンドの資金が投入されれば,投資効果の説明のためにも,複式簿記に基づく財務諸表の作成・報告が必須となる。本研究では、このような関係においてこそ,農業発展のために複式簿記が果たし得る現代的役割が存することを明らかにした。
著者
三田 一郎
出版者
神奈川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

2008年に小林誠氏, 益川敏英氏がノーベル物理学賞を受賞されたことは我が国にとって大変おめでたいことである. この約半世紀の歴史を振り返れば, 日本人が素粒子論における自発的対称性の破れ, およびCPの破れの理論を提唱し, 日本国民の血税で世界に類のない加速器が建設され, そして日本でその正しさが証明されたという偉大な歩みが見えてくる. まさに我が国が誇るべき研究成果であろう. わたしは小林・益川理論の基でB中間子にける大きなCPの破れを発見した. この予言を検証するために高エネルギー研究機構およびスタンフォード線型加速器研究機構でBファクトリーを建設することを提案し, 2003年に見事にこの予言は検証された. 現在B中間子物理学はフレーバー物理学の一部として今後大きく開花しつつある. 本研究ではB中間子におけるフレーバー物理学を理論的に追求した.
著者
野宮 健司 Nomiya Kenji
出版者
神奈川大学
雑誌
神奈川大学心理・教育研究論集
巻号頁・発行日
vol.31, pp.139-140, 2012-03-31

指導法・実践報告
著者
衣笠 竜太 谷口 圭吾
出版者
神奈川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

アキレス腱屈曲点を出現させるメカニズムとその機能的意義は解明されていない。そのため、受動的足底屈動作中におけるヒトアキレス腱の屈曲点出現の解剖学的構造とメカニズム解明を目的とした。アキレス腱は、Kager’s fat pad剥離に伴って座屈したが、腹側への曲率は保持されていた。しかしながら、Kager’s fat padの位置に樹脂を入れると、腹側への曲率は消失した。腱のスティフネスやコラーゲン線維は腱の長軸方向に対して均一な分布であった。つまり、アキレス腱の構造自体が屈曲点をもたらす要因であった。屈曲点によるlength gainは腱の弾性よりも力学的効果によってもたらされていた。
著者
斎藤 靖夫
出版者
神奈川大学
雑誌
神奈川法学 (ISSN:0453185X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.327-353, 1980
著者
復本 一郎 Fukumoto Ichiro
出版者
神奈川大学
雑誌
麒麟
巻号頁・発行日
vol.22, pp.9-16, 2013-03-31
著者
重村 力 三橋 伸夫 川嶋 雅章 三笠 友洋 西 和夫 田中 貴宏 山崎 義人 内平 隆之 佐藤 栄治
出版者
神奈川大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

横浜市など南関東の都市内に残る「谷戸=やと」の地形・実態と、都市生活・都市環境に果たしている役割とその関連行政を分析した。「谷戸」は横浜市域だけで約4,600あり、典型的単位では2~30mの斜面からなるU字谷の下方に幅数十m奥行き200mほどの平地がある。市街地化したもの、緑地を維持しているものに分かれ、自然が保全されているものでは、その環境的役割・生活的社会的役割は大きく、今後の市街地環境の向上にとって貴重な資源であることを実証した。
著者
菅沼 康二
出版者
神奈川大学
雑誌
商経論叢 (ISSN:02868342)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.173-222, 1992-01

The "Totale Bilanzlehre", by Professor W. le Coutre, is a theory, in which financial statement constitutes a part of Bilan in wider sense. Financial statements are regarded as a respective Bilanz which caluculates the capital respectivelly. The conclusion論説
著者
内水 主計 江南 義之
出版者
神奈川大学
雑誌
神奈川法学 (ISSN:0453185X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.367-396, 1985
著者
池上 和夫
出版者
神奈川大学
雑誌
商経論叢 (ISSN:02868342)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.i-ii, 2001-01
著者
小澤 幸夫 Ozawa Yukio
出版者
神奈川大学
雑誌
麒麟 (ISSN:09186964)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.82(13)-69(26), 2002-03-25