著者
岡島 尚志
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.118-120, 2002-04-25 (Released:2011-08-11)

伝統的なフィルム・アーカイヴ (映画の保存所, 資料館) のさまざまな仕事に対して, デジタル技術はどんな意味を持とうとしているのか. 国際フィルム・アーカイヴ連盟の過去7年にわたる諸会議での議論を紹介しながら, とりわけ保存・修復技術としてのデジタル技術の可能性と問題点を吟味する.
著者
大下 市子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.807-810, 2005-11-15 (Released:2010-03-10)
参考文献数
12
被引用文献数
1 5

蒸し菓子の市販の山口ういろう(生, 真空製品)と名古屋ういろう(真空製品)について咀嚼試験, 官能検査を行い, 山口ういろうのテクスチャー特性を検討した.1) 山口ういろうの真空製品は生製品に比べ, 硬さは約1.1倍, 付着性は約3倍であった.2) 山口と名古屋の真空製品の硬さは, 山口は4379と, 名古屋の3389に比べ約1.3倍高い値を示した.付着性は, 山口は183ergと, 名古屋の583ergに比べ約1/3であった.凝集性は山口0.65, 名古屋0.53と山口が約1.2倍高い値を示した.3) 特性分析では, 硬さ, 弾力性, べたつきで有意に差が認められ, 山口は名古屋に比べ硬く, 弾力性があり, べたつきが小さかった.4) 嗜好分析では, 弾力, 歯切れ, べたつき, 甘さ, 総合評価で有意に差が認められ, 山口は名古屋に比べ, 歯切れ, べたつき, 弾力, 甘さ, また総合評価において好まれた.

2 0 0 0 OA 少年膝栗毛

著者
十返舎一九 原作
出版者
金の星社
巻号頁・発行日
1930

2 0 0 0 死の壁

著者
養老孟司著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2004

2 0 0 0 OA 000.9

巻号頁・発行日
1945-10
著者
笹原 宏之
出版者
明治書院
雑誌
日本語学 (ISSN:02880822)
巻号頁・発行日
vol.34, no.13, pp.46-51, 2015-11
著者
佐藤裕也 華山宣胤
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.89-91, 2015-03-17

競馬の馬の着順予想についての研究はこれまでに多く行われ、様々な着順予想の方法が考案されてきた。しかし、これまでの研究で使われてきた着順予想の方法を筆者の持つ、JRAのデータに当てはめると、一部のレースでは着順予想の精度が高い予想ができるものの、全てのレースではあまり精度の高い予想が出来ないものが多いということが分かった。そこで、本研究では、馬のオッズや得票率を用いて着順の予想するハーヴィルの公式、馬券の得票率の不平等さを測るジニ係数等を用いて、競馬のレースを馬券の投票数が多い馬が上位に入賞するようないわゆる堅いレース、馬券の投票数が多い馬が上位に入賞しないいわゆる荒れるレースに分類を行う。
著者
唐釋玄奘譯
巻号頁・発行日
1000

大乗仏教の基本的教義が書かれている長短様々な般若経典を集大成したもの。600巻。通称「大般若経」。本写経は書風などから奈良時代、和銅・天平(708-48)の頃の書写とされる。料紙は黄穀紙。毎半折4行、有界、界内大きさ19.6×1.8cm。原表紙を付す。巻末に、鳥子紙の色紙裏を継ぎ、近世初期の筆跡で、和銅経の1本に拠る願文を補写し、和銅経の1巻と伝えられてきた。和銅経は和銅5年(712)長屋王が文武天皇の崩御を悼み、「大般若経」を書写供養したもので、滋賀県甲賀郡の太平寺などに200巻余が伝わる。日本の写経としては稀有な、無界であることを特徴とするという。
著者
柳清 洋佑 馬渡 徹 黒田 陽介 桑木 賢次 森下 清文 渡辺 敦
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.2659-2662, 2009 (Released:2010-02-05)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1 1

片肺換気が困難な気胸症例に対し,体外循環補助下に手術を施行した1例を経験したので報告する.症例は34歳,女性.32歳時に肺気腫を指摘された.右気胸を繰り返し,3回の外科的処置を施行されたが右肺の拡張不全が残存した状態であった.34歳時に左側気胸を発症し,気瘻および肺虚脱が持続する為に外科的治療を行うこととした.術前から呼吸状態不良であり,術中片肺換気では酸素化を維持できないと予想されたため,静脈─静脈バイパスによるExtra-Corporeal Lung Assistを用いて手術を行うこととした.右大腿静脈および右頸静脈にカニューレを挿入し体外循環下に片肺換気とし,左側のbulla切除を行った.術後経過は良好であり在宅酸素療法指導後,第21日病日に自宅退院した.低肺機能の患者でも肺手術を行わざるを得ないことも少なくは無く,本症例を通じて体外循環補助下の気胸手術に関して考察を加える.
著者
井澤 博文 岡本 拓 橋本 敏子
出版者
Japanese Society of Water Treatment Biology
雑誌
日本水処理生物学会誌 (ISSN:09106758)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.189-197, 1999-09-15 (Released:2010-02-26)
参考文献数
13

In order to eliminate nitrogen from wastewater, simple and stable method was developed using methanol permeable polymer bag containing methanol inside. Polyethylene membrane was suited as the methanol permeable polymer in comparison with polyvinylchloride in a point of endurance. Permeation rate of methanol through polyethylene membrane 0.1mm thickness, was 2.1g-McOH/m2/day at 20°C. The permeation rate increased in proportion to temperature and decreased in proportion to thickness of the membrane. Effect of temperature, hydraulic retention time and nitrate concentration on the denitrification of this process using polyethylene membrane was examined. The results showed that the denitrification proceeded on the surface of the membrane including biofilm, and the rate depended on the methanol permeation rate which was affected with temperature. And also, denitrification rate was affected in proportion to nitrate concentration below 15mg-N/l, but the rate was held approximately 1g-N/m2/day of maximum revel above 20mg-N/l of nitrate concentration, using 0.1mm polyethylene membrane at 20°C. We actually applied this process as a denitrifying reactor to small-scale on site wastewater treatment plant for human waste. We got similar results of denitrifying ability, 1.25g-N/m2/day and 80% nitrogen removal at 20-25°C, under actual condition.