出版者
京都大学図書館機構
雑誌
静脩 (ISSN:05824478)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, 2012-01-31

京都大学図書館機構報
著者
飯尾 能久 松本 聡 松島 健 植平 賢司 片尾 浩 大見 士朗 澁谷 拓郎 竹内 文朗 西上 欽也 廣瀬 一聖 加納 靖之 儘田 豊 宮澤 理稔 辰己 賢一 和田 博夫 河野 裕希 是永 将宏 上野 友岳 行竹 洋平 Bogdan ENESCU
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.463-475, 2006-03-31 (Released:2010-03-11)
参考文献数
44
被引用文献数
1 2

The 2004 Mid Niigata Prefecture Earthquake (MJMA 6.8) occurred on 23 October 2004. The mainshock was followed by four aftershocks with MJMA≥6.0. This earthquake is located in the Niigata-Kobe Tectonic Zone in which large strain rates (>0.1ppm/y contraction) have been observed by GPS data. We deployed three temporary online seismic stations in the aftershock area. Combining data from the temporary stations and from permanent stations around the aftershock area, we determined aftershock locations, and estimated the structures and the stress change in and around the aftershock region. Based on these results, we suggested a generating process of the 2004 Mid Niigata Prefecture Earthquake supposing that a very weak region exists in the weak zone in the lower crust just beneath the seismogenic fault.
著者
宇野篤也 庄司文由 横川三津夫
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.22, pp.1-6, 2012-09-26

スーパーコンピュータ 「京」 や地球シミュレータなどの大規模システムでは,計算ノードのファイル I/O 性能を確保するために 2 階層のファイルシステムを採用しており,ジョブ実行の一連の作業としてファイルシステム間でファイルを移動させるファイルステージング機構をジョブスケジューリングに組み込んでいる.本稿では,ファイルステージングがジョブスケジューリングに与える影響等についてソフトウェアジョブシミュレータを用いて評価したので報告する.
著者
大辻弘貴 建部修見
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.29, pp.1-6, 2012-12-06

大容量のデータ処理にあたって,高性能な共有ファイルシステムが求められている.共有ファイルシステムにおいては,アプリケーションはネットワークを介してデータアクセスを行うが,この部分がボトルネックになると十分にシステムの性能を発揮することが出来ない.従って,高性能なネットワークを効率よく使用する必要がある.そこで,ここでは, Infiniband に備わる RDMA (Remote Direct Memory Access) を用い,低オーバヘッドのファイルアクセスを行う.また,大容量データの保管にあたり,ストレージ領域を節約するための冗長記録についても評価を行った.さらに,冗長記録されたデータをストレージノードの負荷分散に用いる方法についても提案し,それを評価した.
著者
鷹津冬将 平賀弘平 建部修見 GabrielAntoniu
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.22, pp.1-7, 2013-02-14

広域分散ファイルシステムでは,クライアントの場所にかかわらずファイルシステムにアクセスすることができる.しかしながら,既存の広域分散ファイルシステムは特定のメタデータサーバへのアクセスが必要であり,クライアントとメタデータサーバ間の遅延の大きさが性能を左右している.本稿では,拠点ごとにメタデータサーバ等を設置し,クライアントが行うすべてのオペレーションを拠点内で完結させる広域分散ファイルシステム BlobSeer-wan/HGMDS の設計・実装を行い,評価を行った.ひとつの拠点内における評価では,ほぼすべてのオペレーションについてクライアントが 8 ノードの場合の際に BlobSeer-wan/HGMDS が Gfarm に比べ高い性能を示した.特にファイルを作成しデータを書き込み同期を行う評価ではクライアントが 8 ノードの場合に Gfarm の性能の 10.9 倍の性能を示した.また,拠点間の遅延が大きい二つの拠点における評価においても,各拠点における性能差が小さいこと,及びクライアントのノード数に比例して BlobSeer-wan/HGMDS の性能が高くなることを示した.拠点ごとのクライアント数が 4 ノードの際における BlobSeer-wan/HGMDS の各拠点の結果の和の値は Gfarm のその値に比べ,Directory Creation で 2.5 倍,Fire Creation で 1.1 倍,Directory stat で 1.5 倍,File stat で 2.5 倍,File removal で 3.7 倍の値を示した.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1926年12月10日, 1926-12-10
著者
北原 美紗子
出版者
清泉女子大学
雑誌
清泉女子大学紀要 (ISSN:05824435)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.17-34, 2003-12-25

Saussure was a pioneer who ventured to directly answer the question: 'What is language?' He established a linguistic theory of his own based entirely on sounds against all the foregoing theories based on writing systems. It was Motoki Tokieda who questioned the apparent infallibility of Saussure's theory of langue. The paper proposes a comparative study of the above-mentioned books by two linguistic theorists with a view to tracing the steps Tokieda took to develop his arguments against Saussure's sound-oriented theory.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1919年11月21日, 1919-11-21
著者
奈良 勝行
出版者
和光大学現代人間学部
雑誌
和光大学現代人間学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Human Studies (ISSN:18827292)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.77-98, 2010-03

最近日本では企業においても教育界においてもコンピテンシー、キー・コンピテンシーという用語がよく使われている。本論文では、コンピテンシーは1970年代アメリカで初めて提唱されたものであるが、その概念・内容はどんなものであるか、どのような経緯でそれがアメリカの企業で使われ、日本に波及していったかを明らかにしたい。キー・コンピテンシーは経済協力開発機構で開発された概念であるが、その内容はどのようなものかを分析し、日本の生徒の「学力」は低下したのかを検証する。PISAの学力を「PISA型学力」と称して、その調査で常に世界トップの成績をあげているフィンランドの教育メソッドに注目して日本にそれを普及しようとする動きがあり、文科省も事実上これを後押ししている。この「フィンランド・メソッド」を分析し、一面的「PISA型学力」の問題点を明らかにし、日本の教育の歩むべき道を探求したい。
著者
浜渦 辰二
出版者
静岡大学
雑誌
人文論集 (ISSN:02872013)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.A1-A12, 2003-01-31

小論の課題は、昨年『フッサール全集』第32巻として刊行された未公刊講義草稿の『自然と精神(1927年夏学期)』の要旨とその背景を紹介し、その固有な問題画を解明することにある。フッサールは、多くの演習と講義を同様の表題のもとで反復しており、しかも、それは1912 / 13 年の冬学期以来のことであり、それは『イデーンI』の出版(1913年)に先立ち、その執筆と平行して執筆された『イデーンII』および『イデーンIII』のための草稿との連関においてなされたものである。「自然と精神」という問題画は、学問論(科学論)および自然科学と精神科学の区別にその起源をもっている。そこには、現象学と心理学との微妙な、しかし決定的な差異という問題も属している。これは、講義『自然と精神』の隠されたもう一つの主題であり、『危機』書に至るまで繰り返し論しられる主題である。さらに、「自然と精神」という問題画は、19世紀後半から20世紀初頭にかけての学問論(諸学の分類、諸学の関係、諸学の基礎づけ)をめぐる論争、すなわち、一方で、ウィーン学団(統一科学)を中心とした実証主義・自然主義の流れと、他方で、それに対抗する、ディルタイの解釈学・精神科学、および、新カント学派の「自然科学と精神科学」「自然科学と文化科学」の差異を強調する流れとの間で行われた論争に対して、現象学の立場からする学問論を展開する狙いをもったものであった。現代の精神医学および生命科学が直面している問題を考えるにあたって、いま一度20世紀初頭にフッサールが「自然と精神」「自然科学と精神科学」について行なった議論を検討する価値があると思われる。フッサールの言う意味で、解離してしまっている「生(Leben)」と「学(Wissenschaft)」を繋ぐような哲学かいま必要とされているからである。
著者
加藤 信哉
巻号頁・発行日
2011-10-18

大阪市立大学大学院創造都市研究科ワークショップ 2011年10月18日