著者
安井 雅彦
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D2(土木史) (ISSN:21856532)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.90-103, 2013 (Released:2013-07-19)
参考文献数
50

愛知県尾張地方西部の低平地を流れる日光川では,下流部における高潮災害および湛水被害への対応が長年の課題であったが,この解決のための河口締切が実現したのは1962(昭和37)年であった.この研究ではこれに至る経過をとりまとめ,対策の長期化に影響した要因を明らかにする.
著者
寺元 貴幸 小村 良太郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.9, 2022-12-15

高等専門学校(以下高専)は全国に国立,公立,私立合わせて57高専があります.この高専ではさまざま方法で情報処理教育を実践し学生の学びを支援しており,その学生達は進路として多種多様な企業への就職や起業,大学への編入学など多彩な選択が可能となっています.特にプログラミング教育に早くから取り組んでおり,毎年多くのコンテストを開催しています.また近年はセキュリティ教育も非常に重要と考えており,K-SECという名称でサイバーセキュリティ人材の育成を全国の高専で展開していますので,これらのようすを紹介いたします.
著者
佐藤 倫子
雑誌
鹿児島純心女子大学大学院人間科学研究科紀要
巻号頁・発行日
vol.2, pp.20-28, 2007-03-31

本研究では,友人に対する意識の性差と発達的変化を明らかにし,それら友人に対する意識と精神的健康との関連を導き出すことを通して,子どものより健康なこころの状態の実現について検討した。友人に対する意識の性差は,発達段階により異なることがあきらかになった。小学生で性差の見られた項目は,中学,高校でも継続して性差があり,発達にしたがって性差のある項目が増えていた。つまり友人に対する意識の性差は,高校生でピークになる。性差は女子が男子よりも友人に対しより肯定的な意識をもつ傾向にあった。友人に対する意識と精神的健康との関連においては,友人に対する意識が影響を及ぼす精神的健康要因と,及ぼさない要因があることがあきらかとなった。及ぼさない要因は身体症状がほとんどであり,身体化現象の複雑性がうかがえた。友人に対する意識が精神的健康に与える影響は,小・中・高及び性別により異なっていた。友人関係に最も性差のあらわれるのは高校生であった。しかしその友人関係の影響が最も精神的健康に及ぶのは,中学生の時期だった。つまり,友人に対する意識における性差が精神的健康にそのまま影響するわけではなく,友人に対する意識における性差を含めた友人関係のありようが,精神的健康に影響を及ぼしているのである。子どもの呈する症状には複雑な要因が絡んでおり,周囲がどのように子どもの姿を受け止め, どのようにあろうとするかが問われている。

1 0 0 0 OA 雨夜談

出版者
永樂屋東四郎
巻号頁・発行日
1803
著者
水無田 気流
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.2-3, 2022-12-15

1 0 0 0 OA 雨夜の友

出版者
鶴屋喜右衛門
巻号頁・発行日
1676

仮名草紙。山岡元隣著の『小盃』五巻のうちの巻2と3を4冊に仕立たてた改題再版本。『小盃』は寛文12年洛陽山治氏家成刊行の版が知られているが、当館本の『小盃』(当館請求記号:本別3-31)は刊記の丁の裏が落丁なので、刊記を知り得ないが、『雨夜の友』はこの本の巻2と3の板木をそのまま使用し、巻末に「延宝四暦辰卯月吉日/鶴や喜右衛門板」と刊記を入れ木しているが、かすれて極めて落ち着きが悪い。『小盃』は中国風の伝奇的話や、笑話や遊女の話など様々な話を61話集めた随筆的作品であるが、本書は18話のみ、原作の3分の1を収める。著者の元隣は俳諧師で多くの編著が刊行されている。(岡雅彦)
著者
青山 太郎
出版者
社会芸術学会
雑誌
社藝堂 (ISSN:21885516)
巻号頁・発行日
vol.2022, no.9, pp.85-108, 2022-09-20 (Released:2022-12-15)

本論⽂では、1950年代からのおよそ20年間に制作されたテレビドキュメンタリーに焦点を当て、⽇本のテレビ放送が戦後復興期の社会とどのような関係を結びながら、その表現様式を模索してきたかを考察する。具体的 には『⽇本の素顔』(NHK)、『ノンフィクション劇場』(⽇本テレビ)、『あなたは…』(TBS)を取り上げ、同時代の他メディアや社会現象、法制度などとの関係を検討しながら、これらの番組の映像的特性について分析する。
著者
藤野寄命 [著]
出版者
藤野寄命
巻号頁・発行日
1904
著者
森田 純哉 小嶋 暁 金野 武司 橋本 敬
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.557-574, 2022 (Released:2022-12-15)
参考文献数
48

To realize a harmonious society where various groups collaborate, it is essential to understand the characteristics of communication systems generated from the traits of different individuals. This paper describes a study exploring the relationship between the establishment of novel communication systems and autistic traits, which are conventionally viewed as indicative of a communication disorder. The participants engaged in coordination games based on experimental semiotics and completed the Autism-Spectrum Quotient (AQ). Contrary to the traditional view of autistic traits, but consistent with the fact that individuals with these traits have been involved in many societal innovations, the results of this study show that autistic traits can facilitate the establishment of novel communication systems. Furthermore, correlation analysis suggests that various subcategories of autistic traits show differences in their relation to the stages involved in the establishment of communication systems. The findings contribute to our understanding of the process of language evolution and could promote communication among diverse individuals.
巻号頁・発行日
1000
著者
野呂 文行 藤村 愛
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.71-82, 2002-09-30 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
10

注意欠陥・多動性障害児童の授業準備行動の改善に関して、機能的アセスメントとそれに基づく介入方法の効果を検討した。機能的アセスメントは、教師に対するインタビューと教室内での直接観察によって収集された情報に基づいて実施された。このアセスメントから作成された介入案は、教室内で適用する前に大学相談室にて機能的分析が試みられた。アセスメントに基づいて担任教師に対して提案された介入案は、1)授業準備に関する個別指示、2)授業準備の遂行に対するトークンの提示であった。トークン表は担任教師により1週間に1回の割合で大学相談室に送付され、その結果に基づいてバックアップ強化子が対象児童に対して提示された。これらの手続きが実行されることで、対象児童の授業準備行動において改善が示された。この結果から、注意欠陥・多動性障害児童が教室内での示す行動問題に対して、機能的アセスメントの利用が有効であることが示唆された。
巻号頁・発行日
vol.[4], 1000