著者
西村 友幸
出版者
朝日プリント社
雑誌
サンライズ = SunRise
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.32-33, 2021-07-01
出版者
富山大学地域連携推進機構生涯学習部門
雑誌
富山大学地域連携推進機構生涯学習部門年報
巻号頁・発行日
no.22, pp.41-88, 2021-12

本稿は、かつて沖縄学の巨星とうたわれ、また沖縄における黎明期社会主義運動史に欠くことのできない草分けのひとりともされてきた比嘉春潮を対象に、彼が青年時代に執筆した日記と自叙伝を素材として、一人の知識人の誕生過程について考えるものである。
著者
島村 直幸
出版者
法学新報編集委員会
雑誌
法学新報 (ISSN:00096296)
巻号頁・発行日
vol.123, no.7, pp.517-546, 2017-01-16

古代から中世、近代から現代までの帝国の興亡史を描く。古代のローマ帝国や中華帝国は、一定の地域に限定された「地域帝国」であった。イスラーム帝国は、「陸の帝国」であった。これに対して、近代以降のヨーロッパの大国は、「海の帝国」であった。ただし、ヨーロッパ地域では、同時に「主権国家」「国民国家」であった。現代のアメリカは、「植民地を持たない帝国」「非公式の帝国」である。ソ連邦の崩壊で、「公式帝国の時代」は終わった。ただし、中国を「残された最後の陸の帝国」と見ることもできる。
著者
梅田 和徳
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.325-329, 2020

<p>デジタルデンティストリーは,歯科治療のクオリティや安全性を向上させ,歯科医業のワークフローそのものをスピーディーかつ根本的に変化させている.</p><p>インプラント治療においては,デジタライゼーションされたことで事前情報の活用範囲は一気に広がり,治療プロトコールが大きく変化し,治療期間は短縮し手術回数が減り,低侵襲治療を実現できている.修復や補綴の分野では強度がある審美性の高い材料の出現で,健全歯質へのダメージを減らすことができた.アライナー矯正の分野は,口腔内スキャナーを使用したデジタルデータでアライナー作製を行っている.さらにはそのデータを加工し,患者へのプレゼンテーションにも活用し始めている.</p><p>今後さらにデジタル化が進むと,歯科医師の役割そのものを考え直すことが必要になってくるようになるかもしれない.</p>
著者
江藤 光紀
出版者
筑波大学人文社会科学研究科現代語・現代文化専攻
雑誌
論叢 現代語・現代文化 (ISSN:18830358)
巻号頁・発行日
no.23, pp.1-23, 2022-01-21

本論文は科学研究費助成課題「地域におけるオペラ上演・劇場運営についての日独英の比較研究」、基盤研究(B)20H01215 の成果である。
著者
早川 与志子
出版者
明治大学大学院教養デザイン研究科
雑誌
いすみあ
巻号頁・発行日
vol.2, pp.60-64, 2010-03

古希を過ぎてなお、テレビの第一線で、しかも第一級の番組を作り続けているディレクターはそうはいない。石橋冠さんは、テレビが新しい娯楽として定着した六〇年代後半に民放のテレビ局に入社し、半世紀以上制作現場に関わってきた。テレビの最盛期を体験し、現在も現役で活躍するドラマの演出家は、彼が最後ではないかとも言われている。 作品を見ながら、テレビの変遷と時代について語っていただいた。僕の敬愛しているビートたけしさんが明治大学出身なので、今日はちょっとドキドキしてやってきました。僕らの学生時代とはうって変わって、設備の良い、整った校舎なので、眼を丸くした次第です。「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」と寺山修司が言っていますけど、今日は学生時代のことをふんだんに思い出しています。

1 0 0 0 OA 周禮 12卷

著者
(漢) 鄭玄 註
巻号頁・発行日
1000

周礼12巻 漢鄭玄注 唐陸徳明釈音 〔江戸〕写 狩谷棭斎跋 大7冊
著者
松本 浩司
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集. 社会科学篇 = Journal of Nagoya Gakuin University (ISSN:03850048)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.115-133, 2018

〈深い理解〉は,暗記を主とするこれまでの教育方法からアクティブラーニングへの変革を象徴しており,理解における多元・重奏性の深化を追求することである。社会科・社会科学教育におけるそれを促す教授は,社会認識の概念変化,共感としての視点取得,発達的パフォーマンスという3つの要素を有する。これらの要素における強調点を端的に言えば,自己と社会とを知り創造すること,ミクロな視点とマクロな視点とをあわせもつこと,③〈借り物〉となっている知識を用いた,現実社会における環境との相互作用としての行為を促すことによって,概念理解の長期的な変容過程を扱うことである。