著者
田中 穂積 Hozumi Tanaka
雑誌
経済と経営
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.33-51, 2010-03

1 0 0 0 OA 目次・表紙

雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.01, 2014-12-15
著者
瀬川 英吾 徐剛 辻 三郎
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.73(1992-CVIM-079), pp.33-36, 1992-09-17

画像から対象物の輪郭線を抽出することは、非常に重要である。Kassらによって提案されたsnakeは、輪郭線を抽出する問題を、エネルギー関数の最小化問題に変換する。しかし、snakeを望ましい輪郭に収束させるためには、適切な初期位置を設定する必要があり、また、パラメータも適切な値に設定しなければならない。従来、これらのパラメータは、試行錯誤によって決められていた。本報告では、snakeを円で近似することによって、パラメータの設定を簡単化する方法について述べる。
著者
松野 充貴
雑誌
人間文化研究 (ISSN:13480308)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.19-29, 2014-07-31

本稿の目的はミシェル・フーコーの哲学におけるイマヌエル・カントの批判(概念)の役割を明らかにすることである。従来のフーコー研究ではフーコーとカントの関係はモダンとポスト・モダンの論争の枠組みのなかで論じられてきた。それゆえ、フーコー哲学とカント哲学は対立するものとして捉えられてきた。しかし、2008年に生前未公刊だった『カントの人間学』が出版され、フーコーのカント解釈が明らかになり、フーコーとカントの関係を見直さなければならなくなった。なぜならば、フーコーは『カントの人間学』のなかで、自らがこれから歩む哲学的企図をカント哲学と関係づけながら論じているからである。そこで、本稿はまず『カントの人間学』におけるフーコーのカント解釈を論じる。次に、『臨床医学の誕生』においてフーコーがニーチェの試みを『純粋理性批判』と対比して論じていることに着目し、フーコー哲学におけるニーチェとカントの関係を考察する。最後に、「啓蒙とは何か」のなかでフーコーが自らの探求を批判(概念)と論じていることに依拠しながらフーコーとカント哲学との関係を論じる。
著者
水間 宗幸
出版者
九州看護福祉大学
雑誌
九州看護福祉大学紀要 = The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare (ISSN:13447505)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.83-92, 2006-03

本研究では、成人した後にアスペルガー症候群であることを知った当事者のライフヒストリーを検討し、社会性の獲得を考察した事例研究である。先行研究がほとんどないものの、このような研究の重要性は今後の特別支援教育にとって重要な分野であると考える。本事例は、対人関係に困難さを持ちつつも高い社会性を獲得し、中学校の部活動のコーチをしながら一般就労しているケースである。この当事者との面談の語りと、それをまとめた本人の手記を中心に、ライフステージごとに発達のプロセスをまとめ、アイデンティティの形成と社会性と対人関係を発達的に分析することで、その獲得過程と成立過程を明らかにした。また適切な環境と必要な段階でのサポートが、彼の社会性を高めたと考えられた。今後の特別支援教育や発達障害者支援のために、同様に発達障害成人期の研究を積み重ねることが重要であると考えられた。
著者
水間 宗幸
出版者
九州看護福祉大学
雑誌
九州看護福祉大学紀要 = The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare (ISSN:13447505)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.17-28, 2003-03

本研究では軽度発達障害者の雇用に何が必要かを考察したものである。2002年に画期的な新しい福祉サービスが日本で始まった。1つは「自閉症・発達障害支援センター」であり、もう1つは、ジョブコーチ事業である。この2つの事業は軽度発達障害者に対し、全く福祉サービスがなかったために、日本では画期的なサービスである。しかし、両事業とももっと多くのマンパワーと専門家が必要となるだろう。またこれらの問題をさらに解決するために、さらに福祉サービスの変換が求められる。このような福祉サービスの転換は、軽度発達障害者を納税者へ移行することになる。またインフォーマルサポートおよび余暇スキル支援は彼らの安定雇用につながるものと考える。
著者
竹内郁雄 奥乃博 大里延康
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.34(1982-PRO-020), pp.1-8, 1982-10-18
著者
大里延康 竹内郁雄 奥乃博
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1984, no.71(1984-PRO-031), pp.5-12, 1985-03-12
著者
原田 康徳 勝沼 奈緒実 久野 靖
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.1765-1777, 2014-08-15

近年,コンピュータプログラミングが小学校教育においても重要な教育テーマと見なされるようになりつつある.わが国においても,小学生を対象とした多くのプログラミング教育活動があるが,その大半は専門家が教え,多数のヘルパーがつくものであり,そのまま公立小学校などに導入することは難しい.本稿では東京都墨田区立緑小学校の課外活動である「みどりっ子クラブ」において,教育用プログラミング言語「ビスケット」を使用したプログラミング教育の事例について報告している.この活動は,1人ないし2人の非専門家の地域ボランティアによって,各回数名~数十名の児童を集めて3年半にわたり実施されているが,本稿で報告する教え方に関する多様な工夫やそれをサポートするビスケットシステムの工夫のおかげで,うまく機能している.評価として,参加児童の数名に対してインタビューを実施した結果,(1)子どもたちはコンピュータをブラックボックスではなくそのうえで自力で面白いものが作れるようなものだと認識するようになったこと,(2)プログラミング上のさまざまな「技」を進んで教え合っており,協同学習がうまく行われていることが示された.
著者
嶋田 敬士 山田 亨 高崎 友香 野口 祥宏 山崎 郁子 福井 和広
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.2569-2581, 2014-12-15

病院でのリハビリテーションの一環として行われる取り組みの1つに,音楽療法士が音楽の力を意図的・計画的に利用して,患者の心身障害の回復や機能の改善に役立てる音楽療法がある.従来その効果は,病院や音楽療法士が各々独自に設けた評価基準と介入内容の記録などを通じて質的・量的に評価する方法が試みられてきたが,患者の症状,回復状況や個性が様々なことなどから,客観的で統一的な評価方法を確立することは非常に困難であった.そこで我々は,患者の心身賦活にともなって広く一般的に見られる表情である笑顔に着目し,評価記録用に撮影された音楽療法時の映像データのみから患者の笑顔度を定量化した.さらに,あらかじめ構造化されていた療法内容に着目し,介入の質が異なる場面での笑顔度の違い,それらの経過回数にともなう変化を統計的に検定した.その結果,療法内容と経過にともない統計的に有意な患者の表情変化を確認するとともに,その変化が従来行われてきた主観評価結果とも高い相関を示していることを確認した.
著者
宮崎大輔 實重貴文 馬場雅志 古川亮 青山正人 日浦慎作
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2014-CVIM-194, no.15, pp.1-8, 2014-11-13

メタメリズムとはある光源下では 2 つの物体が異なる色として知覚されるが別の光源下では同じ色として知覚される現象である.本研究では,メタメリズムを利用したトリックアートの作成手法を提案する.与えられた光源下でメタメリズムが生起する条件を満たす油絵の具を提案手法によって計算する.実験では,2 光源・4 物体色の間で生起されるメタメリズムについて計算をおこなった.これにより擬似的な陰影を表現することができ,二次元の絵画が三次元の物体として知覚されるトリックアートを実現することができた.
著者
田村 友和 高井 昌彰 高井 那美
雑誌
研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2010-CG-141, no.13, pp.1-6, 2010-11-01

仮想空間において 1 枚の紙を用いる一般的な折り紙に関する研究はこれまで数多く行われてきたが,同一形状の折り紙 (ユニット) を多数結合させて一つの立体形状を構築していくユニット折り紙を対象とした研究は未だない.本論文では,ユニット折り紙の中で最も代表的な薗部式ユニットに注目した.ユニット折り紙で組み上げる際の制約を考慮した変形を予め 3 次元メッシュモデルに施した上で,正四面体と正八面体の組み合わせによってモデルをボクセル化し,その後それらの表面にユニットを配置する.これにより任意の 3 次元メッシュモデルの近似形状をより少ないユニット折り紙で再現することが可能となる.
著者
山本 秀麿
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.A33-A43, 1997-03-31