著者
中島 邦枝 肥塚 史郎
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.345-348, 2017-10-25 (Released:2017-11-08)
参考文献数
13

小児における下腿の複合性局所疼痛症候群症例に対し,薬物療法と鏡療法の併用が有効であったので報告する.症例は11歳,男児.持久走中に転倒し右足関節を受傷した.近医に通院するも軽快しないため受傷から3カ月後当院へ紹介となった.受診時,右足関節以下に強いアロディニアと右足優位に冷感を認めた.関節可動域は完全に制限されていた.わずかな運動でも痛みを強く訴え,数値評価スケール(numerical rating scale)は10/10であった.プレガバリンの内服を開始し,増量後多少の効果が認められた.鏡療法の併用とクロナゼパムの追加投与を行ったところその3週間後にはアロディニアが軽減し,6週間後には部分歩行が可能となりプレガバリンを減量した.初診後11週で歩行が可能となりクロナゼパムの内服を中止した.初診時より6カ月後の受診時では日常生活は問題なく,痛みがないためプレガバリンの内服を中止した.その後1年半以上経過したが再発はみられていない.小児の複合性局所疼痛症候群では,診断の遅れが重症化に影響するため早期の診断が重要であり,集学的に治療する必要性が高いと考えられた.
著者
清水真砂子著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2015
著者
清水真砂子著
出版者
大和書房
巻号頁・発行日
1984
著者
清水真砂子著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1998
著者
清水真砂子著
出版者
JICC出版局
巻号頁・発行日
1992
著者
清水真砂子著
出版者
洋泉社
巻号頁・発行日
1995
出版者
現代版画センター
巻号頁・発行日
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著者
板倉聖宣著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2011

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著者
板倉聖宣著
出版者
仮説社
巻号頁・発行日
1994
著者
李 順徳 崔 明淑 三井 沙織
出版者
埼玉大学大学院文化科学研究科
雑誌
日本アジア研究 (ISSN:13490028)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.65-86, 2009

1928 年生まれ,「在日2 世」の李順徳(イ・スンドク)さんは,17 歳のとき,広島で被爆している。1987 年に,アメリカでの平和行動に参加したことをきっかけに,学校の生徒たちを相手に「被爆体験」を語る語り部として活動するようになった。「音もない,光もない。ほんとに衝撃も受けてない。ただ〔壊れた〕家の下敷きになった,あらあら,なんじゃろうという感じ」と語る李順徳さんは,爆心地からわずか900 メートルのところで被爆したのだ。彼女が記憶のままに語る原爆投下直後の広島は,まさに「地獄絵」そのものだが,そこに登場する人びとは,文字どおり「素っ裸のひとたち」であり,日本人も朝鮮人もない世界として語られている。李順徳さんの語りが在日韓国人女性のライフストーリーにほかならないことは,彼女が広島で被爆するに至るまでの物語,つまりは植民地支配下に仕事を求めて両親が渡日してきたがゆえに,彼女が〈そのとき,そこに〉存在したのだということと,戦後復興後かなりの日にちが経ってから,やっと,彼女たち在日韓国・朝鮮人被爆者には「被爆者手帳」の取得が可能になったという,日本人被爆者と在日被爆者とのあいだの行政的差別の存在が語られることで,明らかになる。――それだけに,被爆体験自体は,民族を超えたところで記憶され,物語られていることが,いっそう象徴的に際立つ。わたしたちは,李順徳さんのかけがえのない《記憶》が,語りをとおしてひとつの《記録》に転化する場面にたちあえたことをうれしく思う。
著者
中嶋 正之 安居院 猛 中内 健二 柳川 和雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.748-755, 1985-07-15

現在撮影ミスのなかで最も多い部類にあると考えられる手ブレに関し そのディジタル信号による自動検出アルゴリズムの提案を行う.本論文では プレの判定基準をシャッタが開放時間中 50μm以上の移動が生じたと判断することにより行い 一方向に並べた複数の画素の濃度変化の割合を検出する方式について示す.濃度検出部の画素数Nを2から16まで変化させ さらに 画像の階調レベル値を6?12ビットまで変化させてプレ検出のシミュレーションを行った結果を示す.本実験により N=4 階調レベル6ビットの構成でも94%以上のプレが検出可能であることが明らかとなった.また 本検出器を用いてプレ検出装置を構成する方式について述べている.
著者
津金 麻実子
出版者
中央大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2016-07-27

昨年度までに、リポソーム内でmiRNAを等温増幅し、検出することに成功した。これはプライマー、DNAポリメラーゼ、制限酵素を用いて標的microRNAを55℃の等温で増幅し、蛍光プローブ(SYBR GreenⅠ)で検出する方法である。本年度は等温増幅反応試薬内封リポソームとエキソソームと融合させ、リポソーム内でエキソソーム由来microRNAの検出を試みた。オクタデシルローダミンで膜染色したエキソソームと核酸等温増幅反応の反応液を内封したリポソームを混合後、電気刺激により膜融合させて55℃で2時間反応させた。しかし、リポソーム内でSYBR GreenⅠの蛍光は観察されなかった。電気融合はエレクトロポレーション用のキュベットを用いたが融合効率が低いことや、エキソソーム内のmiRNA濃度が低いことが理由として考えられる。最近、カバーガラスとアルミテープで作製した電気融合チャンバーを用いると融合効率が高く、さらに顕微鏡観察下で融合を実施できることがわかった。そこで、融合効率を上げるためのマイクロチャンバーデバイスの開発を行った。
著者
佐藤 法世 松藤 敏彦
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会研究発表会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.19, pp.39-39, 2008

都市ごみ処理施策に対する住民の満足度を,アンケート調査によって評価した。調査方法は収集システム,再使用・減量化,情報伝達など,43の質問からなっている。調査は,住民基本台帳にもとづく無作為抽出,インターネットモニターによる調査,および調査の簡便性のため環境関係NPO団体調査の,3種類を実施した。前2者のアンケート回収率は,50%程度と高率であった。調査方法別に比べると,インターネット,市民団体調査は,無作為抽出結果と差があり,やはり対象の偏りが避けられない。しかし調査の容易さが特長であり,場合によって方法を使い分ける必要がある。質問項目は少ないことが望ましいため,クラスター分析,因子分析によって項目を再分類した。両者はほぼ同じグループにまとめられ,その中から代表質問を選ぶことで調査は簡便になる。なお,回答者属性のうち,年齢のみに回答との相関が見られた。
著者
中島 明日佳 船山 道隆 中村 智之 稲葉 貴恵
出版者
認知リハビリテーション研究会
雑誌
認知リハビリテーション (ISSN:24364223)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.37-39, 2021 (Released:2021-10-11)
参考文献数
8

・Real-time support with Internet of Things might be practical for cognitive dysfunction, e.g. an automatic reading-out system for dyslexia and a remainder with smart speaker for attention/executive dysfunction.・Rehabilitation with Internet of Things might have great potential for supporting patients with cognitive dysfunction.
著者
李 奇泰
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 = Journal of law, politics and sociology (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.94, no.2, pp.275-296, 2021-02

I はじめにII 文在寅政権の「韓半島の平和プロセス」と日本 1 「韓半島の平和プロセス」と日本 2 「新韓半島体制」における日朝関係 3 安倍政権の朝鮮半島の平和プロセスに対する認識と評価III 安倍政権の対北政策と日朝関係の争点 1 北朝鮮の核/ミサイル問題 2 日本人拉致被害者の問題 3 日韓国交正常化との関係 4 北朝鮮の持続的な対日非難 5 中国要因IV おわりに添谷芳秀教授退職記念号