著者
諫早 勇一 Yuichi Isahaya
出版者
同志社大学言語文化学会
雑誌
言語文化 = Doshisha Studies in Language and Culture (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.69-87, 2011-08-25

ナボコフがゴーゴリ論の中で使って有名になったposhlostという語は、ゴーゴリ自身が自分の作品を論じるにあたって使った語だが、その後メレシコフスキイ、ゼンコフスキイらさまざまな批評家もゴーゴリの作品を論じるにあたって用いてきた。本論では、poshlostという語の意味の変化を追いながら、その意味の広がりを検討し、ナボコフの用法によってこの語を理解することの危険性を指摘した。
著者
森山 三千江 大羽 和子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.38, 2004 (Released:2005-04-02)

目的 スプラウトは年中安定して入手できる野菜でビタミンやミネラル、食物繊維の良い供給源である。ブロッコリーなど新種のスプラウト中のビタミンC(VC)量およびラジカル捕捉活性が従来のスプラウトより高いことをすでに報告した。ポリフェノール含量などの機能性成分量を測定するとともに、近年、リスクファクターとして注目される硝酸量も測定して、様々な角度から、スプラウト類が健康増進によいかどうかを検討することを目的とした。方法 市販および生産農園から直送されたスプラウトを用い、細かく刻んでメタリン酸やリン酸バッファーとともに完全に磨砕し、冷却遠心分離後、上清を試料液とした。試料液を希釈、フィルター濾過した後、イオン交換カラムを用いHPLCで分離し、ビタミンCや硝酸イオンを検出し、検量線より含量を測定した。結果および考察 貝割れ大根のVC量が緑豆もやしの約5倍であったのに対し、硝酸量は緑豆もやしの約60倍と著しく高い値であった。クレソンやレッドキャベツの硝酸量は貝割れ大根の含有量より多く、そばスプラウトの硝酸量の2倍以上であった。豆苗ではVC量が他の新種のスプラウトと同様に高かったが、硝酸量は著しく低かった。VC量では殆ど差は見られなかったブロッコリースプラウト類のうちスーパースプラウトの硝酸量が多かった。また、生産農園によってスプラウトの硝酸量が異なったので、栽培する際の肥料の違いにより硝酸量に影響があると考えられた。ブロッコリースプラウトは抗癌作用も報告されており、VC量、ラジカル捕捉活性も新種のスプラウトの方が従来のスプラウトより高いことから、施肥方法によって硝酸量を低く押さえると、健康増進に良い食品となることが示唆された。
著者
坂本 信道
出版者
中央図書出版社
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.p1-15, 1991-06
著者
玉置 了
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.59-82, 2020-09-30

[要約]本研究は,SNS の投稿への反応としていいねに着目し,画像投稿とテキストのみの投稿とでいいねが促される投稿の特徴を比較する。データは Twitter から Kyoto の語を含むツイートを獲得し,深層学習により観光に関するツイートを抽出した。本研究ではテキスト投稿と画像投稿の大小によりツイート4群に分け,LIWC2015を用いて使用単語を数量的に比較した。結果,いいねが多い投稿では画像とテキスト共通して感情的・認知的な語,動作や時間に関する語,一人称の代名詞の使用が多いものの,テキスト投稿の方がより出現率が高いことが示された。考察として個人の経験を示す投稿が多くのいいねを獲得し,さらに画像投稿は言葉で表現する傾向が弱く,画像表現がそれを補うこと,またその解明を研究課題として示した。[Abstract]This study focuses on Likes as a response to posts on SNS, and compares the text contents that prompt people to click Likes on posts with images attached and posts with only text. The data was obtained from posts about Kyoto from Twitter and extracted tweets about tourism using deep learning. This study classified tweets into four groups based on the size of the likes in text and image posts, and quantitatively compared the characteristics of the words used by LIWC2015. The results showed that posts that received more likes in text and image posts commonly used emotional and cognitive words, words about motion and time, and first-person pronouns, but the occurrence of these words was higher in text posts. The discussion suggests that posts that show personal experiences received many likes, and that image posts tend to be less expressive with words, and that there is a possibility of image complementation behind them, and that elucidation of the image representation is a research topic.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1428, pp.6-9, 2008-02-11

2月最初の日曜日の夕方。声の主は、前日に訪れた東京都内のマンション販売担当者だった。冒頭のセリフを早口でまくし立てると、少し間を置いた後、こうささやいた。「昨日ご覧いただいたお部屋、あと10%勉強させていただきます」。携帯電話で1000万円引き 南向き2LDK約70m2の部屋が約7500万円。担当者の言葉は、この分譲価格から800万円近く値引きすることを意味していた。

1 0 0 0 資料と方法

著者
谷川 恵一
出版者
日本近代文学会
雑誌
日本近代文学 (ISSN:05493749)
巻号頁・発行日
vol.101, pp.1-15, 2019

<p>文学を含む明治以降の文化資料の網羅的な収集が開始されたのは一九二三年の関東大震災前後からである。集められた明治初期の資料は、価値のない作品として文学史が周縁に押しやってきたものが大部分であり、当時刊行が始まった大規模な文学全集にもほとんど収められることがなかった。こうした膨大な資料と向き合ったのは、明治文学史ではなく、二〇世紀前後に文献学という訳語とともに移入されたphilologyであった。三木清は、文学史研究の基礎に文献学を据えたが、文献学と文学史とはけっきょく別々の道を進んでいくことになった。</p>

1 0 0 0 OA 近世実録全書

著者
早稲田大学出版部 編
出版者
早稲田大学出版部
巻号頁・発行日
vol.第十二卷, 1929

1 0 0 0 Space

著者
ジャパンプレス社 [編]
出版者
ジャパンプレス社
巻号頁・発行日
vol.2(11), no.23, 1972-11
出版者
日本海運集会所
巻号頁・発行日
vol.5月特大, no.536, 1972-05