著者
中村 眞
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.121, 2020-11-26

小中学校児童生徒に一人一台端末を用意し,学校に高速インターネットを実現する「GIGAスクール」は,教育の変革・深化・転換のチャンスとなる.新型コロナによる臨時休業時,児童生徒と学校を ICT によりつなぐ「止めない学校プロジェクト」を推進し,その経験が奈良市の GIGA スクール構想に引き継がれれている.家庭への持ち帰りを前提とし,家庭学習でも活用する「端末を文房具として活用する新しい学びのスタンダード」と,これを支える学校ネットワークの再構成について報告する.
著者
小林 政治郎 山城 貞男 植村 幸生
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.13, no.125, pp.110-116, 1964-02-15 (Released:2009-06-03)
参考文献数
5

In this paper, the relations between Charpy impact strength (Absorbed energy/area under notch) and shape of V-notched test bar of unplasticized P.V.C. are described. The results obtained are summarized as follows:(1) Charpy impact strengths are not varied by the deviation of the width, the thickness and the notch angle of test bar in the range of experiment.(2) But they are varied by the deviation of the notch depth and the notch radius.(3) The quantitative values of error of impact strength which are introduced by these deviations are shown on Table I.
著者
船山信一著
出版者
ミネルヴァ書房
巻号頁・発行日
1965
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.54-59, 2012-10

2011年4月に増床オープンした大丸梅田店が好調だ。2012年3〜7月の売上高は、増床開店の直後で好調だった前年同期と比べて、さらに5%増えた。老舗の常識から離れて、「ポケモンセンター」などの人気テナントを誘致。手薄だった30〜40代の顧客を家族で取り込んだ。増床直後は1日20万人が来店した常識破りのデパートはどう誕生したのか。
著者
鈴木 大助
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.79-84, 2020-11-26

コロナ禍下での対応のため,大学では公正公平なオンライン試験を実現するための方法が模索されている.筆者はオンライン CBT 試験における不正行為防止策について検討し,担当科目「ネットワーク論Ⅰ」において実践した.資料参照・インターネット検索・他者との相談を防止することは困難であるため,許容することを前提とし,問題解決能力・実践力を測定する問題を出題する方針とした.一方で,替え玉受験と答案のすり替えについて重点的に防止するよう努めた.試験問題には,受講生個人のネットワーク設定情報とネットワーク経路情報の調査報告を含めた.また,受講生個人の情報に依存して正答が変わるネットワーク構築問題を出題した.Web カメラは本人確認の目的で利用した.受講生は中国からの留学生 18 人で,うち 6 人は未入国のため中国本土からインターネット経由で受験した.得点は 37.5 %~50 % の得点率にあたる区間をピークとした広い範囲に分布しており,本試験は受講生の達成度を識別する能力を有すると考える.また,受講生によるオンライン CBT 試験に対する評価は教室試験と同等以上であり,コンピュータを利用した実践的な問題であることが好意的に受け止められている.オンライン CBT 試験は,出題の工夫を含めた適切な不正行為防止策を実施することで,教室試験を代替する公正公平な試験となりえる.
著者
酒井 大輔
出版者
北見工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

本研究では、物理的・化学的に安定しており、高い透過率を有するガラスの中で、世界的にもっとも普及しているソーダライムガラスに対し、微細な屈折構造を形成し、光学機能を付与する方法の確立と実現を目的とした研究を行う。従来、ガラスに対する微細構造形成には、大掛かりで高価な装置が必要であったが、本研究では、より安価な装置で処理が可能な独自の電界プロセスによる構造形成を目標としている。4年間での研究遂行に向け、・電圧プリント法の確立・選択堆積法の発展・微細屈折構造の光学機能計算・実装・評価の3点に着目した研究を計画している。初年度となる2018年度は、まず、電圧プリント用実験装置を作製した。電圧印加プロセスにおける昇圧タイミングを制御し、その際に流れる電流値を収集する必要があったため、LabVIEWを用いた機器制御プログラムとデータ収集プログラムを開発した。必要となる高圧電源などは過去の研究で用いた装置を流用し、ヒーター並びに徐冷機構を備え、温調も可能とした。作製した装置を用い、電圧プリント実験を行った。正極には荒い周期構造を加工した金属を用い、ソーダライムガラスとの間に微細な凹凸構造を形成した樹脂をはさみ、電圧印加を行った。電圧印加後、ガラス表面をレーザー顕微鏡により観察した結果、ガラス上には正極の荒い周期に応じて、樹脂上に形成されていた微細な構造を転写できていることが明らかとなった。加工の容易な樹脂上に形成した構造を加工の困難なガラスに転写できる新たな手法となり得るため、特許出願を行い、国際会議などで発表を行った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.706, pp.116-118, 2008-06-15

チケット販売最大手のぴあは5月16日、実に社員の3分の1に及ぶ90〜100人もの希望退職募集を柱とする経営再建策を発表した。2008年1月に稼働させたチケット発券システムのトラブルにより、08年3月期に25億円の純損失を出したためだ。10年ぶりのシステム刷新に落とし穴があった。 ぴあにとってチケット事業は、売上高の9割を占める中核中の中核事業。
著者
濱口 郁枝 上島 一泰 吉田 有里 森 由紀 大森 敏江 中野 加都子 松村 俊和 山本 存 藤堂 俊宏 宮田 倫好
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.69, 2017

<b>目的 </b>女子大生のコーヒーの嗜好について調査し、好まれるコーヒーを検討した。 <br> <b>方法 </b>兵庫県内の一大学の女子学生を対象とし、コーヒーを飲む頻度や嗜好に関する質問紙調査と、2回の官能評価を実施した。1回目は、普段コーヒーを飲まない24名に円卓法で検討した。試料は、H:数種のブレンド・焙煎標準、J:ミャンマー産をブレンドに追加・焙煎軽め、P:オリジンごとに分けて焙煎、の3種とし、ブラックとミルクや砂糖を入れて評価した。2回目は64名に、1回目の結果をもとに改良したものと、エチオピア産のシングルオリジンをブラックで味わい、2点嗜好試験法で比較した。 <br> <b>結果 </b>ドリップコーヒーを飲む者は23%と少なく、カフェラテなど甘めのコーヒーを飲む者が70%と多かった。官能評価1回目の結果、Hは、香ばしくて美味しく飲みやすいが酸味がある、Jは、ブラックでも飲みやすくミルクと砂糖を入れると一番美味しい、Pは、酸味が強く美味しさは他より劣る、との評価が得られた。そこで、評価の高いJの焙煎度を上げてコクを出し、ミャンマー産の豆をインドネシア産マンデリンG-1にかえて改良した。2回目の結果、酸味、総合評価ともにJの改良が好まれた(各p<0.01)。Jの改良を飲んだ後は、コーヒーの好みの程度が上昇した(p<0.01)。したがって、穏やかな酸味とバランスのとれた味わいのブレンドコーヒーは、ブラックでも女子大生に好まれることが示唆された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1989, pp.30-33, 2019-04-29

交通手段の利用料金や経路などの情報を一元的に表示できればレベル1だ。日本ではナビタイムジャパン(東京・港)が提供するルート検索アプリ「ナビタイム」がこれに当たる。 レベル2は、様々な交通手段の予約やチケット発券、決済までをアプリ上でこなせる…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.734, pp.43-50, 1999-01-11

クリスマス商戦真っ只中の1998年12月12日,任天堂の家庭用ゲーム機「NINTENDO64」用音声認識ゲーム・ソフト「ピカチュウげんきでちゅう」が発売された。1998年最大のヒット作「ポケットモンスター」の総合プロデューサである石原恒和氏が,「ピカチュウの最高峰」と自負する作品だ注1)。 セールス・ポイントは,音声認識機能をフルに使ってピカチュウと話ができること。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1566, pp.9-10, 2017-06-26

放送業界では「若者のテレビ離れ」を深刻に受け止め、何とかそれを止められないかと躍起になっている。民放は、若者を引き寄せようと、若者向けの番組を作って編成しているが、それも目立った効果は見られない。むしろ高視聴率を稼ぎだしているのは、中高年…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1836, pp.56-60, 2016-04-11

日本の損害保険業界全体の正味収入保険料(売上高に相当)は2014年度で約8兆800億円ある。このうち5割程度を占めるのが主力の自動車保険だが、人口減少による自動車販売台数の頭打ちや若者の車離れによる影響は不可避。自動車保険に次ぐ収益源となっている火災…
著者
三橋 弘宗
出版者
日本陸水学会
雑誌
陸水学雑誌 (ISSN:00215104)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.251-258, 2000-10-30 (Released:2009-06-12)
参考文献数
20
被引用文献数
2 2

東京都多摩川水系秋川において,ニッポンアツバエグリトビケラNeophylax japonicus とコイズミエグリトビケラNeophylax koizumii の流程分布及び生活史の調査を行なった。上流域にはニッポンアツバエグリトビケラが,下流域にはコイズミエグリトビケラのみが分布しているが,比較的広範囲で両種の分布の重複がみられた。両種が同所的に生息する地点で生活史の調査を行なった。この2種はともに年一化の生活環をもち,ニッポンアツバエグリトビケラは,コイズミエグリトビケラよりも3ケ月早く12月に初齢幼虫が,1ケ月早く10月に成虫が出現した。両種間で幼虫,蛹,成虫の出現期間にずれがあったが,幼虫期の一部と前蛹期では,出現期間の重複が認められた。両種の幼虫が重複して出現する時期に,微生息場所の物理環境条件を調べたところ,両種間で齢期構成は異なるが,ニッポンアツバエグリトビケラはコイズミエグリトビケラと比して,より流速が早く水深が深い場所に分布していた。また,両種ともに前蛹期と蛹期が生活環の半分以上の期間を占め,この時期に集合性を示すことがわかった。