著者
塩野,清治
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集
巻号頁・発行日
no.18, 1980-03-30

西南日本の地殻内地震及び地殻下地震のテクトニックな意味を,特に中央構造線(MTL)沿いの断層運動との関係において議論した。MTL沿いの断層運動の活発な部分(紀伊半島西部〜四国中部)では,地殻内における,小又は微小地震の活動が活発であり,MTLは,広い意味で,南側の地震活動域と北側の低活動域の間の境界となっている。これらの小地震によって解放される歪は,小規模なものであるため,MTLの断層運動が活発な部分のまわりに,過去1,000年の間に大地震が発生していない事実は,近い将来における大地震の発生を示す「地震の空白域」として,認識されるべきであろう。地殻下地震の分布や地震波高速度層の分布から,high-Q zoneの分布を参考しつつ,南海トラフからもぐりこんでいるフィリピン海プレートの形を推定した。その形は,MTLの断層運動と密接な関係があり,(1)断層運動の活発な所では,もぐりこむプレートのの先端は,MTLの外側にある,(2)断層運動が不活発な所では,プレートの先端は,MTLの下を横切って内側までのびているという見かけ上の位置関係がみられる。この関係は,MTLより外側の大陸プレートがMTL沿いに,内側のプレートからdecoupleするか,又は,decoupleしないかという関係におきかえて説明することができた。
著者
大阪高等学校 編
出版者
大阪高等学校
巻号頁・発行日
vol.自昭和6年4月至昭和7年3月, 1931

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1910年12月06日, 1910-12-06

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1924年02月14日, 1924-02-14

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1897年07月01日, 1897-07-01

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1933年06月15日, 1933-06-15
出版者
東京高等商業学校
巻号頁・発行日
vol.明治31-32年, 1912

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1905年05月23日, 1905-05-23

1 0 0 0 OA 山陽論叢

著者
山陽学園大学・山陽学園短期大学紀要委員会
出版者
山陽学園大学
巻号頁・発行日
vol.2018年度, no.(25), 2019-03-19

1 0 0 0 OA 大日本史料

著者
東京大学史料編纂所 編
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
vol.第8編之9, 1923

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1905年04月17日, 1905-04-17

1 0 0 0 OA 学員名簿

著者
中央大学学員会 編
出版者
中央大学学員会
巻号頁・発行日
vol.昭和4年, 1929
著者
赤石 大輔 中村 浩二
出版者
The Japan Society of Medical Entomology and Zoology
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.195-199, 2014-12-25 (Released:2015-02-06)
参考文献数
10
被引用文献数
2 2

中部日本の環境の異なる3地点からキノコ子実体を採集し,実験室内で子実体内部に成育するハエ類を羽化させた.その結果,モモグロオオイエバエMuscina angustifrons (Loew)は,新たに19種のキノコを利用していることが判明した.本種は,キノコ子実体のみで羽化すること,また,カメの人工餌でも羽化することが確認された.本種の終齢幼虫は,与えられたミスジショウジョウバエDrosophila bizonata Kikkawa and Pengの幼虫を捕食した.以上の結果から,野外ではキノコ子実体以外に,おそらく植物組織,糞,動物遺体などを利用する雑食性であるともに,キノコ食双翅目群集内において,ギルド内捕食者でもあると推測された.
著者
太田 亘
出版者
日本ファイナンス学会 MPTフォーラム
雑誌
現代ファイナンス (ISSN:24334464)
巻号頁・発行日
pp.420001, (Released:2020-04-24)
参考文献数
45

証券市場において大口投資家は,流動性および価格発見に影響を与える.大口投資家が発注するとき,他の投資家および私的情報を保有する情報投資家も同じタイミングで発注することで,売買が活発になり,価格発見が行われてボラティリティが高くなる,という集中仮説,および大口投資家がしばらく発注しないと予想されるとき,情報投資家が発注することで価格発見が行われてボラティリティが高くなる,という締切仮説が考えられる.本稿では,日本銀行を大口投資家として,REIT購入前後の取引について,公表情報を用い,2つの仮説を検証した.分析結果は2つの仮説と整合的であるとともに,大口投資家が発注するとき流動性が向上し,しばらく発注しないと予想されるとき流動性が低下することがわかった.大口投資家の発注は,他の投資家の戦略的行動を通じて,発注時のみならず非発注時にも流動性および価格発見に影響を与えている.
著者
矢島 拓弥 後藤 春彦 山崎 義人 遊佐 敏彦
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.76, no.670, pp.2387-2394, 2011-12-30 (Released:2012-03-02)
参考文献数
16
被引用文献数
3 1

The past improvements of bicycle roads had put central emphasis on linear components, such as running bicycle lanes parallel to roadways. However, the past research on this topic show the growing needs of further improvement of planar components, including other roads. This study defines“detour activities”as side-trips that provide wider range of routes within a plane, and by questionnaire targeting bicycle tourists, the followings have been clarified: 1) the actual behavior of bicycle tourism, 2) spatial characteristics that induce detour activities. Given the above, this paper discusses improvements of bicycle roads that will promote“detour activities”.
著者
タンヤウイット ポンポー 山口 晴幸
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地球環境シンポジウム講演論文集 (ISSN:18848419)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.263-272, 2001-07-18 (Released:2011-06-27)
参考文献数
5

The investigations of coastal environment were performed from February 1997 to December 2000 at 620 places of Japan island seashores. The number of garbage drifted in seashores was counted and it was also divided according to its type and nationality. It is confirmed that large number of garbage have drifted from Japan and neighborhood countries such as China, Taiwan, Korea and Russia. In this study, the actual condition of coastal pollution by the drifted garbage is mainly described by the investigation in 2000. The ocean currents seem to be controlled the drifting direction of garbage. In Japan Sea, the high possibility that the most of garbage is drifted along Kuroshio and Tsushima Ocean current is pointed out. The investigation result of the remote islands in Japan Sea, Okinawa islands and Thailand seashores are arranged and compared.
著者
石原 浩一 泰山 裕
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.105-113, 2020-07-10 (Released:2020-07-10)
参考文献数
19

本研究では,フィードバックと振り返りが学習者の認知欲求に及ぼす影響を明らかにするため に,中学生を実験群と統制群に分け,2群比較を通してその効果を検討した.社会科歴史的分野 の授業を2単元行い,その前後における認知欲求尺度の回答を分析した結果,毎単元末にレポー ト課題に対する評価結果のフィードバックと振り返りを行った群の方が認知欲求が高まる傾向 が確認された.また,実験群の振り返りを分析した結果,振り返りを具体的に記述できていた群 は認知欲求が有意に高まり,抽象的な記述にとどまっていた群は有意な高まりが認められなかっ た.研究を通して,認知活動の評価結果を学習者に返却し,振り返りを具体的に書かせることで 認知欲求が高まる可能性が示唆された.
著者
藤原 智也
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.377-390, 2015

本論文では,まず学校と地域連携の実践の前提となる議論に考察を加えた。具体的には,近代における分化原理について考察した後,学校と地域共同体との関わりから教育を構成する社会改造主義の立場について,J.デューイに依拠してカリキュラムの統合原理と地域の共同性の側面から明らかにした。次に,社会改造主義について,ギデンズの「第三の道」理論と照合しつつ,成熟期近代としての今日におけるアクチュアリティを検討した。これらを踏まえて,学校美術教育における教科性をもとにした実践の有効性を論じ,筆者による中学校での授業事例の検討を通してその実践上の可能性を示した。