著者
鈴木 雅勝
出版者
城西大学大学院経済学研究科
雑誌
城西大学大学院研究年報 (ISSN:09110658)
巻号頁・発行日
no.32, pp.55-93, 2019-03

本モデル開発に際し,山口誠(元豊橋技術科学大学),山田光男(中京大学),藤川清史(名古屋大学),根本二郎(名古屋大学),井原健雄(香川大学・北九州市立大学名誉教授),木下宗七(名古屋大学名誉教授(2017年5月逝去)),尾崎タイヨ(元京都学園大学)諸氏の貴重なコメントに謝意を表する。
著者
石井 僚 中山 留美子 黒松 拓馬 廣瀬 由衣 藤井 理沙 布野 詩織 又野 裕成 宮本 真衣
出版者
奈良教育大学
雑誌
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 = Bulletin of Nara University of Education. Cultural and Social Science (ISSN:05472393)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.77-85, 2019-11-29

The present study investigated the relationships between SES (Socio-Economic Status), attachment, and help-seeking in childhood. A total of 162 elementary school students responded to a questionnaire survey that assessed SES, attachment anxiety, attachment avoidance, and help-seeking. The results of a path analysis showed that SES is directly associated with seeking a person to get help. Regarding indirect association, the descriptive statistics and the results of a correlational test indicated a nonlinear association. In sum, while SES is positively related to attachment in children from all but the highest socio-economic groups, among children from the highest socio-economic group, attachment anxiety and avoidance are high. Furthermore, attachment anxiety is negatively related to revealing the reason for wanting help. Those results are discussed from the parenting point of view.
著者
太田 喜元 藤井 輝也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.386, pp.55-60, 2009-01-14
参考文献数
8
被引用文献数
5

近年,低速移動や静止した環境下で使用される無線端末が急増している.このような端末は,自ら走行する場合とは異なり,周囲の環境変化による伝搬変動を大きく受ける.そこで,屋内環境下で端末が静止している場合に,周囲の環境変化を与えるパラメータ(人の数,大きさ,歩行速度等)を直接考慮できる新たな伝搬モデルを提案した.提案モデルでは,運動体である人を直径Δwの円盤とし,端末に到来する電波を完全に遮断・吸収する完全吸収体モデルを仮定し,その値を個人の胴回りからおおよそ0.3mとした.本稿では人体による電波の遮蔽特性を実験的に明らかにし,人体を完全吸収体の円盤として扱う場合の等価半径について検討する.
著者
伊藤 良作
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.43-54, 1983-02-28 (Released:2010-09-09)
参考文献数
18

ヒト棘腕筋 (前鋸筋, 僧帽筋, 大・小菱形筋, 肩甲挙筋) について, 筋重量, 筋層の厚さ, 筋線維数および筋線維の太さの計測を行い, 相互に比較するとともに, ヒトの他筋およびサルの同筋と比較して, ヒト上肢帯筋の特徴を検討した.材料は10%ホルマリン水注屍10体 (男性; 5, 女性; 5) の右側から得られたもので, セロイジン包埋, H・E染色によった.結果は次の通りである.1.検査した筋の筋重量は僧帽筋が最も大で前鋸筋もこれに近かったが, 一般に男性の方が女性に優る傾向を示した.また, 筋層の厚さは前鋸筋の頭側部, 僧帽筋の中間部, 大菱形筋の頭側部が最も厚い部類に属した.2.1mm2中の筋線維数は前鋸筋が最も多く, 以下, 大菱形筋, 肩甲挙筋の順となり, 僧帽筋の中間部が最も少なかった.性別的に女性の方が男性よりも多い傾向を示した.3.筋線維の太さは僧帽筋の中間部が最も大で, 小菱形筋と肩甲挙筋がほぼ等しくてこれにつぎ, 大菱形筋と前鋸筋の各部が最も小であり, 性別的には前鋸筋と僧帽筋では男性の方が女性よりも大なる傾向が認められた.4.カニクイザルと比較すると, 前鋸筋と菱形筋ではサルは尾側部が他の部位よりも著しく発達したのに対し, ヒトでは部位間に明らかな差が認められなかった.また, ヒトの菱形筋ではむしろ小菱形筋の筋線維が大菱形筋のそれよりも大であった.さらに, サルの僧帽筋では中間部の発達が悪かったのに対し, ヒトでは同部の発達が最も著しかった.5.以上のことから, ヒトでは肩甲骨の内転あるいは固定に関与する筋または部位が最も発達し, サルと異った部位差を示すことが明らかであり, これらはサルとヒトの上肢運動の相違に基くものと考えられた.
著者
藤本 愛子 石倉 忠夫 フジモト アイコ イシクラ タダオ Fujimoto Aiko Ishikura Tadao
出版者
同志社大学スポーツ健康科学会
雑誌
同志社スポーツ健康科学 (ISSN:18834132)
巻号頁・発行日
no.8, pp.48-52, 2016-06

研究資料(Material)発声を含む呼吸法の違いが,スタイラスを握っている手の把持力量と腕の筋電位に及ぼす影響について検討した結果,いくつかの呼吸条件で筋電位と把持力量に有意な強い正の相関が見られた.しかし,呼吸法合図前と合図後で比較した筋電位と把持力量の増加率については有意な差が見られなかった.これらの結果から,等張性筋力の発揮においては,力を発揮しやすい,もしくは無駄な力を抜きやすい呼吸法は個人によって異なり,それぞれに合った呼吸法を用いることが重要であると推察される.
著者
巌谷小波 著
出版者
中西屋
巻号頁・発行日
vol.ハナサカヂヂイ, 1911