著者
菅 知之 米倉 昭利 加藤 寛之
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.57(2001-EIP-012), pp.15-19, 2001-06-01

ネット社会の発展は目覚しく、今後の可能性に大きな期待がかけられているが、一方ではハッカーや成りすまし等の不安要素も抱えている。非対面・非書面が特徴のネット社会は無責任社会になる潜在的な可能性を秘めているが、無責任社会には善良な市民は入ってこなくなり健全な発展は望めないので、責任追及性の確保が今後の発展のキーポイントである。ネット社会での活動は電子データとして記録されるため、ばらばらに存在する個人情報が容易に収集することができ、その結果として起こり得るプライバシー侵害はネット社会の発展阻害要因となる。責任追及性とプライバシー保護とのバランスこそがネット社会の発展の鍵であり、そのためにはリアル社会との接点を確保して責任追及性を備えた匿名性の導入が有名である。
著者
有賀 裕二
出版者
中央大学商学研究会
雑誌
商学論纂 (ISSN:02867702)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.389-421, 2014-03-01
著者
佐橋 謙
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.p321-328, 1985-07
被引用文献数
1
著者
梶川 正弘 薄木 征三 武藤 哲男
出版者
日本自然災害学会
雑誌
自然災害科学 (ISSN:02866021)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.249-254, 1995-01-31

A strong wind disaster was caused by Typhoon 9119 in the Tohoku district on September 28,1991. The purpose of this report is to investigate the relationship between the surface wind field and the localization phenomena of severe forest damage by the typhoon in Akita Prefecture. The results are summarized as follows. 1)The strong wind of about 20 m/s in mean wind speed prevailed for about three hours in the restricted region of the northern inland part in Akita Prefecture. 2)This restricted region was coincident with the towns and villages suffered the severe forest damage. 3)The facts mentioned above suggest that Typhoon 9119 possessed the unique structure in the dissipating stage.
著者
小西 昭
出版者
京都大学
雑誌
特定研究
巻号頁・発行日
1985

運動ニューロンの変性機序を解明するために、その変性疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)で選択的に病変を免れるオヌフ核の入力線維の特異性を標識法により検索した。1.ネコの脳室内にコルヒチンを投与後、灌流固定し、脊髄の切片を作製して各種神経ペプチドに対する免疫活性をABC法で調べた2.下部腰髄と上部仙髄前角では、オヌフ核に、エンケファリン(ENK)陽性終末の密な分布を認めた。ENK陽性ニューロンは、後角とオヌフ核レベルの中心管周辺領域(第十層)に存在した。3.電顕でオヌフ核内のENK陽性終末を観察した結果、1)、多形性シナプス小胞を含み樹状突起と対称性シナプス結合をする終末70-80%、2)、球形シナプス小胞を含み樹状突起と非対称性シナプス結合する終末20-30%、3)、扁平シナプス小胞を含む終末0%、4)、クレストシナプスを形成する終末は約1%であった。4.オヌフ核へのENK陽性終末の起始ニューロンを同定するために、上部腰髄または下部仙髄の半切、後角の破壞実験を行ないENK免疫反応を調べたが、オヌフ核のENK陽性終末は減少しなかった。5.第十層にWGA-HRPを注入し、順行性に標識された終末の仙髄前角での分布を調べると、ENK陽性終末の分布と酷似していた。上記の実験結果から、オヌフ核への主要な入力線維終末はENK免疫活性を有し、その起始ニューロンは主に第十層に存在することが判明した。第十層には陰部神経に含まれる求心性終末が終止しており、第十層のENK陽性ニューロンはオヌフ核ニューロンを密に支配する。このような脊髄内神経回路は腰・仙髄の他の運動神経核では見られなかった。したがって、オヌフ核へのENK陽性脊髄内入力線維の存在が、ALSで他の運動核の変性にもかかわらず、オヌフ核が選択的に保存される機構の一因をなす可能性が高い。
著者
松田 春華 小川 智子 塚田 理奈 児玉 友紀 山崎 亜希子 小迫 由佳 宮本 啓代 森本 美智子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.4_47-4_55, 2012-09-01 (Released:2016-03-05)
参考文献数
47

本研究の目的は,青年期の女子大学生を対象とし,睡眠の質に影響を与える要因とその関連性の強さを明らかにすることであった。分析対象者は,A大学の2~4年生126名である。睡眠の質には,Pittsburgh Sleep Quality Indexの日本語版(PSQI-J)を用いた。PSQI-Jと各因子の関連性を重回帰分析を用いて検討した結果,PSQI-J合計得点に対して“STAI特性不安(A-Trait)合計得点”(β = .230,p < .01),“起床時刻の前進”(β = .221,p < .01),“足先の冷えの程度”(β =.191,p < .05)が関連していた。睡眠の質を高めるためには,これらの要因に焦点をあてて,方策を検討することが必要であることが示された。複数ある因子のなかでも不安傾向が睡眠の質に最も影響しており,睡眠の質を改善するには,メンタルヘルスに重点をおいた方策が必要となる可能性が示唆された。
著者
河田剛 [著]
出版者
角川書店
巻号頁・発行日
2001
著者
半谷 裕彦
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.501, pp.11-20, 1994-10-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
18
被引用文献数
1 2