著者
布施 匡章 三松 孝嘉
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.101-109, 2018-07-31

[Abstract]本稿ではサービスデザインの考えを用いて,世界的な問題である食品ロスを減らす方法のひとつとして,コンビニエンスストアにおけるおにぎりの新しい販売方法を提案した。意識啓発や企業努力によらず,簡単な手法で実行可能である点が社会的な貢献である。約一週間の実店舗における販売実証実験の結果,おにぎりの食品ロスを大幅に減少することができたことに加えて,仕掛けを施していない棚への波及効果も確認した。また,実施に当たっての課題についてもまとめた。[Abstract] In this paper, as a method to reduce food loss, which is a worldwide problem, we proposed a new way to sell rice balls at convenience stores using the idea of service design. The fact that this can be executed with a simple method that is independent from raising awareness or the company’s efforts, is what contributes to society. As a result of sales demonstration experiments in real stores for about a week, in addition to being able to drastically reduce the food loss of rice balls, we also confirmed a ripple effect on the shelves that weren’t manipulated. We also summarized the issues we faced in implementing.
著者
石井 成克 裏田 和夫
出版者
特定非営利活動法人 日本医学図書館協会
雑誌
医学図書館 (ISSN:04452429)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.104-106, 1997-03-20 (Released:2011-09-21)

The Medical Museum is one of the divisions of the Medical Information Center, Jikei University. It provides audiovisual learning resources including medical specimens, slide and video programs, computer softwares, and so on. For more effective learning about human organs, the plastination technic has been recently introduced for preparing medical specimens in our museum. Specimens preparing by the plastination technic maintain their original size and color. Here in are described the characteristics of plastination specimens which may be superior to the ones made by other technics in observing organs.
著者
工藤 伸一 長沢 栄史
出版者
日本菌学会
雑誌
日本菌学会大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.33, 2006

青森市郊外のスギ植林地内草地で採集された2種のきのこを調査した結果,それぞれアカヤマタケ属のアカヤマタケ節(sect. <I>Hygrocybe</I>)およびベニヤマタケ節(sect. <I>Coccineae</I>)に所属する新種と考えられたので報告する. 1)<I>Hygrocybe niveoconica</I> (sp. nov.)_-_トガリユキヤマタケ(新称):子実体は中形で,全体が淡クリーム白色_から_白色.傘は平滑,湿時弱い粘性あり,初め円錐状鐘形,のち開くが中央突出する.ひだは柄に湾生し狭幅,やや密.柄は細長く,基部で多少細まり,中空.表面は平滑.胞子は楕円形,7_-_10×5_-_7μm.担子器は通常4胞子性,ときに2胞子性.アカヤマタケ節に所属し,アケボノタケ <I>H. calyptriformis</I> (Berk.& Br.) Fayodに最も近縁と考えられる.しかし,同種は傘がライラック色を帯び,胞子が6.5_-_7.5×4_-_5μmと小形,また側および縁シスチジアをもつなどの点で異なる.外観的には北アメリカの <I>H. pura</I> (Peck) Murrill(ナナイロヌメリタケ節 sect. <I>Subglutinosae</I>)にも多少似るが,同種は柄に強い粘性があり,また傘および柄の傷んだところがピンク色を帯びると言われている (Hesler & Smith, 1963).2)<I>Hygrocybe ramentacea</I> (sp.nov.)_-_クロゲヤマタケ(新称):子実体は中形.傘は黄色の地に暗褐色の顕著な繊維状小鱗片を生じ,初めやや円錐状丸山形,のち開いて中高の平らとなる.ひだは直生_から_上生あるいは多少垂生し,広幅,疎,淡黄色.柄は下方で多少太まり,中空.表面は黄色,基部で淡黄白色,繊維状.胞子は楕円形_から_長楕円形,8_-_11(_-_13)×5.5_-_7(_-_8)μm.担子器は4胞子性.側および縁シスチジアをもつ.ベニヤマタケ節に所属し,小笠原の母島から報告のあるクロゲキヤマタケ <I>H. hahashimensis</I> (Hongo) Hongoに極めて近縁な種と考えられる.しかし,同種は胞子が7_-_9.5×4.5_-_6.5μmと小形,縁および側シスチジアを欠くと言われている(本郷, 1987).

1 0 0 0 時代を掘る

著者
市川良哉編
出版者
山の辺文化会議
巻号頁・発行日
2004
著者
須藤 沙弥香 高橋 俊章 神先 秀人 遠藤 優喜子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.35 Suppl. No.2 (第43回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A1037, 2008 (Released:2008-05-13)

【目的】「食べる」という動作は、栄養を摂取し生きていくために必要な動作であり、摂食姿勢は円滑な咀嚼・嚥下を行う上で重要な因子である。嚥下障害がある場合に、ギャッジアップ30度ないし45度程度での食事摂取を推奨するとの報告があり、座位が不安定な場合などにも、ギャッジアップの状態で食事摂取を行うことがある。しかし、通常われわれは頭部や体幹を自由な状態にして食事をしており、後方へ傾斜した状態は頭部や体幹の制限をするため必ずしも自然な姿勢とは言いがたい。そこで本研究の目的は、ギャッジアップ45度、65度の肢位並びに端座位の肢位の違いが咀嚼・嚥下に及ぼす影響を明らかにすることである。【方法】神経学的疾患ならびに顎形態異常を有さないベッド上長座位が可能な健常成人男性5名(平均年齢22.4歳±0.5)及び女性5名(平均年齢22歳±1.2)を対象とした。なお、対象者全員に文書にて十分な説明を行い、同意を得た。ギャッジアップ45度(枕使用・不使用)、65度(枕使用・不使用)、端座位の5つの肢位で、食物テスト、水飲みテスト、反復唾液嚥下テスト(以下RSST) の3つのテストを行った。食物テストはこんにゃくゼリー16gを完食するまでの咀嚼回数・嚥下回数・時間を測定した。水飲みテストは硬度20の冷水30mlの嚥下回数・飲み終えるまでの時間を測定した。また、これらのテストの間、表面筋電計を用いて舌骨上筋群、咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋の筋活動を測定した。筋活動の比較では各テストにおいて、テストの開始から終了までの積分値を用いた。さらに主観的評価として、各テストにおいて最も楽な姿勢を問診にて調査した。統計処理は、多重比較検定を用い、有意水準は5%とした。【結果】筋活動量の比較においては、食物テストとRSSTを行った際の胸鎖乳突筋の活動量が、端座位と比較してギャッジアップ45度枕使用時において有意な増加が認められた。また、RSSTを行った際の僧帽筋の活動量は、端座位と比較して他の全ての姿勢において有意な増加が認められた。主観的評価においては、端座位がゼリーの咀嚼・嚥下、水の嚥下、唾液の嚥下いずれにおいても最も楽な姿勢であった。端座位の次に楽な姿勢は、ゼリーの咀嚼・嚥下、水の嚥下においてギャッジアップ65度枕使用であった。またゼリーの咀嚼回数、水の嚥下回数では明らかな差は認められなかった。【考察】結果より、端座位と比較して、ギャッジアップ45度、65度どちらも胸鎖乳突筋及び僧帽筋の筋活動量が増加した。これらは主観的評価から得られた、端座位がゼリーの咀嚼・嚥下、水の嚥下、唾液の嚥下いずれにおいても最も楽な姿勢であったという結果と一致しており、本研究の対象である健常成人においてはギャッジアップベッドの食事姿勢が咀嚼・嚥下に不利な影響を及ぼしている可能性が示唆された。
著者
井上 正人 井上 倫夫 小林 康浩
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.99, pp.9-16, 1989-11-20

本報告では,全てのプロセッサが大容量共有メモリを,アクセス競合による待機時間を回避して利用するためのアーキテクチャとして,共有メモリの階層化およびメインメモリのマルチリード・ワンライトメモリ方式について述べる.具体的には,メインメモリのリードアクセス用バスとライトアクセス用バスを分離し,マルチリード・ワンライトメモリ方式を採用することによって,各プロセッサの稼働率を落とさずに接続できる台数を多くできること,そのときメモリアクセスに占めるリード動作の割合が0.7?0.8であるとき最も能率がよいこと,さらに共有メモリの階層化について,メインメモリのアクセスの割合を0.8くらいに保てば,アクセス競合による性能低下を起こさずに稼働できるプロセッサの台数を最大にできることなどを示した.This paper proposes a memory architecture which is necessary for scaling up a tightly coupled multiple microprocessor system and is useful for implementing highly parallel processing. The proposal consists of (1) introduction of a concept of hierarchy into memory organization, (2) furnishing of shared memories with two ports, (3) equipment of two kind of shared memories; system memories for storaging prime data, and main memories for offering common working areas, (4) adoption of multiple access for read operations and once access for write operations, (5) construction of exclusive read buses and exclusive write buses, (6) use of two-way interleaved main memories, (7) provision of the omega network connecting to processor units through exclusive write buses. Usefulness of the above measures is discussed with theoretical investigations.
著者
小方 孝 小野 淳平
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.1F2NFC103, 2019 (Released:2019-06-01)

筆者は物語生成の観点から,特に「統合物語生成システムを持つ芸能情報システ ム」の観点から,歌舞伎における要素と技法を調査・分析して来た.本論文の目 的は,歌舞伎における二つの要素(人及びストーリー)と同じく二つの技法(綯 い交ぜ及び尽し)を選び,その組み合わせ的な,あるいは多重的な使用について 考察することである.結果として,筆者は自動的に生成・編集された,役者の記 述・二つの歌舞伎作品の梗概・綯い交ぜと尽しの技法を利用して編集されたシナ リオを含む例を示す.この例は,「統合物語生成システムを持つ芸能情報システ ム」におけるある反復生成過程におけるある特定の地点におけるストーリーに対 応する.
著者
Maki Miura Yoshimune Nonomura
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
Journal of Oleo Science (ISSN:13458957)
巻号頁・発行日
pp.ess19016, (Released:2019-06-10)
被引用文献数
8

Hydrophobicity of ingredients is important for designing food, pharmaceuticals, and cosmetics. Here, we evaluated the hydrophobicity of fatty acids and showed the effect of the alkyl length and the unsaturation degree using reversed-phase thin layer chromatography (RP-TLC). A linear relation was obtained between the methanol concentration in a mobile phase and the Rm value. The linear regression analysis was achieved and the hydrophobicity value Rmw was obtained using the robust regression (MM-estimator). The hydrophobicity of fatty acids depends on the structure of alkyl chain as follows: a longer alkyl chain in fatty acid increased the hydrophobicity. Additionally, the hydrophobicity increased as the number of unsaturated parts increased. Fatty acid with branched structures were less hydrophobic than that with straight chained structures.

1 0 0 0 OA 文部省職員録

出版者
文部大臣官房秘書課
巻号頁・発行日
vol.大正14年10月1日現在, 1925

1 0 0 0 OA 日本紳士録

著者
交詢社 編
出版者
交詢社
巻号頁・発行日
vol.32版, 1928

1 0 0 0 OA 日本紳士録

著者
交詢社 編
出版者
交詢社
巻号頁・発行日
vol.34版, 1930