著者
大井 万紀人
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.73, no.10, pp.733-734, 2018-10-05 (Released:2019-05-17)

新著紹介多粒子系の量子論
著者
脇本 竜太郎
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.160-168, 2008 (Released:2008-03-19)
参考文献数
16
被引用文献数
4 3

自尊心の高低と援助要請に関しては,正の関係を想定する脆弱性仮説と負の関係を想定する認知的一貫性仮説・自尊心脅威モデルという対立する仮説が提案され,双方を支持する知見が蓄積されている。本研究では,そのような知見を整理する1つの視点として自尊心の不安定性を取り上げ,自尊心の高低と不安定性が青年の被援助志向性および援助要請に及ぼす影響について,対人ストレスイベントの頻度・日間変動を統制した上で検討した。援助要請についてはさらに,家族・非家族という対象ごとの検討も行った。 48名の大学生・大学院生が1週間の日誌法による調査に回答した。階層的重回帰分析の結果,自尊心の高低と被援助志向性・援助要請の関係は,自尊心の不安定性により調節されていた。具体的には,自尊心が不安定である場合は高さと被援助志向性,援助要請の回数は負の関係を,特に自尊心が安定している場合は正の関係を持つことが示された。また,対象別の援助要請の分析では,上記のような関係が非家族への援助要請数でのみ認められた。自尊心の高低と同時に不安定性を検討することの意義・有用性および今後の研究に対する示唆について議論した。
著者
麦倉 佳奈 Eldrin DLR. Arguelles 鎌倉 史帆 大塚 泰介 佐藤 晋也
出版者
日本珪藻学会
雑誌
Diatom (ISSN:09119310)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.49-53, 2022 (Released:2022-10-26)
参考文献数
18

We report the occurrence of Cymbella janischii in Ado River flowing into the Lake Biwa in 2022; this is the first report of this diatom from Kinki Area, Japan. Cymbella janischii has been known as an endemic species in the Pacific Northwest of North America. In Japan, however, it has become known as an invasive species. It is likely that it was introduced from the native locality into Kyushu in 2006 or shortly before, and has rapidly spread throughout Japanese rivers. In Ado River, it formed massive colonies on rocks by means of mucilage stalks secreted from one end of the cells, but the colony scattered only on the river bed. The cell had a dorsiventral outline, with an intricately shaped plastid. Fluorescence microscopy on living cells stained with SYBR Green and fluorescence-labeled lectin revealed that the position of the nucleus was appressed to the ventral side, and polysaccharide covered the entire frustule as well as the mucilage stalks. We also confirmed the identity of the species with the sequence of the 18S ribosomal RNA gene.
著者
国民図書株式会社 編
出版者
国民図書
巻号頁・発行日
vol.第12巻, 1929

48 0 0 0 OA 劉生図案画集

著者
岸田劉生 著
出版者
聚英閣
巻号頁・発行日
1921
著者
山本 倫生
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.21-44, 2019 (Released:2020-07-17)
参考文献数
56

探索的因子分析において, 因子負荷量行列を用いて結果の解釈を行う際には, いわゆる因子回転を行うことが有用であり, これまでに数多くの回転方法が開発されてきている. 因子回転問題自体は古典的な問題であり, 例えば Browne (2001) では2000年までの研究内容がよくまとめられている. 一方で, 因子回転基準の最適化における一般的なアルゴリズムである勾配射影法の開発や, component loss functionを用いた回転方法の提案など, 2000年以降も因子回転問題に関連する研究が継続して行われている. 本稿では因子回転法やその最適化アルゴリズムの古典的内容から比較的近年の内容についても解説を行うとともに, 構造方程式モデリングでの因子回転の利用や正則化法との関連などについても言及する.