著者
中市 統三 笹木 祐司 長谷川 恵子 森本 将弘 林 俊春 板本 和仁 宇根 智 田浦 保穂
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.829-833, 2005-12-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
10
被引用文献数
1 3

5歳齢のラブラドール・レトリーバーが3週間前に急性に発症した四肢麻痺の精査を希望して来院した. 神経学的検査では左前肢は下位運動神経徴候, 両後肢は正常あるいは上位運動神経徴候を示しており, 第6頸髄から第2胸髄の脊髄分節における障害と考えられたが, 単純X線検査では脊椎に異常所見は認められなかった. 磁気共鳴画像診断では第6頸髄内の左側にT1強調画像で等信号, T2強調画像で高信号を示し, 増強効果をほとんど示さない病変が認められ, 線維軟骨塞栓症 (FCE) と仮診断した. 病理解剖の結果, 同部位に脊髄の虚血性梗塞像が認められ, さらにその周辺の血管内に線維軟骨が確認できたことから, 本症例はFCEと確定診断された.
著者
中島利郎編
出版者
緑蔭書房
巻号頁・発行日
2002
著者
重島 晃史 山﨑 裕司
出版者
高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.1-7, 2014

子どもの運動発達は一般的に運動や姿勢の変化が生じる時期について示されることが多く,子どもを取り巻く環境との相互作用から述べられることは少ない.本論文では環境が運動発達に及ぼす影響について種々の先行研究を取り上げ,行動分析学的な観点から運動発達を論じた. 生後数ヶ月の乳児は自分の足蹴り動作に伴って玩具が動くことを知ると,足蹴り動作の頻度を増加させる.この結果は,乳児が環境の変化を認識し,環境からの刺激によって行動を変化させ得ることを示している.また,一般的に自動歩行が消失する生後ヶ月以降からヶ月までの間は足踏みが認められないとされてきた.しかし,乳児の体幹と下肢を水中に沈めたところ,交互の足踏みが出現した.この結果は浮力によって足踏み運動の難易度が低くなった結果,足踏み行動が生じるようになったと解釈できる. 環境から与える刺激によって乳児の行動をコントロールできるという事実は,言語の無い乳児期における小児リハビリテーションの可能性を広げるであろう.
出版者
内閣府
巻号頁・発行日
vol.平成14年度, 2002-08
著者
石原 比伊呂
雑誌
青山史学 (ISSN:03898407)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.1-19, 2011
著者
大田 壮一郎
出版者
奈良大学
雑誌
奈良大学紀要 (ISSN:03892204)
巻号頁・発行日
no.44, pp.206-188, 2016-03

財団法人阪本龍門文庫蔵『春日若宮拝殿方諸日記』は、室町時代後期に行われた春日若宮祭礼(現在の「おん祭」を記録した冊子である。前半の内容は寛正六年(1465)に足利義政が見物した若宮祭礼、後半は前年の大和国内の騒乱により延期になり翌応仁元年(1467)に行われた若宮祭礼の記録である。足利義満以来、室町殿(足利将軍家の家長)はたびたび南都を訪れ春日社に参詣した。これについて参詣者側の記録は比較的多いが、本史料は春日若宮社側の記録という点に特色がある。また、筒井氏をはじめ衆徒・国民の姿や、金春大夫ら大和猿楽四座の記事も確認される。このように、本史料は中世南都の資料として広く知られるべき内容を含むことから、ここに全文の翻刻を行った。

1 0 0 0 IR 東山殿御物

著者
木下龍也
出版者
駒澤大学文学部文化学教室
雑誌
駒沢大学文化 (ISSN:02896613)
巻号頁・発行日
vol.3, 1977-03
著者
赤松 俊秀
出版者
文化財研究所東京文化財研究所
雑誌
美術研究 (ISSN:00219088)
巻号頁・発行日
no.152, pp.24-46, 1949-01
著者
今枝 愛真
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.25-30, 1966-04

1 0 0 0 OA 勝浦案内

著者
篠原新軒 編
出版者
浅野静林堂
巻号頁・発行日
1913