著者
長野 行紘 白石 徹治 村上 正人 小寺 学 DRYSDALE Jeanette
出版者
JAPAN WOOD PRESERVING ASSOCIATION
雑誌
木材保存 = Wood preservation (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.82-95, 1996-03-25
被引用文献数
3

The purposes of this report were to impove the efficacy agaist a brown rot fungus, Tyromyces palstris, by mixing various cobiocides to the inorganic preservative reported in prior paper. The efficacy of the preservatives was estimated by the method of JIS A 9201. From the experimental results, some cobiocides were selected and were subjected to further simulated field and field tests. Tebuconazole had the highest synergic effect as a cobiocide. Boric acid which was important component of ACB and CCB approved in Europe was also a superior cobiocide.<BR>In the field test, the preservative prepared by the mixing the inorganic copper solution 20, boric acid 56 and tebuconazole 1 had the comparable effect to CCA-type 1 at the same copper retention.<BR>The synergic effects became higher in order tebuconazole, DDAC, boric acid in the field test. In the simulated field test, tebuconazole had also the highest effect, however, DDAC and boric acid had considerably lower effects.<BR>The difference between these results was due to the participation of copper-tolerant fungi. The simulated field test included the copper-tolerant fungi and gave the severer test condition to the treated wood than the field test gave.<BR>From these results, it was considered that the simulated field test could be used instead of the field test with reducing greatly test period.
著者
小秋元 段
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、17世紀初頭の約40年間に流行した日本の活字出版(古活字版)の展開の様相を明らかにしたものである。主な研究成果は、第一に、慶長年刊の角倉家のネットワークが古活字版の出版活動に広く影響を与えたことを明らかにしたこと、第二に、高野山における古活字版出版の経緯を書誌調査を通じて明らかにしたことである。そして、第三に、近年、古活字版の起源をキリシタン版に求める学説が強まっているが、その問題点を学界に提起したことも、重要な成果であると考える。
著者
足立 整治
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.45-46, 1992-09-28

人間の思考、推量、感情といった高次脳機能の解明は脳科学の中で最も興味深い分野のひとつである。この高次脳機能を解明するための数理的モデルの第一歩としてトライオン神経回路網が提案されている。また回路網によって生成される時空間パターンの複雑さを応用して作曲が試みられている。この得られた音楽を評価するためスペクトル分析を行った。高次脳機能は、i)大脳皮質の広範囲な領域を必要とする,ii)数10秒もの期間持続する,iii)必ずしも入力刺激を必要としたい機能と特徴づけることができる。例としては、作曲・音楽の想起、数学的思考・直感、あるいは囲碁・将棋などのゲームでの判断があげられる。高次脳機能と対照的なものとして、文字・人の顔などのパターン認識が考えられる。これは、限られた皮質野で、普通数100m秒のうちに行なわれる。したがって、高次脳機能には、パターン認識に比べて何10倍ものニューロンの100倍以上も長い期間にわたる発火の時空間パターンが関与していると考えられる。大脳皮質の情報処理のモデル化にあたって考慮しなければならないのはコラム構造である。視覚野にコラム構造があることはよく知られている。Mountcastleはコラム構造が大脳皮質全体に分布しており、1つのコラムが情報処理の基礎的エレメントであるという仮説を提案している。以下ではこのコラムの数学的理想化をトライオンと呼ぶ。少数のコラムで形成されるネットワークのダイナミクスを記述する数理的モデルがトライオン回路網モデルである。
著者
水路部 編
出版者
水路部
巻号頁・発行日
1922
著者
桐山 秀樹 中溪 正樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.979, pp.92-94, 1999-02-22

昨年末から年始にかけての国内航空9社の輸送実績は、国内線が前年同期比0.3%増の285万7000人、日本発の国際線が同6.3%増の30万4000人と、ともに前年を上回った。 なかでも運賃半額をひっさげて登場したスカイマークエアラインズと、約半年遅れで羽田〜新千歳間に就航した北海道国際航空(AIR DO=エア・ドゥ)の新規参入組2社の好調ぶりが目立つ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1032, pp.60-64, 2000-03-13

「儲かってもいないのに、社会奉仕は続けられない。これからは経営の安定化が課題だ」。スカイマークエアラインズ(東京・港区)の創業者である澤田秀雄会長はこう強調する。国内航空運賃の価格破壊を巻き起こし、利用者から喝采を浴びたスカイマークだが、経営的には苦戦が続いている。 株式を公開していないため、これまで同社の業績は外部からは見えにくかった。
著者
植田大智 THAWONMASRuck
雑誌
平成23年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, 2011-09-22

本論文では,オンラインゲームのプレイログから漫画を自動生成するシステムのための,カメラワーク決定手法を提案する.画面からHLSを分析し,HLSにおける色面積から視点エントロピーを得てカメラワークを決定する.
著者
南波杢庵 著
出版者
東枝吉兵衛
巻号頁・発行日
1911
著者
加藤 耕平 及川 哲郎 花輪 壽彦
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.374-381, 2011-05-20
被引用文献数
1 1

〔背景と目的〕漢方医学は食事を重視してきた医学であり,漢方薬には食用となる様々な植物が用いられている。したがって,栄養学との関連性があり,栄養学科の学生に対する漢方医学教育の必要性があると考えられる。しかしこれまで栄養学科の学生を対象にした意識調査は行われていない。このため栄養学科の学生に対して漢方薬(漢方医学)の意識調査を実施した。<br>〔方法〕管理栄養士養成課程の3年生に質問項目13のアンケートを行った。<br>〔結果〕9施設延べ509名から回答を得た。漢方薬(漢方医学)に「興味がある」と答えた学生は全体の59.3%であった。「興味がない」と答えた学生の86.4%は,その理由は「漢方薬(漢方医学)に触れる機会が少なく,よく分からない」と回答した。一方「授業で漢方薬を取り扱って欲しいですか」という問いに対して81.3%が「そう思う」と回答した。<br>〔結論〕漢方医学は,栄養学科の学生に対して教育的ニーズがあることが示唆された。
著者
高村 弘毅 丸井 敦尚
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.86-90, 2006 (Released:2013-02-19)
参考文献数
16

Groundwater is well known as a natural resource that includes dissolved solution according to the geology, origin, flow route and storage condition. The calling code of the deep groundwater is divided by the saline concentration and condition, in usual. Brine, saline, brackish are the technical words of groundwater depended by the salinity, on the other hand, fresh and fossil are the words of groundwater condition. The study is introducing the previous studies and makes a scientific define of the Brine Water in the field of groundwater hydrology. The study also shows the sample of brine water in the Kanto basin, which is the largest and deepest deposit basin in Japan.
著者
青山 幹雄 高機 宏祐 小室 隆志 川尻 信哉
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.163-164, 1992-02-24
被引用文献数
1

通信サービスの多様化,高度化,インテリジェント化に対応するため地域分散した開発拠点において通信サービスの分散並行開発を支援するCASE環境,ICAROS:イカロス(Integrated Computer-Aided enviRonment for cOcperative Software development)を開発している.本稿では,広域分散開発環境上で設計情報管理の共有化を支援する分散設計情報管理システムについて報告する.
著者
金浜 貴史 中川 雅之 米原 仁 氏家 将志 関口 亮平 古河 貴裕 下河邉 明 長澤 亮二 藪 将吉 村井 臣哉
雑誌
週間及び1か月予報における顕著現象の予測可能性
巻号頁・発行日
pp.81-85, 2013-03

平成24年度京都大学防災研究所一般研究集会(24K-08)「週間及び1か月予報における顕著現象の予測可能性」, 京都大学防災研究所連携研究棟大セミナー室, 2012/11/20-22