著者
Angelo d'Errico Patrizia Caputo Umberto Falcone Lidia Fubini Luisella Gilardi Carlo Mamo Alessandro Migliardi Denis Quarta Elena Coffano
出版者
(公社)日本産業衛生学会
雑誌
Journal of Occupational Health (ISSN:13419145)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.115-124, 2010 (Released:2010-04-20)
参考文献数
43
被引用文献数
10 30

Objectives: To investigate the prevalence of musculoskeletal symptoms in the upper extremity (UE) in a sample of Italian call center (CC) operators, and the relationship between the symptoms and potential workplace risk factors. Methods: During 2005-2006, 775 workers from seven CCs in the Turin area participated in a questionnaire survey of exposure to ergonomic, organizational and psychosocial factors at work, socio-demographics, lifestyle, symptoms and diseases. Musculoskeletal symptoms were defined as self-reported musculoskeletal symptoms in the UE during the previous 28 days, for which a physician was consulted and/or drugs were taken. Relative risks were estimated through Poisson regression models with the Huber-White sandwich estimator of variance. Result: Overall, 45% of workers reported UE symptoms in the last four weeks. Symptoms in the neck were the most prevalent (39%), followed by the shoulder (22%), hand-wrist (10%) and elbow (4%). Among workplace risk factors, neck-shoulder symptoms were associated with low job control, elevated noise, poor desk lighting and impossibility to lean back while sitting; whereas elbow-hand/wrist symptoms were associated with short intervals between calls, insufficient working space, lack of forearm support, job insecurity and long seniority in the CC industry. Conclusions: The high prevalence of UE symptoms in this sample was similar to that reported by other studies conducted in this industry. Our results confirm previously reported associations, such as poor characteristics of the workstation and psychological stressors. The striking difference between the set of risk factors for neck-shoulder and elbow/wrist-hand symptoms indicates that the two regions should be investigated separately.

1 0 0 0 小鯖村誌要

著者
坂倉恒介[編]
出版者
[小鯖村]
巻号頁・発行日
1917
著者
青田 洋一 飯塚 晴彦
出版者
横浜市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

長時間着座時の腰痛を緩和するために我々が開発してきた持続受動運動(CPM)装置は椅子の背もたれと座面に可動式エアバッグを設置したものである。一方の縮小時に他方が拡大する連動逆位相型と同時収縮する連動同位相型とがあるが、いずれも健常者では腰痛予防効果は従来型のCPMと比較して、腰痛予防効果は優れている。今回の検証で逆位相型は腰椎・骨盤の動きが大きく同位相型は重心の移動が大きい特徴を有し、両者の腰痛予防機序が異なることが明らかとなった。しかし深部静脈血栓の予防効果や腰痛患者に対する腰痛予防効果は限定的であり、さらなる動作様式の工夫が必要である。
著者
仰天子
出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.6, pp.310-310, 1890
著者
森 啓 中森 享
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1993

古生代の四放サンゴ及び中生代以降に知られる六放サンゴには、骨格外側にしわをきざんでいる種属がある。このしわは一般に成長輪と呼ばれ、日輪、月輪、年輪が知られている。このサンゴの成長輪によって、一年の日数は地質時代が若くなるにつれて少なくなってきた、という解釈が現在の定説となっている。本研究の目的は、この定説の基礎となっている日輪等を再検討することである。研究試料として第四系琉球層群産の単体サンゴTruncatoflabellum formosumと、群体サンゴTrachy-phyllia geoffroiを用い、SEMによって成長輪の幅、数を調べ、あわせて骨格の酸素安定同位体比によって年間成長率を測定した。T.farmosumの成長輪幅は0.05〜0.20mmで、年間成長率は3.0〜3.8mm(平均33mm)である。これは一年に平均24の成長輪が発達していることを示し、一つひとつの成長輪は日輪ではないと考えられる。一方T.geoffroiの成長輪幅は5〜20μmに集中し、年間成長率は二つのサンゴ体で、それぞれ4.0〜4.8mm、2.0〜3.1mmであった。この場合、成長輪を日輪とすると、年間成長率とよく符号する。またこの成長輪幅は他の研究で求められた日輪幅とほゞ一致している。四放サンゴの成長輪幅は50μmあるいはそれ以上で、六放サンゴの日輪幅よりかなり大きく、もしこれを日輪とすれば、年間成長率はきわめて高いものとなり、薄片等によって推定されてきた成長率と大きく異っている。以上の結果、(1)六放サンゴには2種類の成長輪が認められ、一つは日輪、もう一つは2週間に1つできる成長輪である。後者の幅は四放サンゴのそれにほゞ一致する。この事実は、従来の定説の基礎となった成長輪形成の基本的解釈に誤りがあると結論され、旧来の一年の日数の経年変化は再検討されるべきことを示している。
著者
徳田 聖子
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.28-37, 2009-08

英国の図書館における資料保存活動は,国際的な概念の変化と同様にコンサベーションからプリザベーション重視の姿勢に変わり今日に至る。電子化など紙媒体以外による保存活動も近年の現象である。そのような中で2007 年10 月に開設した英国図書館のコンサベーション施設,British Library Centre for Conservation(BLCC)について,設立の経緯と事業の実際を訪問経験も交えつつ報告する。また同館がマイクロソフト社と共同で行った電子化プロジェクトについて,資料保存の観点から調査事項をまとめる。
著者
武山 主郎^[○!R] 細谷 稔
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.80-84, 1984-02-05
被引用文献数
15 9

高純度鉄をはじめ各種金属中の微量ケイ素を簡便に定量するため,強硫酸酸性とした試料溶液にフッ化水素酸を加えてケイ素をフッ化ケイ素とし,加熱することなく酸素を送入して試料溶液から分離し,ホウ酸溶液に吸収させた後モリブデソ青吸光光度法によって定量する方法を検討した.試料液量に対し1.6倍以上の硫酸を加えることにより,定量的にフッ化ケイ素が発生することを確かめた.又生成したフッ化ケイ素を完全に吸収液中に移行させるためには,1000 ml/minの酸素流量で20分間通気する必要があった.本法を高純度鉄,多量のヒ素を含むガリウム-ヒ素半導体やその他の金偶中の微量ケイ素の定量に応用して良好な結果を得た.本法によるケイ素含有量0.0006%の鉄試料についての相対標準偏差は6.4%であった.又分析所要時間は(40〜45)分間で他の方法に比べて迅速に定量できた.
著者
山本健吉著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1975
著者
西川 哲成 富永 和也 尹 聖澤 上村 学 好川 正孝 戸田 忠夫 田中 昭男
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.272-281, 1996-09-28
被引用文献数
7 2

共焦点レーザ走査顕微鏡(CLSM)でラット硬組織を観察する条件を得るため,硬組織の各種ラベリング剤を用いて,その染色方法を検討し,立体的に観察した。生後4週の雄性ラットの背部皮下,大腿部の筋肉,腹腔そして頸部の静脈にcalceinを投与し,その2日後灌流固定を行った。下顎骨を摘出しエポキシ樹脂に包埋して厚さ500μmの非脱灰切片とした。これらの切片を励起波長488nmで,波長535nm (CH1)と610nm (CH2)のバリアーフィルターを用いてCLSMで観察した。また,ラットにcalcein, tetracyclineおよびalizarin redの種々な濃度のラベリング剤を単独あるいは複数組合せて投与し,同様の方法にて切片を作製し,CLSMで観察した。その結果,体重100gにつきcalceinの量が1または2mgのときにCH1およびCH2を,alizarin redは4または8mgのときにCH2を,tetracyclineは4または8mgのときにCH1およびCH2をそれぞれ使用することによって最も明瞭に観察できた。Calceinを静脈に投与した場合には,皮下組織への投与と比較して,ラベリング線は細く,染色程度も強かった。さらに,筋肉あるいは腹腔に投与した場合は静脈内と皮下投与の中間の結果であった。2重ラベリングでは体重100gにつきcalcein 2mgとalizarin red 4mgの投与がCLSMの観察に適していた。この染色条件では,象牙質の基質および支持歯槽骨の外側は規則正しく,そして歯根膜に接する固有歯槽骨は不規則にそれぞれラベルされていた。また,骨小腔および骨細管が立体的に観察された。
著者
重原 孝臣
出版者
東京大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1995

点状散乱体を持つ量子擬可積分系のスペクトル(エネルギー固有値および波動関数)の性質に関して、次のような知見が新たに得られた。1.点状散乱体を持つ量子擬可積分系では、場の理論等で最近話題になっている、量子異常や幾何学的位相(ベリ-の位相)が現れる。点状散乱体を持つ擬可積分系の量子力学は、数学的には関数解析の一分野である閉対称作用素の自己共役拡張理論に従って定式化されるが、その際不足空間の定義にスケールの選び方の任意性があり、その結果、系に質量スケールが導入される。このことが量子スペクトルに古典系では見られないエネルギー依存性をもたらす(量子異常)。また、散乱体を非摂動系の固有関数の節に置いた場合、その条件下で適当にパラメータ(散乱体の座標)を調節すると摂動固有関数と縮退が生じる。パラメータ空間において、この縮退点の回りを一回り回ると一般に波動関数の符号が反転する(幾何学的位相)。二次元系では縮退点はパラメータ空間内で孤立しているが、三次元系では縮退点は曲線群をなす。2.点状散乱体を持つ量子擬可積分系から得られた知見を、小さいが有限の大きさを持つ散乱体を持つ量子系に応用した結果、低エネルギー領域において散乱体は近似的に点状として振舞い、その影響は散乱体が弱引力の時に強く現れることを示した。また、量子系のユニタリー性を壊さずに散乱体の大きさを無限に小さくする極限操作の方法を示した。3.複数の点状散乱体を持つ量子擬可積分系のスペクトルの性質は各散乱体の結合強度で決まり、特に各散乱体は、結合強度で定まる特定のエネルギー領域に限りスペクトルに影響を与えることを示した。