著者
Kaoru KOBAYASHI Akane YOSHIDA Yoko EJIRI Sachiko TAKAGI Hanaka MIMURA Masaya HOSODA Tomokazu MATSUURA Kan CHIBA
出版者
日本薬物動態学会 会長/日本薬物動態学会 DMPK編集委員長
雑誌
Drug Metabolism and Pharmacokinetics (ISSN:13474367)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.478-485, 2012 (Released:2012-10-26)
参考文献数
21
被引用文献数
18

Human hepatocellular carcinoma cell lines cultured in a monolayer show negligible activities of drug-metabolizing enzymes such as cytochrome P450s (CYPs) and UDP-glucuronosyltransferases (UGTs). Here, we show that culture of human hepatocellular carcinoma FLC-4 cells on 24-well plates arrayed with uniform micro-sized compartments on the bottom of the plates (micro-space cell culture plates) resulted in increased expression of drug-metabolizing enzymes (CYP1A2, CYP2C9, CYP3A4, UGT1A1, etc.) and nuclear receptors (pregnane X receptor, constitutive androstane receptor, etc.). When cells were treated with a typical CYP3A substrate (triazolam), CYP2C9 substrate (diclofenac) or UGT1A1 substrate (SN-38), large amounts of their metabolites were detected in the medium of cells cultured on micro-space cell culture plates. The formation of metabolites from triazolam, diclofenac and SN-38 was strongly inhibited by co-treatment with a CYP3A inhibitor (ketoconazole), CYP2C9 inhibitor (sulfaphenazole) and UGT1A1 inhibitor (ketoconazole), respectively. On the other hand, formation of metabolites was not observed in the medium of cells cultured in a monolayer. Finally, the cytotoxic effect of aflatoxin B1 was more potent in cells cultured on micro-space cell culture plates than in cells cultured in a monolayer. The results suggest that FLC-4 cells cultured on micro-space cell culture plates are useful for studying drug metabolism and drug-induced hepatotoxicity.
著者
山岸 敏身 藤沢 佳子 横須 真由美
出版者
The Japanese Society for Pediatric Nephrology
雑誌
日本小児腎臓病学会雑誌 (ISSN:09152245)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.53-54, 2005

5歳の慢性腎不全の男児がCAPDカテーテル留置の手術,およびCAPD導入目的で入院した。両親から入院や手術についての説明がされていた。入院後に,児の心理的準備不足が原因と思われた発熱や精神不安定がみられ,手術が延期となった。そこで,手術,CAPD導入について,手術前に,児の好きなキャラクターが登場する絵本を作成し,それを用いて児に説明を行った。絵本の使用により,今まで未知,恐怖であった手術やCAPD導入のことを,児が具体的にイメージすることができ,心の準備をすることができた。また,両親の不安も軽減できた。
著者
Yonezawa Shingo Kajikawa Tomohiro Maeno Yoshiteru
出版者
American Physical Society
雑誌
Physical Review Letters (ISSN:00319007)
巻号頁・発行日
vol.110, no.7, 2013-02
被引用文献数
94

ルテニウム酸化物における超伝導の一次相転移の発見 -超伝導と磁場の未知の相互作用メカニズムの存在を示唆-. 京都大学プレスリリース. 2013-02-15.
著者
中川 理 矢ヶ崎 善太郎 並木 誠士 石田 潤一郎 笠原 一人
出版者
京都工芸繊維大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

2年間の調査・研究により明らかになったことの概要は、以下のとおりである。1)芸術にかかわる人々の中で、郊外居住地の開発を最も促したのは、画家である。ただし、明治前半期までは、彼らの居住地は、近世までの居住地と変わらなかった。明治後半期になり、画家の地位向上にともない、画業の環境を求めて画家の郊外移住が始まった。2)京都市周辺部での郊外住宅地の開発は、昭和初期から盛んになるが、この開発行為の多くの事例で、画家、映画関係者、大学教員などの文化人の郊外居住の需要が前提になっていることがうかがえる。3)東山地域では、数寄者といわれる、茶の湯に親しんだ文化人たちが、独自の居住環境を作り上げていた。4)等持院かいわいの住宅地には、日本画家を中心とした「絵描き村」と呼ばれる地区がある。この地域では、関西のモダニズムをリードした建築家・本野精吾なども居住しており、画家と建築家とのサロン的交流があった。5)下鴨地域では、昭和のはじめから洋画家が集住し、その後、官吏やサラリーマンも住む住宅地になっていった。北白川地域では、昭和初期から土地会社により宅地開発が進み、京大教授を中心とした学者や医者などが住む宅地が形成された。6)大学教員が郊外地に住む場合には、同じ大学の教員である建築家に設計を依頼するケースが多く見られ、大学内で郊外居住をめぐるサロン的交流があったと考えられる。
著者
神代良太 著
出版者
神代良太
巻号頁・発行日
vol.第1輯, 1888
著者
寺戸 淳子
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.13-26, 1997-03-31

聖母マリアの出現をきっかけに十九世紀に誕生したカトリックの聖地ルルドは,泉の水による奇蹟的治癒によって広くその名を知られ,多くの巡礼者を集めてきた。だがこの「病める者達の聖地」が歩んできた歴史を見てみると,それが「信仰治療」や「病治し」という言葉で一括される現象とは一線を画する一連の運動の総体であったことが明らかになってくる。ルルドを他の病治しの聖地と分かつものの一つが「医療局Bureau Medical」(旧「医学審査局Bureau des constatations medicales」)の存在である。ここでは教会権威による奇蹟的治癒の認定に先立ち,病が癒えたと申告してきた人物の旧-病状,治癒の経緯,快復の事実の有無を調査し,当該治癒が科学的に説明不可能であるかどうかを審議する。ルルドを訪れるあらゆる医師に門戸が開かれており,聖域に雇われた医師が医療局長として活動の全責任を負っている。この機関の存在は次のことを意味する。第一に,医師が聖域の委託をうけ聖域のためにその内部で活動しているということ,第二に,この機関が存在することで,ルルドを訪れる医師たちは個人的な立場ではなく医師という専門家の集団としてルルドに相対し,医学界として聖地と関わることになる。本稿ではルルドを特微づけるこの医師団の存在に注目し,聖地の歴史における医師の役割と位置づけを検討することで,ルルド巡礼における医師と傷病者の関わりを考察するものである。筆者はルルドにおける傷病者巡礼の歴史と聖地における傷病者の位置づけの分析を,聖域空間における傷病者の位置づけ,傷病者巡礼の成立史,という二つの切り口から行ってきたが,本稿はそれに続くものである。
著者
関 一敏
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.71-73, 1984-02-21

【書評】
著者
中尾 正博 粟沢 晃 野中 和明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.156, pp.11-15, 1999-06-25

通信放送技術衛星(COMETS)「かけはし」は平成10年2月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられた。COMETSはH-IIロケット2段エンジンの早期燃焼停止により、計画されていた静止トランスファー軌道には投入されなかった。 このため、可能な限り実験を行うため、COMETSに搭載されたアポジエンジン噴射により、軌道変換を実施した。 ロケット打上げ後のCOMETSの運用について、その運用概要を報告すると共に、本軌道運用の評価についても併せて報告する。
著者
山本 孝司
出版者
サレジオ工業高等専門学校
雑誌
サレジオ工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:18812538)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.97-104, 2007

本論文では2つのことについて報告する.前半ではTAMSプロジェクト4で作られたドリル「基礎数学」を,サレジオ高専の2年生を対象に使っての実践例と教育効果および考察を述べる.作成したドリル「基礎数学」は,TAMSプロジェクト4によって修正,改善された.後半ではどのようにして修正,改善が行われたのか,それにどのように関わったのかを述べる.ドリルの作成,修正,改善は,すべてメーリングリストを使っての意見交換を通して行われた.
著者
横田 隆夫
出版者
一般社団法人日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.13, no.5, pp.412-419, 1996-09-17

今年の2月21日の朝日新聞夕刊に「2000年,コンピュータが迷う,ソフト修正1兆円の特需」という記事が第1面に載った.コンピュータのソフトウェアが西暦の年数を下2桁でしか持っていないために,西暦2000年になると多くのシステムが故障をするという.その対応策を2000年到来前に立てなければならないが,それを多くの企業がここ数年のうちに実施するために情報処理業界は特需になるということである.また,「日経コンピュータ」の今年の5月27日号にも「2000年問題待ったなし」という見出しで特集された.ユーザーの動きに呼応して,メインフレーマを中心にベンダー側も2000年対応のサービスとツールを整備しつつある,と最近の状況を伝えていた.他にも,昨年から今年にかけて新聞や週刊誌にまで,2000年問題の大きさや喚起に関する記事が数多く掲載された.果たして2000年問題の実態はどうなのであろうか.最近では,インターネットのニュースグループを通じて,この2000年問題に関する議論が学者や企業の専門家の間で活発に行われているが,この内容などを参考にして2000年問題の起こった必然性とその大きさ,対応策などについて論じ,日本ソフトウェア科学会員の皆様のお役に立てばと思う次第である. 以下,アプリケーション,特に業務システムを中心に論じる.
出版者
教育学術研究会
巻号頁・発行日
vol.第1学年後期用, 1917
著者
福井 祐介
出版者
九州大学大学院人間環境学研究院
雑誌
共生社会学 (ISSN:13462717)
巻号頁・発行日
no.6, pp.73-87, 2008

本論文は、箕面市での調査に基づき、職場トラブルにおける相談ニードの所在を明らかにすることを第一の課題とした。その結果、総合的に見て相談先として選ばれるのは上司、次に家族・親族、友人・知人、同僚、その次に会社相談窓口や社内労組などであった。また、相談ニード・スコアが最も高い職場トラブルは解雇で、その次に高いのは職場いじめ、仕事干し、労働条件切り下げ、適性無視、職場の雰囲気険悪、の順であることもわかった。つぎに第二の課題として、相談ニード間の相関係数をもちい、相談先の選好構造を示した。また課題として、相談先ニードをあまり多く有さないケースを考慮すべきであることなどが指摘された。
著者
田中 寿明 末吉 晋 笹原 弘子 田中 優一 森 直樹 永野 剛志 白水 和雄 藤田 博正
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.39, no.9, pp.1465-1471, 2006-09-01
被引用文献数
4

切除不能食道癌症例における食道・気道狭窄あるいは瘻孔形成はその予後およびquality of life(以下,QOL)を著しく低下させる要因となる.現在,これらの症例に対してQOL向上を目的にステント留置術が広く行われている.そこで,当科で施行した胸部食道癌に対する食道・気管ステント留置術の成績を検討した.対象と方法:1995年から2003年までにステント治療を施行した食道癌61症例を対象とした.内訳は食道ステント:36例,気管・気管支ステント:17例,食道と気管・気管支のダブルステント留置8例である.食道ステント留置は化学放射線療法(以下,CRTxと略記)後の最終治療として施行したが,気管・気管支ステント症例のうち7例ではステント留置後にCRTxを施行した.これらの症例における予後,経口摂取状況を含むQOLについて検討した.結果:ステント留置後の平均生存期間は,食道ステント例で2.5か月,気管・気管支ステント例で9.6か月,ダブルステント例で3.4か月であった.食道ステント症例の80%で経口摂取が改善し,半数の症例が在宅療養が可能となった.また,ステント留置前にPS3であった17例のうち3例ではステント留置によりPSがさらに悪化した.気管・気管支ステント症例では17例中15例で呼吸状態改善によりPSならびにQOLも向上し,ステント留置後のCRTx奏効例では長期生存も認めた.考察:進行食道癌に対する食道ステント留置はPS1〜2の症例では経口摂取が増加しQOL改善が期待できるが,PS3症例では必ずしもQOL改善にはつながらない.気管・気管支ステント症例では概ねQOLは向上し,CRTxが奏功した症例では長期予後も期待できる.

1 0 0 0 OA 静嘉堂秘籍志

著者
河田羆 [編]
出版者
宇賀正躬
巻号頁・発行日
vol.巻首,第1-3, 1919