著者
藤沢 竹弘 米澤 義道 伊東 一典 橋本 昌巳 金子 昌浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.397, pp.17-22, 2000-10-20
被引用文献数
1

空中超音波を可聴信号によって振幅変調した音波はパラメトリックアレー効果で指向性のある可聴音場を形成するが、この超音波を放物面でビーム状にすると、可聴音場も鋭いビーム状とすることができる。我々はビーム状可聴音が聴覚による歩行誘導など様々な応用の可能性を考えている。例えば歩行誘導はビーム中から外れないようにビームに沿って聴取位置を移動させていくことによって実現するが、この場合ビーム音場中での音源定位がどのように行われるかが重要となる。今回、可聴音ビームの形成とその定位特性と多少のビームトラッキング特性について調べたので報告する。
著者
田中 克幸 滝口 哲也 有木康雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.6, pp.59-66, 2007-01-25

情報網・Web2.0の発展や放送のデジタル化により、情報整理が困難なメディア、映像、画像、音などの普及が情報の無秩序な肥大化を促進し情報氾濫を招いている。情報量の爆発とプラットフォームの多様化により、ユーザーが欲しい情報が入手できない状況にあり、効率的にユーザーが欲しい情報だけを入手できる環境が必要とされてきている。そこで、本稿では、NetNewsとTV映像のクロスプラットフォームの動画インデキシングと音声インタフェイスによる、検索システムを構築し、ユーザーが快適に動画観覧でき、疑問解決をできるNetTvシステムを構築し、情報の統合によるユーザーの検索軽減を目指した。The advancement of information technology, which includes such developments as Web2.0, on digital TV and Broadband, enables anyone and everyone to access and participate to access any form of media, like documents, movies, images etc via the internet very easily. However, due to information growth and the decentralization of platforms, users are faced with increasing difficulty in finding the information that they really are interested in. Our research enables the searching of news on the internet (NetNews) and TV by speech interface, thereby offering users a better search of cross-platform videos.
著者
西村 竜一 秋田 祐哉 須藤 克仁 大庭 隆伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.444, pp.61-66, 2006-12-15

本稿では,2006年9月アメリカ合衆国ピッツバーグにおいて開催された国際会議Interspeech2006-ICSLPにおける研究動向を報告する.サーベイ二部構成の後編にあたる本編では,音声認識システム,言語モデル,言語処理関連,音声対話,音声検索,要約,翻訳等のトピックを中心に報告する.
著者
西村 竜一 秋田 祐哉 須藤 克仁 大庭 隆伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.442, pp.61-66, 2006-12-15

本稿では,2006年9月アメリカ合衆国ピッツバーグにおいて開催された国際会議Interspeech2006-ICSLPにおける研究動向を報告する.サーベイ二部構成の後編にあたる本編では,音声認識システム,言語モデル,言語処理関連,音声対話,音声検索,要約,翻訳等のトピックを中心に報告する.
著者
田中 克幸 滝口 哲也 有木康雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.6, pp.59-66, 2007-01-25

情報網・Web2.0の発展や放送のデジタル化により、情報整理が困難なメディア、映像、画像、音などの普及が情報の無秩序な肥大化を促進し情報氾濫を招いている。情報量の爆発とプラットフォームの多様化により、ユーザーが欲しい情報が入手できない状況にあり、効率的にユーザーが欲しい情報だけを入手できる環境が必要とされてきている。そこで、本稿では、NetNewsとTV映像のクロスプラットフォームの動画インデキシングと音声インタフェイスによる、検索システムを構築し、ユーザーが快適に動画観覧でき、疑問解決をできるNetTvシステムを構築し、情報の統合によるユーザーの検索軽減を目指した。The advancement of information technology, which includes such developments as Web2.0, on digital TV and Broadband, enables anyone and everyone to access and participate to access any form of media, like documents, movies, images etc via the internet very easily. However, due to information growth and the decentralization of platforms, users are faced with increasing difficulty in finding the information that they really are interested in. Our research enables the searching of news on the internet (NetNews) and TV by speech interface, thereby offering users a better search of cross-platform videos.
著者
加藤 圭介 野沢 和典 山下 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.519, pp.223-228, 2003-12-11
被引用文献数
1

本報告では、日本人英語学習者の英文発話における韻律を自動評定する手法について述べる。学習者と英語母語話者の発話を比較し、基本周波数、パワー、発話長の類似度を算出して韻律パラメータとする。2つの発話を比較する際には単語や単語境界部など様々な比較単位ごとに比較し、比較単位による結果の違いを考察した。また、基本周波数とパワーに関してはパターン距離などの従来手法に加え、回帰曲線近似誤差を用いた評定手法を提案し、評定結果の妥当性を検証した。さらに、複数の韻律パラメータを組み合わせ、学習者発話の韻律を評定するモデルを作成した。
著者
由浅 裕規 水野 智士 伊藤 敏彦 甲斐 充彦 小西 達裕 伊東 幸宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.519, pp.199-204, 2003-12-11
被引用文献数
1

本稿では,状況及び文脈を利用した言語理解手法をもつ音声対話システムの構築と,その有効性を示すための評価実験について述べる.システムに対する発話方法を「対象を操作」,又は嘱性は値」という文体に制限することで認識率の向上を図り,また一入力だけでなく連続的に複数の入力を一発話で行えるようにシステムを構築した.タスクとしてはエアコン・カーステレオの操作を想定し,その音声インタフェースという具体的な状況設定において,被験者20名による評価実験を行った.対話の分析を行うことによって,状況及び文脈を利用した言語理解の有効性,制限された発話方法における言語的な特徴や複数設定発話に関するユーザ意識など,様々な知見を得ることができた.
著者
任 洪波 高 偉俊 渡辺 俊行
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.74, no.637, pp.331-337, 2009-03-30

In this paper, a linear programming model has been developed. The objective is to minimize annual cost of the energy system for a given customer equipped with a biomass combined heat and power (CHP) plant, combining with a back-up boiler. The model reports the optimal biomass system capacities that customers could employ given their electricity and thermal requirements. Using this model, an investigation is conducted of economically optimal biomass investment for a residential district in Kitakyushu Science and Research Park. Furthermore, a sensitivity analysis has been elaborated in order to show how the optimal solutions as well as the economics of the biomass energy system would vary due to changes of some key parameters including biogas price and carbon tax rate.
著者
鈴木 喜久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.385, pp.11-14, 2007-12-07

地球温暖化対策の一つとして、太陽光発電があるが、経済的には投資額が大きく回収期間が長すぎて普及を妨げている。ここで、オール電化にすると、夜間の電気代が安く、昼間の余剰電力の売電価格が高いので、経済性が出てくる可能性が考えられるので、昨年から、オール電化の設備を導入して、経済性を確認してみた。1年間のデータが纏まったので、報告としてみた。1例に過ぎないが、新しく導入される方の参考になると思う。
著者
前田 松良
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.105, no.1301, pp.66-67, 1990-07-20
著者
宮森 恒 赤峯 享 加藤 義清 兼岩 憲 角 薫 乾 健太郎 黒橋 禎夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.158, pp.103-108, 2007-07-17

本稿では,情報の信頼性を自然言語処理に基づいて分析する際に必要となる評価用データおよびプロトタイプシステムWISDOMについて述べる.われわれは,ウェブ上のテキストを主な対象として,情報信頼性を分析することを目指したプロジェクトを2006年4月より進めている.本プロジェクトでは,ウェブ上の情報の信頼性を,情報内容,情報発信者,情報外観,社会的評価といった4つの基準で捉えることを提案しており,これらを述語項構造を単位とする自然言語処理によって論理的に分析・組織化することを目指している.本稿で述べる評価用データは,これら種々の分析処理の学習・検証用データとして構築されたものであり,時事問題,医療問題等の20トピックを選定し,各100ウェブページを収集して,各評価尺度のデータを人手で付与したものである.また,情報信頼性を多角的に評価するプロトタイプシステムWISDOMを開発した.本システムを用いて上記評価尺度で条件を様々に変化させて情報閲覧することにより,興味のトピックについて,信頼できる情報をより確実に見極めることができるようになる.
著者
丁 勇 尾坂 明義 三浦 嘉也 難波 徳郎
出版者
社団法人日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.43, no.489, pp.618-623, 1994-06-15

Precipitation of LaBO_3 on the surface of a glass of composition 0.1Cr_2O_3・25Li_2O・10La_2O_3・65B_2O_3 (in mol%) was enhanced due to ultrasonic surface treatment (UST) with aqueous and ethanol suspensions of LaBO_3 particles. The aqueous suspension gave a higher efficiency than the ethanol suspension. The crystallites were almost uniform in size distribution, and grew irregularly : increase-decrease-increase in size when heated at 580℃. Preferred growth of (200) was detected. The mechanism of UST enhanced crystallization is proposed.
著者
瀧澤 直子
出版者
東海大学医療技術短期大学
雑誌
東海大学医療技術短期大学総合看護研究施設論文集
巻号頁・発行日
vol.13, pp.16-28, 2004-07-30

筆者は、2002度デンマーク看護研修において、オーフスの精神病院見学の機会を得た。閉鎖病棟内で生活する患者達とコミュニケーションを試みた結果、筆者が知る日本の精神病院と顕著な違和感はなく、開放的な入院環境があったので、実際に許可をいただいた範囲内で撮影したデンマークの精神病棟内の様子を紹介する。また日本における精神障害者の入院環境も開放的な処遇が提供されていることが明らかになった。また我が国においては、近年、精神障害者の社会復帰と社会参加をめぐる状況が大きく進展しつつある。さらに、予防的な精神医療の発展が期待され、脱施設化から地域リハビリテーションヘと我が国の精神医療は動いており、看護師や保健師に期待される役割は大きくなっている。そこで、デンマークの精神医療に関する資料と筆者が見学したデンマークの精神病院で説明を受けた内容を整理し、さらに筆者が知る日本の精神病院の状況を整理しながら、現在の日本の精神科医療の現状と課題について文献検索をしてみた。その結果、デンマークと日本においては、どちらの場合も、地域生活の維持、社会参加の促進が期待されていることが分かった。また、デンマークの地域精神医療での看護師の役割りは、患者との接触と他職種との連携があるが、現在の日本における精神科看護師は行政や地域で担う職務というより、まだまだ入院病棟においてその機能が期待されていることが分かった。
著者
瀧澤 直子
出版者
東海大学医療技術短期大学
雑誌
東海大学医療技術短期大学総合看護研究施設年報
巻号頁・発行日
vol.12, pp.46-51, 2003-06-30

かつて日本における精神障害者の概念は、何をするかわからない予後不良の病気であった。そのため疾患重視の医療が主流で、精神科看護の内容は、患者の監禁と拘束、そして監視であった。一方、中世ヨーロッパの潮流の中でデンマークの精神科看護は、迫害から人道的な視点で鎖をはずし、人間性重視の医療が提供され、訓練を受けた中流階級の女性が精神科看護を担っていた。今日、わが国において、精神分裂病から統合失調症に名称が変更になり、入院中心の看護から社会復帰への精神看護が期待されている。そこで、福祉国家であるデンマークの精神看護について、今回の看護研修で入手した、Neils Buusの論文である「When nurses took their place in danish psychiatry」を基にしてデンマークにおける精神看護を要約した。また現在の日本の精神障害者に対する処遇をまとめ、デンマークと日本の精神看護を比較した結果、開放的な処遇のもとで心のこもったきめ細やかな対応と、患者の可能性を信じることが援助の基本であるという精神保健看護の展望が見えた。