著者
間島 雄一 坂倉 康夫 まじま ゆういち さかくら やすお Majima Yuichi Sakakura Yasuo
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.38, no.suppl. 2, pp.134-138, 1995-06-01

慢性副鼻腔炎患者の約半数に鼻粘膜粘液線毛輸送機能の低下が認められることが知られている。本研究では生理的食塩水エアロゾルが慢性副鼻腔炎患者の低下した鼻粘膜粘液繊毛機能にどのような影響を及ぼすか検討した。生理的食塩水0.7mlをジェットネビュライザーで鼻腔に投与し、投与前後のサッカリン時間(ST)粘液繊毛機能の指標として測定した。23名の正常人では生理的食塩水投与前後のSTに有意の変化は認められなかったが、慢性副鼻腔患者19名では生理的食塩水投与後に投与前に比し有意にSTが改善した。慢性副鼻腔炎患者の低下した鼻粘膜粘液繊毛機能に及ぼす生理的食塩水のこのような効果を本症における鼻粘膜粘液繊毛機能低あのメカニズムと併せて考察した。
著者
佐藤 大介 青葉山 古文書の会
出版者
東北大学災害科学国際研究所 歴史文化遺産保全学分野
巻号頁・発行日
2022-03-11

磐井郡藤沢町の商家・丸吉(まるきち)皆川家の当主が2代・約80年にわたって 書き残した日誌のうち、天保4年(1833)~天保15年(1844)を中心とする時期の記録、約22万字分を翻刻。藤沢町、さらには仙台藩や日本各地のの社会・経済 の状況について克明に記録したもの。論説2編で、記録の性格や丸吉皆川家日誌からみる天保飢饉下の人々の動向について論じる。約500頁。
著者
土江 伸誉 Nobutaka Doe
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.142-159, 2002-02-10

21 0 0 0 OA 記念講演

著者
長谷川 耕造
出版者
早稲田大学産業経営研究所
雑誌
産研フォーラム (ISSN:13481355)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.109-122, 2008-03-31

2007年10月12日 於:早稲田大学国際会議場「井深大記念ホール」
著者
星野 豊
出版者
筑波法政学会
雑誌
筑波法政 (ISSN:03886220)
巻号頁・発行日
no.51, pp.55-70, 2011-09
著者
宮澤 由歌 ミヤザワ ユカ Miyazawa Yuka
出版者
大阪大学大学院人間科学研究科 社会学・人間学・人類学研究室
雑誌
年報人間科学 (ISSN:02865149)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.89-105, 2014-03-31

ジョルジュ・バタイユの共同体論は、彼の時代の一般的な共同体への考え方に対して異質なものであった。バタイユの共同体論を検討したジャン=リュック・ナンシーとモーリス・ブランショは、この共同体を主体を露呈させる場であると捉えている。恋人たちの共同体は、そうした特徴をもっとも濃く有するものである。恋人たちの共同体において、共同体の構成員は互いに対象とは違ったイメージを見出し、それはバタイユによって宇宙と名付けられる。恋人たちの共同体と一見類似していると思われる結婚の共同体が、法に則って生起・持続し、生産を目的とすることを明らかにすることは、恋人たちの共同体の異質性を際立たせる。恋人たちの共同体の目的は生産になく、むしろ、エネルギーを消尽させることにある。さらに、この共同体は、主体の概念の再考を促す。主体は不充足の原理に貫かれている。主体は、共同体以前に存在しない。主体は共同体のなかで見出される概念にすぎない。こうしてジョルジュ・バタイユの思想が、共同体の概念の価値を劇的に変化させたことが明らかにされる。
著者
岡本 健
出版者
日本情報経営学会
雑誌
日本情報経営学会誌 (ISSN:18822614)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.59-71, 2012-05

This paper present how to manage Tourism Resource (TR) in Tourist Leading Contents Tourism (TLCT). This research adopts analysis of two cases of Anime Pilgrimage, in particular, dealing with Town Washimiya as Sacred Place for “Lucky ☆ Star” and Town Toyosato as Sacred Place for "K-ON!". As a result, Area Expansion Model (AEM) and Area Concentration Model (ACM) as TR in TLCT are proposed.
著者
篠原 秀一
出版者
秋田地理学会
雑誌
秋田地理
巻号頁・発行日
no.23, pp.12-21, 2003-03-01

東アジアにおけるサメ類の水穫資源としての多面的な利用を探る研究の一環として、香港におけるフカヒレ流通の地域性を概観する。統計資料を参考にしっつ、フカヒレ商業の中心地である上環・西営盤地域を野外調査の主要対象地域とした。原資料は、2001年12月と2002年9月から12月までの断続的な実質約10日間の地域調査によるC サメ類およびフカヒレに関する統計資料は実態把握率が低いと一般に言われるが、大まかな地域傾向を知る手かかりとした。