- 著者
 
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             吉原 陽香
             
             笹田 耕一
             
             並木 美太郎
             
          
 
          
          
          
          - 雑誌
 
          - 研究報告システムソフトウェアと オペレーティング・システム(OS)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.2010-OS-114, no.4, pp.1-9, 2010-04-14 
 
          
          
          
        
        
        
        本研究では,Ruby で記述された OS である RubyOS の構成法の提案と,その実行基盤の試作を行った.また RubyOS の試作として,ポーリング方式でキーボードの入力を受け取り,画面にその文字を出力するプログラムを Ruby にて記述した.実行基盤については,既存の Ruby 処理系を OS を搭載していないハードウェア上で直接実行できるように移植した.OS を記述するために必要となる,実メモリアクセス・I/O ポートアクセスといった Ruby の言語仕様にない機能は,拡張ライブラリを自作して実装した.評価としていくつかのプログラムの実行時間の計測を行い,Ruby が OS を記述するのに十分な機能を持っているか検討した.