著者
高橋 伸彦
出版者
Japanese Society of Ryodoraku Medicine
雑誌
日本良導絡自律神経学会雑誌 (ISSN:09130977)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.121-135, 2007
被引用文献数
1

The circa dian rhythm of Ryodoraku has previously been reported, but the details are not yet well known. As a result Ryodoraku of three volunteers were examined several times a day w ith resistance and capacitance (R&C) using a multi-frequency body fat analyzer and/or oxida tion reduction potential (ORP), p H and volume of u rine.<BR>Accompanied with several small waves, Ryodo raku currents gradually increased from morning to afternoon and decreased from afternoon to night.<BR>Fluctuations in Ryodoraku were roughly s imilar to changes in urinary volume per hour. As urinary volume is regulated by anti-diuretic hormone, secretion of w hich is c ontrolled by the ce ntral nervous system, Ryodoraku might also be managed by the centrar nervous system.<BR>In most cases the changes in R yodoraku displayed the inverse associations to the large fluctuations of urinary ORP and to the alterations of R & C. It was thought that urinary ORP was affected by f ood intake or bathing etc. and R & C w ere influenced by cellular activities. Therefore Ryo doraku was considered to vary according to the living activities. From these findings, the circadian rhythm o f R yodoraku seems to be composed of a large wave controlled by the central nervous system and several small waves influenced by living activit ies.
著者
稲垣 えみ子 深田 武志
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.415, pp.66-70, 2017-01

──私もそうですが、日々の生活や食事などにお金を使わないと満足を得られないのではと思う人がいますよね。稲垣さんもかつてはそうだった。稲垣さんには今、そういう人達がどう見えますか。 うーん。
著者
宮坂 靖子
出版者
奈良大学総合研究所
雑誌
総合研究所所報 (ISSN:09192999)
巻号頁・発行日
no.23, pp.69-84, 2015

本稿の目的は、中国の都市中間層で増加している専業主婦の実態を把握し、中国の専業主婦規範の特徴を明らかにしたうえで、中国と日本の専業主婦規範の差異を考察することである。2013年10月~ 11月にかけて、遼寧省大連市内において9 名の専業主婦に対してインタビュー調査を実施した。 本稿で明らかになったことの第一は、中国の都市中間層で生じている専業主婦化は「専業母」化であり、調査対象者たちは子育て期は子育てに専念するが、子育て後の再就職を望んでいた。第二に、調査対象者たちは「専業母」であっても、母親が単独で育児を担当するのではなく、親族からの育児サポート、市場の家政サービスを活用しながら、母親役割を遂行していた。このような中国の「専業母」規範は、日本の「三歳児神話」とは異なっており、「専業母」化という同じ現象であっても、どのような育児行為を愛情の表出とみなすかという情緒規範は日中間で異なることが明らかになった。
著者
山田 訓 渡辺 彰 中島 道夫 塩野 悟
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
巻号頁・発行日
vol.94, no.40, pp.41-48, 1994-05-19

アメフラシえら引き込み反射の神経活動を光学多点計測し、得られたデータを再現する神経回路網モデルを構築したところ、この神経回路網にはディジタル的な応答特性を持つディジタル運動ニューロンとアナログ的な応答特性を持つアナログ運動ニューロンを共存していることがわかった。このディジタル・アナログ共存を用いたディジタル・アナログ協調型強化学習法を提案し、倒立振り子に適用したところ、アナログ出力によって、リミットサイクルに近い安定な動きを示す制御法を、ディジタル出力ニューロンと同程度の速さで学習することができた。
著者
坂崎 絢子
出版者
日経ホーム出版社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.292, pp.70-77, 2007-05

日経マネ郎さん(以下 マネ)最近、電子マネーを使える店が増えてきたように思います。今までは、もっぱら現金派でしたが、ちょっと気になっているんです
著者
吉岡 昌美 本那 智昭 福井 誠 横山 正明 田部 慎一 玉谷 香奈子 横山 希実 増田 かなめ 日野出 大輔 中村 亮
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.552-558, 2005-10-30
参考文献数
15
被引用文献数
2

徳島県の山間部に位置するK村では, 平成5年度より村内の保育園, 幼稚園, 小中学校において週5回のフッ化物洗口と年度2回の歯科健康診断を実施している.本研究では, フッ化物洗口を開始してからの児童生徒のう蝕有病状況の経年的変化をまとめ, 特に, 小学校6年生での歯群別のう蝕有病状況について詳しく調べた.さらには, 小学校1年生での乳歯う蝕の状況, 歯の萌出状況と6年生での永久歯う蝕経験との間の関連性について調べた.以上の結果, フッ化物洗口開始後のう蝕有病状況の経年的変化において, 永久歯う蝕は小学校低学年で早期に減少傾向が現れ, 次いで高学年, 中学生へと移行していることがわかった.小学校6年生での歯群別のう蝕有病状況から, 第一大臼歯のう蝕有病率が大幅に抑制されたことが, 全体のう歯数低下につながっていることが示唆された.一方, フッ化物洗口開始後も小学校1年生での乳歯未処置う歯の本数や乳歯の現在歯数が小学校6年生でのDMFTと有意に関連することがわかった.このことは, 就学前からのフッ化物洗口は第一大臼歯のう蝕罹患を抑制するのに効果的なう蝕予防施策であるが, さらに永久歯う蝕の抑制効果を期待するためには, 乳歯う蝕を指標としたう蝕リスクの高い幼児への介入が必要であることが示唆された.
著者
吉岡 昌美 中村 亮 本那 智昭 福井 誠 横山 正明 田部 慎一 玉谷 香奈子 横山 希実 増田 かなめ 日野出 大輔
出版者
一般社団法人 口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.552-558, 2005
参考文献数
15
被引用文献数
2

徳島県の山間部に位置するK村では, 平成5年度より村内の保育園, 幼稚園, 小中学校において週5回のフッ化物洗口と年度2回の歯科健康診断を実施している.本研究では, フッ化物洗口を開始してからの児童生徒のう蝕有病状況の経年的変化をまとめ, 特に, 小学校6年生での歯群別のう蝕有病状況について詳しく調べた.さらには, 小学校1年生での乳歯う蝕の状況, 歯の萌出状況と6年生での永久歯う蝕経験との間の関連性について調べた.以上の結果, フッ化物洗口開始後のう蝕有病状況の経年的変化において, 永久歯う蝕は小学校低学年で早期に減少傾向が現れ, 次いで高学年, 中学生へと移行していることがわかった.小学校6年生での歯群別のう蝕有病状況から, 第一大臼歯のう蝕有病率が大幅に抑制されたことが, 全体のう歯数低下につながっていることが示唆された.一方, フッ化物洗口開始後も小学校1年生での乳歯未処置う歯の本数や乳歯の現在歯数が小学校6年生でのDMFTと有意に関連することがわかった.このことは, 就学前からのフッ化物洗口は第一大臼歯のう蝕罹患を抑制するのに効果的なう蝕予防施策であるが, さらに永久歯う蝕の抑制効果を期待するためには, 乳歯う蝕を指標としたう蝕リスクの高い幼児への介入が必要であることが示唆された.
著者
古田 榮作
出版者
大手前大学・大手前短期大学
雑誌
大手前大学論集 (ISSN:1882644X)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.(25-76), 2012

前稿を受けて、『ダンマパダ』を"Legends of Buddhist"に拠りながら考察した。本稿では、中村元氏の著作から東洋の文化とその思惟方法を概観し、日本における読誦経典が依然として漢訳経典に拠っていることの呪術性を看過することができず、明治以降の西洋社会との交流で生まれた、インドでの経典に依拠すべきである。 『スッタニパータ』([P]Suttanipata『ブッダのことば』)『ウダーナヴァルガ』([P][S]Udanavarga『感興のことば』)は、『ダンマパダ』とともに小部に含まれる最古層の仏説に含まれるが、漢訳はなされず、『ダンマパダ』とは異なっている。 本稿では、『ダンマパダ』の「地獄の章」に関連の深いデーヴァダッタ、アジャータシャトルに関連のある若干の偈頌を取り上げ、アジャータシャトルとの関連で、『觀無量壽經』『阿彌陀經』に言及し、またアジャータシャトルの心的苦悩を現わす「阿闍世コンプレックス」にも言及した。結語として南伝経典の長部経典の「シンガーラへの教え」の家庭教育、夫婦の誓約に、自立と、家庭の存続を位置づけた。
著者
北岡 良雄
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.561-565, 1995-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
川村 賢二
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.109-129, 2009

第四紀後期の古気候研究において,氷床コアは重要な役割を果たしてきた.特に,南極やグリーンランドで深層掘削された氷床コアからは,温室効果気体の濃度が氷期—間氷期の気候変動を強める方向に変動したことや,氷期の間には急激な気候変動が幾度も起こっていたことを明らかにしてきた.日本が独自に掘削したドームふじ氷床コアからは,気泡の酸素濃度(O<SUB>2</SUB>/N<SUB>2</SUB>)が現地の夏期日射量を物理的メカニズムにより記録していることを用いて,そのオービタルチューニングにより,過去34万年間にわたる年代決定の精度を2,000年程度へと飛躍的に高めることに成功した.この年代は,地球軌道要素からの強制力に対する,グローバルな環境変化のタイミングの把握と,メカニズムの理解に向けた有力な手がかりを与える.ここでは,南極氷床コアから氷期—間氷期変動のメカニズムを考察するために必要となる,気候変動とCO<SUB>2</SUB>変動との関係や,南極の気候変動と他地域の変動との関係,時間スケールの異なる変動間の関連など,筆者がNatureに掲載した論文では省略せざるを得なかった多くの点を含めて解説する.異なる時間・空間スケールの変動を総合的・有機的に捉えることで,南極の気候変動のタイミングが10万年周期の氷期—間氷期サイクルに関するミランコビッチ理論と整合的であることを示す.今後は,第2期ドームふじ氷床コアにより,正確な年代をさらに延ばしていくことと,間氷期前後の詳細な解析が重要になる.
著者
大久 真幸 相田 美砂子 山高 博
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.47-47, 2003

ハロゲン化アルキルの置換反応にはアルキル基の種類によってS<SUB>N</SUB>2反応とS<SUB>N</SUB>1反応の異なる二つの反応機構がある。本研究ではこの反応機構の違いの要因を量子化学的観点から明らかにする。計算対象はCl-CR<SUB>3</SUB>(R=H or CH<SUB>3</SUB>)のハロゲン交換反応である。 まず気相中での非経験的分子軌道法計算を行い、反応の進行に伴うオービタルの変化がメチル置換基数の違いによって異なることを見出した。次にQM/MM法を用いて水溶液中における自由エネルギー変化の計算を行った。塩化メチルのハロゲン交換反応は水溶液中においてもS<SUB>N</SUB>2型で進行し、活性化エネルギーは気相中に比べて高いという計算結果が得られた。
著者
佐井 峰史 田中 秀岳 柳 和久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.227-228, 2014

傾斜プラネタリ加工とは,工具を傾斜させて偏心した後,工具主軸の自転運動と偏心軸による公転運動を合わせて穴あけを行う加工方法である.利点として,通常の穴あけ加工に比べて,ばりや層間剥離が少ない点,切削力が低減されることが挙げられる.先行研究では,CFRPに対して実験計画法により最適加工条件を明らかにした. 本研究では,実験計画法を用いてチタン合金(Ti-6Al-4V)に対する最適加工条件を求める.