著者
井上 晶子 谷山 貴一 石田 麻依子 小川 さおり 湯川 譲治 澁谷 徹 INOUE AKIKO TANIYAMA KIICHI ISHIDA MAIKO OGAWA SAORI YUKAWA JOJI SHIBUTANI TOHRU
出版者
松本歯科大学学会
雑誌
松本歯学 = Journal of the Matsumoto Dental University Society (ISSN:21887233)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.10-14, 2016-06-30

The purpose of this study is to evaluate the rate of incidence and risk factor of postoperative nausea and vomiting (PONV) in patients who underwent orthognathic surgery. The subjects were 84 patients aged 1₅–₅2 years old (3₇ males and 4₇ females) who underwent orthognathic surgery under general anesthesia in Matsumoto Dental University Hospital from January 2011 to October 2016. The operation methods were sagittal split ramus osteotomy (SSRO) 44 cases, SSRO and Le Fort I osteotomy(Le Fort I)28 cases, SSRO, Le Fort I and genioplasty 6 cases, SSRO and genioplasty 4 cases, Le Fort I and anterior maxillary alveolar osteotomy 1 case, and SSRO, Le Fort I and genioplasty with upper and lower alveolar bone osteotomy 1case. Anesthesia was maintained with nitrous oxide or air in oxygen, sevoflurane or desflurane, remifentanil and fentanyl. The factors investigated were age, gender, minimum alveolar concentration hours (MAC hours), use of nitrous oxide, remifentanil dose, anesthesia time and the type of surgery. Statistical investigation was preformed using logistic regression analysis to confirm the significance between the incidence of PONV and follows; age, gender, MAC hours, use of nitrous oxide, remifentanil dose, anesthesia time and the type of surgery. The rate of incidence in nausea was ₇₇%, and that in vomiting was 3₅%. The incidence of nausea was 4.4 times higher in females than males. The incidence of vomiting was 4.6 times higher in cases with nitrous oxide than those without nitrous oxide.
著者
中村 一基
出版者
岩手大学語文学会
雑誌
岩大語文 (ISSN:09191127)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.1-9, 2000-11-25

死後、肉体は腐る。しかし骨は朽ちず。ただ、その骨もいづれの日か朽ちる。それが、自然の摂理である。この自然の摂理の過程のなかに、人間は火葬という葬法をもちこみ、骨化を早める。骨化が白骨を目指したとしても、はたして白骨は遺骨の意識と結びつくのか。古代から中世にかけての葬送史を俯瞰した時、〔納骨/散骨〕という遺骨処理に注目せざるを得なかった。それは、どの程度の浸透力をもって人々の葬送習俗の規範となったのか。〔納骨/散骨〕という遺骨処理の方法は、〔遺骨尊重/遺骨軽視〕の意識とパラフレーズするのか。さらに、霊魂の依代としての骨という観念と、祖霊信仰の成立との関連は霊肉二元論の次元では把握しきれない問題を孕んでいる。その意味で、山折哲雄の次のような方法論は示唆的であった。「死」の問題を「霊と肉」の二元的構図のなかでとらえようとする方法にたいして、もう一つ、「霊と肉と骨」という三元的な立体構成のなかで考察する方法が、わが国の場合とりわけ有効でもあり、かつ必要でもあるのではないか。(『死の民俗学-日本人の死生観と.葬送儀礼-』第1章「死と民俗-遺骨崇拝の源流-」)白骨という強力な磁場が遺骨崇拝に働いているのではないか。山折が「遺骨崇拝の源流」を考える上で、重要なモメントとしてあげる「十一-十二世紀における納骨信仰の形成」(同)の背後に、白骨という強力な磁場の存在を思い描く。さらに、磁場の形成に民俗としての〔〈白〉のシンボリズム〕が強く働いているのではないか。
著者
三浦 節夫
出版者
学校法人東洋大学
巻号頁・発行日
2021-09-16
著者
吉田 昌志
雑誌
學苑 = GAKUEN (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.855, pp.45-58, 2012-01-01
著者
嶋田 英誠
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学文学部紀要 = JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日
no.36, pp.17-38, 2003-03

日本における女性教育家の草分けであり,今日の跡見学園の学祖となった跡見花蹊(一八四〇-一九二六)は,その本名を瀧野というが,従来もっぱらその花蹊の号によって知られている。跡見瀧野が花蹊と号したのは,「桃李言わざれども,下自ずから蹊を成す」という中国の古いことわざに基づく。しかし,中国における先秦時代から唐宋に至る間の桃李の語の持つ象徴機能をつぶさに検討すると,教育者としての跡見瀧野が花蹊と号するに当っては,もうひとつ狄仁傑(六三〇-七〇〇)にかかわる故事を見逃し得ない。すなわち狄仁傑が国家に有用の士を推薦した故事から始まって,唐代以降には桃李の語は門人の中から国家に推薦した有為の人材を意味するからである。ここから考えれば,幕末明治の混乱期にあって,跡見花蹊は国家に有用な女性の人材の育成を志したものと推測されるが,この推測が正しければ,当時にあっては真に画期的な女子教育の目標を掲げたものである。
著者
田嶋 香織 Kaori Tajima
出版者
関西外国語大学留学生別科
雑誌
関西外国語大学留学生別科日本語教育論集 = Papers in Teaching Japanese as a Foreign Language (ISSN:24324574)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.193-205, 2006

日本で生活しているとあらゆる場面でオノマトペ(擬音語、擬態語)表現と出会う。オノマトペ(擬音語、擬態語)表現は、他の語彙とは違い、外から受ける刺激を我々が感じ取った通りに文字にしているかのようで、学ばずとも自然に習得できていると思われがちである。実際にはその用法には様々な法則があり、日本語学習者にとって自然に習得できる語彙群ではない。この感覚の語彙群オノマトペについて考察していく。
著者
中塚 雅子 落合 利佳 Masako NAKATSUKA Rika OCHIAI わかば園保育士 京都文教短期大学 Wakaba en Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.40-49, 2008-01-01

保育園の現場でみられる発達障害の中でもとりわけアスペルガー症候群の子ども達を取り上げ、彼らに対する行事での支援について具体的にまとめて報告した。彼らを支援・援助していく上で大切なことは、可能な限り失敗体験や嫌悪体験をさせないことである。その意味では、運動会・お遊戯会といった園行事は、マイナス体験をしやすい場であり、見通しを持たせ、事前に十分に彼らにわかる形で様々な予告をするなどの支援が必要である。
著者
金森 修 Osamu KANAMORI
出版者
総合研究大学院大学教育研究交流センター
雑誌
科学における社会リテラシー2;総合研究大学院大学湘南レクチャー(2004)講義録
巻号頁・発行日
pp.51-72, 2005-02-28

第Ⅰ部 科学原論 第3章 科学哲学②クローン研究をめぐる諸問題金森 修[東京大学教育学部教授]
著者
田口 富久治 Fukuji TAGUCHI
雑誌
中亰法學 = Chukyo hogaku (ISSN:02862654)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.37-58, 2001-12-05

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雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.40, no.12, 1999-12-15