著者
佐藤 嗣男
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.47-55, 1990-12-10

習作時代の井伏鱒二の作品の中に隠岐の島を舞台とした『幻のさゝやき』がある。『幻のさゝやき』は一途に生きる田舎の少女と都会から来た少女との間に交わされる<人間の愛の言葉>と<人間愛>の美しさが讃歌されている。この作品は<愛の言葉>を謳ったAnton TchehovのA JOKEを下敷としている。絶望と紙一重のところで人生を正しく生きようとする井伏文学の底流にTchehovの摂取があったことを物語る一つの証左である。
著者
二村 悟 後藤 治 髙岡 茂樹 松藤 種好 菅澤 茂
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.21, no.47, pp.351-354, 2015

Matsui Construction Co., Ltd. is keeping the architectural historical records which the founded Matsui possessed. The historical records of Tsukiji Honganji Hondo's of the CHUTA ITO design are also included. Until now, the historical record of the Matsui family was not open to the public. Tsukiji Honganji Hondo's historical records were open to the public when performing restoration construction. Hondo's construction historical records are A. design original drawings 483 sheet, C. color figure 25 sheet, and D. photo albums three books. The photograph of 95, the photograph of 93, and the photograph of 130 are on three albums, respectively. Moreover, it became clear that existence of the drawing of another proposal exists. Furthermore, all the persons involved in construction work also became clear. Therefore, the construction historical record of Hondo's became the research with discovery of useful new data.
著者
金山 直樹
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.88, no.7, pp.1-40, 2015-07

論説はじめに一 履行補助者の理論から (1) 石田文次郎 (2) 松坂佐一 (3) 森田宏樹 (4) 要件・効果二 契約締結補助者の理論へ (1) 萌芽 (2) 根拠 (3) 要件 (4) 効果おわりに
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.830, pp.69-76, 2002-09-09

シャープは2002年3月,そして同8月にノート・パソコン「Mebius MURAMASA」の新シリーズを相次いで発売した。これらのノート・パソコンのウリは,厚さが16.6mmと薄いこと。これが消費者にウケている。 そして新シリーズでは新しい特徴がもう1つ,こっそりと付け加えられた。それは消費者には見えないが,他の機器メーカーには大きなインパクトを与えている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイト (ISSN:02896508)
巻号頁・発行日
no.248, pp.46-49, 2004-01

2003年の11月から12月にかけて,ソニーの「PCG-X505」シリーズに東芝の「dynabook SS SX」,シャープの「Mebius MURAMASA PC-MM2」と,1kg未満のノートパソコンが相次いで登場した。これら軽量ノートが搭載するハードディスクは,ディスク直径が1.8インチ(1.8型)のハードディスク。
著者
滝沢 正
出版者
上智大學法學會
雑誌
上智法学論集 (ISSN:04477588)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.1-22, 2016-11
著者
河村 美穂 高島 彩
出版者
埼玉大学教育学部
雑誌
埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13477420)
巻号頁・発行日
no.7, pp.269-277, 2008

子どもの食の乱れが叫ばれるようになって久しい。とくに近年では、食育基本法の制定などに見られるように、食育は社会全体でとりくむ重要課題と認識されている。なかでも、なにをどのように食べるかということについて、子どもたち自身が学び自立した食生活を送ることが目指されている。しかし、現実には、朝食の簡略化、孤食の問題など、子どもにとっては厳しい食生活の状況が続いている。従来食に関する教育は、学校教育のなかでは給食の時間に主として学級担任、栄養士が行ってきた。さらに、2005年からは、栄養教諭制度が実施され、その職務として食育が重要視されるようなり、給食における食の教育は一層重視されつつある。一方、家庭科教育でも戦後一貫して小学校高学年および中学校・高等学校において食に関する教育の実践を積み重ねてきている。とくに小学校高学年における食教育は人生の基礎となる食生活に関する教育として重要性が認識されてきている九さらに近年では、食教育が小学校低学年から必要との考えから、その実践を提案する研究もみられるへそこで、これまでの家庭科教育での実践の蓄積をベースとして、より早い時期から食教育を実施することを目指して、保育園児を対象とした食教育プログラムの実践を試みた。本稿では、まず、食教育プログラムの実践に先だって行った園児の食生活の実態調査の結果を示し、その結果からプログラムをどのように立案したかを詳述した上で、実践の概要、実践後の考察を示して本研究の食教育プログラムの有効性を検証する。