著者
瑞樹 永祐
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2017-03

三重大学大学院 工学研究科 博士前期課程 電気電子工学専攻 量子エレクトロニス研究室
著者
増田 周子
出版者
関西大学国文学会
雑誌
國文學 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
vol.71, pp.39-61, 1994-06-30
著者
柳澤 輝行

下記資料の「カテコールアミン受容体」の項目の記事(著者原稿)を修正したもの。//1.「血管生物医学事典」朝倉書店,2011,p.272-275,ISBN 978-4-254-30108-3//2. 「心臓ナビゲーター」メディカルレビュー社,東京,2004,p.68-69,ISBN: 978-4-89600-695-7//3. Vascular Biologyナビゲ-ター,メディカルレビュー社, 東京, 2001, p.136-139,978-4-89600-386-4
著者
許 海華
出版者
関西大学東西学術研究所
雑誌
関西大学東西学術研究所紀要 (ISSN:02878151)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.297-318, 2011-04

While Japan at the end of the Edo period revised their national seclusion system and started to set forward with internationally opening policy, it was the training of translators to communicate at practical negotiations with foreign countries that was most urgently required. In the case of To tsuji 唐通事, Chinese translators at Nagasaki during the Edo period, some of the youths transferred themselves to be in charge of two languages, from solo translation for Chinese to translation for both Chinese and English. They later became very active in the frontlines for diplomacy, education and translation because of their English abilities during the periods from the end of the Edo to Meiji era. One of the typical examples was Ga Noriyuki. Ga Noriyuki was the person who flourished as a liege of Tokugawa Shogunate, a bureaucrat, an educator as well as a translator, who had been working as a Chinese translator at Nagasaki. It was his mastering English which brought him a great turning point for his life. This paper examines historical backgrouds and progress for Ga Noriyuki's mastering English from the view point of the alteration of To tsuji at Nagasaki during the periods from the end of the Edo to Meiji era, through full survey on articles on his carrers.
著者
大槻 暢子 岡本 弘道 宮嶋 純子
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian Cultural Interaction Studies (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.289-311, 2009-03-31

This report shows the summary of the field survey on tea culture in Okinawa island conducted as part of the collaborative research by the young members of our institute. In pre-modern age, a series of islands including Okinawa island, so-called Ryukyu Arc, had undergone a historical transition different from the areas of Kagoshima and northward in Japan. In the process of adoption of tea culture, Ryukyu Arc showed its individual development while it is affected by Japan and China as a peripheral area of both sides. The tea culture of Okinawa contains Japanese elements, such as tea ceremony (Chanoyu) culture and Furi-Cha culture remaining as Buku-buku tea, and Chinese elements, such as massive import and consumption of Chinese tea from early modern age to modern age. It is indicated by the historical accumulation, so it can be an attractive subject in considering cultural interaction.
著者
宮嶋 純子
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
周縁の文化交渉学シリーズ1 『東アジアの茶飲文化と茶業』
巻号頁・発行日
pp.119-128, 2011-03-31

本稿は,2009年7 月28日(火)から8 月5 日(水)にかけておこなった「沖縄における茶文化調査」に基づく,近現代の沖縄における茶業史と茶文化に関する報告である。近現代の沖縄における茶樹栽培の歴史は,紆余曲折を経ながらも定着と発展がはかられてきた。その努力と工夫は現在に至るまで,形を変えながら受け継がれている。一方,消費という面から見れば,さんぴん茶に代表されるように,沖縄における飲茶の主役は常に中国・台湾・日本という周辺諸地域からの輸入茶であったといえる。このような茶文化の発展と展開と可能にしたのは,沖縄が周囲の情勢に応じて様々な地域から茶を輸入することのできる「周縁」であり,その周縁性が保持され続けてきたからにほかならない。
著者
曽我 篤嗣
出版者
東方キリスト教圏研究会
雑誌
東方キリスト教世界研究 (ISSN:24321338)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.75-86, 2017-05-01

本書評ではアズィズ・アティーヤ (1898-1988) の『東方キリスト教の歴史』を取りあげる。本書はカルケドン公会議で異端とみなされた東方諸教会の歴史について,これらの教会が辿った歴史や各教会の神学的な特徴を網羅的に記したものである。本書は日本でも馴染みが薄いこれらの研究分野の概説書としての意義を持つと評者は考えるが,2014年に村山盛忠によって日本語訳も刊行された。このことに関してはII章で詳述する。次にこの書評の構成を説明すると,まず第I章において本書の概要を記し,第II章においてその意義を記す。そして第III章においてそれらを総括する。
著者
松井 克憲 鹿野 共暁 長橋 ことみ 大川 直子 有澤 奈良 成瀬 香織 鈴木 留美 稲本 裕
出版者
静岡産科婦人科学会
雑誌
静岡産科婦人科学会雑誌 (ISSN:21871914)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.126-130, 2019-09

ペグフィルグラスチムは持続性のG-CSF刺激作用を保持し、末梢血中の白血数を増加させる働きをもつ。症例は55歳。再発卵巣癌に対して、DC療法 (ドセタキセル70 mg/m2+カルボプラチン AUC≓ 5) とペグフィルグラスチムを投与中であった。DC療法4コース投与後に発熱と全身倦怠感を主訴に来院した。抗菌薬投与を行ったが、解熱を認めなかった。精査目的に撮影した造影CTで胸部大動脈の壁肥厚と左側優位の両側胸水貯留を認めたため、大動脈炎と診断し、プレドニゾロンの投与を開始した。症状はただちに軽快し、大動脈の壁肥厚も改善した。がん化学療法時に発熱とCRPの上昇を認めた症例は、細菌感染症以外にも血管炎を考慮する必要がある。
著者
福冨 言
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 社会科学系列 (ISSN:02879719)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.67-89, 2007-03

本研究は、日本のマーケティング研究の学術誌である『季刊マーケティング・ジャーナル』と『マーケティング・サイエンス』に過去10年間(1994年~2004年)において掲載された全論文を対象にその内容を分析するものである。この分析のため、各論文の執筆者が“何を説明しようとしているのか”、“その説明の際にどのような要因を重要視しているのか”について集計した。前者を“被説明変数”、後者を“説明変数”と呼び、各論文において用いられている尺度の種類とともにダミー変数を作成し、相関分析をおこなった。 その結果から、近年日本のマーケティング研究の2つの柱石を確認することができる。第1の柱石とは、“メーカーの対外的・戦略的な行動”を“メーカー間の競争や協調といった水平的関係に関する変数”と“メーカーに内在する変数”(技術や資産など)に注目して説明しようとするものである。 第2の柱石は消費者行動に関する研究である。ほぼ半数の論文が“消費者の購買行動”や“消費者の内的な特性”を説明変数としていることがわかる。特に“消費者の内的な特性”(製品知識や関与水準など)は“消費者の購買行動”を説明する際によく用いられている。ただし、消費者に関するこれらの変数を用いた実証研究はリアクティブな尺度を用いた調査に依存していることを確認した。その他の発見事実については本文中において触れる。 以上のことから、日本のマーケティング研究者の関心は、メーカーの行動と消費者の行動・特性を主要な変数とすることに集中しているといえる。この集中傾向は“マーケティングとは何か”、あるいは“マーケティング研究とはどのような研究か”という問いに対する学界の1つの回答であると同時に、日本の学界において見過ごされてきた研究課題をも示唆するものであろう。