著者
Wi Sam Yeol Kang Jong Ho Jang Jun Hyeok
出版者
理学療法科学学会
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.165-167, 2013
被引用文献数
17

[Purpose] The purpose in the present study was to examine the possibility that virtual reality interactive exercise game can help relieve depression and improve the quality of life of elderly females with osteoarthritis. [Subjects and Methods] Forty elderly females suffering from knee osteoarthritis were randomly assigned to either an experimental group or a control group so that each group had 20 members. The experimental group played exercise game using Xbox 360 kinetic sensors for 30 minutes per session, three times a week for four weeks. The control group did not engage in this activity. The depression of the subjects was measured using the Korean version of the Short Geriatric Depression Scale (SGDS-K) and their quality of life was measured using SF-8. [Results] The experimental group's SGDS-K score after the exercise game intervention was significantly lower than that before the intervention and the experimental group's SGDS-K score was significantly lower than that of the control group. The experimental group's SF-8 score after the intervention was significantly higher than that before the intervention and the experimental group's score was higher than that of the control group, although the differences were not significant. [Conclusion] The exercise game experiment using Xbox 360 kinetic sensors showed the possibility that such activities could help relieve depression and improve the quality of life of elderly females suffering from osteoarthritis. Further studies are necessary to determine the most effective methods and duration.
著者
多田 正行
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.12, pp.84-87, 2005-01

ただ まさゆき氏:1947年生まれ。ロッテリア、チーズブロー・ポンズ・ジャパン・リミティッド、日本タッパウェアなどでシステム企画に携わった後、93年に独立。現在「eCRM塾」主宰。著書に「売れるしくみづくり」(ダイヤモンド社)、「コールセンター・マネジメント入門」(悠々社)、「コトラーのマーケティング戦略」(PHP研究所)など。
著者
藤田 秀樹
出版者
富山大学人文学部
雑誌
富山大学人文学部紀要 (ISSN:03865975)
巻号頁・発行日
no.64, pp.233-245, 2016

『シザーハンズ』は,同質的な共同体とそこに闖入した強い異質性,他者性を帯びた「異形の者」との対峙・相克の物語と言えそうだ。エドワードの手=鋏にはさまざまな意味が重層的に織り込まれているように思われるが,その中で最も明確なのは,彼の異質性,他者性を際立たせる烙スティグマ印というものであろう。彼はこの手=鋏で新しいものを次々と創出し,住民たちに非日常的,祝祭的な刺激と興奮をもたらすことで束の間,住宅地を活性化させるが,やがて災厄をもたらす危険でおぞましい存在として排除される。彼を取り巻く状況のこのような起伏は,共同体に対して異質なものが否応なく帯びてしまう両義性を,角度を変えて見るなら,共同体が異質なものに対して抱くアンビヴァレンスを,浮き彫りにするものではあるまいか。以上のようなことに焦点を当てつつ,『シザーハンズ』という映画テクストを読み解くことを試みる。
著者
山本 郁夫 入野 善行
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.315-319, 2004

パソコンの録音機能を使って気柱共鳴の実験を行い,いろいろな周波数に対して,気柱長を変えたときの音波の振幅,および位相の変化を調べた。管口付近で観測された音波に対する結果は意外と複雑なものになった。実験結果は,減衰を考慮した気柱共鳴の理論で非常にうまく説明できることが分かった。
著者
芥川 眸
出版者
聖トマス大学
雑誌
サピエンチア : 英知大学論叢 (ISSN:02862204)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.247-268, 2007-02

幼い孫たちに囲まれ,おとぎ話を語り聞かせる老貴婦人。ロストプチン伯爵令嬢ソフィ,嫁してセギュール伯爵夫人(la Comtesse de Sugur,nee Rostopchine 1799-1874)に大方が抱くこうしたイメージを多少とも変化させ,その作品を再評価していこうとする動きが,作家の没後百数十年を経た現在,ヨーロッパを中心に起き始めている。セギュール伯爵夫人が,処女作『新仙女物語』Nouveaux Contes de feesを世に問うたのは,1858年,著者56歳の冬であった。夫人は,これより前の1855年に『子どもの健康』La Sante des enfantsを自費で出版し,また現在では失われた『子どものミサ典書』を公にしているが,前者は,民間療法による家庭の医学,後者は子どもたちの典礼理解を助けることを目的に書かれた実用的な著作である。母であり祖母である夫人は『新仙女物語』を機に,子どもを対象とする実用書の執筆から,同じく子どもを対象とする創作活動に入っていく。当初,児童を対象とする定期刊行物『こども週間』La Semaine des enfants創刊号に,「ブロンディーヌとボンヌ・ビッシュ,ボン・ミノンのお話と他のお話」として,かねて孫たちに語り聞かせて好評であった5編の物語が掲載された。のちに『新仙女物語』として「バラ色文庫」に収められたこれら5編は,先行する仙女物語を始めとする伝承民話の類型を踏襲しながらも,叙述を貫く作者のまなざしによって独自性と固有の魅力を醸しだす。いまも多くの子どもたち(そして大人たち)に読み継がれるセギュール作品の出発点である『新仙女物語』の解読を試みながら,その魅力の一端を示すことができれば幸いである。
著者
馬場 節
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.897, pp.107-109, 1997-06-30

かつて大争議を闘った三池炭鉱の労組が,「閉山」提案を受諾した。爆発事故の補償負担や輸入炭の増加で,「ヤマ」(炭鉱)は力つきた。閉山後も労組トップとして「解雇者の再就職に責任を持つ」と語る。今年3月19日,福岡県大牟田市を中心に広がる「三井石炭鉱業三池鉱業所」,いわゆる三池炭鉱を3月末で閉山にするという協定書に調印しました。
著者
久島 桃代
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理学会大会 研究発表要旨
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.54-55, 2013

1990年代以降のイギリスの人文地理学では、「障害」の意味を社会的・空間的文脈に位置づけながらも、一方で個々の身体的行為に根差した、パフォーマティブなものであるとする見方が強くなっている。本大会ではこの議論について紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1613, pp.64-68, 2011-10-24

9月15日午後3時。韓国ソウル市を中心に全国的な大停電が発生した。家庭から企業のオフィスまで次々と電気が止まる。エレベーターは停止し、信号も消え、パソコンも使えなくなった。企業活動から交通まで、市民生活の機能は麻痺し、韓国は以後5時間にわたって大混乱に陥ったのである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.953, pp.60-63, 2011-06-10

国立代々木競技場の第一体育館と第二体育館で、3月31日に大屋根の塗装工事が完了した。1964年の竣工後、初となる全面塗り替えだ。既存の塗装の剥離作業を効率化するために、高圧洗浄方式を用いた。 故・丹下健三氏が設計した国立代々木競技場を特徴付ける、ダイナミックな吊り屋根構造─。最近では、4.5mm厚の鉄板に塗装を施した大屋根の老朽化が深刻な課題となっている。
著者
中村 薫
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1065, pp.121-131, 2011-09-19

家庭用ゲーム機「Xbox360」向けのジェスチャー入力コントローラ「Kinect」をパソコンやLinux搭載ボードに接続することで、ジェスチャー入力対応機器を簡単に開発できる。世界初のKinect向けソフトウエア開発の解説本「KINECTセンサープログラミング」(秀和システム発行)を執筆した著者が、Kinectを利用した機器開発の実際を解説する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1293, pp.64-67, 2005-05-30

「次世代ゲーム機では、必ず成功してみせる」——。米マイクロソフトがライバル他社に先駆けて5月13日に発表し、年末のクリスマス商戦に投入する次世代ゲーム機「Xbox360(エックスボックス・サンロクマル)」。揺るぎない自信を示すのは、マイクロソフト米本社でゲーム事業を統括するロバート・バック上級副社長である。
著者
森昭太 松尾直志 白井良明 島田伸敬
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.20, pp.1-6, 2013-03-07

画像から手話を認識するためには,顔・手領域を抽出する必要があり,特に手形状の抽出は非常に重要である.しかし手話によっては手同士,顔と手で隠蔽がおこる場合がある.その場合,肌色やエッジ検出のみでは顔と手を分離することが困難であった.そこで深度センサ(Kinect for Xbox360)を用いることが考えられる.しかし手話によっては顔と手が密着する場合には,顔・手を分離することが困難である.本手法では,1フレーム前の手領域を現在フレームの手領域があると推測される領域に対して顔の3次元テンプレートマッチングを行うことによって,手領域候補を抽出する.その領域に手以外の領域が含まれていないか距離のヒストグラムから判別分析法により自動で判断し手領域を求める.手同士の隠蔽時も同様の処理を行う.その結果,隠蔽が起こる手話に対して隠蔽中の顔・手領域を正確に分離し,手話認識に用いる領域特徴を抽出する.以上をの手法の有効性を実験によって確かめた.