著者
中村 明正
出版者
Japanese Society of Otorhinolaryngology-Head and neck surgery
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.126-136, 1965 (Released:2007-06-29)
参考文献数
50
被引用文献数
5 1

Histoanato amical structure of the vocal muscles of human adults was investigated and the sensory nerve endings in the vocal muscle were demonstrated by using various staining techniques.According to Goerttler (1950), medial part of the vocal cord consists of two parts, namely, pars thyreovocalis and pars aryvocalis. However, we could not find the muscle fibres which ran from the thyroid cartilage to the vocal ligament. Pars aryvocalis could be divided into the anterior and the posterior parts. The former beginning from the Proc. vocalis of the arytenoid cartilage attached to anterior half of the vocal ligament. The latter ran between middle part of the arytenoid cartilage, and posterior half of the vocal ligament. These two parts crossed each other like a network.Three types of the centripetal nerve endings in the vocal muscle were identified with the modified Bielschowsky's silber impregnation.The nerve belonging to the first type ended in a simple small knob. The nerve of the second type had spiral structure which wound about the muscle fibre like a tendril, and it seemed to be resembled to a muscle spindle, but it was not a muscle spindle. It was not enclosed with a capsule and did not contain intrafusal muscle fibres. The typical muscle spindles were not found in the human vocal muscle. The nerve belonging to the third type consisted of several nerve fibres which ran pararell each other like an ivy.The great majority of these endings were distributed in the middle one-third of the vocal cords. No communicative fibres between these endings and the endformation of the autonomic nervous system were recognized. The nature and significance of these stuctures were discussed.
著者
中村 明
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.457, pp.149-152, 2004-05-10

お仲間を無視して集計/オートフィルタと相性抜群/入力規則との相性悪し/コンボボックスの妙技/盛りつけも忘れなく
著者
片岡 裕雄 中村 明生 井上 中順 前田 英作
出版者
国立研究開発法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

2010年代になり画像認識の精度が飛躍的に向上したことで「自然画像とは何だろうか?」そして「その画像カテゴリとは?」という問いがより重要になっている。本研究課題では自然の形成原理に即し能動的に生成した画像パターンとその画像カテゴリを教師ラベルとした機械学習方法を網羅的に探索することで両者の問いに迫る。さらに、従来の画像認識で問題とされていた人手による膨大な画像ダウンロードや画像カテゴリ付与が不要であるだけでなく、個人情報保護法や著作権法などに依らず大規模画像データベースを構築可能である。
著者
中村 明澄 堤 円香 安藤 仁子 高柳 論也 地曵 典恵
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.339-343, 2020 (Released:2020-12-21)
参考文献数
11

ヒドロモルフォン塩酸塩1%注射液(高濃度ヒドロモルフォン注)の持続皮下注により皮下硬結を生じたが,希釈濃度を下げることで改善した1例を報告する.患者は60歳女性,膵がんによる背部痛に対して高濃度ヒドロモルフォン注の持続皮下注を行い,ヒドロモルフォン濃度を0.17%から0.83%に上げた際に発赤・皮下硬結が出現した.留置針の刺し替えを行うも改善せず,ヒドロモルフォン濃度を0.28%まで下げたところで皮下硬結が消失した.第61病日より嘔気に対してハロペリドールを混注し,第70病日より身の置きどころのなさの出現により,ミダゾラムをさらに混注で追加したが,ヒドロモルフォン濃度を0.28%以下に保つことで,第79病日に亡くなるまで皮下硬結を認めず,症状緩和も可能であった.高濃度ヒドロモルフォン注の持続皮下注の皮膚局所反応に,ヒドロモルフォンの濃度が関係している可能性が推測された.
著者
濱 興治 板谷 敏弘 笹尾 博行 中村 明寿 橋本 真伊知
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第8巻 性能検証・実態調査 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.301-304, 2013 (Released:2017-11-18)

本報ではリニューアルオープンした東京都美術館の企画展示室の気流分布の測定結果を示す。気流分布は展示物の保存環境として重要であり、0.3m/s以下の低風速が望まれる。展示室全域については、風速0.3m/s以下の比率は98%であった。壁面風速については、間仕切パネルがない場合には全ての測定点で風速0.3m/s以下であった。間仕切パネルを設置した場合には、吹出口との関係で場所によっては0.35m/s程度の壁面風速が観測されるが、97%は風速0.3m/s以下であった。展示ケース内の風速は最大0.25m/sであった。
著者
東 幸児 石橋 達郎 坂本 大和 後藤 良幸 鵜殿 翔太 中村 明生
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 第33回九州理学療法士・作業療法士合同学会 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
pp.73, 2011 (Released:2012-03-28)

【はじめに】 高度外反膝に対するTKAで問題となるのは,変形を如何に矯正し,良いアライメントを得て,機能的な膝を獲得するかである.そのためには機種の選択・軟部組織の処置などが重要となってくる.また膝蓋骨においては術前に外方偏位しており術後トラッキングの不良例が多いとの報告もある.膝蓋骨トラッキング異常は膝関節屈曲制限・大腿四頭筋筋力低下・滑膜炎などの二次的問題を惹起する.今回,高度外反変形膝を呈した症例に二期的に手術を行い膝蓋骨に対する内外側張力バランスに着目し理学療法を行なう機会を得たのでここに報告する.【症例紹介】 氏名I 60歳代 13歳の時に交通事故に会い左大腿骨顆上骨折受傷.保存的に加療を行うが外反位にて変形治癒.徐々に下肢外反強くなりニ次性変形性膝関節症となる.一年ほど前から歩行困難となり当院受診.FTA135度と高度外反位を呈していた.【経過】 術前はX線にて著名な膝蓋骨脱臼を呈していた.first stageとして左膝関節形成を目的にTKA・腸脛靭帯切離・膝窩筋腱切離・外側膝蓋支帯切離を施行.FTA145度に改善するも膝蓋骨脱臼を認めた.second stageとしてアライメント矯正を目的に大腿骨内反骨切り術・脛骨粗面内側移動術・内側支帯縫縮・内側広筋腱縫縮術を施行.FTA165度・膝蓋骨傾斜角11度に改善した.術後18ヶ月膝蓋骨傾斜角12度.【考察】 本症例では高度外反変形矯正による軟部組織の機能改善が大きな問題となった.一般的に外反膝の矯正では膝関節内側組織の弛緩状態・外側組織の短縮が問題となる.本症例においてもFTA135度の高度外反変形膝を矯正したことにより内側広筋の弛緩,腸脛靭帯・外側広筋の短縮を呈した.軟部組織処理として内側広筋腱の縫縮術が行なわれたが内側広筋は収縮を認めるものの筋張力は不十分なものであった.内側広筋は膝関節最終伸展域においてFTA・外側広筋による膝蓋骨外方作用に相反し膝蓋骨固定を得て大腿直筋の伸展作用を効率的に脛骨へ伝える作用がある.内側広筋の機能低下は膝蓋骨外側偏位傾向を強め,膝伸展機構・膝蓋骨トラッキング異常を惹起する.本症例において内側広筋の機能改善は多くは望めないと考え,腸脛靭帯・外側広筋の短縮・大腿筋膜の緊張不均衡による過剰な外側引き付け作用を減じていくことに着目し理学療法を展開した.術後18ヶ月経過後も膝蓋骨の外側偏位の悪化は認めず良好な状態を維持できていた.【まとめ】 TKAにおいては下肢機能改善を図り「長く使える関節」とするかは術後リハビリテーションによるものが大きい.本症例において内側広筋機能不全の影響を最小限にするため,外側広筋・腸脛靭帯・大腿筋膜の緊張不均衡に着目することにより良好な経過をたどることが出来たと考える.今回の発表にあたり本人へ十分な説明を行い同意を得た.
著者
佐口 健一 田中 佐知子 小林 文 中村 明弘
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和学士会雑誌 (ISSN:2187719X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.75-80, 2019-02

近年,教育現場における学習成果の評価方法として,パフォーマンス評価が求められており,その評価方法の一つとしてポートフォリオ評価が挙げられる.ポートフォリオには学生が学修カリキュラムを通した振り返りとして,成長した点や反省点などが記述されている振り返りシートが含まれる.そこで本研究ではテキストマイニングの手法を用いて振り返りシートの記述内容の分析を試みた.2018年度の2〜4年次の学生582名の内,本研究に参加の同意が得られた557名を対象とし,各学生が2年次3月初めのオリエンテーションの際に提出した1年次振り返りシートを解析した.調査項目は,1年次を振り返り,自分の「成長した点」と 「反省点」についての自由記載とした.解析の結果,「成長した点」として最も多かったカテゴリは「寮生活」で,次いで「友達」,「コミュニケーション」であった.これらの抽出されたカテゴリから,本学の特徴である初年次全寮制教育において学生はコミュニケーション能力が高まったと感じていることが明らかとなった.また,「反省点」として最も多かったカテゴリは「勉強」で,次いで「テスト」,「予習復習」であり,集中して勉強できなかったことや,勉強開始がテスト直前になってしまったことなどを挙げている.これらの結果から,テキストマイニングの手法を用いてポートフォリオの振り返りシートの記載内容を解析することにより,学生が初年次全寮制教育プログラムで学んだと感じている内容を,教員が根拠をもって認識できることが明らかとなった.
著者
佐口 健一 田中 佐知子 小林 文 中村 明弘
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和学士会雑誌 (ISSN:2187719X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.75-80, 2019 (Released:2019-08-10)
参考文献数
4

近年,教育現場における学習成果の評価方法として,パフォーマンス評価が求められており,その評価方法の一つとしてポートフォリオ評価が挙げられる.ポートフォリオには学生が学修カリキュラムを通した振り返りとして,成長した点や反省点などが記述されている振り返りシートが含まれる.そこで本研究ではテキストマイニングの手法を用いて振り返りシートの記述内容の分析を試みた.2018年度の2〜4年次の学生582名の内,本研究に参加の同意が得られた557名を対象とし,各学生が2年次3月初めのオリエンテーションの際に提出した1年次振り返りシートを解析した.調査項目は,1年次を振り返り,自分の「成長した点」と 「反省点」についての自由記載とした.解析の結果,「成長した点」として最も多かったカテゴリは「寮生活」で,次いで「友達」,「コミュニケーション」であった.これらの抽出されたカテゴリから,本学の特徴である初年次全寮制教育において学生はコミュニケーション能力が高まったと感じていることが明らかとなった.また,「反省点」として最も多かったカテゴリは「勉強」で,次いで「テスト」,「予習復習」であり,集中して勉強できなかったことや,勉強開始がテスト直前になってしまったことなどを挙げている.これらの結果から,テキストマイニングの手法を用いてポートフォリオの振り返りシートの記載内容を解析することにより,学生が初年次全寮制教育プログラムで学んだと感じている内容を,教員が根拠をもって認識できることが明らかとなった.
著者
柳生 将之 中村 明日加
出版者
飯田市美術博物館
雑誌
伊那谷自然史論集 (ISSN:13453483)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.21-25, 2019 (Released:2019-06-05)

2016 〜2018 年にわたって,諏訪市の諏訪湖北東部においてタウナギを確認した.タウナギは東アジアから東南アジアにかけて広く分布し,日本国内では琉球列島に在来の個体群が生息する.しかしながら,奈良県など14 の都府県に生息する個体は,朝鮮半島からの移入による国外外来種と推測されている.長野県における生息の記録は,現在のところ見当たらない.今回の調査によって,当年生まれの稚魚や成熟可能な体サイズの個体を確認したことから,全面結氷する諏訪湖においても越冬が可能であること,さらに,越冬個体が成長して自然繁殖している可能性が示唆された.
著者
林 映里 中村 明史
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.27, 2004

ステンドグラスは、不純物の多く入ったガラスが色ムラや変形があることにより、深みのある素晴らしい色調を表す。明治政府は、ステンドグラスの製造を日本で普及させるために専門官を欧州に留学させ、これを持ち帰り普及につとめた。そしてステンドグラスの製造や色彩構成、ガラスの割り付けの方法などが伝授された。ステンドグラスは耐久性が高く、ゴシック建築では、教会の高窓から差し込む光によって様々な美しい姿を演出する。ノートルダム大聖堂はその代表といえる。本調査は、日本にステンドグラスの技術が欧州から導入されてから、現在に至るまでに、どのような変遷をとげたのか、また、関東地区における代表的な建築に使用されたステンドグラスについて色彩調査を行った結果を報告する。
著者
木内 祐二 増田 豊 亀井 大輔 向後 麻里 中村 明弘
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.133, no.2, pp.231-241, 2013-02-01 (Released:2013-02-01)
参考文献数
4
被引用文献数
3 4

In Showa University School of pharmacy, 7 competencies for outcome-based education were set up in 2011. We are now creating sequential curriculum in order to achieve these competencies. As a member of team medical treatment, pharmacist must share a patient's information with other members, assess each patient's condition, propose the best medication with evidence, and also check the effect of medication. Therefore, many active practices in a hospital and community and problem-based learning (PBL) tutorials are carried out in curriculum in School of Pharmacy. As a training for the future pharmacists who positively perform primary care with responsibility in community pharmacy, students study the method of clinical assessment (assessment of condition of disease from the patient's complain, and choice of appropriate proposal). Furthermore, the exercise and training of parenteral medication, physical assessment, and first aid, etc. are also taken in the curriculums as new clinical skill. The systematic and gradual interprofessional education curriculum for the team medical education has been carried out aiming at training of active members in medical team in a hospital and community. At this symposium, I will introduce these systematic advanced curriculums for the pharmacist of a new age, and to show the usefulness and learning effect.
著者
中村 明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1500, pp.112-114, 2009-07-20

今年3月、「関西独立リーグ」が初めてのシーズンを迎えました。女子高生プロ野球選手、吉田えり投手が活躍するリーグとして、ご存じの方も多いと思います(編集部注:鋭いナックルボールが武器で、メディアやファンの間では「ナックル姫」の愛称で親しまれる)。彼女のおかげで、リーグの知名度が大幅にアップしました。
著者
中村 明
出版者
筑摩書房
雑誌
言語生活 (ISSN:04352955)
巻号頁・発行日
no.332, pp.p30-40, 1979-08
著者
中村 明夫 今泉 晃 柳川 幸重
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.124, no.4, pp.427-434, 2004-10-01
被引用文献数
2

β<sub>2</sub>アドレナリン交感神経受容体(β<sub>2</sub>-AR)刺激薬の大部分は未変化のまま腎臓より排泄されるため,ネフロンを通過する過程でなんらかの薬理学的効果を発揮すると思われる.しかしながら,β<sub>2</sub>-ARの腎機能調節における役割が明らかにされていないため,実際の使用時には,このような薬理効果は考慮されていない.腎臓のβ<sub>2</sub>-ARは主に近位尿細管上皮細胞と,腎動脈の平滑筋細胞膜に分布している.これらの発現の部位を考えれば,β<sub>2</sub>-ARは糸球体機能や,ネフロンでのナトリウムと水分バランスに作用していると思われる.実際,β<sub>2</sub>-AR刺激薬を投与すると腎糸球体濾過率は著しく低下する.一方,β<sub>2</sub>-AR刺激薬は腎臓での炎症性サイトカイン,例えばTNF-αの産生を阻害する.さらに,β<sub>2</sub>-AR刺激薬は溶血性尿毒症症候群(HUS)の志賀毒素によるアポトーシスの誘導を抑制することがわかっている.腎臓のβ<sub>2</sub>-AR機能に関して薬理学的根拠に基づいた理解を進めることは,呼吸器疾患で投与されるβ<sub>2</sub>-AR刺激薬の腎機能を考慮した適正使用についてや,敗血症とHUSに伴う腎臓の炎症や障害に対する治療について重要かつ新しい情報を提供することになる.<br>