著者
岩田 和也 松山 新吾 小島 淳 布目 佳央 川島 秀人 丹野 英幸 水書 稔治
出版者
一般社団法人 日本燃焼学会
雑誌
日本燃焼学会誌 (ISSN:13471864)
巻号頁・発行日
vol.62, no.200, pp.94-102, 2020 (Released:2020-06-13)
参考文献数
24

Japan Aerospace Exploration Agency has now been working to understand detailed morphologies of detonation wave encountered in Rotating Detonation Rocket Engine (RDRE), which is one of the most potential engine concepts for light-weight and compact rocket system, and to investigate how they influence thrust performance and operational stability of the engine. Combustion experiments of an annular RDRE propelled by gaseous methane and oxygen were conducted to measure thrust performance and to visualize detonation propagation and CH*/OH* chemiluminescence, from which specific thrust was revealed close to the theoretical value with stable propagation modes, and without throat contraction. CH* chemiluminescence also indicated deflagrative combustion anchoring at the injection plane, which could partly explain the performance degradation in a configuration with throat. Experimentally observed detonation velocity ranged 45-75 % of Chapman-Jouguet (C-J) velocity, which was partly confirmed to be induced by incomplete mixing from the results of two/three-dimensional simulation employing detailed chemical kinetics. However, numerically predicted velocity was higher by several tens of percentage, indicating potential influence of thermal/viscous loss to the confinement. Overall, physical insight was achieved into non-ideal behavior of detonation including strongly curved wave front induced by incomplete mixing and our findings emphasizes a need for better mixing techniques to achieve more ideal characteristics of detonation.
著者
小島 淳
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.267-308, 2000-12-20
著者
増田 殊大 杉松 治美 小島 淳一 西田 祐也 巻 俊宏
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2021 (ISSN:24243124)
巻号頁・発行日
pp.1A1-B03, 2021 (Released:2021-12-25)

Most of the conventional hydrophones (underwater microphones) use PZT ceramic as the material, and there are problems such as variation in sensitivity, the necessity of high-magnitude amplification and high cost.We developed and evaluated a low-cost, easy-to-use MEMS hydrophone that is waterproof and pressure-resistant while maintaining the bandwidth of a commercially available MEMS microphone.
著者
友野 勝幸 小島 淳美 香川 昭博 佐伯 健二 大亀 真一 白山 裕子 寺本 典弘 野河 孝充
出版者
公益社団法人 日本臨床細胞学会
雑誌
日本臨床細胞学会雑誌 (ISSN:03871193)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.104-108, 2014 (Released:2014-05-26)
参考文献数
15

背景 : 子宮頸部 “胃型” 粘液性腺癌は内子宮口付近で内向性に発育するため細胞採取が難しく, 高分化型が多いこと, HPV が陰性であることから, 早期発見の難しい腫瘍として認識されつつある.症例 : 59 歳, 3 経妊 3 経産, 無症状. 集団検診を定期受診しており, 今回子宮頸部腺癌細胞が検出されたため紹介受診した. 液状化検体の導入に伴い, 細胞採取器具は, 綿棒からサーベックスブラシに変更されていた. 当院での細胞診も腺癌であったが, コルポスコピーは不適例, 頸管内掻爬では微量検体のみ採取可能で, 異型腺管は認めるも浸潤腺癌の確定診断は困難であった. 経腟超音波断層法では, 内子宮口付近に約 1 cm の結節影が不明瞭に描出され, MRI/PET-CT においても再現性を認めた. インフォームド・コンセントのうえ, 円錐切除術を省略し, 神経温存広汎子宮全摘術を施行した. 摘出組織では肉眼的に明らかな腫瘤や潰瘍の形成を認めず, 顕微鏡的に頸部内子宮口側を主座とする胃型腺癌が確認された (pT1b2pN0cM0). 術後化学療法を追加し, 24 ヵ月無病生存している.結論 : 本例の異型腺管は被蓋上皮下で浸潤性に進展し, 綿棒による異型細胞の採取は難しいと考えられた. 細胞採取器具の変更が, 異型細胞検出につながった可能性がある.
著者
牛山 浅美 小島 淳夫 鎌田 順道 日野 浩司 神山 公希 高坂 佳宏 中 正剛 野村 直樹
出版者
日本静脈学会
雑誌
静脈学 (ISSN:09157395)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.127-134, 2021-08-06 (Released:2021-08-06)
参考文献数
14

【目的】抗がん剤による末梢神経障害(CIPN)に対する圧迫療法の有用性を検討した.【方法】CIPNを有する20例40肢を対象とした.弾性着衣で圧迫した30肢と圧迫しない10肢について,圧迫前,直後,1カ月後,半年後,1年後の,CIPN症状として「しびれと痛み」をフェイスペインスケール(FPS)で評価した.【結果】圧迫肢は,圧迫前のFPSスコア(平均値)3.0と比較し,圧迫直後1.7, 1カ月後1.6, 半年後1.8, 1年後1.8と全て有意に低下した(p<0.01).非圧迫肢は,FPSスコアの変化を認めなかった.FPSスコアの変化は,浮腫肢,下肢,圧迫前FPS高スコアにおいて大きい変化を認め,年齢,蜂窩織炎の既往,抗がん剤の種類,抗がん剤終了後の期間との関連は認めなかった.【結論】圧迫療法による体液(血液,リンパ液,間質液)のうっ滞軽減,微小循環の改善,周辺組織の保護・支持・固定は,CIPN発現後の症状軽減および重症化予防に有効である可能性が示唆された.
著者
小島 淳 北 逸郎 長谷川 英尚 千代延 俊 佐藤 時幸 林 辰弥
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.40, 2009

カリブ海バハマ沖の深海底コア(130万年-35万年前)の水銀含有量の測定を行った結果、その変動パターンはTOC量とともに下部透光帯種数の変動と相関することが明らかとなった。さらに、アラビア海オマーン沖の深海底コア(現在から50万年前)では、透光帯種数と比較して下部透光帯種数の割合が高い比較的成層化した期間において、湧昇強度が高い期間よりも堆積水銀量が高いことが明らかになった。このようなカリブ海バハマ沖とインド洋オマーン沖の深海底コアの水銀含有量変動のメカニズムと気候変動の関係等について報告する。
著者
松崎 哲也 小島 淳 北 逸郎 長谷川 英尚 千代延 俊 佐藤 時幸 林 辰弥
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.85, 2010

カリブ海バハマ沖と湧昇地域である東太平洋ペルー沖およびインド洋オマーン沖で掘削された第四紀堆積物コア中の石灰質ナンノ化石の上部透光帯種と下部透光帯種の相対量に連動した堆積有機物の窒素炭素同位体比及び水銀含有量の変動関係を検討した。バハマ沖では30‐130万年前の全期間で両同位体比と水銀含有量の変動領域に変化は見られない。一方、現在から50万年前までのペルー沖およびオマーン沖の堆積物からは、各々25万年前と20万年前を境に両同位体比と水銀含有量に明確な変化が観測された。これら両海域の結果は、25万年前と20万年前を境に透光帯の水塊構造変動を支配する海上風強度に大きな変化があったことを示唆している。このような堆積物コアの微化石量と同位体比および水銀量変動と気候変動との関係について発表する。
著者
木村 努 佐藤 健 酒井 崇 本田 宗央 高見澤 一裕 岡田 邦宏 小島 淳一
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集 第38回地盤工学研究発表会
巻号頁・発行日
pp.2319-2320, 2003-03-05 (Released:2005-06-15)

土壌汚染対策法の施行により、土木建設を行うためには土壌汚染対策は重要である。重金属による汚染土壌の対策として、浄化や封じ込めが行われてきた。浄化は、二次汚染物の発生や浄化のための費用が高くなるなどの問題点がある。さらに、土壌汚染対策を市民と合意し行うためには、それらの問題の解決が重要である。そこで、本研究では、環境への負荷が少なく、比較的コストのかからない植物を利用した浄化(Phyoremediation)に注目し、鉛汚染土壌への適応を目的とする。本論文では、植物による鉛汚染土壌の浄化機能についてのラボ実験の結果および射撃場跡地の鉛汚染土壌の分析より植物による浄化の現地適応の可能性について報告する。
著者
松井 邦彦 小島 淳 小川 久雄
出版者
山口大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究では、日本人の急性心筋梗塞患者に関した前向き多施設共同研究である Japan Acute Coronary Syndrome Study (JACSS)のデータベースをもとに、1)データマイニングの手法や統計手法を用いて、治療法の選択を含めた判断の影響、その効果を評価する。さらに、2)予後予測モデルの作成を試みた上で、得られた結果について妥当性の検証を行った。急性心筋梗塞患者に対して、30 日後での死亡に関する侵襲的な再還流療法の効果についての評価を行ったところ、中程度のリスクと考えられた群に対して、もっとも効果は高かったと考えられた