著者
山田 雅教
出版者
早稻田大學東洋哲學會
雑誌
東洋の思想と宗教 (ISSN:09100601)
巻号頁・発行日
no.18, pp.70-86, 2001-03
著者
田邊 稔 山田 雅子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.257-264, 2005
参考文献数
20
被引用文献数
1

外国雑誌における電子化の動きは年々加速しており, 大学図書館では煩雑な管理を強いられている。慶應義塾大学においても, ここ数年で電子ジャーナルを取り巻く環境が急激に変わってきている。また, 利用者から見ても, 利用形態が多岐に渡っていることや, オフキャンパスからのアクセス制限など不便を感じている。このような変化を受け, 慶應義塾大学において, 電子ジャーナル管理の現場担当がどのように取り組んでいるか, 今後どのようなシステムモデルを描いているかを示した上で, さらにアクセス管理の現状と展望について言及する。
著者
山田 雅子
出版者
一般社団法人 日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.55-61, 2017-03-01 (Released:2017-04-03)
参考文献数
13
被引用文献数
1

肌の色に対する心的イメージ(心の中に抱く像)には,現実とのずれがある(山田, 2010, 2015).実際には男性の肌の方が女性よりも赤み寄りであるにもかかわらず,平均的な男女の肌の心的イメージとして選ばれた色票の特徴は全く逆であったとの報告もある(山田, 2010).そこで本研究では,言語表現の面から自身と男女の肌について抱かれる心的イメージの傾向を探ることとした. 82名の日本人女子学生を対象とし,6種の肌について明るさと色みを選択させたところ,明るさについては,対象の性別に従って明瞭に区別される一方,色みについては「中庸」との選択が大半を占め,明確には意識されていないことが明らかとなった.また,対象の性別や自他の区別を問わず,理想は現実に比べて色白であり,回答者自身の肌については,現実の方が理想に比して黄みに寄るとの特徴も加わることが分かった.更に,言語表現の選択傾向は一定のパタンに分類できることも示唆された.
著者
溜井 美帆 山田 雅宏 渡辺 義浩 石川 正俊
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.712-719, 2013 (Released:2013-10-01)
参考文献数
16
被引用文献数
3 1

In recent years, there has been an increasing demand to digitize a huge number of books. A promising new approach for meeting this demand, called Book Flipping Scanning, has been proposed. This is a new style of scanning in which all pages of a book are captured while a user continuously flips through the pages without stopping at each page. Although this new technology has had a tremendous impact in the field of book digitization, page turning is still done manually, which acts as a bottleneck in the development of high-speed book digitization. Against this background, this paper proposes a newly designed high-speed, high-precision book page turner machine. Our machine turns the pages in a contactless manner by utilizing the elastic force of the paper and an air blast. This design enables high-speed performance that is ten times faster than conventional approaches and, in addition, causes no obstruction in the digitization process. This paper reports the evaluation of the proposed machine using various types of paper with different qualities. Our machine achieved high success rate when turning pages at around 300 pages/min, showing that it is a promising technology for turning pages at high-speed and with high precision.
著者
山田 雅子 勝山 奈々美 中川 映里 花村 真梨子 諸星 浩美 玉内 登志雄
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.448, 2011

(緒言)近年、身体拘束を廃止しようと医療機関では拘束廃止の取り組みが増加してきている。抑制には紐で縛る抑制「フィジカルロック」、薬物による抑制「ドラッグロック」、言葉による抑制「スピーチロック」があることを知った。私たちは「動かないで!」等の言葉を、言葉による抑制であるという意識なく患者に使用していることに気付いた。そこで、医療現場で勤務する看護師を対象に言葉による抑制「スピーチロック」について意識調査を行った。(方法)看護師174名に独自で作成したアンケート用紙を用いて実施した。1)看護師の背景、2)スピーチロックの認知度、3)例題の言葉に対する認識の程度、等5項目に対し記入を求めた。(結果) スピーチロックを「知っている」と回答した者は26.6%であった。言い方の変化としてスピーチロックと認識されるのは「ちょっと待って!!」が43.2%であることに対し、「ちょっとお待ちください」が1.9%と、差がみられた。スピーチロックと捉える言葉を「毎日聞く」と回答した者は50%を占めた。(考察)言葉は目に見えないもので、抑制であるという定義づけが難しく、他の身体抑制よりも看護師の認識が薄い。そのため不必要な抑制は行わないように心がけていても、言葉で相手を抑制している現状があることを知った。同じ意味でも言葉を変えるだけで抑制に対しての感じ方も変わってくることがわかり、接遇とスピーチロックは関係が深く、接遇の改善でスピーチロックを減らすことができると考える。看護は人と人とのつながりであり、良い接遇は不必要な抑制を減らし、良い看護につながると、多くの看護師が感じていた。看護の現場ではスピーチロックという言葉に対する認識は薄いが、スピーチロックにならないための対策を考えていく必要がある。
著者
牧田 光雄 関根 活郎 山田 雅人
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血学会雑誌 (ISSN:05461448)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.145-146, 1958 (Released:2010-03-12)
参考文献数
3

The classification of the mouse blood types was described and the following results were obtained.1. Applying human anti-A and anti-B sera as agglutinins, the blood cells of the mouse were divided into four groups:a) agglutinated by human anti-A sera (17.4per cent)b) agglutinated by human anti-B sera (13.9per cent)c) agglutinated by human anti-A and anti-B sera (48.2per cent)d) neither agglutinated by human anti-A nor anti-B sera (20.5per cent)2. The blood cells of some mice were agglutinated by human AB blood type sera (69.6per cent). This result indicated that human AB blood type sera included certain agglutinins against mouse blood cells.3. Based on the antigenic analysis of blood types of the mouse by means of anti M I and M II sera of immunized rabbits, the blood cells of mouse were divided into four groups:a) M I type (13.3per cent)b) M II type (40.9per cent)c) M I, M II type (43.8per cent)d) X (non-agglutinated) type (2.0per cent)
著者
奥野 丈晴 山田 雅之
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.74, no.6, pp.302-307, 2011 (Released:2012-12-19)
参考文献数
8

キヤノンはサブ波長構造を用いた高性能反射防止膜“SWC”を開発し,2008年12月,同膜を搭載したカメラ用交換レンズEF24mm F1.4L II USMを発売した.サブ波長構造体はアルミナ微結晶膜からなり,ゾル-ゲルプロセスによって形成されるため大面積・曲面への形成も容易である.さらに,レンズとアルミナ微結晶膜との間に中間の屈折率を有する薄膜層を挿入することで,様々な屈折率のレンズに対して優れた反射防止性能を実現可能である.
著者
山田 雅穂
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.139-152, 2011

2007年のコムスン事件後,介護サービス提供主体の多様化が今後機能および継続するための具体的な条件については,社会保障政策および福祉政策研究における規制緩和論,規制強化論,準市場の概念のいずれもが提示し得ていない.本稿では,全国の利用者へのサービス承継が問題となったコムスン事件の事例検討を通して,利用者の多様な介護ニーズを充足するサービスの継続的かつ安定的な提供が可能であれば,提供主体は営利・非営利を問わないと論証した.そして提供主体の多様化が機能および継続するための条件は,準市場の示す条件に加え,第1に多様なサービスの継続的かつ安定的な提供という要素をサービスの公共性の性質として加えること,第2に事業者の不正防止の法整備と介護報酬の適正な設定による提供主体の経営基盤の安定および育成である.すなわち公的責任による条件整備により市場機能を活用し,サービスの量と質を確保する政策が求められる.
著者
山田 雅俊
出版者
愛知大学経済学会
雑誌
愛知大学経済論集 (ISSN:09165681)
巻号頁・発行日
no.206, pp.61-81, 2018-03-15
著者
藤井 理絵 関根 智之 山田 雅司 八ッ橋 孝彰 柏木 勢 森永 一喜 中川 寛一
出版者
一般社団法人 日本歯内療法学会
雑誌
日本歯内療法学会雑誌 (ISSN:13478672)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.108-112, 2010 (Released:2017-11-30)
参考文献数
12

Abstract : The implant periapical lesion (IPL), which is a possible cause of implant failure, may occur due to the presence of a pre-existing microbial pathology such as endodontic/periodontal lesions. A 27-year-old female patient underwent the placement of a screw-shaped submergible titanium dental implant in the maxillary anterior region. Six months after implant insertion, the patient visited our hospital and presented with a persistent pain resistant to analgesics. A periapical x-ray showed the presence of a radiolucency at the apical portion of the implant ; this image was confirmed by cone beam CT. Root canal treatment was performed to restore the bone defect in the neighborhood of the fixture. This paper presents a case history related to IPL, which was caused by a pre-existing endodontic lesion.
著者
柳田 淳一 大沼 薫春 山口 勝 山田 雅裕
出版者
Japan Concrete Institute
雑誌
コンクリート工学 = Concrete journal (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.163-170, 2012-02-01
参考文献数
6
被引用文献数
1

プレキャストコンクリート部材は,認定を受けたプレキャストコンクリート製造工場で製造されることから,一般に高い水準で品質が安定している。本報では,品質確保のためのプレキャストコンクリート製造工場の認定制度の概要と最近の品質管理方法の一例を示した。また,今後の建築の現場打ちRC構造物では,コンクリートのかぶり厚さの検査を電磁誘導法で測定する機会が増えることから,プレキャストコンクリート部材のかぶり厚さ検査における電磁誘導法の適用性について検討した結果を報告する。
著者
山田 雅章 岡林 典男
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.37, no.12, pp.1002-1011, 1982-12-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
29

最近スフェロマク(spheromak)という, 球形に近いプラズマ配位が核融合研究において注目されている. この配位は, 宇宙空間に自然に存在する事も考えられ, 特に自分自身の中に流れる電流によって閉じ込め磁場が出来, それによってプラズマが閉じ込められるのが特長である. 従ってこの配位ではトロイダル磁場コイルが要らず, 核融合装置に有望な点が多く, 近来スフェロマク配位が実際に実験室でも作られるようになった. ここでは, 効率の良い核融合装置を作るという観点からこの配位を観て, 最近のこの配位の研究状況を紹介する.