著者
後藤 真理子
出版者
九州大学哲学会
雑誌
哲学論文集 (ISSN:0285774X)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.19-39, 2020-12
著者
植西 邦生 後藤 康一 岩佐 寧
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 = The Journal of the Association of Life Insurance Medicine of Japan (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.101, no.4, pp.393-402, 2003-12-17
参考文献数
24
被引用文献数
2

1990年に我が国で初めて腹腔鏡による胆石の手術が実施されてから,現在では腹腔鏡による手術は胆嚢や胃などの腹部臓器のみならず,胸腔臓器や婦人科,整形外科,泌尿器科などの分野にも幅広く応用され,その実施件数は増加の一方をたどっている。それに比例して腹腔鏡下手術についての手術給付金請求も増加している。一方,我々が用いている手術給付金の支払基準は1987年改定のままであり,1992年の新手術適用ルールに従っても腹腔鏡下胆嚢摘出術に適用させるには手術給付金本来のねらいとは隔たりが大きい。最近,我々は,胆石の腹腔鏡下胆嚢摘出の手術給付金請求に接し,その給付基準を約款(特約)の手術給付倍率表のいずれに求めるかについて苦慮し,腹腔鏡下手術の発展,その手術を受ける患者数の増加という現状を受けて約款(特約)を整備すべき時期にきていると考えた。
著者
後藤 元彰 山内 仁史
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子学会予稿集 第59回高分子討論会
巻号頁・発行日
pp.3472, 2010 (Released:2012-03-28)

水酸化アルミニウムにて架橋されたポリアクリル酸ナトリウムから形成されたゲルは,パップ剤として外用医薬品に広く使用されている.ポリアクリル酸‐アルミニウム架橋高分子ゲルの特性について紹介する.
著者
後藤 友明
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産學會誌 = Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.78, no.6, pp.1187-1189, 2012-11-15
参考文献数
9
被引用文献数
3

東日本大震災により岩手県地先の沿岸域に放置された底刺網 4 張りを回収し,漁具の状態とゴーストフィッシングの実態を評価した。回収された漁具は,設置位置からの大きな移動は認められなかったが,多くの付着物や網成りの低下が見られていた。回収された刺網によってカレイ類とカジカ類が優占する魚類と甲殻類が合計 10 種 55 個体・8,717 g 採集された。漁具間の罹網個体数に差は認められず,震災からおよそ 3 ヶ月経過した回収時においてもカレイ類やカジカ類を中心とする底魚類の罹網と死亡が繰り返されていることが示唆された。<br>
著者
後藤 友明
出版者
日本水産學會
巻号頁・発行日
vol.78, no.6, pp.1187-1189, 2012 (Released:2013-07-11)

東日本大震災により岩手県地先の沿岸域に放置された底刺網4張りを回収し,漁具の状態とゴーストフィッシングの実態を評価した。回収された漁具は,設置位置からの大きな移動は認められなかったが,多くの付着物や網成りの低下が見られていた。回収された刺網によってカレイ類とカジカ類が優占する魚類と甲殻類が合計10種55個体・8,717g採集された。漁具間の罹網個体数に差は認められず,震災からおよそ3ヶ月経過した回収時においてもカレイ類やカジカ類を中心とする底魚類の罹網と死亡が繰り返されていることが示唆された。
著者
田中 宏樹 後藤 由美 隈川 公昭
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.AbPI1022, 2011

【目的】<BR> 立ち上がりは、目的動作や行為の一部として生活・活動範囲の拡大に関与する。股関節内転筋群は、骨盤の安定化やブリッジ機能といった作用が報告されており、体幹の安定性獲得に重要であり、立ち上がりにおいても重要な役割を果たすと考えられる。しかし、立ち上がりにおける股関節内転筋群の関与についての報告は少ない。そこで今回健常者を対象に、股関節内転筋群を作用させた立ち上がり時の骨盤や股関節への影響を明確にすることを目的とした。<BR>【方法】<BR> 現在整形外科的疾患・神経学的疾患を有さない、健常成人15名(年齢27.3±4.7歳、身長169.1±3.5cm、体重60.5±7.7kg)を対象とした。立ち上がりは、安楽坐位姿勢(以下normal)、股関節内旋位(internal rotation:以下internal)、Ballを挟んでの立ち上がり(adduction:以下add)の3種類で検討した。スタート肢位は、両上肢を体幹前面で組み、座面は大腿部が床面と水平な位置とし、膝関節90°、足底が全面接地可能な範囲とした。被験者の肩峰、上後腸骨棘、大転子、膝関節外側関節裂隙にマーカーを貼付し、各立ち上がりをビデオカメラにて撮影した。撮影した動画から1秒間に30フレームの連続した静止画を作成し、Image Jを使用して、肩峰-上後腸骨棘-大転子のなす角(以下 骨盤前傾角)と、上後腸骨棘-大転子-膝関節外側裂隙のなす角(以下 股関節屈曲角)を測定した。3種類の立ち上がりの骨盤前傾角・股関節屈曲角を反復測定一元配置分散分析で検討し、有意差を認めた場合には多重比較検定(Bonferroni)を用いて検定を行った。なお有意水準は5%未満とした。<BR>【説明と同意】<BR> すべての対象者には、本研究の主旨を口頭にて説明し参加同意の得られた者を対象とした。<BR>【結果】<BR> スタート肢位での骨盤前傾角は、normal 93.1±12.6°と比較し、internal 85.7±11.2°,add 87.3±10.4°では有意に低値を示した(P<0.01)。しかしinternal、add間においては骨盤前傾角に有意差を認めなかった。股関節屈曲角度においては3群間normal 162.3±12.6°,internal 177.6±51.4°,add 178.0±51.5°で有意差は認めなかった。<BR> 立ち上がり時の最大骨盤前傾角は、normal 73.7±12.0°と比較しinternal 67.5±11.5°,add 69.4± 12.3°では有意に低値を示した(P<0.01)が、internalとadd間では、有意差は認めなかった。最大股関節屈曲角においてはinternal 142.7±13.1°と比較しnormal 136.7±14.4°で有意に低値を示し(P<0.01)、またinternalとadd 139.5±12.5°間においても、addの方が有意に低値を示した(P<0.05)。しかしnormalとadd間においては股関節屈曲角に差を認めなかった。<BR>【考察】<BR> 今回測定を行った骨盤前傾角・股関節屈曲角は、角度が低値を示すほど、骨盤前傾及び股関節屈曲は大きくなる。今回の結果から、立ち上がり時のスタート肢位の骨盤前傾及び、最大骨盤前傾はともにinternal,addで骨盤前傾が大きかった。最大股関節屈曲では、normalとaddで大きくなった。<BR> 股関節内旋は、運動連鎖的に骨盤を前傾させる作用が報告されており、internalでのスタート肢位では、normalよりも骨盤前傾が大きくなったと思われる。また最大骨盤前傾角においても、股関節内旋による運動連鎖で骨盤前傾が大きくなったと考えられる。一方、最大股関節屈曲に関しては、股関節内旋位が股関節のclosed-packed-positionの1つに相当するため、股関節がしまりの肢位となり、股関節屈曲が制限され、normalよりも最大股関節屈曲が小さくなったと考えられる。<BR> 股関節内転筋群の開放運動連鎖は股関節内旋にも作用すると述べられている。したがって、スタート肢位でBallを挟んだ際は股関節内転筋群が活動することで、股関節が内旋し、運動連鎖的に骨盤を前傾させたものと考えられる。また最大骨盤前傾角においてもBallを挟み続けることで、運動連鎖が維持され、骨盤前傾がnormalよりも大きくなったと考えられる。最大股関節屈曲角においてはinternalよりaddの方が大きくなったが、立ち上がりでの股関節内転筋群の関与として、動作開始から離殿前までは股関節屈曲を補助すると述べられている。このことから、股関節内転筋群を収縮させることで股関節の補助的な屈曲に作用し、最大股関節屈曲に差が認められたと考えられる。<BR> 以上のことからinternalでの立ち上がりでは、骨盤前傾は増加するが股関節屈曲は制限されることが示された。またaddでの立ち上がりは、normalと同程度の股関節屈曲を維持し、骨盤を前傾させて立ち上がりを行うことが可能であることが示された。<BR>【理学療法学研究としての意義】<BR> 今回のaddでの立ち上がりは、変形性膝関節症患者で見られる骨盤後傾で立ち上がりを行う症例に対して臨床的に応用できると考える。
著者
蛭川 幸史 岩田 亮 黒澤 昌弘 近藤 高正 後藤 滋巳
出版者
日本矯正歯科学会
雑誌
Orthodontic waves : journal of the Japanese Orthodontic Society : 日本矯正歯科学会雑誌 (ISSN:13440241)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.49-56, 1999-02-25
参考文献数
30
被引用文献数
18

歯の先天性欠如(以下, 先欠と記す)は, 隣在歯の傾斜, 対合歯の挺出, 上下歯列の正中線の偏位など不正咬合の原因となることがある.また, 先欠を有する患者に対して矯正治療を行う場合は, 上下顎の位置関係や, 顎の成長発育, discrepancy, 審美的問題などにこれが加わり, 治療方針や治療方法の決定が難しくなることが多い.そこで, 先欠の存在と不正咬合との関連を調べるため, 本学矯正歯科に来院した患者の先欠を統計的に調査した.愛知学院大学附属病院矯正歯科に来院し, 資料採得を行った不正咬合患者のうち, 唇顎口蓋裂などの先天異常, 歯数に異常を引き起こす可能性のある全身疾患の疑いのあるもの, 矯正治療の経験のあるものなどを除いた3343人を調査対象とした.第三大臼歯を除く永久歯の先欠は, 9.42%に認められた.欠如歯数は, 2歯までのもので全体の75%以上を占めていた.先欠の多い歯種は, 下顎第二小臼歯, 上顎第二小臼歯, 上顎側切歯, 下顎側切歯, 下顎中切歯であった.先欠の存在と不正咬合との関連では, 先欠を有する人は先欠の無い人に比べ, 叢生の割合が低く, 上顎前突と下顎前突の割合が高かった.先欠部位が, 上顎のみの人は, 下顎前突の割合が高く, 下顎のみの人は, 上顎前突の割合が高かった.また, 先欠を有する人は, 先欠部位にかかわらず過蓋咬合の割合が高かった.
著者
後藤 光亀 平田 強 牛尼 修央 佐藤 敦久
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
環境工学研究論文集 (ISSN:13415115)
巻号頁・発行日
no.31, pp.181-188, 1994

The cross flow type ultrafiltration was carried out to evaluate the relation between flux and coagulation state using the results of zeta potential, flux reduction ratio, volumetric sedimentation ratio, the turbidity reduction ratio in Jar test. The concentration of kaolin suspension used in this study was 1000 mg/l. The ion concentration of the raw water was controlled by changing mixing ratio of distilled water and tap water, or with adding NaCl and CaCl<SUB>2</SUB> solution. As the dispersion state of kaolin suspension was good, the flux of ultrafiltration hardly decreased because of the large negative charge of suspended solid and shearing force under cross flow. If the dispersion state of kaolin suspension was not good, the flux of ultrafiltration was getting small by destabilization of dispersion state. This small change of coagulation state gives large influence on the flux. On the other hand, the cation or coagulant dosage makes coagulated flocs and the resulted large floc and shearing force under cross flow obstructs the cake formation on membrane.
著者
後藤 真孝 日高 伊佐夫 松本 英明 黒田 洋介 村岡 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.1910-1921, 1999-04-15
被引用文献数
12

本論文では すべてのプレーヤーが対等な立場でインタラクションし 即興演奏するジャズセッションシステムについて述べる. 本研究の目的は 人間と計算機とが影響を与え合いながら演奏する新しい統合演奏環境を実現することである. ジャズではプレーヤー間のインタラクションが重要であるが 従来の多くのシステムでは 人間のソロ演奏に対して 計算機が他のプレーヤー全員の演奏を伴奏としてまとめて生成していた. 本論文では 計算機内のプレーヤー同士も 人間同様にお互いの演奏を聞き合ってインタラクションできるシステムを提案する. そして その発展形として 各プレーヤーがお互いの姿を見ることもできる仮想ジャズセッションシステムVirJa Sessionを提案する. 本システムでは 計算機プレーヤーの姿やジェスチャーがコンピュータグラフィックスで視覚化され 計算機プレーヤーが他のプレーヤーのジェスチャーをカメラ等を通いて認識できる. こうして 全プレーヤー間のマルチモーダルインタラクションを実現することで 従来の音だけのセッションシステムに比べ より臨場感のあるセッションが達成できる. 現在の実装では ジャズのピアノトリオを対象とし 人間がピアニスト 計算機がベーシストとドラマーを担当する. 両計算機プレーヤーを独立したプロセスとして複数の計算機上に実装し 実験を行った結果 提案したジャズセッションが実現できたことを確認した.This paper presents a jazz session system in which each player is in dependent and can interplay with all other players. The purpose of this research is to build a new performance environment that facilitates interplay among humans and computers. Although interaction among players is important in jazz, computer accompaniment parts of most of the previous systems were collectively generated as a single task and only reacted to the human soloist's performance. This paper proposes a system that enables computer players to listen to other computer players' performances as well as the human players' performances and to interact with each other. This paper moreover proposes an advanced virtual jazz session system called VirJa Session which also enables all players to see each others' gestures. In our system, the bodies and gestures of computer players are visualized on computer graphics and each computer player can recognize other players' gestures. Thus, we can achieve multimodal interaction among all players. In our current implementation, the system deals with a jazz piano trio consisting of a human pianist, a computer bassist, and a computer drummer. Both computer players have been implemented as separate processes on a distributed environment of multiple workstations. Through our experiments, we verified that our proposed objectives have been achieved.
著者
後藤 隆徳
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.108-113, 2015

製紙業界を取り巻く環境はここ数十年の間に劇的に変化し,それに伴い製紙機械に求められるニーズも多様化している。こうした背景のもとシステム全体の更新や機器の増設という考えではなく,最小限の投資によって最大限の生産効果が得られる技術への要望が今まで以上に高まっている。<BR>製紙機械のサプライヤである弊社もそれに合わせた事業形態へ対応していくためVoith Paperが提唱するP&S(Products & Services)ビジネスに注力していく。P&Sビジネスとは改造工事を主体にしながら細かな部品工事にも対応し,同時に設備や操業の診断サービスなどを提供しつつ技術向上のための新たな提案を各お客様の要望にそれぞれ合わせて行っていくビジネスを指している。<BR>本稿では,原質工程におけるP&Sビジネスの基本コンセプト及び各原質機器(パルパ,クリーナ,スクリーン,ディスクフィルタ,リファイナ)の最新部品技術について弊社のラインナップも含めご紹介させていただく。
著者
奥谷 喬司 後藤 芳央
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.305-311, 1983-12-31

北アメリカ大陸南東岸フロリダから, カリブ海, アンチルス列島を経て, 南米北東岸に分布するアダンソンオキナエビスガイEntemnotrochus adansonianaのうち, 隔絶した孤島バーミュダ沖から産出する個体群を別亜種と認めたのでここに記載する。新亜種バーミューダオキナエビスガイE. adansoniana bermudensisの多くの形態的特徴は基本亜種のそれと共通しているが, 次の諸点で区別し得る。(1)殻頂角が小さく(63°), 基本亜種のように螺塔は凸状の概形を示さず, 尖る。(2)切込みが短かく, 基本亜種では150°以上に及ぶが130°程度である。(3)殻の表面は基本亜種のように光沢がない。(4)調査標本は殻高55.5mm(完模式標本)ぐらいであるが, 軟体部が保存されていないのでこれで成熟個体か否か判断は出来ない。
著者
酒井 隆全 大津 史子 後藤 伸之
出版者
Japanese Society of Drug Informatics
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.183-188, 2012 (Released:2012-03-15)
参考文献数
8

Objective: The purposes of this study were to verify the actual state and to identify the problems associated with research activities by pharmacists.Methods: The abstracts presented at the 42nd and the 37th Japan Pharmaceutical Association (JPA) Congress of Pharmacy and Pharmaceutical Science were investigated.  They were categorized into six research types: “Outcome research”; “Intervention research”; “Observational study”; “Status report”; “Case report”; and “Other”.  They were then ranked according to evidence level, with “Outcome research” ranked the highest.  In addition, “Outcome research”, “Intervention research” and “Observational studies” were checked for whether they had structured abstracts, and form scores were awarded.Results: We found that only 0.8% of abstracts were “Outcome research”.  but the level was higher at the 42nd Congress than the 37th (p=0.03).  Structured abstracts were also more common at the 42nd Congress than at the 37th (p<0.01).  However, the form scores were not significantly different between the 42nd and 37th Congresses.Conclusions: Our findings suggest that pharmacist research activities are improving, but that there is still room for further development.  The referee system and the guidelines for research design are useful methods to encourage more activity.  The target of this study was community pharmacy, and further studies are necessary for hospital pharmacy.
著者
後藤 元信
出版者
日本高圧力学会
雑誌
高圧力の科学と技術 (ISSN:0917639X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.234-238, 2015 (Released:2015-09-17)
参考文献数
19

Extraction processes using pressurized fluid of mixture of carbon dioxide and water or organic solvent are reviewed. Gas-expanded liquid has been used for separation and material processing where liquid solvent is expanded by dissolving carbon dioxide at high pressure. Hybrid process using multi-phase fluid of liquid and supercritical fluid is developed and applied to natural material extraction.
著者
後藤 匡史 長木 悠太 鈴木 英之進
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 = Transactions of the Japanese Society for Artificial Intelligence : AI (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.193-201, 2001-11-01
参考文献数
13

This paper presents a novel decision-tree induction for a multi-objective data set, i.e. a data set with a multi-dimensional class. Inductive decision-tree learning is one of the frequently-used methods for a single-objective data set, i.e. a data set with a single-dimensional class. However, in a real data analysis, we usually have multiple objectives, and a classifier which explains them simultaneously would be useful. A conventional decision-tree inducer requires transformation of a multi-dimensional class into a singledimensional class, but such a transformation can considerably worsen both accuracy and readability. In order to circumvent this problem we propose a bloomy decision tree which deals with a multi-dimensional class without such transformations. A bloomy decision tree consists of a set of decision nodes each of which splits examples according to their attribute values, and a set of .ower nodes each of which decidesa dimension of the class for examples. A flower node appears not only at the fringe of a tree but also inside a tree. Our pruning is executed during tree construction, and evaluates each dimension of the class based on Cram&eacute;r&rsquo;s V. The proposed method has been implemented as D3-B (Decision tree in Bloom), and tested with eleven benchmark data sets in the machine learning community. The experiments showed that D3-B has higher accuracies in nine data sets than C4.5 and tied with it in the other two data sets. In terms of readability, D3-B has a smaller number of decision nodes in all data sets, and thus outperforms C4.5. Moreover, experts in agriculture evaluated bloomy decision trees, each of which is induced from an agricultural data set, and found them appropriate and interesting.
著者
後藤 晃
出版者
一般社団法人 日本オリエント学会
雑誌
オリエント (ISSN:00305219)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.59-77, 1980

The <i>hijra</i>, the starting point of the Islamic state as well as of its calender, has been investigated in detail by modern scholars. Most of investigations, however, tend to center on migrators but a few on acceptors. Even the works of W. M. Watt, being very excellent and exact, want a vivid expression of the dynamic development of Islam in the Medinan society during a few years around the Muhammad's <i>hijra</i>.<br>Twelve, the number of the participants of the first 'Aqaba in the year of 621, 75, the participants of the second 'Aqaba in 622, and then 238, the participants of the battle of Badr in 624, might be near to the total number of the Medinan believers at each stage of times. These figures show the steady development of Islam in the society. Even the participants of the battle, however, might share less than ten percent of the male adult populations of Medina. None of twelve leaders, elected by Muhammd at the time of the, second 'Aqaba, were a political-military leader of any clan or sub-clan during the civil wars in the pre-Islamic time. It should be noted that the movement for Islam in Medina before the <i>hijra</i>, was organized by not so influencial persons and it covered only a few percent of the total population of the society.<br>The movement had a solid political goal, that was to stop the civil wars and to unite the society into one. Most of the persons who did not recognize Muhammad as a prophet and who were not converted, backed this goal and then, the movement became the main political current of the society. Sa'd b. Mu'adh, one of the strong leaders of the civil wars, was converted and supported the movement. 'Amr b. al-Jamuh, also an influencial leader, taking an indifferent attitude to the movement at first, became a supporter of this by the persuasions of his sons and grandsons. Abu Qays b. al-Aslat, a monk and another strong leader of the civil wars, offered oppositions to the movement. He might be a big obstacle to the progress of the movement, but died ten month after the Muhammad's <i>hijra</i>. Ibn Ubayy, being the most influencial man in Medina after the death of the two supreme commanders of the civil wars, did not become a supporter nor a opponant to the movement. Thus, believers could represent the whole society and concluded the treaty of peace, which should be the first part of the Constitution of Medina.