著者
木下 哲一
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.624-628, 2018 (Released:2020-04-02)
参考文献数
11

太陽系外での天体物理研究において,従来の光学観測のみならず,爆発的現象に由来するニュートリノや重力波が検出されたのと同様に,地球上より超新星爆発からの飛来物を検出すれば,太陽系近傍での超新星爆発活動,爆発的環境の中での核反応や元素合成の理解,地球環境への影響に関する知見を深めることができる。海底より採取された試料より過去1,000万年の間に2回の60Feの流入が検出され,この流入は超新星爆発の中で生成したものが地球上に飛来したことを示された。地球上より検出された60Feと超新星爆発の地球への影響に関する研究成果について紹介する。
著者
杉山 達彦 木下 哲男 白鳥 則郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.91, pp.1-6, 2000-05-19

インターネットのような広域分散型計算機ネットワーク上に実現された新しい情報空間で行われる多種多様かつ多数の参加者が行う社会活動を効果的に支援するためには, 仮想空間が参加者に社会的な現実感を高いレベルで提供することが重要である.我々は参加者と協力/協調するソフトウェアエージェントにより社会的現実感を強化する仕組みを提案しており, そのような機能をもつソフトウェアをソーシャルウェアと呼んでいる.ソーシャルウェアは参加者が個人あるいはグループで行う活動を社会的な側面から支える機能をもつが, そのためには仮想空間で参加者がどのような社会活動をしているかという参加者活動特性を把握し, さらに参加者がどのように扱われたいかという意図を確認しながら, 適切な支援を行う必要がある.本稿では, 我々が実現を目指している社会活動支援システムの例として, 現在開発を行っている研究活動支援システムを取り上げ, 研究活動における参加者活動特性の獲得と利用方法について提案する.
著者
福谷 遼太 門脇 伸明 河間 勇気 志野 嘉紀 松村 洋志 星野 拓也 加藤 匠 木下 哲男
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.339-340, 2017-09-09

貧乏揺すりは,一般的に悪い印象を与えるが,ストレス解消,冷え性改善などの健康効果があると言われている.我々は,グループで貧乏揺すりを競い合うエンターテインメントアプリ「エクストリーム貧乏揺すり+」の開発に取り組んでいる.本アプリは,複数のスマートフォン,LED照明,SNSと連携することで,貧乏揺すりの状況に応じたLED照明の演出,得点ランキングの自動生成と表示,評価結果のフィードバックを行うことが可能である.
著者
菅沼 拓夫 藤田 茂 菅原 研次 木下 哲男 白鳥 則郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.6, pp.1214-1224, 1997-06-15
参考文献数
8
被引用文献数
50

本論文では,やわらかいネットワークの概念に基づくやわらかいビデオ会議システムの機能を提案し,その試作を通して,提案した機能を評価する.やわらかいビデオ会議システムは,家庭やオフィス等で用いられる小形コンピュータやインターネット/LAN等の,必ずしも資源が十分でない環境下において,一般利用者によるビデオ会議の利用時の負担を軽減することを目的としている.そこで,やわらかいビデオ会議システムは,1)利用者要求および計算機資源の状況に応じたシステムの自律的構成,2)会議中のQoSの自律的調整,および,3)システムの自律的再構成の機能を持つ.これらの機能を評価するために,マルチエージェント指向アーキテクチャを採用したやわらかいビデオ会議システムのプロトタイプを試作し,実験を行った.その結果,エージェント間の協調動作により,やわらかい機能が実現可能であることが確認され,提案した機能の有効性が検証された.In this paper,we propose the functions of a flexible videoconference system based on the concept of flexible network and evaluate the proposed functions by implementing a prototype of the flexible videoconference system.The flexible videoconference system aims to reduce the burden of the users under the operational environment with insufficient computational resources such as an internet/LAN environment with the small-scale computers at home and offices. To do so,the flexible videoconference system has the following three functions.i,e.,1)autonomous system generation based on both the users' requirements and the resource conditions,2)autonomous control of the QoS,and 3)autonomous system reconfiguration.To evaluate the proposed functions,we design and implement a prototype of the flexible videoconference system based on an agent-based architecture.According to an experiment on this prototype,we show that the proposed fuctions can be realized by the cooperation of various agents of the prototype,and the proposed functions can help the users effectively.
著者
加賀谷享諒 高橋秋典 五十嵐隆治 上田浩 岩谷幸雄 木下哲男
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.537-538, 2013-03-06

ネットワークトラフィック時系列の周期的特徴を表現できるR/S Pox レッグライン特性を用いて,長期的ポートスキャンのトラフィック状態を判別する手法を検討した.具体的には,観測時系列から導出されるR/S Pox レッグライン特性の特徴量を4つのカテゴリ(攻撃なし,攻撃開始,攻撃中,攻撃終了)に学習した階層型ニューラルネットワークを用いて行った.実トラフィックで観測された長期的ポートスキャントラフィックに対して適用したところ,条件的に制限はあるもののトラフィック状態判別が可能となった.
著者
三ツ井 敏明 高橋 秀行 花城 勲 黒田 昌治 木下 哲
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究課題では、高温登熟玄米のプロテオームと澱粉グライコーム解析を行い、玄米白濁化は澱粉合成と分解のバランス異常が原因であると結論づけた。また、玄米外観品質に及ぼす強光・高CO2および高温・高CO2の影響を調べたところ、開花から登熟期初期において感受性が高いことが明らかになった。ただし、高CO2条件のみでは顕著な玄米白濁化は起こらないが、高CO2は高温ストレスを助長することが分かった。イネの高温耐性に関して鍵となる酵素としてMn型スーパーオキシドジスムターゼ(MSD1)が同定され、MSD1遺伝子の強発現により高温登熟性が改善され、一方、その発現抑制によって高温感受性が高まることが確認された。
著者
白鳥 則郎 木下 哲男 菅原 研次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.639-644, 2002-06-15
参考文献数
11
被引用文献数
12

著者らが推進している次・次世代ネットワークに関する研究プロジェクトの概要と現状を述べる.具体的には,本プロジェクトの基盤である「やわらかいネットワーク」のコンセプトや研究経緯などについて説明する.次に,やわらかいネットワークの実現法の1つとして,現在,日本学術振興会・未来開拓プロジェクトの一環として進めている「動的ネットワーキング」に関する研究開発の現状を紹介する.
著者
和久田 里咲 木下 哲人 鈴木 希日良
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

2014年7月~11月にかけて、『結び』というテーマのもと、現在30歳前後の独身女性たちをターゲットとした商品開発とイベント企画を木下研究室と資生堂が運営しているWebページ“Beauty&co”“カメヤマキャンドルハウス”が協力して進めた。カメヤマキャンドルハウスにて発売されている“LUMINARA”というLEDキャンドルにスワロフスキー200粒程度を装飾し商品化する。これを限定100個の商品とし、12月初旬の発売を目指した。以降、当プロジェクトの活動を報告する。
著者
柴田 治 内川 公人 木下 哲雄 新井 澄
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.141-146, 1973
被引用文献数
4

Meteorological observations were made at the grassland of the Utsukushigahara Heights (ca. 2000 m above sea-level) situated in the subalpine zone. The air temperature at this Heights was about 7℃ lower than that at Matsumoto City (ca. 600 m above sea-level) through the season. During the winter period, the depth of snowdrift in the Heights varied topographically. The snow temperature in the upper zone, or down to a depth of 10 cm was consistently lower than the air temperature, but that in the zone lower than 10 cm in depth was higher than the air temperature. The snow temperature was affected by the variation of the air temperature with the lapse of time, and there was less variation and a rise in the snow temperature with the increase in the depth of the snow. The thinner frozen-layer of the soil was found with the increase in the depth of snowdrift, but the soil below the 150 cm deep snow was not frozen. When the soil was frozen under a thin snow cover, in the bare-ground, the frozen-soil consisted of three layers. That is, the upper layer was frozen hard, the lower one was frozen slightly, and the larger between them contained numerous ice-needles and crevices. In the grassland, however, there were two frozen layers without the development of the middle layer. In the light-snow region of the subalpine zone, the middle layer of the frozen-soil in the bare-ground seems to prevent the plant invasion.
著者
岸上友樹 打矢隆弘 内匠逸 木下哲男
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.375-376, 2013-03-06

インターネット等における広域分散処理の発展に伴い,ユーザによるサービス要求が多様化している.そこで,サービス要求に柔軟に対応できるシステムの設計手法としてエージェントシステムが注目されている.しかし,エージェントシステムはサービスに応じて動的に組織構成され,サービスの提供終了後に消滅するため,再利用時は初めから構成し直す必要がある.そこで本研究では,エージェントフレームワークDASHにおけるエージェントシステムの情報をデータベースによって保存・管理し,保存時の状態から再利用できる機構としてスナップショット管理機構を提案する.
著者
福本 淳一 小松 英二 木下 哲男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
巻号頁・発行日
vol.95, no.76, pp.23-28, 1995-05-26
被引用文献数
1

従来の自然言語処理では,文法,辞書,語用論などをはじめとする様々な知識が利用されてきた.自然言語処理の頑健性を向上させるためには,これらの知識を用いた種々の自然言語処理機能が協調的に動作する必要がある.このような協調的システムのモデルとしてマルチエージェントモデルがある.我々は,このマルチエージェントモデルに基づいて,従来の自然言語処理システムに埋め込まれていた自然言語処理モジュール群をエージェントとして形式化し,これらエージェントの協調的動作によって頑健で効率的な自然言語処理システムについて検討を進めている.本稿では,まず,従来のシーケンシャルな自然言語処理における問題点についていくつかの例をあげ,それらの問題点を解決するための基本的な処理の枠組みについて検討する.次に,種々の知識の協調的活用という視点から頑健な自然言語処理の基本的枠組について検討し,マルチエージェントモデルに基づく自然言語処理システムのアーキテクチャについて考察する.