3 0 0 0 OA 三字経

著者
王伯厚 編
出版者
玉山堂
巻号頁・発行日
1873

3 0 0 0 OA 芥子園画伝

著者
王安節 等摸古
出版者
前川文栄堂
巻号頁・発行日
vol.初集 第1冊, 1881
著者
春田 泰次 仁王 以智夫
出版者
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
雑誌
東京大学農学部演習林報告 (ISSN:03716007)
巻号頁・発行日
vol.98, pp.117-133, 1997

スギ落葉の分解にともなう無機成分の溶出パターンについて検討をおこなった。新鮮落葉を入れたポットを林床におき,5年間にわたって落葉から流出する無機成分の分析を行った。いずれの成分にも溶出パターンには季節変化があり分解が活発に進行する夏期に溶出量が多い傾向があった。Caは最初の1年間に溶出が特に多く5年間の全溶出量のおよそ55%がこの期間に失われた。その後はほぼ一定の割合で溶出が続いた。MgはCaと同様のパターンを示し,最初の1年間で73%が流出したが,それ以降の流出量はごく僅かであった。CaとMgのこのような違いはスギ落葉に含まれる両成分量の差によるものと考えられた。Kはごく初期に大部分が溶出し,それ以降の溶出は僅かであった。Kの溶出パターンは分解にともなうものではなく,むしろ溶脱によるものと考えられた。Pも分解初期の夏期に増大する傾向を示した。Pの溶出はほとんどが落葉の分解の中期(F層に相当する)段階に限られ,それ以降は流入量が流出量を上回ることが多かった。Na,Feについてははっきりした傾向を示さなかった。Cl-,SO2-4は分解の初期は流入量が流出量を上回ったがそれ以降は明確な傾向を示さなかった。
著者
石崎 和宏 王 文純
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.31, pp.55-66, 2010-03-20

本研究の目的は,美術鑑賞学習におけるメタ認知の役割を明確にすることである。その方法は,まず先行研究のレビューから,美術鑑賞学習とメタ認知のかかわりについて,発達や熟達化,転移,学習者の資質の観点から考察する。また,鑑賞スキルや思考の構造化を方略的知識としてメタ認知するよう促す事例を示し,美術鑑賞学習におけるメタ認知の有効性と今後の研究課題を検討する。その結果,鑑賞スキルを方略的知識としてメタ認知することが中学生以降において可能であることを確認し,また,知識や思考の構造化を方略的知識としてメタ認知することが熟達化や転移を促し,鑑賞の深化にも有効であることを指摘した。一方,メタ認知の精度と鑑賞の質,そして多様な学習者や環境などとの相関分析が今後の課題であるとした。
著者
王 文純 石崎 和宏
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.30, pp.465-476, 2009-03-21

本研究の目的は,1)鑑賞スキルの熟達化は学習によってどのくらい促されるかの検証,2)習得した鑑賞スキルが作品探究の方策として機能するかについての検証,3)鑑賞スキルの熟達化における転移のかかわりの明確化である。方法は,大学生への学習プログラム(5ユニット)を開発し,その調査結果の量的分析と事例分析による考察である。その結果,学習プログラムによる鑑賞スキルの熟達化は,熟達化の三つの指標値の有意な高まりで示された。また,鑑賞スキルは,その学習後に支援がなくても能動的に活用され,作品を探究する方策としての機能が確認された。そして,鑑賞スキルの熟達化か認められた場合,全体として鑑賞スキルの転移もうまくいっていた。ただし,学習者の資質に応じて転移の詳細は事例ごとに異なるものであった。
著者
王 晋民
出版者
千葉科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究は、内部告発に対する態度と行動傾向の影響要因を明らかにすることを目的とした。「公益通報者保護法」の効果に関して同法施行の前と後にそれぞれ1回社会調査を行い(有効回答数それぞれ1089人、845人)、不正行為への態度や反対行動・通報行動の影響要因については前述の社会調査や場面想定法を用いた実験のデータに基づいて検討した。分析の結果、次のようなことが明らかになった。(1)「公益通報者保護法」施行後、内部告発者を保護する必要性がより強く認識された。しかし、内部告発や内部告発者に対する態度の他の側面においては同法の施行前後の顕著な違いが認められなかった。(2)内部告発、内部告発者に対する有職者の態度は基本的に肯定的なものであるが、組織コミットメント、職業満足感、集団主義傾向の強い人が、否定的な態度を持たなくても、肯定的な反応が比較的に弱い。(3)不正行為の被害者になっていない場合、内部告発がより容易になされる可能性が示された。また、正当世界信念が強ければ、自ら反対行動や通報行動をとる可能性が低くなる。(4)内部告発した場合、上司や家族の支持が得られるという認識が強ければ、また、不正行為の制止が職務と関連性が強ければ、通報行動をする可能性が高くなる。(5)「内部告発者」、「内部通報者」と「公益通報者」に対する有職者と大学生のイメージは概ね肯定的であるが、人間性の評価では否定的な側面もある。また、「公益通報者」に対して正義性や積極性、重厚さ、気長さでの評価が他の呼称より高い。これらの結果と従来の知見を整理することにより、内部告発に対する態度と通報行動に対する法律の施行という社会環境要因の効果が実証的に示され、また内部告発の心理的メカニズムも一層鮮明になった。
著者
王 慧 西本 一志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.28, pp.145-152, 2009-03-06

本研究では,グループでの議論において参加者それぞれが持つ多様な視点からの意見を引き出すことを促進するため,オンラインコミュニケーションメディアが本質的に有する匿名性をより効果的に活用する,非対面同期型議論システムについて検討する.問題の正確な把握や,新たな問題点を見つけたり新たなアイデアや知識を生み出したりするためには,参加者それぞれが持つ様々な視点からの意見表出を促すことが非常に重要である.しかしながら,一般の会議では,発言の論理性と一貫性の維持や,グループ内の社会的な関係の制約により,各参加者が有する様々な視点からの意見を自由に表出できるようにすることは困難である.そこで本研究では,オンライン空間の中で,参加者各自が複数の人格を駆使して議論に参加することを可能とする 「任意ハンドルネーム発言機能」 と,他の参加者に特定の視点での発言を強制する 「視点押付機能」 を有する "Cosplay Chat" を構築した.Cosplay Chat を使用して,各参加者が有する様々な視点からの意見を引き出すことが可能となるか評価実験を行った.Cosplay Chat を含む 4 つのチャットシステムを用いて,20 名の被験者を 4 つのグループにわけ,比較実験を実施した.比較実験の結果,Cosplay Chat によって多様な視点からの意見を引き出せることがわかった.In this paper, we propose an online discussion system for encouraging participants of a discussion to express their opinions from diverse perspectives and evaluate its efficiency. It is very important to encourage the participants to express diverse opinions for accurately grasping situations of problems, finding overlooked problems and creating novel pieces of knowledge. However, in the usual meetings, it could not be achieved that the participants freely express opinions from diverse viewpoints in their minds because of the requirement to maintain logical consistency of their statements and constraints of the social relationships in the group. To solve this problem, we propose a new online discussion system named "Cosplay Chat." This system provides two functions: a "talking-as-any-other-personality function" and a "forcing-another-personality-against-someone function." We conducted experiments with subjects using four different chat systems including Cosplay Chat to evaluate whether they can more freely express opinions from diverse viewpoints with using Cosplay Chat. as a result, we confirmed that this system works as expected and opinions from diverse viewpoints could be obtained.
著者
小峯 秀雄 王 海龍 龍原 毅 園田 真帆 村田 航大
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.7, pp.23-00059, 2023 (Released:2023-07-20)
参考文献数
4

高レベル放射性廃棄物地層処分事業(以下,HLW処分事業)の社会的認知は低く,事業推進に対する国民の理解が得られにくい.HLW処分事業は,巨大な地下施設建設が主体であり,土木工学が寄与できる国家的プロジェクトである.そこで本研究は,土木工学の観点から,学生を対象としたブレインストーミングを実施し,HLW処分事業に関して若者が知的興味を持つ事項や疑問点を抽出した.そして,それらを参照しながらHLW処分事業の認知と地層処分の技術的成立性の理解に資する教育教材の作成を行った.また,市民や次世代へ伝承するための科学コミュニケーターの育成と対話方法の在り方を探求した.これらの成果を高校生を対象に試行的に実践し,HLW処分事業に対する認知の効果が認められた.
著者
王 百慧 黒木 俊秀
出版者
九州精神神経学会
雑誌
九州神経精神医学 (ISSN:00236144)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.8-15, 2018-04-15 (Released:2020-03-26)
参考文献数
21

解離性体験は臨床場面のみで見られる病理的なものではなく,日常生活の中でも報告されている。本研究では,解離性体験と心理学特性との関連を明らかにするために,大学生205名に対して,解離性体験尺度(DES),悩み体験尺度,情動制御尺度を実施し,相互の関連性を調べた。DES得点を元に4群に分け,分析を行った。その結果,解離性体験が高い人は悩みとの距離が取りにくく,情動制御が苦手,公的自己意識が高いことが示された。これらには主体性の低さが関与している可能性が考えられる。以上の結果から日常解離性体験を多く経験する心理的背景に主体性や制御力の低さ,及び対人不安を感じやすい傾向が関連していると示唆された。
著者
松下 達彦 陳 夢夏 王 雪竹 陳 林柯
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.177, pp.62-76, 2020-12-25 (Released:2022-12-26)
参考文献数
32

本研究では日中対照漢字語データベースを開発した。日本語の語彙における,漢語 (字音語) の日中両語の意味対応パタンを文化庁 (1978),三浦 (1984) を参考に6種類に分類した結果,頻度上位2万語のうち,50%が漢語で,漢語の70% (全体の35%) が同形語で,30% (全体の15%) が非同形語であること,同形語7,074語のうち,82% (全体の29%,漢語の58%) が同形同義で,18% (同形語の6語~5語に1語) が同形類義や同形異義といった要注意の語であること等が明らかになった。本データベースは語の検索などで直接利用できるほか,J-LEX (菅長・松下,2014) のような語彙頻度プロファイラーへの搭載によって,文章の語彙的負荷の母語別表示機能や,対象者母語別のリーダビリティ計算,中国語母語学習者にとっての要注意点を表示する機能への応用が期待される。
著者
彰仁親王(日本赤十字社総裁)・佐野常民(日本赤十字社長)
巻号頁・発行日
vol.〔認定書 日本赤十字社特別社員〕, 1900-07-21
著者
王 麗楊 用稲 栄 寒川 昌平 谷野 彰子 山田 佐知子 桑原 隆
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.51, no.10, pp.617-620, 2018 (Released:2018-10-30)
参考文献数
9
被引用文献数
1

【目的】われわれはクロライドチャネル活性化下剤であるルビプロストンの透析患者に対する血清電解質に及ぼす影響を検討した. 【対象と方法】従来の便秘薬では効果のない慢性便秘症の血液透析患者7名に本薬を追加投与し, 血清電解質の変化を8週間検討した. 【結果】全例で排便の改善を認めたが, 1名が嘔気のため2週後に, 2名が下痢のため4週後, 6週後に内服を中止した. 血中リン濃度 (mg/dL) は, 投与2週後には, 5.8±0.9から5.1±0.8 (n=7, p=0.034) へと低下し, 4週後には継続した6名中5名, 8週後には4名全例で投与前より低い値を維持した. 中止例はすべて中止後リン値が上昇した. 投与前後2週間では, 収縮期血圧は変化を認めなかったが, 投与前除水困難の症例を除く6例全例で除水量が減少した. 【結論】ルビプロストンは慢性便秘症の透析患者の高リン血症を改善した.