著者
王 鉄橋
出版者
文教大学
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.25-48, 1989-06-01

The honorific expression term is not peculiar to Japanese only, but also exists in Chinese. But the forms of this expression are stressed differently in these two languages. The Chinese honorific expression is mainly shown in presonal expression terms and the roundabout expressions which have greatly increased recently. The honorific expression term of Japanese, however, exists in prefixes, suffixes, vocabulary, grammar etc., and personal expression terms tend to be reduced while the roundabout expressions tend to increase. That the difference between the honorific expression term of Chinese and that of Japanese has some influence in Chinese and Japanese lauguage teaching should be paid great attention to.

2 0 0 0 OA 増訂漢魏叢書

著者
清王謨輯
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.載籍第77册, 1792
著者
松王 政浩
出版者
The Philosophy of Science Society, Japan
雑誌
科学哲学 (ISSN:02893428)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.71-84, 2017-12-20 (Released:2019-05-02)
参考文献数
24

Recent arguments in philosophy of science concerning artificial intelligence seem to heavily concentrate on social or ethical issues, such as ‘Singularity' problem or harmonious coexistence with AI. But the meaningful relationship between philosophy of science and AI is not limited to that of this kind. The Bayesian network (BN) is one of the central issues in the research of AI, and this has a lot to do with traditional arguments in philosophy of science, since finding the single best definition of causality has been one of main themes in philosophy of science. In this paper, I will consider possible ways for philosophers to be deeply in touch with AI regarding ‘the methodology of BN', ‘the definition of causation', and ‘the elimination of causation'.
著者
劉 農 王 勤学 一ノ瀬 俊明 大坪 国順
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.78, no.9, pp.586-600, 2005-08-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
33
被引用文献数
5 2

人ロセンサスなどの統計資料を用い,中国国内における1990年と2000年の流動人口(戸籍を移さない転居人口)の空間分布,およびその変化を県レベルの精度で調べた.その結果,以下の事実が明らかとなった.流動人口の空間分布は主に都市部に集中し,北京市,天津市,珠江デルタ,長江デルタ,各省の省都が巨大な流動人口の受皿となっている.1990~2000年の10年間に流動人ロの規模と範囲は急激に増加し,1990年には到着地が大都市に集中した点状分布となっていたのが,2000年には大都市を中心とした経済発展の著しい地域に面状に分布するように変化し,沿海,長江沿い,交通要路沿い(たとえば,北京-広州問京広鉄道沿線),国境沿いの四つの増加帯を形成した.省間移動は1990~2000年の10年間に急増し,省内移動を上回るようになった.また,流入の多い約100都市について,経済格差,投資,都市化,雇用,産業構成,交通の便利さを代表する10変数を独立変数として流動人口に対して重回帰分析を行い,移動要因を解析するとともに流入大都市における流動人口を推測する重回帰式を提案した.その結果,2000年においては,都市GDP,1万人当たり旅客運送量,1人当たりGDP,海外からの投資額の4変数で流入現象の83.7%を説明できた。都市GDPが流動人口と最大の偏相関を持ち,移動先の経済力が人々を引き付ける最も重要な要因ということが裏付けられた.さらに,全国県(都市を含む2327箇所)に対して県内GDPと流動人口の回帰分析を行い,中国全県に対する流動人口を推測する式を提案した.
著者
王 琰
出版者
新潟大学大学院現代社会文化研究科
雑誌
現代社会文化研究 = 現代社会文化研究 (ISSN:13458485)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.69-86, 2005-03

随着战后世界经济的恢复发展以及生活水平的不断提高,旅游业逐渐成为国家、地域经济发展的前提和标志。日本经过了战后经济高度成长期后,国民生活有了很大的提高,对余暇生活日渐增加的需求也推动了旅游业的发展。本文具体地分析了历史最悠久的旅游企业―JTB为了适应经济发展中的旅游市场变化,不断地进行企业组织结构和经营战略的调整,成功地发展为日本旅游业界最大的综合旅游企业的过程。通过对JTB发展过程的分析,探讨了战后的日本旅游市场变化和旅游业以代理为主要业务的产业到综合性的情报服务产业的发展变迁过程。
著者
佐藤 章夫 金子 誉 王 培玉 上島 弘嗣 多和田 真人 岡山 明
出版者
山梨医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1999

まず、平成11年に遊牧民地区を調査した。モンゴル遊牧民の血圧水準は非常に高く、収縮期血圧が男性で141±23、女性で136±27と高く、さらに年齢階級別に示すと加齢に伴う収縮期血圧の上昇が日本に比べ男女とも大きいことが判明した。拡張期血圧も同様の傾向を示した。これらの遊牧民の血圧値は、脳卒中の多かった1965-1970年前後の秋田県住民の水準とほぼ同様の値を示すという結果となった。また、高血圧者の頻度も、現在の日本と性・年齢階級別に比較しても約2-10倍程度高いことが判明した。血圧を上昇させる要因の一つとして、塩分摂取量が多いことがあげられる。尿中ナトリウム排泄量から推定される遊牧民の塩分摂取量は男性で約17g/日、女性は約15g/日と非常に高いものであり、かつての秋田と同等の水準であることがわかる。また、遊牧民における糖尿病の調査結果は、304名中に、5名が糖尿病型、7名が境界型。年齢調節した遊牧民糖尿病の割合(2.1%)は、同じ自治区の都会住民のそれ(3.8%)に比べて低かった。次は、平成12年の同じ自治区のモンゴル族農民の調査を行った。モンゴル族農民の血圧水準は収縮期血圧が男性で125±15、女性で126±20;拡張期血圧が男性で80±10、女性で81±13、男女とも遊牧民の血圧水準より有意に低かった。農民の塩分摂取量は男女とも13g/日で、遊牧民のそれに比べて低い水準であった。また、農民における糖尿病の調査結果は、340名中に、8名が糖尿病型、18名が境界型であった。年齢調節した農民の糖尿病の割合(2.2%)は遊牧民と比ぺて差がなく、境界型の割合(4.7%)は遊牧民のそれ(2.1%)より高かった。平成13年に、栄養調査のデータを解析した。三大栄養素の摂取割合は、遊牧民には、脂肪が約35%、タンパク質が14%、糖質が51%;農民はそれぞれに10%、10%、80%であった。その結果が出る次第に、さらに遊牧民および農民の食生活と高血圧と糖尿病の関連について分析する。つまり、遊牧民の食事は高脂肪/低糖質なものに対し、農民には、低脂肪/高糖質の食事を取っている。本調査の結果から、モンゴル族遊牧民と農民の生活習慣病の現状は、糖尿病の有病率が遊牧民と農民のいずれも2%という低い水準であったが、高血圧に関しては、遊牧民の有病率が著しく高かった(やく50%)。その原因は食塩の多量摂取にあると考えられる。
著者
王 青躍 金子 俊彦 大平 辰朗
出版者
埼玉大学工学部広報委員会
雑誌
埼玉大学工学部紀要 第一部 論文集 (ISSN:18804446)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.1-5, 2013

In our study, we try to develop new method for utilizing the essential oils extracted from cedar, cypress and todomatsu tree residues for control of human allergenicity of Japanese cedar pollinosis. Therefore, we evaluated dissociation constant (KD) of cedar pollen allergenic Cry j 1 by using the Biacore J system based on the surface plasmon resonance (SPR) principle before and after exposure to the different trees essential oils. We found that the KD value (2.20×10-10M) of Cry j 1 when it has been exposed to polluted air of NO2 and O3 is lower than those of Cry j 1 (1.35~2.45×10-9M) exposed to both of pollutant air (NO2 and O3) and the essential oils. It is suggested that the trees essential oils are valuable for allergenicity inhibition of cedar pollen allergenic Cry j 1.
著者
〓 春明 越田 淳一 森山 典子 王 暁丹 有働 武三 井上 興一 染谷 孝
出版者
一般社団法人 日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料学雑誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.865-874, 2005-12-05 (Released:2017-06-28)
参考文献数
34
被引用文献数
3

九州各地の堆肥化施設23カ所から,牛糞,鶏糞,生ゴミおよび下水汚泥を原料とした堆肥計29点を採取し,糞便汚染指標菌(大腸菌群,大腸菌およびサルモネラ菌)について培養検査した。1)これら堆肥試料のCECは31.4〜79.0cmol_ckg^<-1>の範囲(平均55.4cmol_ckg^<-1>)で,炭素率(C/N比)は7.6〜25.4の範囲(平均15.3)にあり,他の性状と合わせ,多くが完熟堆肥であると判断された。2)デスオキシコーレイト寒天培地により大腸菌群が29点中11点(38%)から検出され10^2〜10^6cfug^<-1> dry matterの菌数レベルであった。大腸菌群陽性堆肥試料4点のうち3点からの分離株は,大腸菌群に属するE. coli, E. vulneris, Pantoea sp., Buttiauxella agrestisと同定された。しかし,Serratia marcescensのみが分離された試料が1点,本菌とE. coliが分離された試料が1点あった。大腸菌群には属さない腸内細菌科の細菌であるS. marcescensは赤色色素を生産するため,分離培地上で大腸菌群の赤いコロニーと誤認されたものと推察された。一方,得られたE. coli5株は,病原大腸菌免疫血清試験ですべて陰性であった。3)堆肥試料12点についてクロモカルト・コリフォーム培地による大腸菌の直接培養検査およびMLCB寒天培地によるサルモネラ菌の検出を試みた結果,大腸菌はいずれの試料からも検出されず,サルモネラ菌は2点(17%)から検出され,その菌数は10^3cfug^<-1> dry matterのレベルにあった。4)堆肥原料(牛糞,鶏糞,生ゴミ等)8点のうち大腸菌群およびサルモネラ菌がいずれも6点(75%)から,大腸菌が5点(63%)から検出され,菌数はいずれも10^2〜10^8cfug^<-1> dry matterであった。5)堆肥製造施設6カ所における堆肥化過程での糞便汚染指標菌の消長を7例について追跡した結果,糞便汚染指標菌が減少して製品中で消失する場合,いったん消失するが製品で再度検出される場合,全く消失しない場合,原料から製品まで検出されない場合の4通りが観察された。発酵温度が高くてもサルモネラ菌などが生残する場合があり,その原因について,再増殖や交叉汚染の可能性を考察した。6)上記の諸結果に基づき,堆肥の製造過程における温度管理や交叉汚染防止などの適切な衛生管理の重要性を指摘した。

2 0 0 0 OA 孔子家語

著者
(魏) 王肅 註
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.卷1-2, 1600
著者
王子 剛 並木 隆雄 三谷 和男 植田 圭吾 中口 俊哉 貝沼 茂三郎 柴原 直利 三潴 忠道 小田口 浩 渡辺 賢治 藤井 泰志 喜多 敏明 小暮 敏明 小川 恵子 田原 英一 萩原 圭祐 矢久保 修嗣 南澤 潔 村松 慎一 和辻 直 花輪 壽彦
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.224-230, 2014 (Released:2014-11-26)
参考文献数
16
被引用文献数
1 4

漢方医学では舌の色や形状を観察する舌診が患者の体質や病状を知る重要な手掛かりになると考えている。我が国において,舌診に関する書籍が複数発行されているが,記載内容が不統一で臨床的な舌診所見の標準的な記載方法はまだ確立してない。舌診の研究および学生への漢方教育において標準的な舌診臨床所見は必要である。そこで舌診の日本の文献(計12文献)を用いて,色調や形態の記載について比較検討した。その結果を用いて舌診に習熟した多施設の漢方専門医のコンセンサスを得た上で,舌診臨床診断記載の作成に至った。作成にあたり,実際臨床において短時間で観察し得る舌所見を捉える事と初学者でも理解し易いよう,微細な所見の違いよりも確実に捉えやすい舌診所見に重点を置いた所見記載とした。
著者
王 暁雨
出版者
関西大学東西学術研究所
雑誌
関西大学東西学術研究所紀要 (ISSN:02878151)
巻号頁・発行日
no.49, pp.297-312, 2016-04-01

The word guomin in Chinese or kokumin in Japanese, which translates into Englishas either "nation" or "people", is not a term of modern coinage; it has been used sinceantiquity in both China and Japan. The promoting of the modern nation and its people is closely related to success or failure in the formation of the nation-state. Because of this, in both China and Japan, it has been said that the establishment of the concept of the "nation/people" (guomin, kokumin) is a crucial part of this modernization process. A look at the changing terminology for the constituent members of the state should be useful in clarifying what is subsumed under the concept of guomin/kokumin, as well as aiding towards a deeper awareness of the value judgments and interaction with foreign cultures that were involved in fostering the modern nation and its people. This paper offers a modest analysis of the changes in value judgments and personal perspectives thattook place in both China and Japan during the progress of modernization, both from theperspective of how the concept of the modern nation and its people was established, andby reference to the discourse of intellectuals regarding the constituent members of the state.
著者
王 娜婷 増田 知之 Nating Wang Tomoyuki Masuda
出版者
安田女子大学大学院
雑誌
安田女子大学大学院紀要 = The journal of the Graduate School, Yasuda Women's University (ISSN:24323772)
巻号頁・発行日
no.25, pp.110-101, 2020-03-31

本稿は、平安時代の代表的書論である空海『遍照発揮性霊集』および藤原教長『才葉抄』を取り上げて、日本における中国書論の受容の実態ならびにその変遷について検討を加えたものである。尚、本稿は二〇二〇年一月に提出した、王娜婷の修士論文「奈良・平安時代における中国書法の受容について―唐代を中心に」の第三章「日本の書論に見る中国書論の受容」に基づいている。
著者
王 凱軍 鈴木 常良
出版者
龍谷大学
雑誌
龍谷法学 (ISSN:02864258)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.92-106, 2005-06

中国の主な河川、水域の水質汚濁が深刻化し、そのことが水資源不足を加速させている。都市汚水による環境汚染の拡大にともない、処理コストの高さ、余剰汚泥の大量発生および深刻な二次汚染などの問題が表面化してきた。中小都市の発展と都市化の進展によって汚水量が急増したが、現行の汚水処理方法では水汚染の抑制に限界があり、水質の悪化がさらに進むものと予想される。さらに、汚染が広がる中国各地の湖では、面源からの汚染負荷が負荷全体の五〇%以上に達している。化学肥料や農薬、畜産および都市生活などを中心とする面源汚染がますます深刻さを増し、点源問題の解決後の重要な環境課題となっている。本論では、中国が直面している水汚染と水資源不足の問題、面積が広く量が膨大な都市汚水問題とその処理技術、ならびに面源汚染に対する認識不足などの問題について検討を加え、それぞれの問題に対する解決策を提示した。
著者
河野 貴美子 王 鳳桐 段 立葉
出版者
人体科学会
雑誌
人体科学 (ISSN:09182489)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.89-93, 1993-04-30 (Released:2018-03-01)

Electroencephalograms (EEGs) of three Chinese Qi-gong masters and three healthy and sound Japanese men as their receivers were measured simultaneously for each pair. Two of these pairs were examined under double-blind test conditions, by which the Qi-receivers, as well as all researchers, could not know the time when the Qi-gong masters emitted Qi. We have previously reported that the changes in the EEGs of Qi-gong practitioners while emitting Qi appeared as similar changes in the EEGs of their subjects. In this report no clear synchronized changes were found in the β waves. The a phase difference between the occipital and frontal regions (τm) of Qi-gong masters becomes significantly shorter during Qi-gong. Even under the double-blind test conditions, the τm of the receivers also became shorter during Qi-gong than that during the resting state. During quiet Qi-gong meditation by the practitioner, there was a small influence on his subject. The a peak-frequency of the three masters became faster during Qi-gong,and this was reflected in the receivers. The power value of the a waves tended to decrease during Qi-gong, as we have reported before. However, its changing rate was small. These results show that 'Qi' is not merely a so-called placebo, but something that can be transmitted trans-personally.