著者
山田 和彦 田中 弘之 石見 佳子 梅垣 敬三 井出 留美
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.91-99, 2017 (Released:2017-06-23)
参考文献数
20

食品の機能性に関する表示は, 消費者が食品を選択する際の一つの有効な手段となる。保健機能食品は, 食品表示法に基づく食品表示基準に規定されており, 特定保健用食品, 機能性表示食品および栄養機能食品からなる。特定保健用食品は, 健康増進法においても規定されており, 特定の保健の用途に適する旨を表示するもので, 販売に当たり国の許可が必要である。機能性表示食品は, 2015年に新しく創設された制度であり, 事業者の責任において体の構造と機能に関する機能性表示をすることができる。販売前に機能性と安全性に関する科学的根拠資料を国に届出る。栄養機能食品は, 規格基準型の食品で, 国の許可を受けることなく栄養素の機能表示をすることができる。2015年の特定保健用食品の市場規模は約6,400億円, 栄養機能食品といわゆる健康食品を合わせて1兆5千億円と試算されている。これらの食品の機能性に関する表示は消費者に正しく理解される必要があり, 普及・啓発が重要である。これにより, 人びとの健康の維持・増進が期待される。
著者
末次 一博 白石 秀子 泉 愛子 田中 弘 芝 篤志
出版者
The Society of Cosmetic Chemists of Japan
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.44-56, 1994-06-30 (Released:2010-08-06)
参考文献数
21
被引用文献数
2 3

A large variety of microorganisms such as Propionibacterium acnes and Staphlococcus epidermidis exist on the human skin surface, forming a skin microbial flora. This flora is likely to influence the skin surface defence and the skin surface condition. This report covers the correlation between the skin microbial flora and the skin surface condition.We found that the larger numbers of P. acnes are concerned in the worsening of skin surface condition. The skin condition closely correlated to the amount of free fatty acids on the skin, and also we found that the larger quantity of the free fatty acids leads the worsening of skin surface condition. These results suggest that the lipase of P. acnes may hydrolyze triglycerides on the skin surface into the free fatty acids which irritate the skin.On the other hand, we found that both S. epidermidis itself and the peptides produced from various proteins by S. epidermidis have high antioxidative activity. This result suggests that S. epidermidis protects the lipids on the skin from oxidation caused by e. g. ultraviolet rays.From these results we suggest that P. acnes make worse the skin surface condition, whereas S. epidermidis serves an important function of prevention of the worsening of the skin condition by harmful lipids peroxides.
著者
ト部 晋平 浜村 亮次 藤野 有弘 田中 弘之 宮國 泰明
出版者
耳鼻
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.168-173, 1995

気導骨導差 (A-B gap) と気導音の両耳間移行減衰量 (IaA) の関係式 (A-B gap≤ IaA) より. オーバーマスキング (OM) の可能性がない最高レベルのノイズが決定できる. このノイズを用いて, マスキングなしの気導域値に左右差があるときの気導聴力検査のマスキング法を考案した. すなわち, 常に不良気導域値 (真の域値, あるいはクロス・ヒアリング域値) に等しいレベルのノイズを良気導域値側に与えるマスキング法である. 本法のノイズ・レベル設定に必要なのは気導域値のみであり, 理論的に最も能率的なマスキング法である.
著者
ト部 晋平 浜村 亮次 藤野 有弘 田中 弘之 宮國 泰明
出版者
耳鼻
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.174-181, 1995

マスキングなしの気導域値に左右差があるとき, オーバーマスキング (OM) の可能性がない最高のノイズを用いる骨導聴力検査のマスキング法を考案した. 本法の手順はA BC法やABCI法よりも単純であり, 理論的に最も能率的なマスキング法である. さらに, 非検耳の気導骨導差 (A-B gap) が気導音の両耳間移行減衰量 (IaA) に等しい場合でも, プラトー法を応用することによつて, 検耳の真の骨導域値を推定できる場合があることを述べた. A-B gapとIaAの関係式は, マスキング法を理論的に解析する上で最も重要な式である.
著者
郭 芳 田中 弘美 任 セア 史 邁 カク ホウ タナカ ヒロミ イム セア シ マイ Kaku Hou Tanaka Hiromi Lim Saeah Shi Mai
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Social science review (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.126, pp.15-32, 2018-09

論文(Article)本研究では「京都子ども調査」を分析することにより,子どもの自己肯定感に及ぼす要因を確認し,それらの要因の自己肯定感への影響の程度について,実証的に検証した。その結果,自己肯定感に影響を与える要因には「性別」「経済的要因」「関係的要因」があることが実証された。また,経済的要因の自己肯定感への影響はある一方で,「親・親戚との関係」「学校での生活」「友人の有無」という関係的要因のいずれもが自己肯定感に影響していることが明らかになった。By a factor analysis and hierarchical multiple regression analysis on the "Children's Survey in Kyoto", this study is confirming the influence factors of self-affirmation of the children and figuring their varying degree. As a result, influencing factors including "Gender", "Economic factors", and "Relationship factors" are empirically verified. Beside "Economic factors", the "Relationship factors" such as "Trust to the parents and relatives", "School life" and "Presence or absence of friends" also have remarkable influence.
著者
田中 弘
出版者
神奈川大学
雑誌
商経論叢 (ISSN:02868342)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.47-67, 2003-03
著者
田中 弘敬 宝示戸 貞雄 大竹 茂登
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.184-188, 1971-10-29

オーチャードグラス育種における早期検定を有効にするため,幼苗期および成体期の諸形質の関係を明らかにしようとした。前報で供試した材料を幼苗試験終了後本圃に70cm×80cmの個体値えとして定植し,個体ごとの生草重,草丈,茎数多少などの諸形質を2年間にわたり調査した。1.幼苗期12形質と成体期時期別生草重との重相関係数は一般に,あまり大きくはなかったが,品種群をこみにした場合,長日区で2年間生草重と0.56の有意な相関が得られた。年については利用1年目,2年目とも全体としては類似の傾向であったが,重相関係数の値そのものは2年目の方がやや小さくなった。処理の比較では長日,対照,短日の順で,幼苗期に長日処理をおこなった区が重相関係数が大きかった。品種群についても差がありそうでとくに地中海産のものの値が大きかった。2.幼苗期9形質と成体期諸形質(生草重以外)との第1正準相関係数は0.6〜0.8でやや大きかったが,第2,第3正準相関係数は,次第に小さくなった。やはり幼苗期に長日処理をおこなった区が正準相関係数も最も大きい傾向があった。品種群については,地中海産のものが第1正準相関係数は他群に比べ大きかったが,第2および第3正準相関係数でははっきりしなかった。3.幼苗期諸形質の中では葉長および草丈が成体期諸形質との関係が最も深いがその他の幼苗期形質は関係がごくうすく,当面,これらの形質が重要であることが判った。
著者
村上 啓二 田中 弘富 増山 善明 吉川 昭
出版者
Japanese Society for Medical and Biological Engineering
雑誌
医用電子と生体工学 (ISSN:00213292)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.113-116, 1982

Effects of data compression, to save the processing time in the P-wave recognition program with the adaptive correlating filter (ACF), on the performance of the ACF has been studied.All QRS or QRST regions were eliminated from the record to compress ECG data.<BR>Two indices were adopted as criteria for evaluating the effects. One was derived on the basis of the performance characteristics of the ACF, while the other was the mean error probability in detecting P-waves by using the ACF.<BR>In result, it was shown that the method for data compression could make up for the loss of the P-wave information caused by the data reduction. So the data reduction proposed here makes data compression feasible with little deterioration of the ACF performance.