著者
菊池 章夫
雑誌
岩手県立大学社会福祉学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Social Welfare, Iwate Prefectural University (ISSN:13448528)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.41-51, 2004-03-30

Over 60 articles and presentations using KiSS-18 (Kikuchi's Scale of Social Skills : 18 items) were critically reviewed. KiSS-18 has been widely used in different research areas ; social, clinical, industrial, and educational psychology as well as nurse-education. Those researches suggest that this scale is highly reliable and valid, and also would be useful to other research topics.
著者
小川内 良人 山崎 勉 山崎 孝成 菊池 章 小原 喜幸 保坂 金雄
出版者
The Japan Landslide Society
雑誌
地すべり (ISSN:02852926)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.38-45_1, 1998-09-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
6
被引用文献数
3 3

1997年5月, 八幡平熱水変質地帯に発生した澄川地すべりは, 地すべり発生と同時に水蒸気爆発と土石流が発生した特異な地すべりである。すべり面は, モンモリロナイトを多量に含む変質した第四系の澄川凝灰岩上面に形成されている。ボーリングの孔内温度は, すべり面に近づくにしたがって上昇し, すべり面以深では100度に達する。地すべり地内の地下水は弱アルカリ性を示し, 埋没した澄川温泉の酸性泉とは際だった違いを見せている。澄川凝灰岩を覆う焼山火山噴出物には, キレツの発達した安山岩溶岩が分布し, 地下水の通路となっている。地すべり発生の素因は, 変質して粘土化した澄川凝灰岩の存在と, 基盤が円弧スベリを発生しやすい凹面型を呈していたことである。
著者
菊池 章夫
出版者
岩手県立大学社会福祉学部
雑誌
岩手県立大学社会福祉学部紀要 (ISSN:13448528)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.41-51, 2004-03
被引用文献数
6

Over 60 articles and presentations using KiSS-18 (Kikuchi's Scale of Social Skills : 18 items) were critically reviewed. KiSS-18 has been widely used in different research areas ; social, clinical, industrial, and educational psychology as well as nurse-education. Those researches suggest that this scale is highly reliable and valid, and also would be useful to other research topics.
著者
菊池 章一
出版者
公評社
雑誌
公評
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.108-115, 1998-03
著者
高橋 応明 中川 幸彦 安部 實 菊池 章裕
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 21.60 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.25-30, 1997-10-21 (Released:2017-06-23)

In recent years, the office, hospital and so on are equipped with various electric and electronic devices. Electromagnetic waves that are radiated from these devices, reflect on the wall of the building or penetrate to the wall from outside, then they interfere to the other device. It's necessary to decrease the reflection and penetration by the concrete wall. In this paper, we analyzed the reflection and transmission characteristics of the corrugated surface wall by the FD-TD method. Its surface has asperity form that newly proposed. As a result, we obtained that the corrugated surface wall consumed a power of electromagnetic wave in the wall more than a plain wall. Then the corrugated surface wall can oppress reflection and transmission.
著者
菊池 章人 征矢 英昭
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.155_2, 2016

<p> 【背景】小学校の教科は、2020年から英語やプログラミングの導入が展望され、児童の運動条件が頭打ちないし劣化することが懸念される。今後、体育時間の拡大は望めないため、児童の一層の体力向上を図る上では工夫が求められるが、全体として教諭の負担が大きくなる方向は容易ではない。体育の学習指導要領を妨げない短時間の活用が注目される。【目的】体育時間に、中高強度運動を、週1回、2分半だけ行う無理のない方法によって、児童の持久力、跳躍力の有意な向上をはかる。【方法】高崎市のN小学校で、2016年1月から3月の2か月間、6年生59人に「2分半スタミナ体操」を週1回だけ体育時に介入した。対照は5年生63人(通常の体育)。体操は、動作を円滑に支える楽しい音楽を制作し使用した。全体を96bpm~165bpmにテンポアップさせ、動作指示は進行中に行い、歩く、スクワットなどのウォームアップから、走る、ケンケン、前跳び、ギャロップ、垂直跳びなどの高強度インターバル(HIT)を行った。【結果】2か月後、対照5年生(通常体育)に比べ、「2分半体操」を介入した6年生は、持久力(20mシャトルラン)、跳躍力(立幅跳び)のいずれも、有意に大きく向上した。</p>
著者
菊池 章夫 Akio KIKUCHI 岩手県立大学社会福祉学部 FACULTY OF SOCIAL WELFARE IWATE PREFECTURAL UNIVERSITY
出版者
岩手県立大学社会福祉学部
雑誌
岩手県立大学社会福祉学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Social Welfare, Iwate Prefectural University (ISSN:13448528)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.35-40, 2003-03-30

An examination on the reliabilities and validities of a Japanese form of the Test of Self-Conscious Affect-3 (short form) (Tangney and Dearing, 2002) was done using by the responses of 123 university students. Cronbach's α-coefficients of this form were slightly low, especially in Detachment (D) and Externalization (E) scales. Although the score of Prosocial Behavior Scale (PSB: Kikuchi, 1998) highly related to those of Guilt (G) scale of TOSCA-3, and Empathic Concern (EC) and Perspective Taking (PT) scales of Interpersonal Reactivity Index (IRI: Davis, 1998), significant relationships were not found, as expected, between the score of PSB and those of Shame (S) scale in TOSCA-3 and Personal Distress (PD) scale in IRI.
著者
菊池 章太
出版者
桜花学園大学
雑誌
桜花学園大学研究紀要 (ISSN:13447459)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.223-246, 2002-03-31

日本人が仏教信仰の根本的な聖典として用いてきた漢訳仏典の中には,インドや中央アジアではなく,中国において撰述された経典もかなり含まれている。これらは一般に「疑経」の名で呼ばれ,かつては,疑わしいもの,偽妄なものとして排除されてきた。このような見方は,中国であいついで作られた経典目録の判断基準にもとついているが,今日では疑経は,中国人による仏教の受容と変質のありかたを考えるうえで,また,庶民による仏教信仰の実態を知るうえで,欠かせない資料として,日本でも欧米でも盛んに研究が行われるようになった。これは道教経典に対する見方とも共通し,中国土着の宗教である道教もまた,中国仏教の研究者によってようやく認識されだした。仏教の疑経と道教経典に対する目下の人々の関心には共通する意識があることが認められる。一方,欧米人による中国仏教の研究にあっては,日本で盛んな教義上の議論などよりも,むしろ社会現象としての中国人の信仰という側面により多くの関心が注がれてきた。その結果,かつては異端的なものとして退けられる傾向にあった疑経や,土俗的な迷信とほとんど同義に扱われていた道教は,むしろ欧米においては早くから注目された。本稿は,日本における疑経研究の現状を報告し,欧米の研究との視点の違いを踏まえ,そこに含まれるいくつかの問題点を抽出し,今後の研究への展望を提言するものである。
著者
菊池 章夫 有光 興記
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.137-148, 2006 (Released:2006-03-31)
参考文献数
22
被引用文献数
2 2

628名の大学生の回答をもとに確認的因子分析を繰り返すことで,6つの自己意識的感情(対人的負債感・個人的苦痛・恥・罪責感・役割取得・共感的配慮)を測定する12シナリオ(場面)・72項目からなる尺度 (KA-JiKoKan-12) が構成された.この尺度の信頼性は,α係数・再テスト信頼性係数とも十分なものであった.その妥当性は,これらの感情に対応あるいは関連する他の特性的尺度(罪悪感喚起状況尺度・状況別羞恥感情質問紙・対人的反応性指標・心理的負債感尺度)および行動指標(攻撃性質問紙・向社会的行動尺度)との関係を分析することで検討された.得られた結果はいずれもおおむね満足すべきもので,この尺度が十分な妥当性を持つことを示していた.「全体的考察」では,こうした結果を背景にして,シナリオ方式の利点や問題点,この尺度が測定している感情の性質,弁別的妥当性の問題などが論じられた.