著者
金 仙煕
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
東アジア文化交渉研究 (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
no.3, pp.131-142, 2010-03

In Japan, the establishment of the modern science of history that advocates the cause of positivism has played a significant role in increasing interest in Korean history. Chosenshi (Korean History), written by Hayashi Taisuke from a Korean perspective, is one of the earliest studies of its kind, providing a new style of historical description. The book was translated into the Korean language and published by Hyon Chae under the title DongGookSaRyak. However, Chosenshi became a target for harsh criticism from Korean thinkers of that time who advocated nationalism. In the study of Korean history, in which a major challenge was to overcome the historical perspective of colonization after Korea's decolonization, Chosenshi was criticized for being filled with a "historical perspective of colonization," rather than praised as the establishment of a modern history description. In South Korea today, however, Chosenshi has recently drawn renewed attention in discussions regarding "historical description." A look at the history of the acceptance of Chosenshi shows how the book has raised various questions, including arguments about the results of studies on ancient history in South Korea.
著者
金 仙煕
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian cultural interaction studies (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.131-142, 2010-03-31

In Japan, the establishment of the modern science of history that advocates the cause of positivism has played a significant role in increasing interest in Korean history. Chosenshi (Korean History), written by Hayashi Taisuke from a Korean perspective, is one of the earliest studies of its kind, providing a new style of historical description. The book was translated into the Korean language and published by Hyon Chae under the title DongGookSaRyak. However, Chosenshi became a target for harsh criticism from Korean thinkers of that time who advocated nationalism. In the study of Korean history, in which a major challenge was to overcome the historical perspective of colonization after Korea’s decolonization, Chosenshi was criticized for being filled with a “historical perspective of colonization,” rather than praised as the establishment of a modern history description. In South Korea today, however, Chosenshi has recently drawn renewed attention in discussions regarding “historical description.” A look at the history of the acceptance of Chosenshi shows how the book has raised various questions, including arguments about the results of studies on ancient history in South Korea.
著者
伊東 聖矢 金子 直史 鷲見 和彦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.1042-1050, 2020-12-05 (Released:2020-12-05)
参考文献数
35

Recent learning-based multi-view stereo (MVS) approaches have shown excellent performance. These approaches typically train a deep neural network to estimate dense depth maps from multiple images. However, most of these approaches require large-scale dense depth maps as the supervisory signals during training. This paper proposes a self-supervised learning framework for MVS, which learns to estimate dense depth maps from multiple images without dense depth supervision. Taking an arbitrary number of images as input, we produce sparse depth maps using structure from motion and use it as self-supervision. We apply reconstruction and smoothness losses to regions where there is no sparse depth. For stable training, we introduce a pseudo-depth loss, which is the difference between depth maps estimated by the network with the current and past parameters. Experimental results on multiple datasets demonstrate the effectiveness of our self-supervised learning framework.
著者
渡辺 裕明 金田 康正
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第53回, no.アーキテクチャサイエンス, pp.65-66, 1996-09-04

計算機による研究テーマの1つであるシミュレーションの分野において,モンテカルロ計算は非常に多くの乱数を必要とする.乱数発生法の一つとして,ロジスティック写像による擬似乱数発生手法が提案されている.本稿では,ロジスティック写像により得られた値をIEEE倍精度型実数表現のビット列として見なしたとき,その系列の一様性と乱雑さについて述べ,高速に発生可能な一様乱数発生法としての検討を行う.その結果,RISCワークステーション上で,標準ライブラリ関数であるrand( )とrandom( )と比べて高速に擬似乱数系列を発生できることがわかった.
著者
渡辺 裕明 金田 康正
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.65-66, 1996-09-04
被引用文献数
3

計算機による研究テーマの1つであるシミュレーションの分野において,モンテカルロ計算は非常に多くの乱数を必要とする.乱数発生法の一つとして,ロジスティック写像による擬似乱数発生手法が提案されている.本稿では,ロジスティック写像により得られた値をIEEE倍精度型実数表現のビット列として見なしたとき,その系列の一様性と乱雑さについて述べ,高速に発生可能な一様乱数発生法としての検討を行う.その結果,RISCワークステーション上で,標準ライブラリ関数であるrand( )とrandom( )と比べて高速に擬似乱数系列を発生できることがわかった.
著者
金子 順一 堀尾 健一郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.413-414, 2010

本研究では多軸制御工作機械において、加工対象物表面の任意位置を工具が切削する際に必要となる最小工具突き出し量を高速に計画する手法を提案する。任意の工具刃先位置・姿勢に対し、微小な多角形形状の集合として近似された加工対象物形状との相対位置関係をグラフィックスハードウェアの並列計算機能を用いて評価し、オーバーハング部での工具衝突と工具ホルダからの必要工具突き出し量を短時間に導出する手法を開発した。
著者
金沢大学附属図書館
出版者
金沢大学附属図書館
雑誌
こだま (ISSN:09158782)
巻号頁・発行日
no.208, pp.1-4, 2022-01-05

徳田秋聲生誕150年記念特集
著者
上田 景子 金子 周平 水海 吉太郎 田中 研実 近藤 隆一郎
出版者
福岡県農林業総合試験場
巻号頁・発行日
no.1, pp.49-54, 2015 (Released:2020-02-03)

果樹園から排出されるカキノキ(Diospyros kaki)剪定枝の新たな処理方法を開発するため,剪定枝チップを培地の基材としたヒラタケ(Pleurotus ostreatus)の無殺菌栽培を検討した。無殺菌の剪定枝チップにヒラタケ種菌を混合して温湿度無管理で培養を行った後,プランターに埋設する手法とした。本手法では,チップだけでも子実体は発生し,2.5kgの菌床あたり積算収穫量が355g,収穫回数は3.0回だった。栄養材として米ヌカを添加することで,それぞれ1035gおよび6.0回に増大した。種菌量の違い(培地全体重量の10%,20%および40%)で積算収穫量に有意な差はなかった。子実体が形成生育する場所,すなわち発生場所としては,クヌギ林内で積算収穫量および収穫回数がそれぞれ679g/菌床および5.4回と建物の軒下よりも多かった。プランター内の剪定枝は収穫開始から約1年後には原型をとどめない程度まで形状が崩壊していた。以上のことから,チップ化したカキノキ剪定枝を培地としたヒラタケ無殺菌栽培は,柿農家が特別な施設なしに剪定枝を処理できる方法として期待されるとともに,収穫した子実体も収入源にできる有効な技術と考えられた。
著者
畠山 兵衛 鈴木 金道 飯塚 堯介 中野 準三 右田 伸彦
出版者
日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.70, no.8, pp.1399-1402, 1967

リグノスルホン酸およびチオリグニンの過酢酸分解において,457mμの吸光度の減少と280mμのそれとの間には比例関係があることに基づき,両リグニンを過酢酸で酸化した場合の淡色化と,各種官能基の含有率の変化および低分子化との関係を考察した。<BR>1.280mμの吸光度に関与する構造型:フェノール性水酸基,カルボニル基および環開裂に由来するカルボキシル基をもっ6種の構造型を選び,これらの構造型を有するモデル化合物の280mμにおける吸光度を測定し,各構造型がリグニンの280mμの吸光度に関与する割合を調べた。各構造型の関与率は合計70%以上を示した。しかし,これらのモデル化合物は457mμにおいて吸光を示さないから,以上の各構造型はそのままの状態では可視部に吸光を示さない。<BR>2.過酢酸酸化および水素化ホウ素ナトリウム還元によるリグニンの色の変化:未処理,酸化処理,還元処理および酸化後に還元処理したリグニンにっいて,C.I.E.のXYZ系でリグニンの色を表示すると,明度は酸化,還元のいずれの処理によっても向上するが,酸化してから還元処理すると,著しく向上する。<BR>3.ゲルロ過法による分子量分布の比較:Sephadex G-25を用い,ゲルロ過法による分子量分布を測定し,過酢酸酸化による変化を検討した。その結果,リグニンの分子量が低下することを認めた。<BR>以上の結果を総括して過酢酸酸化によるリグニンの淡色化には,発色団あるいは助色団となる官能基あるいは芳香核が酸化によって減少することばかりでなく,低分子化も重要であると結論した。

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著者
金沢大学社会教育研究室
出版者
金沢大学社会教育研究室
雑誌
金沢大学社会教育研究室季報
巻号頁・発行日
vol.15, pp.1-75, 1966-12-25
著者
渡邉 悟 篠原 尚子 金井 節子 飯塚 良雄
出版者
東京聖栄大学
雑誌
聖徳栄養短期大学紀要 (ISSN:02866366)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-6, 2005-12-20
被引用文献数
1

(1)飯塚パンの元種から酵母(飯塚菌、I)を分離同定したところ、一般のパン酵母として知られるサッカロミセス・セレビシアであった。(2)Iと一般の生イースト(オリエンタル酵母、O;三共、S)と生育状況について比較したところ、YM培地では菌体量が同等であったが、レーズン培地では、1>S>Oの順であった。(3)気体発生量については、レーズン培地で1>S>Oの順であり、中種で同等と判断でき、本捏で1>S>Oの順であった。(4)Iの生育の至適pHを判定したところ、一般の酵母のpH5〜6とは違い、pH3.9付近であった。(5)飯塚パン製造時のレーズン添加の影響を見たところ、レーズン添加で膨張体積が増加し、Iの気体発生を促すには、レーズン添加が適していた。以上より、飯塚パン製造には、Iが適しており生育の至適はpH3.9であり、レーズンを含むパンの製造において気体発生量が多くなることを示唆した。
著者
森 英彦 高野 裕 滝沢 悦貞 川添 豪 金子 豊 名村 栄次郎 Mori Hidehiko Takano Yutaka Takizawa Yoshisada Kawazoe Takeshi Kaneko Yutaka Namura Eijiro
出版者
宇宙開発事業団
雑誌
宇宙開発事業団技術報告 = NASDA Technical Memorandum (ISSN:13457888)
巻号頁・発行日
pp.1冊, 1995-02-28

本報告書は月・火星の無人の探査計画、すなわち月と火星のそれぞれについての観測、着陸/移動探査およびサンプル・リターンについての無人の探査計画の検討結果を報告した。この計画による2015年以後の月と火星の開発利用シナリオについての検討結果の概略は次の通りである。(1)有人月面拠点の建設:5人程度が14日間程度滞在するものとする、(2)軌道上システムの建設:宇宙ステーションの有人機能と軌道上サービスシステムで開発される無人サービス機能を結合して軌道上サービスセンターを構築する、(3)静止軌道プラットフォームの建設:在来型の静止軌道衛星をプラットフォーム化し、永続的に使用する、(4)輸送系の開発:貨物および有人の低高度地球周回軌道機(LEO貨物、LEO有人)と貨物および有人の軌道間輸送機(OTV貨物、OTV有人)の開発が必要である、(5)火星探査:軌道上サービスセンターを用いて火星サンプルリターン機を構築する。
著者
渡邉 将 金内 貴文 ムン ジョンウォン 田邉 匡生 轟 直人 和田山 智正
出版者
公益社団法人 日本表面真空学会
雑誌
表面科学学術講演会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

固体高分子形燃料電池(PEFC)のカソードでは酸素還元反応(ORR)が進行する。現在、カソード反応促進のためにカーボンブラック上にPtナノ粒子を担持したPt/C触媒が広く用いられている。本研究ではPtナノ粒子とカーボン担体との相互作用の影響を明らかにするため、多層グラフェン及び欠陥を導入したグラフェンモデル担体上PtのORR特性について調査した。