著者
境野 健太郎 鈴木 健二
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究論文集 (ISSN:18802702)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.215-226, 2009

本研究は,史資料の散逸が激しく,また語り手である入所者の高齢化が進むハンセン病療養所において,「隔離施設」として発展した施設構成の変遷を明らかにした上で,居住の自由を奪われた「隔離施設」での居住の実態を寮舎及び患者住宅のプラン変遷から解明した。また,入所者による居住環境改善過程について詳細な分析を行い,人権が激しく毀損され,自己のアイデンティティを問い直される環境に長期におかれる中で,自律を獲得し,自分らしい生き方を回復していく過程/手段のひとつとして,居住環境の改善が行われてきた事実を明らかにした。
著者
藤長 昌彦 加藤 聰彦 鈴木 健二
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.221-222, 1993-09-27
被引用文献数
3

分散処理技術の進展と普及に伴い、ISOとITU-TではODP(Open Distributed Processing:開放型分散処理)の標準化を行なっており、現在、分散システムのモデル化のための枠組みを規定したODP基本参照モデルの検討を進めている。分散システムでは、多数の構成要素が相互に協調して動作し、全体としてひとつの処理を実現する。このため、機能分散や負荷分散による柔軟なシステム構築が可能となる反面、計算機資源の分散や分散されたデータ間の整合性等に配慮しなければならない。ODP基本参照モデルでは、このような分散システムの複雑さに対処するために、エンタプライズ、情報、コンビュテーショナル、エンジニアリング、テクノロジの五つのビューボイントを導入している。ODPビューボイントは、分散システムを異なる側面からモデル化する手段を提供するため、分散システムの設計に対して有効に適用できると考えられる。これまでに一部のビューボイントを分散システムの設計に適用する試みが報告されているが、分散システム全体を設計するための体系的手法については充分には議論されていない。本稿では、ODPの五つのビューボイントから分散システムをとらえ、その仕様を明確化することにより、分散システムを設計する方法について検討する。
著者
鈴木 健二郎 林 哲郎 SCHUERGER Matthew J. 西原 淳夫 林 政克
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.55, no.516, pp.2457-2464, 1989-08-25
被引用文献数
2

The interruption of a fin surface causes renewed boundary layers starting from the leading edge of each interrupted fin. This results in boundary layer thinner in the average over entire length of fin surfaces compared to the uninterrupted case. Therefore, a higher degree of interruption is normally expected to lead to a higher degree of heat transfer. However, to realize this expectation actually, care must be taken of the geometrical allocation of each fin in an array so as to avoid other undesirable effects relating to the fin geometry. Numerical computation of flow and thermal fields have been made for two-dimensional models of two types of parallel louver fins and an offset fin. Heat transfer characteristics of parallel louver fins are discussed in comparison with those of an offset fin based upon the results obtained from the performed numerical computation. It is demonstrated that a cartain type of parallel louver fin has a higher heat transfer performance than that obtained with an offset fin.
著者
堀内 浩規 小花 貞夫 鈴木 健二
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.229-230, 1993-03-01

OSI応用層のデータ要素を定義するASN.1の高速な符号化/復号を可能とするライトウェイト符号化規則(LWER)が注目されている。LWERは、ワードを符号化の単位として、計算機の内部表現と親和性を持つ符号化規則である。INTEGER等の固定長の値を持つ型は1ワードで符号化を行い、OctetString等の可変長の値を持つ型は、値の長さ/オフセット(オフセットと値との相対位置を示す)/値の3組により符号化を行い、値を符号化データの後部にまとめて配置する。また、構造形に含まれるオプショナルな型の場合には、可変長の型と同様オフセットを使用して符号化を行う。筆者等は、これまでに抽象構文からLWERの符号化/復号プログラムを自動生成し、応用層プログラムの開発を容易にするLWERコンパイラを開発している。今回、生成される符号化/復号プログラムの処理時間を向上させるべく、LWERコンパイラの機能拡張を行ったので、その概要と結果を報告する。
著者
鈴木 健二
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.77, no.677, pp.1591-1599, 2012-07-30 (Released:2012-07-31)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1 2

The number of children on waiting lists to attend authorized day-care centers is rapidly rising in urban areas, but securing land and the building for the centers is very difficult in those areas. Aiming at the waiting-list child cancellation, the promotion to the non-registered day-care facility that fills an original standard is done in some municipalities. So, the survey was done in Sendai City that was one of such the municipalities.1) The standard of the SENDAI HOIKU-SHITU nurseries is severer than that of another municipality, but the number of facilities compared with the population is more than that of other municipalities. Moreover, about 70 percent of the whole were the nurseries established from of old.2) "Small-scale management" and "Use of existing buildings" are the characteristics of SENDAI HOIKU-SHITU nurseries. To fill the area standard, extension and rebuilding to existing buildings were performed in the cases that shifted from KATEI-HOIKU-SHITU nurseries.3) To deal with the problem of the area standard, in the case where the lease building is used it borrowed the room, and in the case where the ownership building is used rebuilding of home and the use of the vacancy were done.4) The users with high income seem to be using the SENDAI HOIKU-SHITU nurseries because there is little difference between nursery school fees of the authorization day-care center. However, the users with low income were hoping for the authorization day-care center where the fee is cheaper.
著者
高原 誠 鈴木 健二 田上 敦士 阿野 茂浩
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.18, pp.1-6, 2010-02-25

近年,プッシュ型サービスを用いた災害情報などの小さな情報の配信が増加している.これらの情報は,通知に時間がかかると,本来の意味を失う可能性がある.例えば災害情報速報においては,災害を検知してから通知完了まで長時間経過すると,その対策が間に合わなくなる.このため,これらの情報通知では配信開始から全ての端末への情報通知完了時間を最小にすることが望まれる.本稿では,シミュレーションを用いて,異なる方法で形成される配信木モデルについて,全ユーザに情報を配信するために要する総情報配信時間を比較検討した.さらに,その配信木モデルの中の偏りのある配信木に着目し,分散などのシミュレーションにパラメタを変更し,それがどのように総情報配信時間に影響を与えるかを解析した.Recently, plenty of the short messages such as disaster information are distributed over Internet with correspond to the increasing use of Web services. These messages are time sensitive and need to be distributed within certain period. A sign and a warning of natural hazard should be distributed as fast as possible and quick distribution of stock information is very important to the enterprise management. Therefore, realization of the efficient push service over the Internet is expected. We have already reported that P2P communication is promising for the short message distribution to the city size of area with comparing to the server and client distribution. This paper analyzed the total information distribution time to all recipients with different network topologies, balanced and skewed tree, by simulation. Moreover, we have analyzed the contributions of skewed tree in details with several analytical parameters.
著者
武田 綾 鈴木 健二 白倉 克之
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.42, no.8, pp.513-519, 2002-08-01
被引用文献数
3

アルコール依存症を合併した摂食障害(合併群)の転帰について摂食障害単独群(単独群)との比較研究である.1990〜1998年に受診した30歳以下で半構造化面接のできた摂食障害患者130名に対し,2000年10〜12月にアンケートと電話で追跡調査を行った.対象者のうち102名(78%)が回答し,平均追跡期間は4.6年であった.2つの群は初診時において,初診年齢,パーソナリティ障害,AN-Rの割合,結婚・離婚経験など多くの点で違いがあった.調査時点で合併群は非常に高い死亡率(25%)があり,離婚経験は38%,問題飲酒も42%がもっており,症状消失とED-NOSが半数を占めた単独群と比較して,合併群の長期転帰は非常に悪かった.両群に共通した転帰良好因子は嘔吐が少ないことであった.
著者
阿野 茂浩 長谷 川亨 山崎 克之 加藤 聡彦 鈴木 健二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会秋季大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1994, no.2, 1994-09-26

一般的に、FR回線上のフレームをATM回線上のセルに変換する方式には、1つのフレームを受信後、フレーム全体をセル化してATM回線へ送出するメッセージモードと、フレームを1セル分受信次第、順次セル化して送出するストリーミングモードの2つの方式が考えられている。筆者らはこれまでに、複数FR回線からATM回線への多重化装置におけるフレームの送出待ち時間などについて、両方式の比較を行った。セル化方式の検討を進めるためには、ATM網内において多重化が行われた場合の特性を比較することが重要である。そこで本稿では、複数の多重化装置からのATM回線が、ATMノードでセル多重化された場合のセル損失率とフレーム損失率について、シミュレーションにより両方式を比較した結果について述べる。
著者
西山 智 横田 英俊 小花 貞夫 鈴木 健二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.12, pp.2762-2773, 1994-12-15
被引用文献数
2

これまでOSIディレクトリは、MHS(メッセージ通信システム)等のOSI通信システムや通信利用者に必要なアドレス等の通信情報を提供する目的で実装が進められてきたが、近年インテリジェントネットワーク(IN)等の実時間交換システムでのネームサーバとしての適用が検討されるようになった。このような適用では、DSA(ディレクトリサービスェージェント)は大量のエントリ(例えばINのSDF(サービスデータ機能)では交換機1台の加入者数である10;件以上)を格納し、交換処理に影響を与えない時間(例えばSDFでは数十ミリ秒)内にディレクトリ操作を実行できなければならない。従来のOSIディレクトリの実装はDSAの大規模化を想定しておらず、DSAの大規模化に伴い名前解析処理性能が急激に低下するため、実時間交換システムのネームサーバとして適用できない。そこで本論文は、ハッシュを用いることで、大量のエントリを格納した場合にも十分高速な名前解析処理が実現できる、新しい名前解析処理方式を提案する。本提案方式では、まずDSAが操作対象のエントリをローカルに格納しているか否かを、識別名のハッシュ値をキーとして直接2次記憶上のエントリの惰報を検索し確認する。もし、ローカルに格納していない場含は、操作対象に最大一致する分散処理知識を、名前のハッシュ値をキーとして主記億上で検索する。本提案方式に基づくソフトウェアを、筆者らが既に実装した○SIディレクトリ専用DBMSに追加実装し、その有効性を評価、実証した。
著者
大岸 智彦 井戸上 彰 加藤 聰彦 鈴木 健二
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.165-166, 1995-03-15

近年、異機種間通信の重要性が高まり、各種のOSI通信システムが開発されている。これらの通信システムは、テスタを用いてシステム内の各層の振る舞いを試験する適合性試験を経て、運用が開始される。しかしながら、運用中においても試験で検出されなかった誤りにより、通信障害が生ずる場合がある。このような誤りを検出するには、通信を長時間観測しデータを解析する必要がある。筆者らは、回線上を流れるデータを監視/解析することにより、通信システムのプロトコル手順に従わない誤り箇所(プロトコル誤り)を検出するインテリジェントOSI7層リンクモニタを提案している。本稿では、本モニタにおいてプロトコル誤りを検出するための方針及び実現方法について述べる。
著者
鈴木 健二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.16, pp.227-230, 2007-03-01

近年、インターネットが普及し、企業活動、日常生活の隅々にいたるまで、ネットワークを介した情報収集、伝達が行われている。企業においては、意思決定システム (DSS)、企業情報システム (ERP)、顧客管理システム (CRM) などが積極的に活用され、又、一般家庭では、物品の購入や趣味の世界でも、Web サーフィンをしながら情報を得ている。通信が様々な分野で利用される時、その情報は送り手の意図通りに、相手に確実に届いているのであろうか?正しいと思われる情報は、本当に活用されているのであろうか?次世代ネットワークやユビキタス社会の通信では、情報を単に送受信するだけでなく、その情報が正しく活用されているという観点から捉えなおすことが重要である。本稿では、正しい(必要な)情報を、必要な(正しい)タイミングで、相手に伝達し、相手に提示し、理解させる Right time communication が必要であることを指摘し、次いで、その内容と研究の方向性について概説する。Recently, the progress of Internet enables the user to access the network easily and retrieve valuable information and utilize it. In the business environment, DSS (Decision Support Systems), ERP (Enterprise Resource Planning) and CRM (Customer Relationship Managements) are widely used, and in the personal environment, people can access to their Web site to get necessary information. People are using communication as a means to realize their wishes, however, it is a nice time to re-consider the role of communication and the rightness of conveyed information, and timing of the information delivery to users and so on. Especially in the future of an ubiquitous networking society, the understanding of information seems much more important than just sending information. This paper suggest the necessity of the Right Time Communication, where right data is transferred to the right recipient, and presented to the right person at right time and then describes its architectural concept and future research directions.