著者
空閑 浩人
出版者
同志社大学
雑誌
評論・社会科学 (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.19-47, 2006-11

論文(Article)今日、人口の高齢化が進行するなか、一人暮らしの高齢者や夫婦のみの高齢者世帯が、地域のなかで近隣との接触も薄く、また周囲にうまく助けを求められないなど、社会的に孤立化しているという実態がある。筆者は二〇〇六年九月にオランダ・レオワルデン(Leeuwarden)市を訪れる機会を与えられ、そこで高齢者の社会的孤立の防止に力を入れているSWOL(Stichting Welzijn Ouderen Leeuwarden)という法人を訪問した。SWOLによる様々な社会的孤立防止プロジェクトは、ソーシャルワーカーやボランティアによる孤立しがちな高齢者への訪問やかかわり、また住民同士の社会的なつながりやネットワークの形成のために、地域住民が集まって話し合う場や機会づくりの活動である。すなわち、それらは高齢者の「自立支援」のために、多様なかたちでの「社会的接触」の機会を保障する活動として具体化されている。また、このような個々人の自立を支援する取り組みは、「地域の自立」や「コミュニティの自立」とでもいうような、住民主体の地域やコミュニティの形成にもつながっている。「自立すること」は「孤立すること」とは異なる。そして、「自立させる」ことは「孤立させる」ことではないのである。日本における高齢者の社会的孤立の背景には、地域における人間関係の希薄化が挙げられる。そして、日本のソーシャルワークには、高齢者に社会的接触の機会を保障し、住民同士のつながりと、それを通して人々の「居場所」を社会的にどう作るのかということを、見出していかなければならない。そのためには、ソーシャルワーカーが自ら地域に出向き、訪問する「アウトリーチ」と「問題・ニーズの発見」という役割が重要であり、日々の地道な活動が求められる。Today, while the aging of the population progresses, elderly people of living by oneself and married couple's elderly household are in danger of being isolated socially. They have rarely contact with the neighborhood and can't ask someone for help. In September, 2006, I visited the SWOL (Stichting Welzijn Ouderen Leeuwarden), which is grappling with the problem of social isolation of elderly people in Leeuwarden City, Netherlands. SWOL has various projects to prevent the social isolation of elderly people. SWOL does activities to give various opportunities for "social contact" to elderly people, for the purpose of "support for independent of them". And, the activities to support for independence of individuals is connected with, so to speak, "the independence of the area" and "the independence of the community". "That someone should become independent" is different from "that person is isolated". Then, "making someone to become independent" is not "making the person to become isolated." Weakening of the human relations in the area, is shown as the background of the social isolation of elderly people in Japan. Then, any opportunities for social contact must be prepared for the elderly people. We must find how make the inhabitants' connection in the area by the inhabitants' power and activities, that is for example volunteer activities. For this purpose, the role of "reaching out for elderly people", "the discovery of the problem and needs", and "making inhabitants active", become very important roles for a social worker. Therefore, social workers must keep going to the area, keep visiting to elderly people, and keep being concerned.
著者
松川 晴美 浦坂 純子 Harumi Matsukawa Junko Urasaka
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.143, pp.45-65, 2022-12-31

大学生の約3割が将来についての見通しを持てずにいるという事実から,特に大学入学までの実家の暮らしぶりが,その後のキャリア構想,キャリア実現にもたらす格差について検証することを目的としている。分析のため独自にWEB調査を実施し,4年制大学卒業または博士前期課程を修了後3年以内の男女3,090人から回答を得た。 分析の結果,暮らしぶりは,大学入学時のキャリア構想,キャリア実現の双方に大きく影響を与えていた。また初職就職時では,キャリア構想に対する暮らしぶりの影響は消えるが,キャリア実現には強くその影響が残った。 大学生は,やりたいことを探す力さえも生育環境に左右されている。この点を,現行のキャリア教育は見落としている可能性がある。
著者
板垣 竜太 Ryuta Itagaki
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.142, pp.159-180, 2022-09-30

本資料は,2021年8月30日に起きたウトロ放火事件の公判(京都地方裁判所)に際して担当検事に提出した意見書である。本件は国内外で一般にヘイトクライムと総称されるものに他ならず,したがってそうした一貫した視点から裁かれるべきものである。人種差別撤廃条約の締約国である日本の国家機関は,ヘイトクライムを人種差別的な暴力行為について加重処罰する義務がある。それは人種差別的動機にもとづくヘイトクライムの被害が通常の犯罪に比べて深刻なものだからである。意見書ではこの観点から本件の被害の深刻性,広範性,長期持続性を論証するとともに,被告人の人種差別的動機を錯誤相関や脅迫的効果の意図といった側面から実証した。
著者
徐 園 En Jyo
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.89, pp.111-137, 2009-10-10

本稿では、戦前・戦中における東京の主要新聞に連載された子ども漫画を対象に、その表現形式の変遷について考察した。新聞子ども漫画は、明治末期に、伝統的な絵物語の形式で週に一回連載されていた。児童文化の発展と西洋文化の輸入のなかで、大正後期から吹き出しを用いて、毎日連載する4コマ漫画が急増し、昭和十年代にはこの形式が定着した。その変遷過程は、日本と西洋の漫画の形式が衝突し、また融合する過程である。
著者
河崎 吉紀 Yoshinori Kawasaki
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.142, pp.39-67, 2022-09-30

本稿は20世紀初頭,アメリカで学位を取り,1910年代,20年代に衆議院で活躍したジャーナリストである関和知を例に,排日問題に取り組む政治家の活動,思想を明らかにするものである。学資の不足から留学先で働くことを余儀なくされ,彼はアメリカ社会のさまざまな階層を間近に見た。帰国後は『万朝報』『東京毎日新聞』で記者を勤め,1909年に衆議院議員となった。排日土地法案に対抗して中野武営らと相談会を催し,第18 回列国議会同盟会議では,アメリカの代議士たちと日米部会を結成するなど,具体的な政治活動を展開した。日米両国民の感情の行き違いに焦点を合わせ,互いの理解を深めることが最善であると訴えた。
著者
伊藤 高史 Takashi Ito
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.142, pp.69-89, 2022-09-30

本稿では,メタルダンスユニットBABYMETALが,欧米で最も成功した日本発の大衆音楽アーティストとしての地位を確立していく過程を,社会システム論およびメディア論の観点から分析する。誰もがインターネットやスマートフォンを利用して不特定多数の人々に情報発信をできる今日の社会は,マス・コミュニケーションが全面化した時代である。BABYMETALが欧米で成功し,大衆的認知を得るにあたっては,テレビや新聞,雑誌などの「旧マスメディア組織」だけでなく,ファンが独自に撮影して動画サイトに投稿したライブ映像が大きな役割を果たした。ルーマンが社会システム論において使用した,社会システムの作動を制御する「プログラム」という概念を使って説明するならば,マス・コミュニケーションが旧マスメディア組織の独占ではなくなった今日においては,他者との感動の共有や承認に対する欲求に基づいたプログラムによって制御される消費システムの作動が,BABYMETALの成功の一因となったのである。BABYMETALの成功過程の分析から,「マス・コミュニケーションの全面化」によって特徴づけられる現代社会における,文化産業の創造性の条件の一端が明らかになる。
著者
河崎 吉紀 Yoshinori Kawasaki
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.139, pp.1-21, 2021-12-31

第一次世界大戦後の対応を迫られるなか,野党として,憲政会の幹事長はいかなる政治活動を展開したのか。本稿は1919年から1920年にかけて,その任に就いた関和知の政治演説を分析する。パリ講和会議での交渉失敗を批判し,呂運亨と政府の関係を問題視するなど,その内容はもっぱら外交面に偏りをもつ。また,議会における首相・原敬との対決はマスメディアに大きく報道され,世間へのアピールという点で野党幹事長としての役割を果たした。他方,普通選挙を前面に押し出すのが遅れ,また,「独立の生計」を営む者という条件をつけたことにより憲政会の足並みは乱れていた。このため,彼の政治演説は内政批判において精彩を欠き,ことさら外交における失政を追及するといういびつなものとなった。
著者
河崎 吉紀 Yoshinori Kawasaki
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.141, pp.1-30, 2022-05-31

本稿は,1921年から1923年における憲政会の政治活動を,総務である関和知を例に,メディア・パフォーマンスの観点から捉えることを目的とする。与党である政友会を不名誉な多数と批判して衆議院を騒然とさせた関和知は,加藤友三郎内閣に対し,日支郵便約定で政府の過失を疑い,軍艦天城建造の不正を追及,内閣不信任案を提出して「弾劾演説家」と報じられるようになった。メディアを通して政党のプレゼンスを大衆に確保することは,普通選挙を目前に控えたパフォーマンスとして冷静な戦術であるように見える。なぜなら,臨時法制審議会では派手な演説ではなく,理性的な討論が行われ,普通選挙法案の実質が検討されるからである。
著者
竹内 幸絵 Yukie Takeuchi
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.140, pp.55-78, 2022-03-31

本稿の目的は,黎明期の「フィルムによる広告」の実態を明らかにし,それへの当時の社会認識とその後の広告への接合について考証することにある。最初の広告の「上映」は明治24(1891)年の「廣告幻燈会」だった。その後明治42(1909)年に特設会場での無料イベントにおいて初めて「動く広告」が上映された。この際の広告は戦後のPR広告と近い性質を持っていた。観客に広告を広告として視聴する態度がまだ十分に育っていなかったため,上質な演目に広告を埋め込む「広告映画番組」であることが求められたからである。一方映画館においては昭和初期に,番組内で商品を扱う「タイアップ広告」映画が上映されたが長くは続かなかった。業界関係者の「動く広告」への期待は大きく活発に議論がされ,昭和初期には実験的な短編広告動画も制作された。特設会場での「広告映画番組」の上映は昭和初期まで長期間継続した。これは昭和14(1939)年に施行された映画法が定めた「文化映画」という新たな属性に「広告映画番組」がニュース映画などと一体的に包摂されていく土壌となった。
著者
伊藤 高史 Takashi Ito
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.140, pp.1-21, 2022-03-31

本稿では,メディア論としての社会システム論という観点から,スター歌手として大衆的認知を獲得した森高千里が,「人形」や「アンドロイド」などといった非人間的な存在感を示す言葉で表現されたことの社会的意味を考察する。このことを通じて,大衆文化が持つ創造性とそれを生み出すメカニズムを明らかにすることが本稿の目的である。森高はメディアを通じて表象された「複製」こそが消費システムにとっては「オリジナル」として体験され,実際の森高は「複製の再認」であるという倒錯した状況を観察し,そのことを表現するパフォーマンスを行った。「人形」や「アンドロイド」といった表現が示唆するのはメディア的表象の中にあっても森高は独特の質感を持った存在として,「メディア的身体性」と呼び得るものを獲得していたことである。消費システムは文化産業システムと創作システムの作動の中に,消費システムがいかにして観察されているのかを観察し,そのことによって森高のパフォーマンスに「リアルなもの」としての意味を見出した。森高がメディア的身体性を獲得したことの分析を通じて,大衆文化における創造性は,様々な社会システムが複合的,重層的に連鎖し,相互に観察し合うことを通じて生み出されていることが明らかになる。
著者
浅野 健一 李 其珍 森 類臣 アサノ ケンイチ Asano Kenichi Lee Kijin Mori Tomoomi
出版者
同志社大学人文学会
雑誌
評論・社会科学 (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.74, pp.1-108, 2004-12

"OhmyNews" is an independent Internet newspaper in the Republic of Korea, and as such it wields great influence now. It is reportedly the largest Internet newspaper in the world. Five years ago, OhmyNews was published by four professional reporters and 727 "citizen reporters. "The number of OhmyNews citizen reporters has grown to more than 35,000 today. Mr. Oh Yeon-Ho, founder and chief representative of OhmyNews, gave a lecture at Doshisha University on 15 September 2004. We could hold a subject of inquiry on alternative media from Mr. Oh's lecture and could interview him. We found that, in fact, the success of OhmyNews is a remarkable accident in the world of journalism. So much so that many big media outlets in the world, such as the New York Times, Washington Post, CNN and BBC have covered Mr. Oh's experimental challenge and his success with OhmyNews. We consider one of the big achievements of OhmyNews to be the abolition of the closed system of press clubs in Korea known (in Japanese) as Kisha Clubs. We thus refer to Internet newspapers in the Republic of Korea (especially OhmyNews) and Kisha Clubs in this article. As to why "OhmyNews" succeeded, we can point to several reasons. The most important reason, however, is the existence of the "prepared citizen" in the Republic of Korea. In the Republic of Korea, through a long fight for democratization, people have come to not believe in the traditional corporate media. The corporate media is identified in the public mind as standing by the "powers that be" and not reporting the truth. Consequently, people in Korea have held high expectations for the appearance of alternative news media. Many people harbor a strong will to change their society, and they can do so by supporting OhmyNews and participating in it as "citizen reporters." OhmyNews operates on the basis of several important concepts, the most important being : "Every citizen is a reporter." Mr. Oh explained that "This concept is the most characteristic" of OhmyNews. The traditional corporate media represents journalism of the 20th century. It is a one-way stream in which professional reporters write articles and the reader only reads it. But OhmyNews is breaking that cycle of 20th century journalism. OhmyNews has made journalism a two-way stream in which the reporter is reader, and the reader is reporter. The system of Kisha Clubs is a unique system in Japan and the Republic of Korea. It is an exclusive and conservative system which excludes non-member reporters. Mr. Oh of OhmyNews had successfully sued for abolition of the Kisha Clubs in Korea, and following that, President Roh Moo-Hyon abolished the Kisha Clubs of the country's central administrative offices. This dismantling of Kisha Clubs is rapidly advancing in the Republic of Korea. Yet in Japan it is not advancing at all, rightly inviting criticism of Japan's press system. But that does not appear to faze Japanese reporters of the corporate media and some Japanese scholars, who insist that Kisha Clubs are the most proper system for Japan. By contrast, abolishing the Kisha Clubs in Korea is the result of strenuous efforts by alternative media such as OhmyNews and a large number of supporters. All of which begs the questions : What benefits do we receive from the Japanese press club system? And what needs to be done to eliminate this outdated, injurious system? We dare to envision the kind of journalism in which people take part -as with OhmyNews- and at the same time, we aim to solve the many problems of journalism in Japan, above all permanently dissolving the Kisha Club system.
著者
鯵坂 学 徳田 剛 中村 圭 加藤 泰子 田中 志敬 Manabu Ajisaka Tsuyoshi Tokuda Kei Nakamura Yasuko Kato Yukitaka Tanaka
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.91, pp.1-87, 2010-05-31

日本の大都市では2000年を画期として都心回帰がみられる。その原因は、不況によりオフィス需要が減少し、大型マンションが建てられ、新住民の居住が促進されたためである。大阪市特有の地域住民組織「地域振興会」へのインタビューを通して、大阪市における新住民と旧住民との関係について調査した。その結果から、新住民のそれへの参加は少なく、旧住民中心の振興町会側も対応に苦慮し、新旧住民間の交流やコミュニティの形成が課題となっていることが判明した。
著者
岩月 真也 Shinya Iwatsuki
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.104, pp.89-108, 2013-03-20

本稿では,日教組対策として勤務評定を推し進めた勤評実施側から見た愛媛勤評闘争を描き,日教組対策としての勤務評定の意味を検討した。勤評実施側は教組側からの激しい抵抗に遭いながらも,自民党,県教委,地教委,PTA,県民等との連携を図りながら勤務実施を展開した。しかし,日教組対策としての勤務評定であったために,勤評実施側にとっては現場教師が死角となった。それゆえ,現場教師からの正当性が不足した勤務評定は形骸化せざるを得なかった。
著者
板垣 竜太 Ryuta Itagaki
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Social science review (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.134, pp.141-177, 2020-09

本資料は,京都大学が保管する琉球民族遺骨の返還を求める集団訴訟で,京都地裁に提出した意見書である。本意見書は,まず人骨研究を中心とする近代人類学の系譜を整理したうえで,京都大国大学の人類学者が統計学的な手法を駆使しながら集団的に人骨研究を進めたことを明らかにした。そのうえで京都帝大の人類学者による琉球遺骨の収集には,解剖学教室の金関丈夫によるもの(1929年)と病理学教室(清野謙次人類学研究室)の三宅宗悦によるもの(1933年)の2系統があり,前者は台北帝国大学に移管され,後者が京都帝大に残されたことを論証した。最後に,人骨収集の態度において,本州・四国・九州における慎重さと,南島における手軽さが対照的であったことを示し,植民地状況においては「純粋」な科学的研究に対する法的・倫理的な歯止めが働かなくなったという意味で,それを「植民地主義的ダブルスタンダード」と呼んだ。資料(Material)