著者
石松 健男
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.49-56, 1968-01-30 (Released:2010-03-11)
著者
徳弘 一路 橋本 清
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.221-231, 1990-10-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
28

楽曲情報と情動値との関係を求めるために音楽の確率システム表現を考察した. まず, 区分的定常確率過程が連なって非定常過程となっている楽曲の階層的旋律モデルをつくり, 対数尤度比関数の傾きとDPマッチング法を用いてセグメンテーションを行った. 次に, 区分定常過程の旋律に対してARモデルを適用して得られた特徴量と, その楽曲の心理試聴実験により得られた情動値との関係を, 正準相関分析法を用いて求めた. AICを用いた最適モデル次数は, 4分音符単位で7個であり, 音楽合成の研究結果とほぼ一致した. また, 旋律と音程過程に対しスペクトル分析を行い, 情動値との関係を求めた結果,“安らぎ”と2分音符が深い関係にあることなどがわかった.
著者
宇野 宏 平松 金雄
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.219-227, 1999-08-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

前方障害物に対するドライバの操舵回避の限界を明らかにするため, ドライビングシミュレータ上に障害物が突然出現する状況を設定し, 回避操作の内容と回避の成否を調査した. その結果, 余裕時間3.0秒以上であれば25名のドライバ全員が回避に成功できるのに対し, 余裕時間1.2秒以下では回避に成功できる者はないことがわかった. 障害物出現を予測している場合には, 余裕時間が短くなるにつれて操舵反応時間の短縮と操舵角速度の増大が観察され, ドライバの反応時間の最小値は約0.3秒, 操舵角速度の最大値は約500°/sと推定された. ただし, 障害物を予測していない場合にはこれらの特性が低下し, 結果として回避成功率が低下することが示された.
著者
眞竹 昭宏 佐藤 広徳 三浦 朗 佐藤 陽彦 福場 良之
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.16-21, 2003-02-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
29
被引用文献数
6 5

咬合力の低下は顎顔面領域の成長を抑制し, その顎顔面領域の疾病のみならず, 全身の身体健康や機能障害を招く一因となっていることが憂慮されている. そこで本研究では, 咬合力を発揮する咀嚼筋の中で最も形態的に大きく, 強大な力を発揮するといわれる咬筋に着目し, 超音波法を用いた左右咬筋の弛緩時および緊張時における横断面積と, ストレインゲージによる一歯間の咬合力測定を行い, 咬筋の筋横断面と咬合力との関係について検討した. 咬筋が咬合力を発揮する緊張時の形態的変化として, 筋厚, 筋横断面積が増加し, 筋幅が減少するといった特徴がみられた. また, 最大咬合力は右側で683.7±204.9N (CV=0.299), 左側で693.6±208.7N (CV=0.300) であり, 有意な左右差はみられなかったものの, 左右ともにその標準偏差および変動係数から, 個人差の大きいことがうかがえた. さらに, 咬合力と左右全ての咬筋形態計測値との間で有意な正の相関がみられ, 咬合力の発現には咬筋形態の大きさが影響していることが示された.
著者
増山 英太郎
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.417-421, 1988-12-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
2
著者
溝口 文雄
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.10-12, 1973-02-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
4
被引用文献数
1
著者
倉片 憲治 久場 康良 口ノ町 康夫 松下 一馬
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.215-222, 1998-08-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
17
被引用文献数
5 3

高齢者の聴覚特性に適合した報知音を検討するために, 現在市販されている家電製品の報知音の測定を行った. その結果, 以下の3点が問題として明らかとなった: (1) 4000Hz付近の高い周波数の音が多用されている. これらの音は聴力の低下した高齢者にとって聞き取りにくいものであり, より低い周波数の音の使用が望まれる. ただし, 家庭内で生じる環境音は低域の成分が相対的に強いため, 報知音の周波数を下げることによって, それらの音にマスクされて聞き取りにくくならないよう注意する必要がある. (2) 非常に小さな音を用いた製品がある. 高齢者の聴力に合わせた, 適切な音量設定が必要と考えられる. (3) 互いに似通った音色や鳴らし方のパターンが多いため, どの製品の音が鳴ったのかが区別しにくい. そのために混乱をきたす可能性があると考えられる.
著者
樋口 健治
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.229-235, 1980-10-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
8