著者
有路 由利恵
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.177-178, 2012

女性シンガーソングライターNalのミュージックビデオ「F(フォルテ)」
著者
依田 直也 兼松 祥央 茂木 龍太 三上 浩司 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.14 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.111-114, 2015-03-07 (Released:2017-09-22)

ツンデレと呼ばれるキャラクターは、容姿だけではなく会話やしぐさ,ストーリーの展開といったさまざまな要素を介して表現される特徴をもつ。本研究はツンデレキャラクターのデザイン支援のためのディジタルスクラップブック構築を目的とする。このため既存のツンデレキャラクターを収集し、そのキャラクターの要素を分析した。そしてツンデレキャラクターが持つさまざまな要素をまとめたライブラリをもつ、ディジタルスクラップブックを開発した。
著者
矢川 健吾 河野 修二 高宮 大 檜山 茂雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.61-63, 2009

授業で製作された短編映画『クラブ・ルシア』(16ミリカラーフィルム・光学録音・25分)におけるDI処理(digital intermediate process)について。銀座のクラブに勤める三人の女は、それぞれが過去と未来、そして現在に何らかのはっきりとした光と闇を抱えている。特異な存在である彼女らだが、そこには誰もが共有する普遍的なテーマが垣間見える。この映画では彼女らの移り変わる心情と、セットや情景などがリンクするよう表現した。D.I.処理を施したことでそれらの表現の幅を広げた。
著者
佐々木 常夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, 2000

今、スタジオ設備の更新・新設が、4つのスタジオで同時に進行している。内1スタジオは定期更新であるが、このように多くのスタジオを同時に新設するのは、我々の部署においては稀有なことである。BS放送開始を目前にし、番組供給量の増大を図るとともに、映像のマルチフォーマット対応、地上波とのサイマル放送対応なども考慮している。これらの概要を報告する。
著者
海老原 一之 楜沢 順 岩澤 昭一郎 大谷 淳
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 21.6 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.61-67, 1997-02-03 (Released:2017-06-23)

本報告では, 誰もが歌舞伎役者に変身可能な「バーチャル歌舞伎システム」について述べる.本システムは, 仮想空間に3次元歌舞伎役者モデルをコンピュータグラフィックにより作成し, 演技者の全身の動きと表情を実時間で非接触な形式で検出し, 歌舞伎役者の動きとして再現するものであり, 誰もが歌舞伎役者に変身が可能である.さらに, このシステムは3次元モデルを変更することにより, 任意のキャラクタに変身することが可能であり, 自分を任意に変身させてコミュニケーションを行えるだけでなく, インターラクテイブな映画作成等に使用できる見通しを得た.
著者
伊藤 剛 馬場 雅裕 奥村 治彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-6, 2002
参考文献数
3
被引用文献数
2

LCDの中間調応答を高精度に再現できる動画像シミュレータを開発した。本シミュレータは50Hzから540Hzのリフレッシュレートに対応可能な高速CRTと大量の画像データを高速且つフレキシブルに出力可能なフレームメモリを備えている。よって、LCDのように1/60秒間は同じ画像を表示し続けるホールド型表示をインパルス型表示である高速CRT(リフレッシュレート480Hz)で再現できる。今回はLCDの中間調応答に着目し、各中間調での応答特性を測定後、その実測データに基づいて1/480秒毎の画像を作成した。これにより、応答特性を指数近似した場合には見られなかった画質劣化までも正確に再現できるようになった。
著者
中川 孝之 光山 和彦 鵜澤 史貴 神原 浩平 池田 哲臣
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.9-12, 2010
参考文献数
4
被引用文献数
2

筆者らは、ロードレース中継等の映像素材伝送で用いる800MHz帯FPUシステムの伝送容量増加や高信頼化をめざして、MIMO-OFDMの研究開発を行っている。これまで、MIMO-OFDMの中でも時間と空間のダイバーシティを利用する時空間トレリス符号(STTC)に着目し、16QAMで64状態のSTTCを提案して、ロードレースを模擬した伝搬環境で2送信2受信の時空間トレリス符号の伝送シミュレーションや基礎実験を行ってきた。本稿では、昨年暮れに広島駅伝コースで伝送実験を行い、MIMO伝搬チャネルの解析と提案する2×2 STTC-MIMO-OFDMの伝送特性を評価し、あわせて試作装置の性能確認を行った結果について報告する。
著者
菅原 淳 森 健一 雨宮 功 小林 等 村上 照夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 25.5 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.127-132, 2001-01-30 (Released:2017-06-23)

反射(非発光)型ディスプレイは、低消費電力で目にやさしく、近年その研究開発が活発化している。理想の反射型ディスプレイの画質は、カラー印刷された上質紙レベルと言われている。しかし、従来から存在するディスプレイ方式でそれを実現するのは技術的に難しいと考える。本発表では、新規な方式・構造により、紙の白さとカラー表示を実現する可動フィルムディスプレイ(AFD:Actuated Film Display)について説明する。これは白色フィルムの上で、微小な黒色フィルムまたは、シアン・マゼンタ・イエローの色フィルムを静電力によって機械的に出し入れする方式であり、原理的に印刷物に迫る画質が期待できる。
著者
若原 俊彦 松本 充司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.17-22, 1999
参考文献数
6

近年、パソコン(PC)やコンピュータ周辺機器の高性能化・大容量化および経済化が進み、インターネットの普及とあいまってデータだけでなく音声、静止画や動画を含んだマルチメディアによるコミュニケーションが主流となりつつある.従来の通信サービスでは、単機能型の専用端末が用いられてきたが、最近はパソコンを利用してネットワークにアクセスし、各種アプリケーションソフトを利用してコミュニケーションが行われるため、相互接続の問題などが生ずる.本論文では, 最近の通信サービスの利用形態の変化を踏まえ、マルチメディア通信サービスのインタオペラビリティを確保するための問題点およびその解決法について述べる.具体的には、F.700のマルチメディアサービス参照モデルを用いてサービス分析を行い、コミュニケーションタスク、メディアコンポーネントの整合性をはかり相手端末とネゴシエーションする方法を示した.
著者
宮坂 裕司 市川 健一郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.29-32, 2016

近年、SHV(Super High Vision)の導入が映画やITの分野で急速に進んでいる。現行放送のHDと差異化を図るためのテクノロジーとしてHigh Resolution、High Frame Rate、High Dynamic Rangeが挙げられるが、中でもHDRは最もSHVの優位性を示す事が出来る技術として注目されている。ハイエンドのポスプロ設備ではいち早くHDRに対応したため、4K, 8Kコンテンツ制作を通して検証した内容を紹介する。
著者
源 宣嗣 三橋 龍一 鈴木 勝裕 佐々木 一正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.161-165, 2002
参考文献数
5

北海道のような積雪寒冷地の高速道路では、降雪や吹雪のため視界が悪化し、玉突き事故が多発している.このような気象条件下では、視界不良と共に路面の側路線や中央線の白線が積雪により区別ができなくなるため運転者がそれらを見失うことが一因である.そこで、路車間通信と車線維持制御をサポートするシステムを提案している.路車間通信は渋滞情報や事故・気象に起因する規制情報などを提供するために有用である.本報では、電波の発信源方向推定に基く位置センシングにより車線維持が有効と考え、それを実現するための技術を開発する目的でアレーアンテナを模擬したネットワークアナライザを用いた基礎実験結果について報告する.
著者
北野 拓磨 福井 幸男 三谷 純 金森 由博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.41-44, 2014

風船を用いて造成物をつくる行為のことをバルーンアートといい,特に,ツイストバルーンと呼ばれる細長いゴム風船をひねるなどして造成物をつくる行為を,バルーンモデリングという.本研究では,バルーンをふくらませるときの過渡的現象に焦点をあて,その物理的挙動を,非線形特性をもつばね質点モデルを用いて近似的にシミュレーションする手法を提案する.バルーンのゴム膜の弾性表現を,張力に対しては,非線形特性を持つ直線上のばねモデル,曲げモーメントに対しては,線形なばねを導入し,内部の空気を,粒子法を用いて表現し,ゴム膜と空気粒子の自己干渉,及び相互干渉を考慮する.弾性率の変化の度合いをモデル化するため,実物のバルーンにかかる力を計測し,バルーンの弾性係数のヒステリシス特性を推定する.推定した弾性係数をばねモデルに適用し,逐次的に膨らんでいくバルーンの挙動をCG表示して本モデル化の有効性を確認した.
著者
牧野内 まゆ 永江 孝規 恩田 憲一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.73-74, 2003

画面の中に自己の映像を投影し,その手の動きによって映像の操作を行う作品.現実世界にいる自分がヤモリ,或いはロッククライマーの様に手を動かす事と連動して,仮想世界の中に投影された自らの分身が画像上を相対的によじ登り移動するイメージが生成される.直感的な動作による背景イメージのスクロール制御は身体的動作を視覚的にフィードバックし,また,カメラから入力される自分自身の像は自己投影による主観性の導入を意図しており,それらの融合により身体性のある仮想体験を実現した.システムヘの入力部となる手の動きに関しては,カメラからの入力画像を動画像処理する事により検出を行った.
著者
片山 晴善 酒井 理人 加藤 恵理 中島 康裕 木村 俊義 中右 浩二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.5 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.19-26, 2015-01-26 (Released:2017-09-22)

我々は、非冷却赤外検出器を応用した宇宙用赤外イメージャーの実証センサとして地球観測用小型赤外カメラ(Compact Infrared Camera: CIRC)を開発してきた。CIRCの主要目的は,東南アジア諸国やシベリアなどで頻発する森林火災の検知、火山観測、都市部のヒートアイランド現象の把握である。本稿では平成26年5月24日に打ち上げられた「だいち2号」に搭載のCIRCについてその概要と地上試験、および軌道上の性能評価結果等を紹介する。
著者
笠井 昇
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映情学技報 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, 2014

本作品はAfter Effectsのみを使用しているショートアニメーションです。人が作品を制作する際の苦悩を表現している。
著者
山内 正仁 山崎 順一 渡辺 敏英 三橋 政次 安藤 孝 横田 明俊 久保山 智司 油谷 崇志 鈴木 崇弘 岩田 佳之 村上 健
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 25.75 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.27-32, 2001-11-16 (Released:2017-06-23)
参考文献数
10

これまでに、ハイビジョンカメラを宇宙で使用した場合、CCD上に白傷が多数発生することが確認され、映像劣化の観点から、映像素材や科学的データの取得に際して障害となることが報告されている。本報告では、CCDの耐放射線特性を調べる目的で、ハイビジョン用のCCDに対して地上照射実験を実施したので、その結果を報告する。
著者
藤原 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-7, 1997
参考文献数
2

画像圧縮技術の研究は, 1950年代に始まり, アナログ帯域圧縮から, 今日のディジタル情報圧縮の研究へと発展した.特に, 1970年代のDCTと動き補償の発明が1980年代から1990年代前半にかけての国際標準化の基盤を作った.この画像のディジタル情報圧縮は.今日, ISDN用のテレビ会議, インターネット上の簡易テレビ電話や簡易放送などの通信メディア, そしてビデオやCDやDVDなどの蓄積メディアから, ディジタル衛星放送など放送メディアへと用途が拡がりつつある.現在の課題は, コンピュータとテレビジョンの仕様統一を如何に行うかにかかっているといえる.本報告では, これら一連の技術動向について報告する.
著者
平田 和貴 山田 順一 新上 和正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 22.64 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.31-38, 1998-11-20 (Released:2017-06-23)

JPEGベースライン・システムによる画像符号化を行う場合、より圧縮率が高く、かつより画像品質の良い量子化テーブルを採用することが望まれる。高次元アルゴリズムは多数の制御変数を同時に最適化できる最適化手法であり、これをJPEG量子化テーブルの最適化に用いた。高次元アルゴリズムによって国際標準例示の量子化テーブルに比較して、より圧縮率が高く、画像品質が改善された量子化テーブルを得ることができたので報告する。
著者
石田 敦也 神谷 直希 村上 和人
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 メディア工学 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.33-36, 2016 (Released:2019-08-15)
参考文献数
6

脈拍や血圧などの日々の健康状態の計測は,人に意識させない非接触かつ非侵襲であることが好ましい.非接触かつ非侵襲な脈拍の計測手法の一つとして,サーモビジョンカメラを用いた脈拍計測手法が期待されている.本稿では,脈拍計測の自動化を目的とし,脈拍計測に用いられる橈骨動脈の位置を,前腕表面の温度分布特徴を用いて自動検出する手法を提案する.触知により求めた橈骨動脈の位置を正解として評価した結果,14人中9人の橈骨動脈の位置の自動検出に成功した.