著者
中西 正和 田中 詠子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1014-1019, 1994-11-15
被引用文献数
5
著者
湯浅 太一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1006-1013, 1994-11-15
被引用文献数
11
著者
上山 真生 水頭一壽 山崎 信行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.32, pp.203-208, 2008-03-28

本論文では,ロボット制御に必要なリアルタイム性をOSが保証するための時間管理機構を提案する.まず,周期タスクのデッドラインがデッドラインをミスしないことを保証するために,周期タスク生成時にアドミッションコントロールを行う.従来のリアルタイムOSでは,実行タイミングの予測性が高い静的優先度アルゴリズムが採用されてきたが,理論的に任意のタスクセットについてデッドラインを保証可能な資源利用率が低く,アドミッションコントロールとは相性が悪かった.しかしながら,本リアルタイムOSでは,モータ制御のように実行タイミングジッタを許容しないタスクの実行を,タイマ割込みサービスルーチンに任せる.ジッタを許容しないタスクを周期タスクのスケジューリングから分離したことにより,周期タスクのスケジューリングの際にジッタを考慮しなくてすむため,実行タイミングの予測性は低いが,理論的に保証可能な資源利用率の高い動的優先度アルゴリズムを採用することが可能となる.この時間管理機構により,リアルタイム性を保証しつつ,計算資源を有効に使うことが可能となる.This paper describes the time management functions of a real-time operating system (RTOS) for sophisticated robot control. A robot motion control consists of hard deadline tasks. Therefore, our RTOS has an admission control function which is called at task creation to ensure meeting these deadlines of all periodic tasks. Our RTOS supports Earliest Deadline First (EDF) scheduling algorithm, due to segregate timing critical tasks from periodic task scheduling by using timer interrupt service routine.
著者
宮下 健輔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.68, pp.57-64, 2004-07-03
被引用文献数
1

筆者の所属する京都女子大学現代社会学部では,学生は入学すると同時にノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートPC)の 所持を義務づけられる.しかし1年次にはノートPCを積極的に利用する授業科目が開講されておらず,大部分の学生がノートPCをほとんど大学には持って来ず,また自宅でもあまり利用せずに1年間を過ごしてしまう.筆者は昨年度後期において,1年次配当の科目を担当することになり,そこで受講生に毎日ノートPCを大学へ持参するよう指示した.そして約半年間にわたってノートPCの利用状況(利用時間や利用目的)を調査した.調査は記名式のアンケート形式で行なわれた.本稿はその調査について結果を報告するとともに,調査結果について分析・考察を行なうものである.The newly registerd students of the faculty to which the author belongs are required to possess a notebook PC. But any class which utilizes notebook PC positively is opened in 1st grade, so most of the students do not bring a notebook PC to the university and utilize it rarely at home for the 1st school year. The author had an opportunity to take charge of the subject at 2nd semester of 1st grade. He instructed the participants to carry a notebook PC to the university everyday. And he investigated the utilization status of notebook PC (how long and to what to utilize it) over approximately half year. The investigation was a questionnaire survey with open ballots. The author analyzed and considered the results of the investigation and this paper reports the findings from it.
著者
中道真一 田辺浩介 原田隆史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.105, pp.53-64, 2008-10-30

近年の Web 技術の進歩などを受けて,図書館システムについても新た態機能の追加などが検討されてきている。本研究は,オープンソース図書館システムをベースとして, Web 2.0 的な機能などいくつかの新しいサービスのうち,どのような機能を中心に実装するのが良いかについての検討を行ったものである。候補となる機能の候補を対象としてインタビュー調査とケプナー・トリゴー法の決定分析プロセスをもとにした手法で意見の集約を行った。また,その結果をうけて FRBR の採用,集合知の利用などの新しい仕組みを取り入れたプロトタイプシステムを作成して評価した。With the development of network and web technologies, new functions for library systems have been discussed. In this paper, we surveyed and examined functions to be implemented among new functions related to Web2. 0 open-source library system. Based on the systematic examination, evaluation of user studies, the results of the interview and the decision making process of Kepner-Tregoe Program, we have developed a prototype system which includes new features like FRBR and collective intelligence.
著者
瀧田 佐登子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.47, no.10, pp.1170-1172, 2006-10-15

今日,世界に6 000万人以上のユーザを抱え,最も成功を収めているオープンソースのWebブラウザ「Mozilla Firefox」.そのルーツを辿ると様々なことが見えてくる.本稿では,インターネットの普及を加速させたWebブラウザの歴史と,それを背景としたMozilla Japanの今後の取り組みについて解説する.
著者
佐藤進也 福田 健介 菅原 俊治 栗原 聡
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.48, no.14, pp.69-81, 2007-09-15
被引用文献数
1 6

文書に現れる語をノードとし,出現位置が近接しているものどうしをリンクで結び付けることにより得られる共起ネットワークでは,意味的関連性を有する語どうしがクラスタ構造と呼ばれる稠密な相互のつながりを形成している.本論文では,時間経過にともない文書が生成されていく,いわゆる文書ストリームから共起ネットワークを構成し,そこでクラスタ構造が生成される様子を調べた.その結果,共起ネットワークを(相対的に)古い語彙からなる部分と新しい語彙からなる部分に分けたとき,後者において,クラスタの出現という構造上の変化が,実社会の出来事などに起因する語の出現頻度の増大(バースト)に関連していることが明らかになった.In word co-occurrence networks, where two words appearing close to each other in documents are connected by a link, a group of relevant words forms a densely connected subnetwork called a cluster. In this paper, we analyze the process of emergence of the structure in co-occurrence networks generated from document streams. The analysis reveals that, if we restrict our scope to the subnetwork mostly consisting of (relatively) new words, we can associate emergence of the structure with the increase of word occurrence rate (bursts) that arises from real world events.
著者
王 慧 西本 一志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.28, pp.145-152, 2009-03-06

本研究では,グループでの議論において参加者それぞれが持つ多様な視点からの意見を引き出すことを促進するため,オンラインコミュニケーションメディアが本質的に有する匿名性をより効果的に活用する,非対面同期型議論システムについて検討する.問題の正確な把握や,新たな問題点を見つけたり新たなアイデアや知識を生み出したりするためには,参加者それぞれが持つ様々な視点からの意見表出を促すことが非常に重要である.しかしながら,一般の会議では,発言の論理性と一貫性の維持や,グループ内の社会的な関係の制約により,各参加者が有する様々な視点からの意見を自由に表出できるようにすることは困難である.そこで本研究では,オンライン空間の中で,参加者各自が複数の人格を駆使して議論に参加することを可能とする 「任意ハンドルネーム発言機能」 と,他の参加者に特定の視点での発言を強制する 「視点押付機能」 を有する "Cosplay Chat" を構築した.Cosplay Chat を使用して,各参加者が有する様々な視点からの意見を引き出すことが可能となるか評価実験を行った.Cosplay Chat を含む 4 つのチャットシステムを用いて,20 名の被験者を 4 つのグループにわけ,比較実験を実施した.比較実験の結果,Cosplay Chat によって多様な視点からの意見を引き出せることがわかった.In this paper, we propose an online discussion system for encouraging participants of a discussion to express their opinions from diverse perspectives and evaluate its efficiency. It is very important to encourage the participants to express diverse opinions for accurately grasping situations of problems, finding overlooked problems and creating novel pieces of knowledge. However, in the usual meetings, it could not be achieved that the participants freely express opinions from diverse viewpoints in their minds because of the requirement to maintain logical consistency of their statements and constraints of the social relationships in the group. To solve this problem, we propose a new online discussion system named "Cosplay Chat." This system provides two functions: a "talking-as-any-other-personality function" and a "forcing-another-personality-against-someone function." We conducted experiments with subjects using four different chat systems including Cosplay Chat to evaluate whether they can more freely express opinions from diverse viewpoints with using Cosplay Chat. as a result, we confirmed that this system works as expected and opinions from diverse viewpoints could be obtained.
著者
新地 辰朗 西村 治彦 北添徹郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.1592-1600, 2001-06-15
被引用文献数
5

鳥,魚,バクテリアなどにみられるように,動物の群行動には全体の動きを統率する特別な個体が存在しなくても,全体に自律的な挙動が創発されるものがある.本研究では,生態観測結果に基づく魚の行動モデルに従う魚群行動をコンピュータ上に再現し,そこでの広い範囲に及ぶ群行動の特徴を分析する.各尾の位置座標を成分とする時系列データに対してフラクタル解析を適用した結果,軌跡の粗視化パターンの形状比較から視覚的にとらえられる挙動性質をフラクタル次元として定量的に評価することができた.このことは,実際の観測実験においても長時間にわたる観測データが必要であり,その全体の評価を通して動物行動の理解が進むことを示唆している.Some of animals such as birds, fish, bacteria and so on show aggregate movements.These animals' behaviors are autonomous and they will be emerged in spite of the absence of a consistent leader for the entire system. In this study, we simulate fish school movements based on the observation data of real fish movements and try to analyze the characteristics of the autonomous behaviors. With the fractal analyses to the time series of the fish school coordinates, we could quantitatively evaluate the complexity, shown in the visual comparison of trail patterns, as the fractal dimensions. This study suggests the necessity of analyses with the long time observation data to understand further real animals' movements.
著者
吉村 賢治 武内 美津乃 津田 健蔵 首藤公昭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.294-301, 1989-03-15
被引用文献数
24

実用的な日本語文解析システムにおいて 入力文中に存在する未登録語の位置や文法情報等の推定は不可欠な処理である.日本語文の解析手順は 形態素解析 構文解析 意味解析などの各解析を段階的に行うものと これらを融合的に行うものとに大きく分類できる.本論文では前者の方式を想定し,形態素解析の段階における未登録語の処理について述べる.本論文で示す形態素解析アルゴリズムは基本的に解析表を利用した横型探索のアルゴリズムであり 入力文中の一文字の漢字 平仮名や英字列 片仮名列を自立語と同等に扱うことにより未登録語の処理を可能にしている.このとき入力文の一文字ごとに自立語辞書を検索するという効率の問題やシステムにとっては正しいが本質的には誤っている膨大な数の解析が発生するという尤度評価の問題が生じる.これに対して本アルゴリズムでは 字種情報に基づいた文節末の可能性と解析の単位に対するコストの付与という二つのヒューリスティック情報を利用している.アルゴリズムの能率は入力文の文字数nに対して時間計算量 領域計算量ともにO(n)である.また このアルゴリズムにより入力文中の未登録語の90.9%を正しく処理できることを実験により確認した.
著者
外崎 由里子 大野 和彦 中島 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.82-82, 2002-03-15

PCクラスタやデュアルCPUマシンなどの普及により近い将来,研究者だけでなく一般のエンドユーザが並列環境を利用できるのが当たり前になると予想される.逐次計算機上では,Cなどの高性能なコンパイラ型言語処理系とともに,Perlなどの手軽なスクリプト言語処理系が使用されてきた.並列計算機上では前者に対してHPC++などが開発されているが,後者に相当するものの研究は進んでいない.そこで我々は,エンドユーザが容易に並列計算機資源を有効利用できる環境を実現するため,並列性を簡易に記述できるようにPerlを拡張した,並列スクリプト言語(Perl)+の設計・開発を行っている.(Perl)+では指定した計算機を並列環境に追加し,RPCにより任意のサブルーチンを実行することができる.その返り値は遅延評価されるため,ユーザは複数のサブルーチン呼び出しを容易に並列タスクとして実行できる.また,並列タスク間では通信用に擬似的なファイルストリームを開くことができ,Perlの入出力関数を使ってデータを送受信できる.これらの機能はCで実装し,PerlとCを組み合わせるためのツールであるXSを使ってPerlモジュールPerlplus.pmを構築している.このため,ユーザは本モジュールを取り込むだけで(Perl)+の機能を利用できる.本モジュールは起動時に各ホスト上にPerlプロセスを生成し,PVMによりRPCや通信を実現している.また,各プロセス上で実行スレッド/受信スレッドを生成することで,RPCの実行と並行して受信処理を行えるようにしている.The spread of PC clusters and multi-CPU machines makes multiprocessors environment available not only for the reseachers but also for the end users.On the uniprocessor machines,we can use both effcient languages such as C and simple script languages such as Perl.On the multiprocessors,the languages of the former type such as HPC++have been developed.However,the latter type is not researched enough.Thus,we designed and implemented a parallel script language named (Perl)+as an extension of Perl.(Perl)+supports parallel task generation using RPC.Since the return value of a subroutine is lazily evaluated,the subroutine is executed in parallel to its caller.In addition to the communication through input arguments and return value,a user may open quasi file streams for the communication between parallel subroutines.Through this stream,any type of Perl data may be transferred using input/output functions of Perl.We implemented these functions in C.The user-interface is built as a Perl module Perlplus.pm,using XS for the linkage of C and Perl. This module adds speci fied hosts to the PVM virtual machines and creates Perl processes.We also introduced multi-threads for concurrent execution of user 's Perl code and PVM message receiving.
著者
本庄 勝 森川 大補 西山 智 大橋 正良
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.14, pp.203-208, 2006-02-16
被引用文献数
4

本稿では 携帯端末のセンシングデバイスや環境に配備されたセンサネットワークによって認識されるライフログの取得及びそのライフログを活用するための Life-Pod システムの概要および設計の検討報告を行う. Life-Pod システムでは ユーザの日常のライフログを取得し 行動分析 自己管理 視覚化、レコメンデーション コミュニティ形成支援といったサービスを提供する. ライフログはセンシングデータから認識された情報をもとにプロファイル化され セマンティックウェブによる記述により管理される. 本稿では 本システムの要求条件に対し 必要とされるライフログ取得管理機能 ライフログ検索機能 視覚化機能 オントロジー管理編集機能 プレゼンス機能 情報支援サーバ接続機能について検討を行う.This paper presents Life-Pod system which manages user's daily lifelog recognized by sensing devices equipped with mobile terminal or sensor network on the environment. We show the concept of the Life-Pod system and discuss the design and our development. Life-Pod system produces several services based on the lifelog, lifelog analysis, self-management, lifelog visualization, service recommendation, community support, and so on. Lifelog with the profile is described in the semantic web description. In this paper, we discuss several function, lifelog acquisition, lifelog management, lifelog search, visualization, ontology management, lifelog presence, connectivity of the information support server.
著者
森下 博 天野 要 四ツ谷晶二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, pp.3337-3344, 1999-09-15

代用電荷法はラプラス方程式の高速で高精度な近似解法として知られている. しかし 調和関数を基本解の1次結合で近似するという方法の原理から ポアソン方程式には適していないと考えられてきた. 最近 この代用電荷法の利点を生かしたポアソン方程式の数値計算法が提案された. その方法は ポアソン方程式の解を特解と調和関数の和に分解し 前者を基本解で表現して数値積分し 後者を代用電荷法で近似する というものである. その有効性は数値実験的にも検証されている. しかし 同時に この方法には特解の数値積分に要する計算量が少なくないという大きな問題が指摘されていた. 特解の数値積分はポアソン方程式の解の精度を決める鍵ともなっている. 本稿では この特解の数値積分の問題に注目して 改良されたポアソン方程式の数値計算法を提案し その有効性を数値実験的に検証する. 具体的には 特解の数値積分法として (1)極座標を導入して対数ポテンシャルがら生じる特異性を取り除き (2)積分領域を境界値がなめらかな範囲で問題の領域を含む円領域に拡張し さらに (3)数値積分公式として 偏角方向には台形公式を 絶対値方向には二重指数関数型数値積分公式 (DE公式) を採用する. 数値実験の結果 実際に非常に精度の高い特解を得ることができる. 最終的なポアソン方程式の数値解の精度も大幅に向上し 計算時間も短縮される. ここで注意すべきは 積分領域の拡張によって台形公式・DE公式という積分公式の優れた特徴が十分に発揮されるということである. この方法の基本的な考え方は3次元問題にも適用可能である.The charge simulation method is known as a rapid and accurate solver for Laplace's equation, in which the solution is approximated by a linear combination of logarithmic potentials. It has been regarded as being unsuitable for Poisson's equation. However, a feasible method was recently presented for Poisson's equation making the best use of the charge simulation method. A particular solution is first obtained by numerical integration of the logarithmic formula. The problem is now reduced to Laplace's equation, which is approximated by the conventional charge simulation method. But, the method requires too much computation in the numerical integration of the particular solution, which is also a key to the accuracy of final results. In this paper, we propose an improved numerical method for solving the Dirichlet problem of Poisson's equation paying special attention to the numerical integration of the particular solution. We (1) remove the singurality caused by logarithmic potential by using the polar coordinate system, (2) extend the integral domain to a disk including the original problem domain, and (3) apply Trapezoidal formula and Double Exponential formula to the numerical integration. The combination of (1)縲鰀(3) results in high accuracy of the particular solution and the final results, and also in a reduction of the computational cost. The basic idea of the method is applicable also to three dimensional problems.
著者
大向一輝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.47, no.11, pp.1214-1221, 2006-11-15
被引用文献数
12
著者
山田 直治 李龍 高倉 弘喜 上林 弥彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.67, pp.509-514, 2002-07-18

WEB上には多種多様な情報が大量に存在するため、利用者の要求に適した情報を収集することが困難になっている。ここでは携帯端末からWEB上に存在する地域情報を収集するために、WEB情報の地域性と記述形式に着目する。既存のキーワード検索では地名の位置情報を考慮していないため、任意の地域的範囲に関する情報を収集することが困難である。また要約情報なのか詳細情報なのかといったWEBページの記述形式を考慮していないため、利用者の要求する情報の詳しさに対応することができない。記憶領域が限られ通信が不安定な携帯端末では利用者の要求する情報のみを提供する必要があるため、これらは大きな問題である。ここでは地名の位置情報を利用してWEBページが着目する地域を特定する。またHTMLタグや品詞の出現度数の特徴からWEBページを目次型、要約型、詳述型の3つのタイプに分類する。最後に利用者の特定の地域に対する興味の深さに基づき、2つの尺度を用いた携帯端末へのキャッシュアルゴリズムについて述べる。Due to the rapid increase of the amount of web pages on the Internet, it is difficult to collect information that satisfies users' queries. This paper focuses on the geographic characteristics and description types of web resources. Keyword based search does not take account of the positional information of geographic names so that it cannot collect web resources on specific region. Furthermore, because a web page is treated without considering whether it contains detailed information or summarized one, the page may not satisfy users' requirements. In this paper, a method to determine the geographic scope and level of details of web pages is developed. Geographic scope is identified with the positional information of geographic names. Level of Details classified web pages into three types, "table-of-contents type", "summary type", and "detailed description type", with HTML tags and frequency of parts of speech. The cache algorithm with these two measures for mobile computing based on users' interests is also described.
著者
原 正巳 中島 浩之 木谷強
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.299-309, 1997-02-15
被引用文献数
10

従来のキーワード抽出における単語の重要度を決定する手法は 頻度情報や位置情報など個々の単語に閉じた情報を利用していたため 高い抽出精度が得られなかった.本稿では特許明細書を対象に テキストの表層情報を利用して実用的な処理速度を維持すると同時に 特定範囲内での単語の出現の有無を単語の重要度に反映させることで キーワードを高精度で抽出する手法について述べる.まず 特許明細書に特有なフォーマット情報を利用してキーワードの抽出範囲を限定し 不要語の混入を回避した.次に 各抽出範囲ごとに出現する語のみに付与する重要度(範囲内重要度)を新規に導入し 抽出精度の向上を図った.また テキストの内容を把握できるキーワードを獲得するために 文字列の包含関係に着目して 語の意味を具体的に表す語長の長い語を優先して抽出した.プロトタイプを作成し評価した結果 本手法が抽出キーワードの適合率と再現率の向上に有効であることを確認した.Existing keyword extraction methods use only word-specific information such as word frequency and word location in a text in order to decide the importance of the keyword. Since they do not consider relationships among individual keywords, the extraction quality is not satisfactory to users. Our method proposed in this paper using Japanese patents also processes only surface information of the text to extract keywords. The simple mechanism performs keyword extraction fast enough to he used as a practical system. In spite of the simplicity of our method, a high quality of keywords can he obtained by choosing only a few crucial fields from entire patents and by considering word importance in a specific field in the text, based on a supposition that keywords should relate to each other in its context. To help users quickly understand the text with keywords, compound words including a few primitive words are chosen as keywords, since longer words usually have more concrete meaning than a primitive word. Moreover, the text is segmented by a simple algorithm for fast keyword extraction in our prototype system. According to the system evaluation, the proposed method has proved to be effective in improving both recall and precision of the extraction.
著者
森本 泰貴 藤本 典幸 萩原 兼一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.65, pp.133-138, 2007-07-02

近年、GPS 機能の普及により、携帯端末のユーザは自分の現在地を地理座標として取得することが可能となっている。そのため、指定された地理座標を原点とし、その周辺の地理情報を検索するシステムが有用であると考える。そこで我々は、以前に開発したロボット型住所関連情報検索システムを応用し、住所文字列をキーワードとしたロボット型検索により、指定地理座標周辺の住所関連情報を検索する手法を提案する。提案手法は指定地理座標周辺の住所を取得し、取得した住所文字列を以前に開発したシステムの入力として住所情報を検索する。実験の結果、住所をキーワードとしたロボット型検索という直接的な手法に少し改良を加えることで、指定地理座標周辺の住所関連情報検索に有効な手法となりうるという結論を得た。Current and next generation mobile phones are equipped with a GPS unit, enabling users to know their current geographical location. Given this ability, a system to retrieve Web information based on location is useful. In order to implement such a system, we propose a method that performs robot-type keyword retrievals using address strings as keywords. We present experimental results to evaluate the effectiveness of this method. The results demonstrate that our method with future improvement will be effective for implementing web retrieval for a given geographical scope.
著者
服部 峻 湯本 高行 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.68, pp.553-560, 2005-07-14
被引用文献数
1

WWWやモバイル端末の普及に伴い,いつでも,どこからでも,様々な種類の地域情報にアクセスすることが可能になって来た.また,測位機能付きのモバイル端末を用いれば,ユーザの現在位置に依存した情報を取得することもできる.しかし,実空間を特徴付ける要素として,従来研究のように,地理的位置だけを用いていたのでは,地理情報データベースに登録されている地理語の粒度に限界があるため,ユーザの現在いる実空間により相応しい情報を呈示することは困難である.この問題に対して,本研究では,実空間内に在る展示物や建物の名称や説明,ポスターの内容,デバイスの出力情報などの実世界コンテンツが発信している情報を取得し活用することで,ユーザの現在いる実空間により相応しい情報を検索することを可能にする.本稿では,ユーザの現在いる実空間を地理語と特徴キーワードとで表現する.そして,これらの検索クエリーに対して情報がどのくらい相応しいかを測る尺度として,情報の実空間相応度を定義し,この評価値に基づく情報ランキング手法を提案する.As use of the World Wide Web(WWW) and mobile devices spreads and becomes more advanced, people can increasingly access various kinds of local information for use in daily life. And moreover, using mobile devices equipped with geo-positioning facilities, we are able to retrieve information related to our current location. But, we cannot get information more adapted to real world environment near around user, only inputing user's geo-position as a query to an information retrieval system. In contrast, we propose an information retrieval method that searches for more local information than the degree of granularity of geographical word converted from user's current location, taking advantage of real spatial contents and activities around user. In this paper, we define the notion of Spatial Fitness that is a measure of how fit information is for real space in which user is now.
著者
羽田久一 山口 英
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.116, pp.17-23, 1996-11-21
被引用文献数
1 2

従来より電子テキストの検索では、キーワードを与えそれにマッチするものを選びだすことが一般的に行われている。これらの方法ではキーワードのリストとそれに関係する論理式により、利用者の要求をシステムに伝えるが、論理式とキーワードだけでは単純なキーワードのマッチングを処理することしかできない。本研究では従来のようにキーワードの存在により情報を検索するのみでなく、キーワードの位置情報をもとに利用者の要求する情報を取得する方法を考案した。また、この方法の利用分野を考察し、応用範囲についても述べる。Traditional way of retrieving electronic text is using keyword matching search. In this method, user inputs keywords and logical operators, which describes their relationship, to the system. However, this method only supports simple keyword matching. This paper reports on the new search method using location of keywords and determination of document characteristics by using search result. It also discusses application of this method.