著者
内村 直尚 森田 喜一郎 橋爪 祐二 土生川 光成 小鳥居 望 山本 克康
出版者
久留米大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

昼休みに15分間午睡をすることによってそれ以後の眠気が減少し、午後の授業だけでなく、帰宅後の学習にも集中できた。また、週3回以上実施した者は昼夜のメリハリのある規則正しい生活リズムが確立し、夜の睡眠も深くなった。午睡導入前の3年間と導入後の3年間の大学入試センターの試験成績を比較すると明らかに導入後の試験成績は上昇していた。保健室利用者および1人当たりの平均利用回数を午睡導入前後の3年間で比較すると導入後の3年間で減少していた。
著者
梅野 哲義
出版者
久留米大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1995

成長・発達前の新生児の声帯を電子顕微鏡下に観察し,その超微構造を学会で講演し論文として発表してきた。本年度の研究実績の概要は,1.電顕的に新生児声帯の模様部は線維成分に比べて基質が豊富であった。また線維成分に関しては,膠原線維は比較的発達していたが,弾性線維は未熟であった。線維芽細胞は成人に比べて多かったが,膠原線維や弾性線維をほとんど産出していなかった。声帯靱帯はまだ形成されておらず声帯の層構造は認めなかった。振動体として新生児の声帯をみると,弾性線維は非常に未熟であり弾性が低く,声帯振動にとって有利な構造ではないと言えた。2.新生児声帯の前端と後端には黄斑がすでに形成されており,その大きさは成人の黄斑とほぼ等しかった。新生児の声帯黄斑は線維芽細胞,膠原線維,弾性線維,基質からなっていた。線維芽細胞の密度は成人に比べて大きかった。新生児の声帯黄斑では線維芽細胞が膠原線維と弾性線維の産生をすでに盛んに行っていた。出生後の声帯振動が黄斑の線維芽細胞をさらに活性化し,成長とともに声帯靱帯を形成し,声帯の層構造が完成することが予想された。新生児の声帯黄斑は声帯靱帯などの声帯の線維組織の成長・発達にとって重要な構造物といえた。以上のような新生児声帯の超微構造が本研究で新たに解明された。現在,研究結果の一部は論文として掲載された。残りの研究結果は現在投稿準備中である。またさらに新生児声帯の超微構造の研究を進めている。
著者
秀島 眞佐子 岩元 澄子 原口 雅浩
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学心理学研究 = Kurume University psychological research (ISSN:13481029)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.149-156, 2006-03-31

本研究では,Grunwaldの「空間図式」について統計的に再検討し,空間象徴図式の展開を試みた。研究1では,青年群86名,中高年群83名を対象に,Grunwaldの「空間図式」の16語の言葉のイメージを,SD法を用いて測定した。主成分分析の結果,「生存の資源」と「生存の促進」の2つの主成分を採用した。各言葉のイメージ得点を両群で比較したところ,「生存の促進」において,違いが見られた。すなわち,青年群では,すべてプラス得点であったのに対し,中高年群では,プラスとマイナス得点に2分された。これを「空間図式」と参照したところ,中高年群でのプラス得点の言葉は「空間図式」の下側に,マイナス得点の言葉は上側に位置して一致した。このことから,「空間図式」は,中年期以降におけるSD法で得られるような抽象的なイメージを反映したものであると考えられた。研究2では,青年期以降の110名を対象に,研究1で用いた「空間図式」の16語の言葉の,コラージュ法による配置を行った。クラスター分析およびχ2検定の結果,用紙上の,(1)中央に「心」・「身体」,中央から上方にかけて「母性」・「父性」・「誕生」,(2)上下に「希望」・「失望」,「空気」・「大地」,(3)左右に「過去」・「未来」が有意に位置した。このことから,用紙上の空間に対する言葉の具体的なイメージによる象徴性は(1)中央を自己スペースとして,(2)上下に感情と生活,(3)左右に時間で構成される世界と考えられた。以上の結果から空間象徴図式は言葉の抽象的なイメージによるものと具体的なイメージによるものとでは異なるものであることが示唆された。
著者
坂口 伸治
出版者
久留米大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1994

今回の研究対象は高齢者と若年者の男女の喉頭である。研究方法は高齢者と若年者の声帯、各5例の標本を作製し、透過型電子顕微鏡と走査型電子顕微鏡で観察を行った。声帯の可塑性に大きな影響を与える線維成分(膠原線維と弾性線維)、基質の変化を電顕的に観察し加齢的変化を観察した。またこれらを産生する線維芽細胞の超微構造を観察しその加齢的変化を検討した。1.発声時に最も振動する声帯粘膜固有層浅層の弾性線維は、若年者の弾性線維と形態的に異なっており組織に弾力性を与える弾性線維本来の働きが低下していることが示唆された。このことから高齢者の声帯では粘膜固有層浅層の弾力性が低下しており、このことが声帯振動に影響を与え、声の老化の一つの原因になっていると考えられた。2.声帯の線維成分の産生は声帯の黄斑で主に行われる。高齢者声帯黄斑の形態学特徴は、線維芽細胞の形態的変化であった。線維芽細胞の数が少なくなっており、その多くは活動性が低下した、あるいは変性過程の線維芽細胞であった。またこのような線維芽細胞では膠原線維と弾性線維の産生が低下していた。高齢者声帯黄斑の線維芽細胞の形態的機能的変化は声帯靱帯などの声帯の線維組織の老化に影響を与え、声の老化に関与していることが示唆された。現在研究結果は、論文として投稿準備中である。またさらに高齢者声帯の超微構造の研究を進めている。
著者
木藤 恒夫 児玉 千絵
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学心理学研究 (ISSN:13481029)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.37-48, 2003

本研究では,嘘の漏洩と非言語的手がかりとの関連を3つの実験で検討した。実験刺激として,男女各5名の自己プロフィル(氏名,家族構成,趣味等の10項目)に関する真と偽のビデオ映像(計20本)を用いた。「真」の映像ではすべての項目が事実そのままで,「偽」の映像では,10項目中の3項目が実験者によって偽に変えられた内容が述べられた。映像の長さはいずれも2分間弱であった。いずれの実験においても,被験者の「真偽判断」および「判断の確信度」と「利用した手がかり」が調べられた。実験1では,各被写体の真か偽のどちらか一方の映像(真と偽各5本の計10本)を98名の被験者に提示した。その結果,平均の正解数はほぼチャンスレベルにとどまった(平均4.9,標準偏差1.52)。ただし,個別刺激の正解率は14.3%〜85.7%の広い範囲にわたり,10人の被写体のうち8人において,真と偽の正解率に有意差が認められた。実験2では,各被写体の真と偽の映像(計20本)を被写体ごとに対にして15名の被験者に提示した。その結果,平均正解数は3.9,標準偏差は1.61であり,課題の困難度が増大した。実験3では,実験1の結果をふまえ,正解率が高い,チャンスレベル,あるいは低い映像(計9本)を用いて,32名の被験者に音声を消した視覚情報のみの条件で提示した。実験1の音声あり条件の結果と比較すると,高群では正解率が低下し,低群では正解率が上昇した。これらの結果から,総体的に見ると,チャンスレベル以上に真実と嘘を見分けることが難しいと同時に,嘘の非言語的漏洩の表出には個人差が見られること,さらに周辺言語を含めた聴覚情報が嘘の検出で果たす役割の重要性が示唆された。
著者
佐方 功幸 西澤 真由美 古野 伸明 渡辺 信元 岡崎 賢二
出版者
久留米大学
雑誌
がん特別研究
巻号頁・発行日
1992

c-mosキナーゼ(Mos)は、細胞分裂抑制因子(CSF)として、脊椎動物の卵成熟を第2減数分裂中期で止める生理活性を有する。一方、Mosは体細胞で発現するとがんをひきおこす。本年度の研究では、MosのCSF活性の発現制御機構、およびMosのがん化活性と細胞周期・細胞内局在性との関係について調べた。1.卵成熟および受精におけるMosのCSF活性の制御機構Mosはツメガエルの卵成熟過程において、代謝的に不安定型から安定型へ、また機能的にも、卵成熟誘起活性からCSF活性へと変換する。40種をこえるMos変異体を用い、Mosの代謝的安定性がMosのN末端の単一のアミノ酸(Pro^2)によって規定されていること(2nd-codon ruleと命名)、CSF活性のためにはPro^2に隣接するSer^3のリン酸化による代謝的安定化が必須であることを示した。また、Mosの代謝が、ユビキチン経路によることをはじめて明らかにし、細胞周期制御におけるユビキチン系の重要性を指摘した。さらに、受精に際するMosの分解がSer3の脱リン酸化を伴うユビキチン経路によることも明らかにした。2.Mosのがん化活性と細胞周期・細胞内局在性Mosは生理的(卵成熟)には細胞周期上のG_2→M転移で機能し、がん化の際にどの細胞周期の時期で機能するかが問題となっている。そこで、M→G_1期に特異的な分解を受けるサイクリンとMosのキメラ遺伝子を作製しNIH3T3にトランスフェクトすることにより、Mosが細胞をがん化するときにはG_1期での発現が必須であることを明らかにした。この結果は、原がん遺伝子の生理活性とがん化活性の違いを細胞周期上での発現の違いとしてはじめてとらえたものである。さらに、Mosキナーゼの基質が、細胞質から核に移行する物質(たとえば、転写因子等)であることを示した。
著者
津留 美智代
出版者
久留米大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

我国には、300を超える難病があります。その中の1つに後縦靭帯骨化症という原因不明の病気があります。この病気を克服するために、患者の血液中で現代の最高感度での全てのタンパク質を調べ、健常者と比較し、後縦靭帯骨化症発症機序に並行したタンパク質を発見しました。このタンパク質の遺伝子改変マウスを作製した結果、全てのマウスに後縦靭帯骨化を発症し、発症メカニズムを解明しました。
著者
潮谷 恵美
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学文学部紀要. 社会福祉学科編 (ISSN:13455842)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.59-70, 2008-03

本論では,4年制大学の社会福祉実習教育における学内指導場面を研究の対象としている.そのなかでも,学生の実習体験をそれ以降の学生の学習過程につなげるものとして位置づけられる「事後学習」に着目する.そこで見られた教員や学生同士の相互作用過程に焦点をあて,実習体験を個々の学生が振り返る過程を分析することを目的とした.本研究では関東圏内にあるA大学とB大学において1999年4月〜2000年1月まで開講された社会福祉実習(社会福祉士受験資格指定科目)の通年授業へ参与観察することによって得たデータから分析を行った.分析方法は,研究テーマに従い,グラウンデット・セオリー・アプローチを用いた.分析の結果から,事後学習のグループディスカッションにおいて個々の学生にとってのグループの活用状況,学生同士の発言,実習体験に対する個々の内面の動きなどが相互に作用しあっていたプロセスが明らかになった.本論では実習事後学習グループディスカッションにおいて学生の実習振り返りが進むプロセスを学生の「課題アイディンティファイ」プロセスとしてとらえ,グループ内の相互作用過程について,(1)グループディスカッションプロセスにおいては「実習体験への接近」,「まな板にのる」,「たぐりよせ」,(2)グループに対する認識プロセスにおいては「前提獲得」,「わかる仲間」,「支える仲間」とそれぞれ三つのカテゴリーが生成できた結果を提示した.
著者
小原 江里香
出版者
久留米大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本課題では、中国重慶市の経済発展モデルといわれる「重慶モデル」のメカニズムを明らかにするために、公表されている統計データを用いた統計分析と重慶市における聞き取り調査を行った。ここから、①重慶経済の成長パターンが、粗放的成長パターンから集約的成長パターンに変化しつつあること、②重慶市内の都市農村格差は縮小の傾向にあること、③戸籍制度改革、住宅改革などによって、農村から都市への移住が進んでいること、④にもかかわらず、都市に移住した人々の就業支援などが不足傾向にある点などの諸点が見いだされた。
著者
坂岡 庸子
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学文学部紀要. 社会福祉学科編 (ISSN:13455842)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.35-44, 2004-03

本論文は1999年の調査時点に米国軍人と国際結婚をしてハワイ州オアフ島に居住している日本人妻19人の生活史について分析したものである.調査対象者は1925年生まれから1973年生まれの女性でほぼ半世紀の時間差がある.居住先のハワイ州はわが国の移民史という視点からは,日系人独自の歴史を持つ地域である.また,米国軍人の国際結婚はいわゆる戦争花嫁として,移民で成立したアメリカ合衆国においても独自の地位を占めている.最初に米国も主としてハワイにおける日本人移民史と戦争花嫁法の成立経過を概観した.結婚という個人的な選択が国境を越えた行為となる時,その背景にある近代国家の国策史や社会史と個人史が関連して形成される独自の価値観が生成されるという仮説をたてて,戦前の教育を受けた層と戦後の教育を受けた層で,定位家族や夫婦・親子関係などに差があるという知見を得た.この仮説を一層精緻にするために必要とされる実証的な作業課題を含め,更なる研究課題を提示した.
著者
大岡 由佳 辻丸 秀策 菊池 哲子 大川 絹代 大西 良 鋤田 みすず 岩永 直美 福山 裕夫
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学文学部紀要. 社会福祉学科編 (ISSN:13455842)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.47-56, 2005-03

ホームレス問題とは,大都市だけの問題ではなく今や地方都市においても多くのホームレスを抱える事態に陥っている.本稿ではまず,ある地方都市においてDV(ドメスティック・バイオレンス)の行き着く先として路上等生活となった高齢女性に対する,ソーシャルワークの経過を報告する.支援開始に当たって,相談者は,現実に対する絶望から死にたいという思いが出現するが,地域における安心できる住まいの確保,福祉制度を駆使して経済面の保証など,生活環境の整備をしていく中で,心身共に落ち着きを取り戻し安定していったと考えられるケースである.考察では,ホームレスを取り巻く問題(住居問題・健康上の問題・自尊心の問題・関係性の問題・ソーシャルワーカー不在の問題・社会の認識と施策上の問題)を指摘し,ホームレス支援の方向性を模索する.また,ホームレス支援において,国の施策上比重の低い位置にある福祉的アプローチとしてのソーシャルワークの意義と重要性を提起する.
著者
古里 百合子 辻丸 秀策 大岡 由佳 鋤田 みすず 福山 裕夫
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学文学部紀要. 社会福祉学科編 (ISSN:13455842)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.29-33, 2004-03

現在,不妊治療を受けている人は,1年に推計28万5000人といわれている.不妊治療は,この20年間の間にめざましい進歩を遂げている.しかし様々な新技術の影で,多くの葛藤も生まれている.葛藤の背景には,「結婚したら子供を生むのは当然」という潜在的な意識や,治療を辞めたら後悔するという不安,また最近は妊娠を望む女性の年齢が高くなり,年齢的限界によるものなどがある.一方,不妊に悩む人,不妊の問題を抱えた人のためのソーシャルサポートの一環として,産婦人科医や看護師などでつくる「日本不妊カウンセリング学会」が2002年秋に設立された.国も2004年までに各都道府県に「不妊専門相談センター」を1ケ所設置する予定で,2003年4月現在で28ケ所設置された(九州では佐賀県の中部保健所と大分県の大分県立病院内に設置されている).また国は「我が国における今後の不妊カウンセリングのあり方」の中でカウンセラーの他に「生殖医療コーディネーター」「不妊看護認定看護師」「遺伝カウンセラー」の役割を掲げ,生まれてくる子どもを養育するための社会的安定度などを調査する上でソーシャルワーク的かかわりが必須だとし,社会福祉士や精神保健福祉士にも期待を寄せている.本稿では,不妊治療に伴う心理的葛藤とその背景,さらにはソーシャルワークの立場から,不妊をどう支えていけるか等について,症例を通して検討を行い若干の考察を加えた.
著者
大野 聡子
出版者
久留米大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

マクロファージ特異的にIL-6系シグナルを亢進したmSOCS3-KOでは、アンジオテンシンIIによる大動脈の中膜損傷が解離に進展した。解離前の大動脈において、mSOCS3-KOでは野生型より細胞増殖・炎症応答関連遺伝子の発現が亢進していた。マクロファージ分化解析から炎症性M1比率の増加がmSOCS3-KOの解離の一因と考えられた。ヒト解離組織では、外膜や外側中膜でマクロファージのIL-6系シグナルと細胞増殖シグナルの亢進が見られた。以上より、マクロファージIL-6系シグナルの過剰活性が解離進展を起こすことが示された。今後は、マクロファージ分化制御に着目して解離病態のメカニズム解明を進める。
著者
青木 浩樹 吉村 耕一 吉田 恭子 田中 啓之
出版者
久留米大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

マクロファージ特異的SOCS3ノックアウトではマクロファージ分化が炎症性M1優位となり解離発症が亢進した平滑筋細胞特異的SOCS3ノックアウトマウス(smSOCS3-KO)では、外膜コラーゲン線維の沈着および組織強度が亢進しており、解離発症が抑制された。ヒト解離組織では中膜外側にSTAT3の活性化を認め、外膜と接する部分の中膜および外膜にマクロファージ浸潤を認めた。STAT3活性化は中膜平滑筋細胞およびマクロファージの双方に認められた。解離発症前後にIL-6系シグナルが活性化し、その作用は細胞種特異的であることが明らかになった。
著者
椛 勇三郎
出版者
久留米大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

基本チェックリストの項目を複合的に活用することで、要介護認定リスクの高い者を効率よく選出できるアルゴリズムを構築するために、65歳以上の高齢者約3万人を約3年5か月間追跡した。結果、追跡開始時点において「年齢が82歳以上」、「単独世帯」、「今日が何月何日かわからない時がある」、「自分が役に立つ人間だと思えない 」の条件を満たすサブグループと「年齢が84歳以上」、「単独世帯でない」、「バスや電車で1人で外出していない」、「この1年間に転んだことがある」の条件を満たすサブグループにおいて、特に要介護認定割合が高かった。
著者
長沢 澄子
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学外国語教育研究所紀要 (ISSN:13406175)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.29-42, 2002-03

As more and more areas of human activities seem to be interpreted on a global scale, English has come to be considered to be the lingua franca necessary for the global family community. In Japan, the urgency seems to be felt at the government level, revealed in the proposal "English as the Second State Language," as well as at the educational and personal level that aspire to believe in the teaching and learning of English to be an indispensable part of getting on board. Where does this urgency come from? Is it a syndrome rooted in the so called "English Imperialism" as has been argued in recent years? This paper surveys linguistic imperialism first, and then English imperialism and its background, English language promotion of Britain and the U. S. A., a look at different views of English imperialism, and finally implication to the language teaching profession.