著者
続 栄治 菓子野 政明 田崎 信生 宮元 秀樹 寺尾 寛行
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.58, pp.18-20, 1991-12-20

稀水酸化カリウム溶液に水稲葉身を浸漬する方法で香りの遺伝について検討し,次のような結果を得た。水酸化カリウム溶液に葉身を浸漬する方法によって香り有無の判定が可能と考えられた。水酸化カリウムの最適濃度は1.2〜1.7%にあると推察された。香り米6品種および普通米1品種(日本晴)の細かく刻んだ葉身を水酸化カリウム1.7%溶液に浸漬し,香りの強弱を判定した結果,在来香り米ユノヒラを除いた香り米は香りの強弱に対する判定が高く(平均値が1.0を越える),香り有と判定された。
著者
常松 定信 高海 幸夫
出版者
日本作物学会
雑誌
作物学研究集録
巻号頁・発行日
no.20, pp.10-11, 1978-07-20

稲・麦の二毛作を行なう場合、問題となるのが麦の収穫期と稲の移植期との競合で、とくに水稲を直播する場合により問題が大きい。そこで麦の立毛間に稲をばらまきし、麦収穫時のコンバイン排出わらで被覆する方法により、麦から稲への作付転換を円滑にする栽培体系について検討した結果の概要を報告する。
著者
森 清文 原田 昭夫 露重 美義
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.73, pp.41-43, 2007-05-15

暖地加工用バレイショの収量性,デンプン価向上を達成するための栽培要因解析を行った結果,以下のことが明らかとなった.1.収量性の向上には,施肥窒素量,種いも1個重の効果が認められ,施肥量がN:1.5kg/a,種いも1個重40g使用で増収する.2.デンプン価は,マルチの色,種いも1個重,株間,施肥量のいずれの要因効果は認められず,生育期間と植付期についてのみ要因効果が認められた.3.デンプン価は,植付けを2月1日までに行い,5月中句の収穫によって低下を防ぐことができる.
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.13, pp.54-56, 1958-12-08

九州の馬鈴薯栽培は北の方の馬鈴薯栽培と違い,所謂温暖性を利用した秋作型に特徴があると思びます。叉この作型は收量も多いので今後当然取上げてゆくべき問題と思います。所が今まで馬鈴鞍については園芸関係の人が蔬菜として利用していただけで,種芸関係の人は一般に疎い点があったようです。然し今後は水稲早期栽培の跡作の点でも問題になるので種芸でも当然考えてゆく必要があると思います。馬鈴薯栽培については予備知識が少いので本日の討論では結論は出にくいと思いますが,各方面からのきたんのない意見や質問をお願ひしたいと思います。先づ九州における馬鈴育栽培の現状を秋馬鈴薯栽培について,各県から御説明願いたいと思います。
著者
ミルハディ M. J. 小林 喜男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.531-542, 1979-12-30
被引用文献数
1

1977年にH-726を供試して,土壌乾燥や萎凋がグレインソルガムの生育,窒素の吸収,収量その他の特性におよぼす影響を調査した. テンショメーターを用い4葉期から生育の全期間,土壌水分を夫々pF0〜1.5,0〜2.0,0〜2.5,0〜2.8に保つ処理をした. 6葉出葉期から4日,8日,12日と4日ずつ増加した9区の乾燥処理をし,その前後は無処理区と同様に毎日灌水した. また,9葉期,12葉期,出穂期,出穂後10日の各期に灌水を中止し,初期萎凋になった時,継続的萎凋になった時,更にその3日後,及び6日後に再び無処理区と同様に灌水して萎凋の処理をした. 得られた結果は次の通りである. 1. グレインソルガムは圃場容水量を下まわらない充分な灌水で不充分な灌水より穀実や茎葉の収量があがり,蛋白質も増加した. 2. 継続的萎凋かそれ以上の土壌乾燥は生育や穀実及び茎葉の収量,蛋白質含量を著しく減少させたが,穀実の澱粉含量には見るべき差がなかった. 3. 生育の各期によって土壌水分に対する感受性が異り,生殖生長期即ち出穂期から開花期登熟初期は危険な時期で充分な土壌水分が要求され,十分な灌漑が必要である. 従って実際の栽培では水管理をよくし,これ等の期間の土壌水分不足はさけねばならない. 4. 出穂期に水分不足になれば花柄の伸長が阻害され,登熟初期の水分不足では穂重,1穂粒数,1穂粒重,千粒重も減じたが,穂長に影響はなかった. 5. 萎凋中に伸長する諸器官の伸長は減少し,反対に再灌水後に伸長する諸器官の発達が著しく増大することは興味あることで,節間の場合に,より明瞭であった. 6. 伸長しなかった根と伸長した根の合計値は灌水量の多い区,6葉期に10日程乾燥処理をした区で無処理より大きかった. また有意差はなかったが生育の各期で軽度の萎凋処理によって伸長した根が増し総根数も増大した. これは特に9葉期の処理で明らかであった. 7. グレインソルガムが生育初期(6葉期)のおよそ10日間の乾燥で,萎凋する前に灌水したもの,そして更に生育が進んで9葉期や12葉期に初期萎凋を経過したものが無処理区より生育が盛んになり,収量が増大したことは興味深いことで,これはおそらく充分な水湿と通気のため根のよりよい伸長と分布をもたらせたためと考えられるが,更に今後の研究にまたねばならない.
著者
菅 洋 東海林 英夫
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.380-385, 1982-09-15

イネの風に対する反応に及ぼす品種の遺伝的背景の影響を草丈(あるいはジベレリン生成)に関する主動因子一個のみによって異なる銀坊主(正常)と短銀坊主(矮性)を用いて調べた. 生長解析の結果, 銀坊主では風速が強まるほどRGR, NAR, が減少したが, 短銀坊主ではNARは風処理によってもほとんど変化せず, RGRは風が弱い時はわずかながらむしろ増加した. 銀坊主では, 風にあてない標準区でGA活性が検出されたが, 風処理したものでは活性が検出されなかった. GA生成が遺伝的に制限されている短銀坊主では風にあてないものでもGA活性は検出されなかった. 葉からのエチレン生成は, 両品種ともに風処理により増加した. 品種間の比較では短銀坊主は銀坊主よりエチレン生成が多かった. しかし外から与えたエチレン前駆物質のACCが存在すると, この順序は逆転し銀坊主の方がエチレン生成が多かった. 窒素含量は, 相対的濃度(%)でみると両品種ともに風処理により増加したが, 植物個体当たりの絶対含量でみると銀坊主では風処理により減少し, 短銀坊主では増加した.
著者
山口 武視 津野 幸人 中野 淳一 真野 玲子
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.703-708, 1995-12-05
被引用文献数
16

水稲茎基部からの出液は, 根の呼吸に関連する生理活性と関係していると考えられるが, 同一の齢でも出液速度が大きくばらつくことが指摘されている. そこで, 出液の測定条件を検討し, 出液に関与する要因を明らかにして, 出液速度で生理活性を把握できるかどうかを検討した. 同一個体内で出液を採取する茎以外の茎に葉が着生していると, それの蒸散のために出液量が減少した. したがって, 出液を採取する際には, 測定個体のすべての茎を切除する必要を認めた. 切断部の茎断面積と1茎当たり出液速度とは高い正の相関関係があり, 断面積の大きい茎, すなわち太い茎は茎断面積当たりの出液速度も高い値であった. 地温が7℃から29℃までの範囲では, 出液速度は地温に伴って指数関数的に増加し, その温度係数(Q_<10>)は2.2で, 根の呼吸速度の温度係数とほぼ同じ値であった. 上記の測定条件を考慮したうえで, 穂ばらみ期以降の根の呼吸速度と出液速度との関係を検討した結果, 両者の間には高い正の相関関係が認められた. これより, 根の生理活性が重要な問題となる登熟期では, 出液速度から根の生理活性を推定することができ, 出液速度の測定は, 根の診断のうえで有効で簡便な手法のひとつとしてあげることができる.
著者
藤岡 正美 内田 敏夫 松永 武之
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.26, pp.9-10, 1984-07-13

水稲安定生産の要(かなめ)としての苗は、昔から"苗半作"といわれるほどで、現在においても良苗を得るための種子選別法として塩水選が行われている。山口県では、昭和58年度はとくに内海沿岸を中心に籾枯細菌病が多発したが、籾枯細菌病は種子伝染するとされ、塩水比重が1.14以上の溶液で選別すれば防除上有効であるといわれる。これまで横井が水と食塩の重量によって塩水比重がどう変わるか報告した。その後現在に到るまでその値が引用されている。しかしながら、実際にその塩の量を用いて塩水を作るとかなり高い比重の塩水ができ、実用上問題があると考えられたので、種々の塩を用いて塩の量と塩水濃度との関係について検討した。なお、塩の提供等については専売公社山口支局及び山口県農業協同組合連合会ので協力があったので、ここに記して謝意を表する。
著者
尾形 武文 松江 勇次
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.485-491, 1998-12-05
被引用文献数
6

北部九州における良食味米生産を前提とした水稲湛水直播栽培法の確立のための基礎的知見を得る目的で, 直播適性の優れた品種を用いて水稲の苗立ち密度ならびに播種様式(すじ播, 点播, 散播)が水稲の生育, 収量および米の食味と理化学的特性に及ぼす影響を検討した.水稲湛水直播栽培でのm^2当たり80本の苗立ち密度は, m^2当たり20, 40, 100, 150, 200本の苗立ち密度に比較して耐倒伏性や収量が安定して優れていた.苗立ち密度が異なる場合, 食味総合評価と有意な相関のある理化学的特性はタンパク質含有率のみであり, m^2当たり80本の苗立ち密度では精米中のタンパク質含有率は生産年や品種が異なっても安定して低く, 食味も優れていた.播種様式において, 耐倒伏性は点播が優れ, 散播は劣った.収量は点播やすじ播が優れたが散播は劣った.米の食味や理化学的特性は播種様式間で有意な差は認められなかった.これらの結果から, 良食味米生産を前提とした播種様式は倒伏による収量, 外観品質および食味の低下を考慮すると, 耐倒伏性が優れる点播が最も適し, 次にすじ播が適するが, 散播は適さないと考えられた.
著者
原田 皓二 鐘江 寛
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.49, pp.33-36, 1982-12-10

構築物が南北方向に位置する西側の圃場において,構築物の日陰による日照時間の減少が水稲の生育に及ぼす影響の範囲と内容について明らかにした。1.秋分の日の日照時間が9時間以上の地点では,水稲の生育に差がなかったが,9時間以内の地点では日照時間が短くなるほど生育に対する影響が大きかった。2.日照時間が短い地点では茎数,穂数,籾数が少なく,乾物重が小さく,葉身,得とも生育が軟弱であった。3.日照時間が短い地点では出穂期,成熟期が遅延し,玄米の品質が低下した。4.日照時間9時間以上の地点に対するそれよりも短い日照時間の地点の収量比率は日射量比率と有意な相関を示し,両者の関係は一次式で示された。
著者
西尾 博之 橋本 俊司
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.38, pp.70-71, 1997-07-29
被引用文献数
1

本県におけるコシヒカリの栽培は昭和59年頃より始まり、その作付面積は平成8年度には5, 846ha、品種別作付比率第1位となっている。しかしながら、生産される玄米の品質は、倒伏しやすいこと、あるいは近年の気象変動が大きい事などから、決して安定しているとは言い難い。特に、本県平坦地域で生産されるコシヒカリの品質に変動が大きく、栽培面積が拡大していく中で栽培適地の特定が必要となっている。一般に水稲の登熟適温は20〜25℃(松島ら1957、伊藤1979)といわれており、これ以上の高温では収量及び玄米品質に悪影響を及ぼすことが知られている。また一方では、コシヒカリは高温登熟性が高く、高温障害を受けにくいことが新潟農試(佐々木ら1984)において報告されているが、コシヒカリの最適登熟気温については明確となっていない。そこで、標高の異なる現地にポットを置き登熟気温を変化させ、玄米品質について検討した。
著者
李 忠烈 津野 幸人 中野 淳一 山口 武視
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.223-229, 1994-06-05
被引用文献数
4

土壌水分の減少に基因する萎れと枯死現象, 再給水による光合成速度の回復ならびに出液速度と根の呼吸速度との関係を明らかにしようとした. 韓国品種の黄金と短葉ならびに日本品種のエンレイを1991, 92年に同一のポットに播種し, 1本仕立てとして土壌水分がpF1.9になるよう灌水し, ガラス室内で生育させた. 出芽後56日から断水処埋を行い, 主茎葉の萎れと再給水による萎れの回復を観察した. 土壌水分の欠乏にともなって葉の萎れは下位葉より始まり上位葉に及び, 回復はこれとは逆の順序であった. 水分欠乏による主茎葉の枯死順位は萎れの傾向と同様であり, 土壌水分がpF3.5に達すると, 最下位葉より枯死が始まり, pF4.2で全ての主茎葉が枯死した. 断水処理後再給水し, その後3時間にわたって光合成速度の回復を経時的に測定したところ, 光合成の回復が良好な個体は, 根の呼吸速度が高く葉面積/根重比が小であった. 茎基部からの出液速度の経時的変化を調査した結果, 茎切断後2時間はほぼ一定値であった. 出液速度は細根呼吸速度と高い正の相関関係を認めた. また, 根のN%と細根呼吸速度との間には前報と同様に高い正の相関関係が得られた.
著者
土屋 隆生 浦野 光一郎
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.37, pp.28-29, 1996-08-06

当センター育成品種で, 中生新千本の品質と穂発芽性を改良したあきろまんは, 猛暑であった1994年の翌年の'95年の育苗期に, 特に無加温の育苗や直播き栽培した農家から発芽が不良であると指摘された。この原因として, あきろまんの発芽の様相や休眠の程度に中生新千本と異なる特性があると推測し, 検討したので, その結果を報告する。
著者
今井 勝 島辺 清志 田中 健一 川名 健雄
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.345-351, 1994-06-05
被引用文献数
7

食用カンナは温・熱帯地域における生産力の高い作物の一つである. その高生産力の基礎として, 生産構造の個体発生に伴う変化を明らかにするために畦間1m, 株間0.5mとして4月下旬から11月中旬まで筑波大学の実験圃場で食用カンナを栽培した. その間, 個体群各層における光の分布を測定すると共に, 層別刈り取りを行って, 葉面積および植物体地上部の乾物の分布を調べた. 食用カンナの草高は9月中旬に最大値を示した後, 生育後期までほぼ同じ高さを保った. 葉面積指数は同時期までに10を越え, 11.2の最大値を示した後, 植物体の成熟に伴って漸減した. 群落の吸光係数は, 生育の初期に広葉型の1.34であったが, 生育の後期には0.4-0.5とイネ科型の値へと変化した. それは, 食用カンナが生育初期の葉面積指数が小さい時には太陽光を有効に利用するため, 水平葉を展開し, 個体発生に伴って草高と葉面積指数が大きくなると, 次第に直立的な葉を形成するためであった. また, 植物の生育に伴って発生する茎の位置および葉の方位角分布は, 葉群が光を最大限に受容するためのものと考えられた.
著者
若松 正夫
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.66-67, 1995-04-03
被引用文献数
1

1994年の猛暑によって, ササニシキの品質は著しく低下した. 猛暑による品質の低下の少ない品質を知るとともに品質低下と形質及び食味値との関係も検討した.
著者
船場 貢 松原 功 立石 博 三好 祐二
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.56, pp.21-24, 1989-12-25

8月中旬までの収穫を目標に,移植期と苗の種類を組み合わせて,出穂・成熟期の早進化程度及び生育・収量について検討し,下記の結果が得られた。1.中苗を4月中旬に移植すれば8月15日までに収穫でき,生育・収量も4月下旬植稚苗に比べて大差はない。また活着及び減数分裂期の不稔についても問題はない。2.4月上旬植は,4月中旬植より更に早進化するが,その程度は小さく,年により晩霜や低温のために減収する危険性がある。3.現在作成中のメッシュ気候図を利用することにより,地域の気象条件に応じた移植時期を設定することが必要である。
著者
松本 豊士
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.32, 1969-07-30

昭和42年度より,九州農試と共同研究事業として発足した水稲品種育成事業を,より良く明確に進めるために,過去11ヵ年間に当分場で供試された水稲奨励品種決定試験の資料をもとにして,当該地方における収量阻害要因のうち,気象要因,生物要因をとりあげ,その関係を逐次解明しようと試みた。今回は,供試数122品種,53系統を〔I〕移植期,〔II〕出穂期の2群に別け,それぞれの群別における穂数,穂長,千粒重,および移植後30日間,出穂前25日間,同じく15日間,出穂後30日間の日照時間が収量におよぼす影響について調べた。その繍果〔I〕移植期では5月15日〜5月25日植,〔II〕出穂期では,8月15日〜8月25日の作型が安定した様相を呈していることがわかった。